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2020年07月25日(土) | ♯578 清水町・ニンニク編
2020年07月25日(土) | ニンニクって…時間がかかるんです!
>>

2020年07月25日(土) |  ♯578 清水町・ニンニク編
どれだけ匂いがついてもかまわない!
何も気にせずバクバク食べまくりたい!
最強の香味野菜、ニンニク!

低価格の輸入ニンニクが流通する前の昭和中ごろまで、
生産量日本一を誇っていた、ここ北海道。
今、新たなニンニク生産地として、
十勝が名乗りを上げています。

今回のあぐり王国ネクストは、
十勝清水にんにくに注目していきます!
森結有花アナウンサー
「清水町にやってきました」

森崎博之リーダー
「気持ちいいですねえ!最高だなあ!」
森アナ
「今回は清水町のニンニクに注目します!」

森崎リーダー
「いま清水町ってすごいらしいですよ。
 ニンニクでの町おこしで
 実は私、昨年ニンニク肉祭りという
 フェスティバルにゲストでよんでいただいて
 ステージショーと屋台を闊歩するという…
 そういうことをやらせていただきました!」
リーダー
「バーベキューコンロにステーキ焼いて
 ニンニクをドーンと焼いて
 みんなで楽しんでるの!」
森アナ
「ちなみにですね十勝清水ニンニクは
 全道で栽培されているニンニクの
 1/4の作付け面積なんです!」

リーダー「すげえ」

森アナ「それだけ需要も伸びてる!」
リーダー
「だってニンニク美味しいですもん。
 今の時期、免疫力アップに繋げたいですもん。
 スーパー…体!!!
 スーパー体のためにしっかり勉強しましょう」 
ということで早速、ニンニク畑へ。
森アナ
「広い畑にやってきました。
 ちょっと香っていますよね?」

リーダー
「きてます。ニンニクの匂いですか?」

森アナ
「はい!生産者の宮川さんです。
 よろしくお願いします」
生産部会の会長を務める宮川司さんに、
ニンニクの栽培について教えて頂きます。
リーダー
「畑に入るとより香りが立体的に感じる!」

森アナ「お腹すきますね~」
リーダー
「うわ~これがニンニクが(土の)中で実ってる?」

宮川さん「実ってます!」

リーダー「みたいなあ」
という事で宮川さんがニンニクを引っ張ると…

リーダー「うわっ立派!!」

森アナ
「キレイ!スーパーで売ってるのは
 下の部分ってことですよね」

2020年07月25日(土) |  ニンニクって…時間がかかるんです!
森アナ
「そもそもニンニクってどこからできるんですか?」

宮川さん「種からできます!」

森アナ「種ってどういうものなんですか?」

宮川さん
「種はニンニクを1つずつバラしたものです!」

リーダー
「これは普通に食べられるニンニク。
 これがもうニンニクの種でもある」

宮川さん「そうです」

森アナ
「じゃあニンニクを買ってきて
 家でニンニクを植えたら
 またニンニクできるんですか?」

宮川さん「できます!」

森アナ「ええええ」
ニンニクの種はニンニク。
そう聞くと、とてもシンプルな作物に思えますが、
実はこの種、
とてつもない段階を経て製品になるのです。
森アナ「この種はどこから来ているんですか?」

宮川さん
「僕たち町内の生産者は
 種は一括してJAから購入しています」

森アナ
「JAさんで一括してニンニクの種を作っている!」

宮川さん
「そうです!生産者が買う前に
 JAさんが(種を)栽培するのに4年、かかります!」

リーダー「種を作るのに4年!?」
優秀なオリジナルの種を作り、
育苗施設で栽培し増殖。
その種を生産者に託すまでに4年。
そこからさらに…
宮川さん
「生産者が種を買って出荷するまでに3年かかります」

リーダー「うわああああ」
リーダー
「この1個、1年でどれくらい成長しますか?」

宮川さん
「さきほど抜いたこれくらいの大きさです」

リーダー
「出荷する大きさまでになるんだ」

宮川さん
「そうなんですけど…
(種の)金額が高いのでコスト削減のため
 1年目は少なく買って、
 3年かけて増殖していきます。
 一応4倍4倍で…僕たちは計算します」
種を買った年から、2年かけて増殖。
16倍の量に増やしてから、
ようやく3年目に出荷されるニンニク。

