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2015年09月26日(土) | ♯354 地域の生き残りをかけたライフライン維持とブランド確立編
2015年09月26日(土) | タブレットで買い物を楽しもう♪
>>

2015年09月26日(土) |  ♯354 地域の生き残りをかけたライフライン維持とブランド確立編

札幌から265キロ。 
サロマ湖やオホーツク海の新鮮な海の幸、
そして春には色鮮やかなチューリップが
咲き誇る町…湧別町。

酪農業が盛んで、
トウモロコシやカボチャなど
ブランド作物も豊富な
JAゆうべつ町エリアですが―

1900世帯のうち
70歳以上の世帯がおよそ360と、
道内でも高齢者の割合が
高い町でもあるんです。


高齢化に伴い、町の過疎化は進みます。
昔は活気があった町並み。
今は多くの店がシャッターを閉め、
生鮮食料品を販売するのはAコープのみ…

Aコープから2.5キロ離れたところに住む
細川さんご夫婦はこう言います。
細川隆人さん
「年をとったから車の免許を返納したんです。
 そしたら不便でねえ~買い物が…」

いま細川さんご夫婦のような
買い物弱者が社会問題に―
そこでJAゆうべつ町では
ある画期的な取り組みを行っているんです!

ピンポーン♪「Aコープで~す!」

今回は、買い物弱者を救うJAゆうべつ町の
人にやさしい取り組みに注目です。

佐々木
「今回はオホーツク海に面しています
 湧別町にやってきました」

あぐりっこは5年生の女の子。
澤田花ちゃんと岡田舞花ちゃんです。

佐々木
「私達が歩いているのが町の
 メインストリートになるんですが…」

森崎
「のどかというか…」

藤尾
「ちょっと寂しい感じがしますね」

森崎
「昔は賑やかだったんでしょうね」

藤尾「ここはスーパーだったのかな?」

森崎
「便利なスーパーだったんだろうね」

森崎
「スーパーが町からなくなったらどう思う?」

マイカ
「野菜や食料品が買えなくて
 すごい不便だと思う」

ハナ
「遠くのスーパーまで行かないといけない…」

森崎「大変だよね」

町のメインストリートには
飲食店や金物店など
営業しているお店もありますが、
シャッターが閉まって久しい様子が
多く見られます。

そこで、
Aコープゆうべつの副社長である
野田直人さんに話を聞いてみると…

森崎
「町のメイン通りを歩いてみたんですが
 言葉を選ぶと…ちょっと寂しいな…」

野田さん
「そうですね…
 今立っている向こう側は
 生鮮食料品を扱うお店が
 なくなってしまったんですよ

野田さん
「ここから向こう(反対側)には
 Aコープ店舗コンビニが2店舗あります」

森崎「どのくらいの距離ですか?」

野田さん「1キロちょっとあります」

森崎
「それでも1キロあるんだ」

藤尾
「メインストリートの1番奥から
 Aコープに向かうと、けっこう…」

野田さん
2キロ以上になってしまうことになります…
 なので高齢者の方には大変と思います」


2015年09月26日(土) |  タブレットで買い物を楽しもう♪

佐々木
「1キロちょっと行くとAコープがありますが
 そこで町民に優しい独自の取り組みを
 行っているそうなんです」

野田さん
「いろんな方に協力してもらって
 町民のみなさんに使ってもらえる
 優しいものを考えました」

ということで早速その「やさしいもの」を
ご利用されている方のお家を伺いました。

森崎
「湧別町の細川さんのお宅です。こんにちは」

細川さん御夫婦。
旦那さんの隆人(タカト)さんは89歳。
娘さん2人は道内に嫁がれていて
今は夫婦二人暮らしです。

さてどんなものか見てて頂くと…

隆人さん
「これがあると助かるんです」

森崎「これってタブレット?」

森崎
「使いこなしていますか?」

奥様の広子さん「はい!(ニコニコ)」

森崎「すごい!」

隆人さん
「車の免許証を返納したので…
 そしたらAコープでこの取り組みを
 やると聞いて、こりゃ助かるなと思った」

Aコープゆうべつで行っている
町民に優しいサービスとは、
‘買い物宅配サービス’。
