森崎 「なんだスゲエいい景色だな〜」
佐々木 「回ってますねえ〜」
森崎 「じゃあ今日は46基目を 建てちゃいますか!」
佐々木 「何でですかあ!!」
…というコトでココからはあぐりっこと 一緒にお勉強に参りましょう!
佐々木 「なんて読むでしょうか?」
森崎 「黄色くて今が旬で“ゆでる”よ〜」
リョウ君 「トウモロコシ?」
森崎 「リョウ、何て言った?」
リョウ君 「トウモロコシ!」
森崎 「正解!」
正解はトウモロコシ。 とうきびやスイートコーンとも呼ばれる野菜で、 全国のほぼ半分(46.1%★)が北海道産! 生産量日本一を誇っているのです。 なかでも苫前産は“道内唯一”という 特別なこだわりがあるのだとか!
★北海道農林水産統計年報(平成20年)より
森崎 「ここだけのこだわり? 食べだすと止まらない…とか。 “このトウモロコシ、 止まんまえ〜(苫前〜)”みたいな!」
藤尾 「ハイ、出ました〜〜」
森崎 「林さん、ものスゴク広い畑ですね!」
トウモロコシ生産者 林 篤行さん 「札幌ドームと同じくらいですね」
一同 「ひえー」
藤尾 「どのくらいトウモロコシがとれるんですか?」
林さん 「このぐらいの広さで年間、 約8万本くらいとれますね」
一斉に 「ハチマンボーン!!」
森崎 「あのートウモロコシの背丈が低くありません? あぐりっこと同じか、 それよりチョット低いぐらいですよ?」
林さん 「トウモロコシの上の方を切っているんです!」
森崎 「害虫が少ないってコトは 農薬の使用量についても低減される?」
林さん 「低減されますねね!」
藤尾 「すごい!一石三鳥や」
まずはリーダーが収穫に挑戦!
森崎 「どうやってとればいいの?」
林さん 「勢いよく下ろすんです!」
森崎 「わかりました!じゃあ行きますよ! 勢いよく下ろしますよ!トヤー」
バリッ(簡単にとれる…)
藤尾 「瓦割る人みたいな!」
佐々木 「スゴイ気合入ってましたね!」
森崎 「意外に…カンタンに折れました…」
藤尾 「ちょっと力いれすぎですね…」
収穫したトウモロコシの皮をめくると−
森崎 「おヒゲがいっぱい出てますね! 実はおヒゲの本数は実と同じなんだって! ひと粒から1本、ヒゲが出てる!」
林さん 「ヒゲが雌しべなんですよ」
藤尾 「実が赤ちゃんみたいな感じだね!」
リーダーお得意の生試食! 林さん曰く、 生では食べないそうですが…
森崎 「メッチャ甘いっす!甘い!」
みんなもひと粒、食べてみると… 「あまーい!デザートみたい!」
林さんも 「うん!甘いですね!」
佐々木 「さてさて実はここ苫前には、 オンリー苫前があるんですよ! それがコレです!ジャーン」
あぐりっこ 「イエスクリーンだ!」
佐々木 「苫前町にはこのマークのついた野菜が 10種類もあるんです。 とても厳しいルールをクリアしたモノしか マークはもらえないんですよ。 しかもトウモロコシで このマークをもらっているのが…」
林さん 「苫前町だけなんです!」
藤尾 「ただコレをもらうためには ハードルが高くなっちゃうワケですよね!
林さん 「YES!cleanに取り組む前からも 味と品質には自信を持ってやってきた ワケなんですが、上を目指そう…と!」
森崎 「カッケ〜(かっこいい!)
藤尾 「カッケ〜」
林さん(小声で) 「一応部会長なんで…」
ジャーンもんすけです! 安全安心な農産物作りに こだわるJA苫前町! YES!cleanへの 取り組みについてお聞きしました!
JA苫前町 前川 彰さん 「JA苫前町では美味しい農産物を作るために 10年以上前から土づくりを始めました。 農作物をよく観察して 病気などを早期発見することで 土へのダメージが大きい 化学合成物質で作られる肥料や 農薬の使用を最低限度にしています。 普通の農産物の何倍も手間をかけた 苫前の農産物は平成13年にメロンが 北海道クリーン農産物表示制度 ‘YES!clean’の認証を受けてから、 ミニトマト・カボチャ・ トウモロコシ・お米など10作物、 苫前町で生産されている約8割は 安全・安心のYES!clean農産物として 皆様にお届けしています。
早速あぐりっこ達も トウモロコシの収穫体験!