種にするニンニクは、ひと塊から4かけ、
良いものを選んでいるのですが、
その作業がまた、とてつもないようで…
森アナ
「ニンニクの中には大きいものもあれば
 小さいものもあるじゃないですか。
 毎回1つ1つばらしているんですか?」

宮川さん
「そうです!手でばらします!」
リーダー
「何個も何個もですよね?」

宮川さん
「ウチは年間で5トンばらします!」
リーダー
「えっ…
 何個なんて言ってられない…」

宮川さん「個では言わないですね」
1シーズンで5トンものニンニクを検品して、
種を選びます。
大きさは機械で選別できるのですが、
形や状態などは全て人の手と目によって選別します。

2020年07月25日(土) |  1つ1つ丁寧にチェックしていく!
宮川さん
「こぶがついていると2本の芽が出るので
 こぶを取って1個にします」

リーダー
「むいてばらしていいですか?
 森さん、こればらして」
宮川さん
「キレイにやらないと傷がつくので…」
宮川さん
「傷がつくと種としてダメなので慎重にやります!」
宮川さん
「ばらしながら全部チェックしています!」

リーダー
「いやあメチャメチャ時間かかる!!」

森アナ「気が遠くなりますね。考えるだけで…」
森アナ
「できました~ 
 中に2つ、くっついてますねえ。
 これもちゃんと分けて、
 傷や色をみたり、
 こぶをとったりしているんですか?」
リーダー
「手作業ですもんね?
 えっ!なまらニンニク大変じゃないですか?」
宮川さん
「そんなことないですよ!あはは」
宮川さん
「ちょうど(ニンニクを)ばらし時期は
 畑仕事がないので…」

リーダー「そうなんだ」
宮川さん
「(ニンニクは)年間を通して作業分散ができるので
 他の作物と作業が被らないのが利点だと思います」
 
他の作物の作業とかぶらないという、
ニンニク独特の栽培スケジュールとは。

2020年07月25日(土) |  栽培スケジュールをみていこう
森アナ
「どのようにニンニクが育つのか
 スケジュールをみていきましょう」

宮川さん
「9月に畑にマルチを張って
 機械で1粒ずつ種をまいていきます」
宮川さん
「10月上旬に発芽します」
宮川さん
「発芽後に冬の風対策のために防風ネットを立てます。
 雪がきちんと布団になるように、
 風をなるべく畑に通さないよう
 遮断するために防風ネットを立てます」

リーダー
「この後は作業がないですね」
宮川さん
「そうですね。ニンニクには冬眠してもらいます」

リーダー「冬眠するとどんないいことがある?」

宮川さん
「ゆっくり根っこを張ってくれるので
 春先のスタートダッシュが(いい)!」

リーダー
「北海道の雪を利点にして育っているんですね」
 
森アナ「そして春を迎えるんですね」

リーダー「徐けつ?」

宮川さん
「徐(じょ)けつという作業なんですが…
 1つの種から、たま~に2本の芽が出る時がある。
 それを草丈30センチくらいになると
 パカンと2つに分かれるので
 1つに選定していきます。
 それを徐(じょ)けつ作業といいます」
森アナ
「この広さの中を歩いてみて
 徐けつをするんですよね?」

宮川さん
「そうです!手作業です。
 その徐けつ作業を減らすために
 種の段階で1つにしていく作業が大事なんです」

リーダー「そっか!」

宮川さん
「こぶつきの種を気付かずに植えると
 芽が2本出ちゃいますので…」

リーダー
「さっきの森さんの作業が有効になるんだ!」

森アナ「役に立ちましたあ」
森アナ「その後、6月から芽を切る作業」

宮川さん
「スーパーで売っている
 【ニンニクの芽】というものが
 ニンニクから出てきます。
 それを切って、芽に養分を行かせないで
 下の実に養分がいくようにします」

森アナ「これも手作業ですか?」

宮川さん
「一人1つはさみをもって
 1個ずつチェックして歩きます」
種まきと収穫以外は、ほぼ手作業。
前の年の秋から
翌年夏までの長い栽培期間を経て、
ようやく収穫を迎えます。
森アナ「収穫の目安ってあるんですか?」

宮川さん
「下の葉っぱから枯れてくる…
 見た目の目安」
宮川さん
「そして抜いてみた時に、
 底面が平らかどうか?」
宮川さん「最後が糖度を計ります」

森アナ「糖度???」
宮川さん
「畑に植えた時に凍らないように
 高糖度なんです!」

2020年07月25日(土) |  ニンニクがメロン並みの甘さ?
さてニンニクの収穫目安となる糖度ですが
どれくらいだと思いますか?