このタブレットを使って注文をすると、
品物を自宅まで届けてくれるのです。

タブレットを立ち上げてみると…

森崎
「ご来店ありがとうございますだって!」

佐々木
「カテゴリー別になってますね」

隆人さん
「重いとか大きいものあるでしょ。
 トイレットペーパーとか。
 お米などを運んでもらわないと大変!」
買い物弱者である高齢者を対象に
始めたサービス。
利用条件は特別無く、
Aコープに申し出をすれば
利用できるということ。
タブレットは無料配布していて
利用者の負担は通信費2000円のうち
半額の1000円と買い物代だけなんです。

実際にどのように買い物をするのか
注文をしてみることに…

森崎
「トウモロコシかスイカないか?」

藤尾「流氷トウモロコシ?」

野田さん
「今が旬のトウモロコシで
 JAゆうべつ町のブランドして出荷してます」

流氷トウモロコシをタップすると
大きな画面になります。
写真も大きく見やすいです。

ここで値段を確認し注文個数を決定します。

藤尾
「簡単やね~。写真が出てるの楽しい!
 本当に買い物しているみたい」

野田さん
「なるべくアイコンを大きくしたいとなると
 商品の数を逆に限定させてもらっている」

タブレットに乗っている商品は300点ほど。
利用者に人気の物や地場産の作物などを
厳選することで、文字や写真を大きくし見やすく
選びやすい工夫をしています。
さらにタブレットに載っていない商品でも
リクエストが可能!
利用者に寄り添ったサービスです。

藤尾「値段はどうなんですか?」

野田さん
「特売とかには対応できないので
 平均して店頭価格より少し下げています

森崎「下げてるの~チョーお得ジャン!」

各タブレットから注文されたリストは、
Aコープ内のパソコンに送られます。
店員さんが内容を確認すると店内へ―
リストを確認しながら買い物をしてくれます。
いいものをしっかり選んでかごの中に…
こうして届けてくれるのです。

野田さん
「移動購買車を使うのも
 ひとつの手かもしれませんが、
 まわる地域が広くなると
 限定される部分もあるので
 タブレットですと各家庭にひとつ
 置いてもらえれば非常に便利になると思う」


2015年09月26日(土) |  道内最後に旬を迎える流氷とうもろこし

去年8月から始まったこのサービス。
スタート当初からタブレットでの買い物を
楽しんでいる細川さんは
週に一回は注文しているという事。
それは便利だからというだけでは無いそうです…

隆人さん
「配達してくれるAコープの人がね
 『お元気ですか?』
 声をかけてくれる。
 これが非常に助かる」

森崎
「人との温かいふれあいですよね」

隆人さん
「吹雪だとか浜がしけっているときに
 『気を付けてよ』『おじさん元気かい?』と
 そういう言葉をかけてもらうから大変助かる」

よりよく生活するための利便性と、
高齢者を孤立させないこの取り組み。 
現在、利用者は13名ですが
高齢者に限らず多くの人に
利用してもらいたいと野田さんは言います。

野田さん
「なんとか助けてあげたい!
 という想いだけであって
 採算ということを考えると
 決して合うものではないかもしれません」
 
森崎
「ちょっと機械的な気がするけど
 人の優しさに満ちているサービスですね」

先程タブレットの中を見ている時
気になる作物を発見していたあぐり一行。
その名は「流氷トウモロコシ」。
とうもろこしの旬としては
遅い気もしますが畑に伺ってみることに―

森崎「大きい畑ですねえ~」

では生産者さんの井上さんにを
お呼びしましょう。
井上さ~~~ん!

湧別町でトウモロコシをつくって34年!
井上豊さんに話を伺っていきましょう。

森崎「今はどういう時期ですか?」

井上さん「1番実が熟している状態です」

森崎
「ロケしているのが9月10日ですよね…
 (旬が)ちょっと遅くないですか?」

井上さん
「その『遅い』のが売りの
 トウモロコシです」

井上さん
「北海道で最後の収穫期を迎える
 トウモロコシなんです」

森崎
「そういわれるとキュンと
 センチメンタルになりました!」

冷涼な気候の湧別町では
8月下旬から9月中旬がトウモロコシの旬!