森崎 「思いっきり下ろしてね!」
ケイト君チャレンジ! バリッ 「楽しい!」
カヤちゃん・リネちゃんも… バリッ 「とれた〜とれた〜」 「すごい気持ちよかった!バキッて!」
初めての体験にあぐりっこ隊は、もう夢中! カゴいっぱいにトウモロコシを収穫しました! そして、お待ちかねの…
佐々木 「ゆでたてのトウモロコシを いただきましょう〜〜」
林さん 「たっぷりのお湯のほうが おいしくできますよ! この品種はマーガレットと言いまして 10分〜12分間、 塩を入れないで水だけでゆでますよ」
森崎 「トウモロコシ!ゆでたてですよ! オープン!」
一同 「うわー色がすごいキレイ!おいしそう!」
森崎 「ジャーン!フォー! テンションが上がりきっているよオレ!」
みんなで「いただきま〜す」
リネちゃん 「めっちゃ甘い!野菜とは思えない!」
カヤちゃん 「おいしいスゴク!」
藤尾 「止まんまえ!みんな止まんまえ?」
あぐりっこ 「止まんまえ!」
森崎 「北海道の夏、満喫してますね! リネ、いい笑顔だ!」
1日平均2万8千本も 収穫されるトウモロコシ! 収穫後はJA苫前町の選果場へ運ばれて、 品質を検査され、 大きさごとに選別されるのです。 とれたての美味しさと鮮度を保ったまま 出荷される仕組みについて 年代(ネンダイ)さんに教えていただきましょう!
JA苫前町 年代 博さん 「トウモロコシをゆっくり回しながら 品質にブレがないように選果してます」
森崎 「品質を見極めるのは お母さん方の目なんですね?」
年代さん 「目と手ですね!」
藤尾 「何か箱に番号がついていましたよ!」
あぐりっこ 「本当だ!番号がついた!ついた!」
年代さん 「生産者ごとに品質管理をしていますので なにかトウモロコシに欠陥があった場合 履歴が追求できるんですよ」
森崎 「番号ですべて管理されている! つまりそれはトレーサビリティですか?」
年代さん「そうです!」
段ボールに梱包された後も すぐに出荷されません。 この後、鮮度を保つためにもうひと手間! さらなる工夫があるのです。
箱詰めされたトウモロコシが どこかに運ばれていきます! みんなで後を追っていくと−
あぐりっこ 「さむーい」
佐々木 「ひんやり〜」
森崎 「さあ〜入ってみよう!」
森崎 「寒い!!」
真夏なのに寒い!その訳は− 実はコチラ、 巨大冷蔵庫の中なのです!
巨大冷蔵庫の扉が開き、 一斉に飛び出してくるあぐりっこ隊。
「寒い!寒い!寒い!!」
森崎 「あーあったかい… う?あつい?暑い!暑い!」
再び巨大冷蔵庫に戻るリーダー!
森崎 「アレ?寒い!寒い〜!さむい〜」
と同時に扉が閉まり、 冷蔵庫に閉じ込められてしまうリーダー
佐々木 「では苫前町の美味しい トウモロコシを使ったお料理を 頂きましょう!」
教えていただいたのは JA苫前町女性部のみなさんです!
一品目は「トウモロコシのかき揚げ」。
そのお味は−
※詳しい内容はレシピコーナーへ。
あぐりっこ一斉に− 「あまーい!」
リョウ君 「サクサクしておいしいです!」
森崎 「甘っ!」
もんすけです。 ゆでて、焼いて、揚げて! 料理に大活躍のトウモロコシ! ところでトウモロコシには どのような栄養があるのでしょうか?