井上さんにトウモロコシの見分け方を
教えていただきました。
「毛(めしべ)が黒くなってチリチリに
 なっているもの!
 毛の1本1本が実に繋がっているので
 完熟していると毛が黒くチリチリになる!」

2つ目は-
「毛の付近に生えている葉が下を向いている。
 そして付け根がグラグラゆるんでいるのは 
 実が詰まっている印ですよ。
 あとは触ってふっくらしていること。
 この4つを確かめながら収穫すると
 おいしいのがたくさん取れるよ!」

ということであぐりっこもチャレンジ!

バキッバキッ

皮をむくと実がぎっしり詰まってます♪

さてお味はどうかなあ~


2015年09月26日(土) |  みずみずしくておいしい~♪
なんとこのまま生で食べられるということで
みんなで一斉にガブリ!!
ハナ
「すっごい甘くて美味しい!
 1粒1粒が甘いから
 口の中で噛むともっと甘くなる!」
マイカ
「1つの実の中にいっぱい水分が入っているから
 かんだときにブシャーってなる!」

森崎「今は忙しいんでしょ?」

井上さん「忙しいよ」

森崎「何時ぐらいから作業しているんですか?」

井上さん
「毎日5時から夜の6時まで」

藤尾「うわああ大変!」

井上さん「13時間作業している!」

森崎
「大変だああ」

ということで
森崎
「トウモロコシ100本収穫スタート!」

あぐりっこ「おおお~!!」

毎日収穫に大忙しという井上さんを
お手伝いすることに!

目標は2人あわせて100本。

「いえ~い」どんどん収穫していきます。

流氷トウモロコシとして出荷しているのは
‘サニーショコラ’という品種。
クセが少なく強い甘みが特徴。
JAゆうべつ町では8戸の生産者が
年間20万本を出荷しています。

藤尾さんにも運ぶのを手伝ってもらって…

そうこうするうちに

100本達成♪

ヤッター!!

ハナ
「すごい楽しかったのでもっとやりたい!」

2015年09月26日(土) |  甘くてビックリ!いただきま~す!

収穫を頑張ったあぐりっこに
ご褒美として井上さんが
お手製オムレツを
作ってくれました!

井上さん「トウモロコシ入れます!」

うわ~なんて大胆で贅沢。
生のまま包丁でそいで入れます。

井上さん
「これが今しか食べられないトウモロコシ」

ここにとろけるチーズと塩コショウを加えたら、
包んでいきます。
アルミホイルで包んで予熱で中に火を通します。

井上さん
「料理は見た目じゃない!味です!」

さてお皿に返して完成です!

さてお味はどうでしょうか?

ハナ「シャキシャキしている!」

森崎「うまい!あまいっ!」

佐々木「あっという間に食べきりました」

(※本当に本当に甘くておいしかった!)

さっすが生産者さん!
美味しい食べ方、知っているな~
湧別のトウモロコシは収穫した後、
予冷庫に運ばれるんだって。
鮮度を維持するためらしいんだけど、
詳しい話を伺っていこう。

JAゆうべつ町 大隅裕司さん
「収穫したままの状態ですと
 ホルモンを発散して
 せっかく保持した甘みが落ちてしまいます。
 新鮮さも失ってしまうので予冷しています」

一晩冷やしたトウモロコシはサイズごとに
選別し全国へ―
なかでも輸送に時間がかかる本州向けには
氷をいれて出荷してるんだって!

大隅さん
「トウモロコシそのものは幹に直立に
 立っています。その状態を保つことで
 おいしさを保持する狙いがあります」

美味しさを届けるために
出荷の方法にもこだわっているんだね。

ではトウモロコシ料理をいただこう!

JAゆうべつ町女性部の越智祥子さんに
流氷トウモロコシを使った料理を
作っていただきました。

森崎
「あぐりっこと私たちでちょっと
 違いますね」

越智さん
「そうです!
 あぐりっこの方は私達が作っている
 牛乳うどんの中にカボチャ
 パウダーを入れた
 黄色い方のパスタを…
 パスタっていうかうどんね…」

越智さん「通じてないね??」
 
森崎「結局何なんですか?」

藤尾
「失礼を承知でまとめてみると
 牛乳うどんというのがあって
 その牛乳うどんにはカボチャが入った
 バージョンもあると。
 そのカボチャが入った牛乳うどんで
 パスタを作ったってことですね
 
そのほか流氷トウモロコシとお米を
一緒に炊いたおにぎりと、
濃厚なスープも用意していただきました!

※詳しい作り方はレシピコーナーへ!
ビックリするほど絶品でございました…

パスタを食べて―
ハナ「美味しい!モチモチしている!」

あぐりメンバーが更に驚いたのはこのスープ!

藤尾「甘いっ!」

ハナちゃんビックリ顔ですよ!
「甘かった!」

佐々木
「甘さが凝縮されてる。
 ホワイトチョコレートみたい!」

森崎
「北海道で最後に旬を迎えるトウモロコシ。
 本当に最後のデザートのような
 そんな甘さがあるトウモロコシですね。
 ツブツブで甘くておいしかったああ」

もんすけがお伝えする「週刊あぐりニュース」。
北海道の食を世界に発信する取り組みの紹介だよ。

食をテーマに今年5月からイタリアのミラノで
開催されている「ミラノ万博」。
このミラノ万博で北海道の食の魅力を
世界中の人たちに知ってもらうための
イベント「北海道の日」が
来月6日から8日にかけて行われるよ。
会場には以前「あぐり王国」にも出演して頂いた
貫田桂一シェフが登場。
貫田シェフが作った北海道ビーフのローストや
秋サケの三平汁などが振る舞われ、
世界の人たちに北海道の食べ物を
味わってもらうみたい!

北海道には美味しいもがいっぱいあることを
みんなに知ってもらいたいよね~
以上もんすけの週刊あぐりニュースでした。

~お知らせ~
来週の放送は特別番組放送のため
お休みさせていただきます。
次回の放送は
10月10日午後5時からです。
お間違えなく~!


2015年09月19日(土) |  ♯353 徹底した収穫システムと品質管理で生産されるJA中札内村の枝豆編

突然ですが二つの皿に盛られた枝豆。
実は収穫してすぐのものと
1年間冷凍保存したものなんです。
街行く人に、食べ比べてもらうと…
「分からない!違いあります?」
「違いが分からない!」
「変らない気がする」

実はAは1年前に収穫したもの、
Bは昨日の朝に収穫したもの。

正解を伝えると
ええええ~そうなの」と驚きの声。

ということで今回のあぐり王国は、
とれたての鮮度を守る
徹底した生産体制で、
国内はもちろん、
世界にも出荷されているという
十勝の名産地に注目!
枝豆に秘められた驚きの栄養価。
さらには日本伝統の食べ合わせの秘密など、
枝豆の魅力に迫ります!

森崎
「気持ちがいいなあ~
 何もないのが宝の山に見える」

佐々木
「中札内村にやってきました」

森崎
「中札内村の枝豆
 取材したことあります!」

※2009年10月10日に放送しましたよ♪

佐々木
「こちらは枝豆の2014年度の収穫量」

森崎
「僅差ですね。知ってるか?
 十勝だけで北海道の
 5010トンの半分以上!
 3000トン以上
  十勝の枝豆です」

河野「さすが知ってますね」

佐々木
「中札内村は道内トップクラスの
 枝豆産地なんですが
 この枝豆が道内・国内…
 そして世界からも注目される
 高品質の生産システムがあるんです」

では早速あぐりっこをご紹介。
今回参加してくれるあぐりっこは6年生。
作物や土に触れて北海道農業を知りたい!
酒井悠祐(ユウスケ)君と、
将来の夢は政治家!勉強することが
大好きな吉原滉人(ヒロト)君です。

佐々木
「こちらのモノは枝豆と深い関わりがある
 ものなんだけど…分かるかな?」

ユウスケ「大豆!」 さすが大正解!