天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授 「トウモロコシの主成分は 体の中でエネルギーに変わる デンプンです。 黄色い色素はカロテノイドという色素で、 ビタミンAとしての役割、 皮膚や粘膜の健康維持を助ける 働きが期待できます。 そして食物繊維が豊富です。 日本人の若い人は食物繊維が 不足気味なので、 トウモロコシを摂取すれば 便秘解消に効果的ですね」
二品目は 「トウモロコシたっぷりの炊き込みご飯」。
森崎 「北海道のおいしいモノ、 イッパイ入れてくれたなあ!」
リネちゃん 「スゴイ甘い!生で食べたときより スッゴイ甘くなってる!」
森崎 「バラバラのモノなのに手を取り合って 味がまとまってくれてます!」
ここで女性部の早川さんが 佐々木アナを見て−
早川さん 「たくさんコーンが入ってて 邪魔ですか?」
佐々木 「いえいえ!私コーンだけ 集めて食べたいんです!」
佐々木佑花の「週刊あぐりニュース」
こんにちは!週刊あぐりニュースの時間です! JA釧路地区青年部協議会から 秋の幕開けを華々しく飾る “おいしいイベント”のお知らせです!
来月3日からの3日間、釧路市では 「どんどんパクパク食べよー」がテーマのお祭り、 「第7回 釧路大漁どんぱく」が開催されます。
JA釧路地区青年部協議会は 4日と5日の2日間、 「農業・農村フェアin釧路」 というブースでこのお祭りに参加。 生産者自ら牛乳・乳製品の消費拡大のPRをします。
このブースでは、 釧路地区で搾られた牛乳や乳製品、 そして北海道米を使った料理の販売や、 酪農に触れ合える体験イベント等、 様々な催しが予定されています。
4日の夜には 1時間で8,000発という大花火大会、 5日には港で水揚げされたばかりの魚が サービス価格で提供される 「釧路Oh!さかなまつり」も 開催されるということです。
秋の味覚を存分に味わってくださいね! それではまた来週!
《第7回 釧路大漁どんぱく》 日程)9月3日(金)〜5日(日) 会場)釧路市観光国際交流センター 住所)釧路市幸町3−3 他 電話)0154-31-1993 釧路大漁どんぱく連絡協議会事務局
4日(土)−第7回 釧路大漁どんぱく花火大会 (釧路川河口) 5日(日)−第15回 釧路Oh!さかなまつり (釧路副港市場)
■農業・農村フェア・イン釧路 日時)9月4日(土)、5日(日)各10:00〜 会場)釧路市観光国際交流センター 前庭
佐々木 「こんにちはあぐり王国です! 今回は北見市にやって来ました! では早速あぐりっこを呼んでみましょう」
森崎 「あぐりっこ〜〜」
お花畑から− 「こんにちは〜〜」
■ロケ地「北見フラワーパラダイス」 総面積28ヘクタールの山一面に、 85種におよぶ世界の花・約3万本が 植えられたパノラマ花園 住所:北見市若松42番地1 電話:0157-61-3251
森崎 「色々あるんだよね〜」
藤尾 「こんなにたくさん日本一がある!」
佐々木 「コレらの野菜、 北見市でもつくっています。 いろんなものを作っています」
北海道で育てられる農産物は 道内はもちろん全国各地へ出荷され、 日本の台所を支えているのです。
※北海道産野菜の詳しい情報は− ホクレンHP「きたやさい」コーナー www.kitayasai.com
あぐりっこ 「わかんな〜い」
トキオ君 「わかった! 売っているんだけど お金にならないモノ??」
藤尾 「うーん、 何と間違えたんだろう…」
森崎 「えーとそれは…」
佐々木 「えーっと…」
佐々木 「付加価値の高い野菜が色々あるんだけど 今日は私達がお勉強するのは… “真白(ましろ)”という野菜を見に行きます」
一同 「????」
森崎 「“真白”という野菜?なんだろう?」
佐々木 「今注目されている珍しい野菜なんですよ」
一同 「なんだろう??」
やって来たのは玉ねぎの生産量日本一の北見市。 真っ白い玉ネギ《真白》とは、どんな玉ネギなのか!? 一行は真白栽培2年目の西島さんを訪れました。
真白生産者 西島 剛さん 「アチラにあるんです!」
森崎 「ちょっと行ってみよう!」 藤尾 「あれ?なんか雰囲気違うぞ〜」
あぐりっこ 「白い!白い!」
森崎 「なんか白いのあるね」
あぐりっこ 「ニンニクみたい!」
近づいてみてみると…
藤尾 「本当に真っ白!皮をむいたんですか?」
西島さん 「何もしてない状態ですよ」
森崎 「まっしろ〜!! と叫びたくなります…」
普通の玉ネギと比較してみると 輝いているかのように真っ白な“真白”。
西島さん 「見た目も違うんですけれども 非常に辛味が少ない玉ネギなんです。 スライスしてサクサクっと 食べてもらえればと思います」
真ん中から切ってみると−
藤尾 「中も真っ白!!きれいだねえ」
西島さん 「食べ比べをしてみてください!」
森崎 「えっ生のまま?」 では試食してみるとー
森崎 「付加価値のある玉ネギ“真白”をいただきま〜す」
ガブリ!シャリ!