森崎「じゃあ枝豆と大豆の関係わかる?」

ユウスケ
分かります。
 枝豆は夏に取れるけど
 大豆はその枝豆を冬や秋の遅い時期
 収穫すると大豆になる…」

河野「つまり同じもの?」

ユウスケ
同じだけど
 違う時期に収穫することによって
 色や固さが変わってくる!」

河野
「もう今日は帰って良し!」

大豆の生育途中の段階で収穫される枝豆。
古くは奈良時代から食べられていた
日本発祥の作物と言われ、
2000年頃の日本食ブームを機に、
今では世界中で食べられています。

森崎
「一番分かり易い枝豆と大豆の違いは…
 大豆はマメ科ですよ。
 でも枝豆は野菜になるんです!」

あぐりっこ「へ~知らなかった」

河野「分類変わるんだ」

森崎
「おっ!ユウスケ知らなかったか…?」

森崎
「そうかそうか…」

ニヤニヤしてポンポン肩を叩く

森崎
「大人になったら
 もっと色んな事知れるから」

 


2015年09月19日(土) |  中札内村の徹底したこだわり!

枝豆について、
ちょっとだけ詳しくなったところで
一行はさっそく生産者のもとへ―

森崎
やまもとさ~~~ん
 おひさしぶりです~~6年ぶり!」

JA中札内村の組合長も務める
生産者の山本勝博さんに、
中札内村の枝豆について詳しく伺います。

森崎
「改めて本当に広いね」

山本さん
「ここだけで3.5ヘクタール。
 (中札内全体では)約480ヘクタール」

山本さん
「6年間と比べて約120ヘクタール増えた!」

森崎「あれからまた増えたんだ~」

中札内村では100軒の生産者で480ヘクタール、
札幌ドームおよそ100個分という
広大な畑で枝豆を栽培。
8月中旬から9月中旬までが収穫時期となります。

山本さん
「(1株に)平均すると60房とれます。
 普通は2粒が多いですけど
 今年は5~6割が3粒」

森崎「なんでそうなるの?」

山本さん
「気候によって違います。
 花が咲いてから気温が25~30度になると
 きわめて良いモノが取れます。
 そして50日目に取ると
 非常に美味しいものがとれます。
 ところが60日をたってしまうと
 ちょっと味が悪くなる」
中札内村の枝豆生産は、
種まきから収穫まで、
徹底した日数管理のもと行われ、
100軒すべての生産者が、
最良の環境で枝豆を収穫しているのです。

さてここでリーダーいつもの
生で食べてみたいコーナー♪

さっそく生のままいただくと…
甘い~
 あま味がすごく強い」

森崎
「これが50日目じゃなくて
 60日を過ぎちゃうと…」

山本さん
「固くなってあま味がなくなります」

森崎「50日だから美味しんだ」

そのほか枝豆を含めて
5つの作物の畑を
1年ごとに替えて、
より良い生育環境を整える
輪作体系を徹底したり、
枝豆畑の周りにえん麦と言われる
緑肥作物を植えて
農薬の飛散を防ぐ
額縁(がくぶち)栽培という
方法を取り入れるなど、
品質を守る為の様々な取り組みが
行われています。

2015年09月19日(土) |  タイムロスなし!スピーディーな収穫!

ここからは機械での収穫作業を
見せていただくことに―

森崎
「デカイデカイ。さあ行った~」

ハーベスタ―が勢いよく
畑の中に入っていきます。

森崎「上見える?」

森崎
「枝豆が飛んでる!」

河野
「フライング枝豆だ」

佐々木
「茎と葉っぱを外して房の部分だけだ!」

山本さん
「実は上に、葉っぱは横に…というシステム。
 茎はほ場にそのまま残っています」

河野
「えっ?茎残る?」

ということで畑に残ったものを
見てみると…

森崎
「刈ってるんじゃなくて
 こそいでいたんだ!」

ユウスケ
「キレイじゃないですか!」

河野「房が残っていないよ」

収穫は3台のハーベスターによって
スピーディーに行われ、
1日最大180トンの収穫が可能です。
そしてハーベスターのオペレーターは、
生産者に代わってJA職員が24時間体制で
行っています。

山本さん
「“花が咲いて50日!”これを守る為には
 『いち早く収穫する』ことが
 原則ですね。
 難しい機械じゃないんですよ。
 素人でも誰でも乗れるんですから」

河野「そんなことないでしょう?」

山本さん
「コンピューターですから!
 ぜひ一度乗ってみてください」

ということで、あぐりっこが
枝豆ハーベスターの収穫作業を体験!
ハイテク技術を駆使した機械に、
あぐりっこの二人も興奮を隠せない様子。
15分程度の体験を終え、
収穫した枝豆はトラックへ…すると!
ハーベスターに横付けしたトラック。
するとハーベスターの荷台部分が
ぐぐぐっと持ちあがり
中に入っていた枝豆が出てきました。

「うわ~~~」

森崎「枝豆の滝です~~~」

佐々木「ハイテクだああ」

トラックに山積みされた枝豆は、
すぐに加工場へと運ばれるのですが、
ここでとれたての鮮度を守る為の秘密が―

山本さん
「(枝豆を乗せた)ダンプが5~6分で
 工場に着きます。
 そっから茹でるなどの加工が終わるまで
 3時間かかりません!」

あぐりっこ「えっ?」

まさにキョトン状態。
どうやって3時間で加工されるのでしょうか…


2015年09月19日(土) |  収穫から加工までたったの3時間!

収穫から3時間以内で加工が行われる枝豆。
一行が収穫された枝豆を追って訪れたのは、
JA中札内村の農産物加工処理施設。
お話を伺うのはJA中札内村の馬場孝憲さん。

馬場さん
「ちょうど畑からトラックが到着しました」

森崎
「もぎたての枝豆ですね」

馬場さん
「一番最初はホッパーに枝豆を入れる作業です」

するとトラックの荷台が傾き
大量の枝豆がホッパーに入ってきました。

森崎「すげ~量だね」

馬場さん
「ゆっくりベルトが動いているんですが
 枝豆を一定量施設内に運びます」

森崎
「収穫してから数十分です!」

ユウスケ
「30分くらいしか経ってない!」

工場ではまず枝豆に付いた汚れや毛を
落とす作業が行われ、
ベルトコンベヤーで屋内の施設へ送られます。

 

そしていよいよ加工処理が施されるのですが…

ユウスケ
「なんか煙出てる~!」

馬場さん
「これが美味しさの秘密です」

ユウスケ「冷たい!冷たい!」

森崎「この煙、寒い!」

馬場さん
「これが私達の最大の特徴である
 マイナス196℃の液体窒素冷凍の機械」

白い煙に包まれた加工施設で行われているのは、
マイナス196度の液体窒素で、
枝豆の鮮度と美味しさを閉じ込める作業。

洗浄された枝豆は加熱した後
塩水で味付けされ、
25メートルのレーン
およそ7分半かけて瞬間冷凍されているのです。

森崎
「畑の美味しさ、
 そのまま箱に入れましたって感じ」

馬場さん
「液体窒素を使うと自然解凍したときに
 余分な水分が出ない!
 なので解凍したときに
 茹でたて・とれたての味がキープ出来る!」

冷凍して出荷する中札内村の枝豆。
今回特別に味付け直後の枝豆を
試食させていただきました。

ユウスケ「あっ!おいしい!」

佐々木「豆の美味しさが感じられる」

馬場さん
「色もすごく鮮やかな色だと思いますが
 冷凍して解凍しても色をキープできます。
 それが液体窒素の特徴なんですよね」

瞬間冷凍した枝豆は加工した日時と
生産者番号を印字したダンボールに詰められ、
貯蔵庫へ運ばれます。

その貯蔵庫にお邪魔すると-


2015年09月19日(土) |  マイナスの世界が美味しさをキープする!