藤尾 「辛くなーい!」
森崎 「みずみずしい!メチャクチャおいしいです!」 西島さん 「一般の玉ネギを食べると違いがわかるはずです!」
藤尾 「ではいってみますか!」
ガブリ!モグモグモグ
藤尾 「ウワッグワア〜〜〜 全然違う 全然違う〜!!」
藤尾 「こんなに違うの!? ワフワフコニ…○■△◎▲…(意味不明)」
あまりの辛さに悶絶する藤尾。
森崎 「何言ってるかわかんない! 大丈夫?藤尾くん?」
“真白”栽培の苦労やこだわりとは?
西島さん 「非常に天候に左右されやすいんです。 雨が少ないと育ちが悪く 大変な思いをしますし、 雨が多ければ病気や品質に 影響が出てきますし、 気を使ってますね」
森崎 「普通の玉ネギよりも大変なんですね」
西島さん 「みなさんにこの“真白”を水にさらさないで 生のまま食べてもらいたいんです。 なので農薬の散布回数も 通常の玉ネギよりも半分の回数で 化学肥料も抑えて有機質肥料を入れて つくっています」
森崎 「へえーより安全で安心な食べ物ですね!」
日本一の玉ネギ産地北見で 3年前から栽培が始まった真白。 困難が多い中、 人気ブランドを目指し11軒の生産者が 試行錯誤しながら栽培を行っているのです。
西島さん 「自分が食べてみたいと思うものは 消費者の皆さんもきっと興味があるのかなと。 何をどうしていか分からない状況から始めて 今やっとできたっていうのがあるんです。 毎年毎年一年生の気持ちです」
より高い付加価値そして安全性を求め、 生産者が取り決めた栽培のこだわりがあります。
佐々木 「化学肥料・農薬の使用量を低減! そして木炭を使用して土を活性化! 最後に海洋深層水を使用しミネラルを補給」
=木炭を使って土を元気に!= 木炭を畑に入れると土壌改良効果により 農作物の生育に良い影響が期待される。 また農作物の栽培過程で 排出されるCO2(二酸化炭素)の削減にも貢献。
森崎 「どうしてこんなに厳しい条件をつけて 栽培をしているんですか?」
西島さん 「こうやって栽培することで消費者の方が 食べてみたい! という気持ちになるかもしれないし、 収入面でも有利的に販売できるかなと」
ジャーン! もんすけです。 真白を商品化して販売している ホクレンでは、 “よくねたいも“や”真白“など、 付加価値の高い製品の開発に 取り組んでいます。
従来の北海道の玉ねぎとは違う 辛くない玉ねぎがあれば、 きっとお客様に喜んでもらえる! と考えていたところに、 「北見市こだわり野菜部会」が 白たまねぎの栽培に チャレンジすると言う情報をキャッチ! 3年前のこのコトがキッカで 真白の栽培がスタートしました。
生産者・JA・ホクレンの三者が 商品コンセプトを共有して進められてきた 「真白ブランド」の確立。
「消費者に喜んでもらうことで 生産者も元気になる!」 そんな流通を増やしていくことが、 これからの目標なんだって!
お次は“真白”の収穫体験!
西島さん 「1個ずつ根っこを切って 泥を落としてカゴに入れる!」
森崎 「これは時間がかかりますね〜 あぐりっこ、どうですか?」
トキオ君 「大変!」
藤尾 「ずっと腰曲げたままやもんな!」
ユウマ君 「ツライ!」
森崎 「ツライよね…。 だけど玉ねぎにも 大きいの小さいのイロイロあるね! 玉ネギにも個性があるわ」
無口になって黙々と収穫したあぐりっこ!
森崎 「みんなでこれだけ収穫できました!」
あぐりっこ一同 「イエーイ!重い〜」
現在は一年間でおよそ25トンの“真白”が 出荷されているようですよ。