森崎
「ここが冷凍保管庫ですね」

さて扉を開いて中に入ると…

「うわあああああ~寒そう~」

「うわ~」「きゃあああ」

真っ白な世界にようこそ…

あぐり一行いっせいに
「寒い!」「寒い!」

入口からどんどん中に入っていくと

河野「何これ??」

馬場さん
「ここが1千トンの保管能力がある
 冷凍倉庫です」

森崎「ずっと奥まであるよね」

馬場さん
「奥には4千トンが保管できます!」

マイナス25度に保たれた貯蔵庫は、
最大5700トンの収納が可能。
収穫から貯蔵まで3時間以内で加工される
中札内村の冷凍枝豆は、
国内はもちろん世界4カ国(オーストラリア、
ドバイ・香港など)に届けられています。

森崎
「工場の敷地もすごく広くて
 それだけたくさん枝豆が作られていて
 全国・世界に届けられている…
 それと…この名前のプレートも驚き!」

馬場さん
「この工場に従事している職員全員が
 食品衛生責任者の講習を受けるという
 取り組みをしています」

馬場さん
「先ほど箱詰め作業をご覧頂いたと思いますが
 枝豆を作っている生産者さんが
 お手伝いに来てくれます。
 畑で作って終わり…じゃなくて
 製品作り(加工)に携わることで
 作付けに対する意識向上もあります。
 生産者とJAが一体となって取り組んでます」

森崎
「雇用を生み出すだけじゃなくて
 色々なエキスパートを産んでいる」

じゃ~ん もんすけです!
高品質な枝豆生産を通じて、
地域を活性化させているJA中札内村。
そのほかにも様々な取り組みを行っているんだよ

JA中札内村 松野安利さん
「JA中札内村では地域貢献の一環として
 JA職員が講師を務める
 『農協学習塾』を展開しております。
 休憩時間には同農協のどらやきや
 枝豆加工食品を食べて頂いて好評を得てます。
 また食農教育の一環として
 枝豆籏争奪少年野球大会を毎年開催し
 選手及び指導者・父兄など
 多くの方々に枝豆を振る舞い
 大変好評を得たております」
 
JA中札内村の枝豆を、
もっともっと知ってもらえたら嬉しいよね!

佐々木
「枝豆の加工品を頂きましょう」

中札内村の枝豆を使った種類豊富な加工品。
枝豆のパウダーを地元産小麦の麺に練りこんだ
「枝豆うどん」など30種類を販売しています。

森崎
「全部中札内村の枝豆を使っているの?」

JA中札内村 木村沙代里さん
「使用しております!
 (枝豆うどんは)香港に輸出しています」

森崎
「香港といればあぐり王国が放送されている」

木村さん
「日本食ブームもありまして
 食べて頂いています」

森崎
「えええ~食べてみたい!」

木村さん「ご用意しております」

ということで、海外でも大人気の
「枝豆うどん」をいただきます!

ヒロト
「うんおいしい!
 普通の麵とはちょっと違う感じがする」

木村さん
「フリーズドライにした枝豆を粉末にして
 練り込んでいます」

河野
「冷凍すると栄養はどうなりますか?」

木村さん
「瞬間凍結をすることで
 (栄養価は)変わらないと思います」

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《えだ豆うどん(140円)販売情報》
JA中札内村産直売所
(中札内店・道の駅店・稲田店)

ほんのり甘くて独特の風味が特徴の枝豆。
いったいどんな栄養があるのかな?

天使大学看護栄養学部 荒川義人教授
「大豆と同じような特徴的な成分に加えて
 特に枝豆の場合、ベータカロテンが
 多く含んでいます。
 ビタミンCも多いですね。
 枝豆に含まれているタンパク質は
 お酒を飲むと肝臓に負担がかかりますが
 その時に良いタンパク質をとることが大事。
 ビールのおつまみに枝豆を用いられますが
 相性としてはよいと思います」
 
枝豆は美味しいだけではなくて
栄養価にも優れた野菜なんだね。

佐々木
「これから商品は増えますか?」

木村さん
「増やしていきたいと思います。
 中札内村=枝豆と思ってもらうために
 どんどんPRしていきたいと思います」




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