皆様もお考えください。
ニンニクの糖度はどれくらい?

森アナ「10度とか…?」

リーダー「いちごが10度くらい」

森アナ
「じゃあダメか。そこまでいってないですよね。
 甘いって思ったことないんだよなあ。
 じゃあ5度とか…」

リーダー「ニンニク5度あります?」

森アナ「じゃあ3度!」

リーダー「3度!ニンニクの収穫の目安ですね」
ということで糖度計で計ってみると…

リーダー
「うわ出たっ!!えっ?なんと31.5度!?」

森アナ「えっ?えっ??間違ってないですか?」

宮川さん「間違ってないです!」
リーダー
「予想した糖度の10倍ですよ!!
 これ…31.5度も糖度のあるニンニク。
 ちょっとかじってみたくないですか?」

森アナ「食べてみたいです!」

リーダー「メロンの2倍の糖度ですよ!」

森アナ「じゃあ甘いんだ。食べた~い」
リーダー
「糖度31.5度のもぎたてニンニクです」

森アナ「いただきま~す」

リーダー「いや~甘そう…アレ?」

悶絶しだす森アナ!

リーダー
「どうしました?森さん。
 メロンの2倍の糖度ですよ」
森アナ「これ31.5度ないですよ…」

リーダー「何って言ってますか?」

森アナ「これ31.5度はない…辛い!!」
じゃじゃん!もんすけです!
実は、野菜や果物の中で、
最も糖度が高いのがニンニク!

それなのに、なぜ甘くないのかというと、
糖類には、人が甘いと感じる単糖類と、
甘みを感じない多糖類があります!
ニンニクに含まれる糖分のうち、
単糖類がおよそ5%、残りの95%は多糖類!
なので、糖度が高くても
甘いと感じることは、ないんだね~!
さて、糖度や見た目などを目安に
タイミングを見極め、収穫作業。
抜いてから、根と茎を切り取ります。

現在は機械で収穫していますが、
清水町がニンニクの栽培に取り組んだ当初は、
これも手作業だったそうです。
リーダー
「ニンニク汁が出てきてます。
 では私、この水分をなめてみます」
ペロリ…

リーダー
「うわあああああ。
 うわあああああ。
 うおおおおおおお。ガーリック!!!」
ニンニクは収穫後、
生産者が1か月ほど乾燥させてから、
JAに出荷されます。

リーダーが味わったみずみずしさは、
残念ながら畑でしか体験できません。
まあ、体験したい方はいないと思いますが…
収穫は通常、機械を使って2人体制で行います。
今回は、宮川さんの奥様の美穂さんが
収穫機の運転をしてくれます。

リーダー
「いつも奥様が運転されてるんですか?」

美穂さん「交代交代で!」

リーダー
「運転するのともう1つ作業があるんですか?」

宮川さん
「後ろについて堀残しなどチェックしながら
 コンテナをずらしていきます!」

リーダー「そっちも手数が多いですね」

2020年07月25日(土) |  ニンニク収穫&選別作業
では収穫作業をみてみましょう。

リーダー
「ベルトで掘り起こされたものが…
 下は切られているんですね」
宮川さん
「機械になると根っこも切ってくれるので
 ものすごく助かります」

リーダー
「茎だけじゃなく下根も切っているんだ」
リーダー
「さあ動きがありました。
 こうしてかごをかえていくんだね」

森アナ
「ここまで手をかけて
 しかも出荷できるまで7年かかる。
 最後出荷するとき、どんな気持ちですか?」

宮川さん
「ようやくここまでたどり着いたなって…」

リーダー
「こうやってニンニクは育っていくんだ。
 だから、あんなパワーがあるんだ。
 いつもありがとうございます!!!」
さて場所を移動して…

森アナ
「十勝清水にんにくの選果施設にやってきました」

リーダー
「ここにいっぱい集まっているんですね」

森アナ
「お話をJA十勝清水町の石井さんに伺います」

ニンニクは収穫した後、どのように消費者へ届くのか、
石井博之さんに教えて頂きます。
石井さん
「今ちょうど収穫シーズンなんですけど
 収穫して生産者が約1か月乾燥させて、
 乾燥が仕上がったらこちらに貯蔵します。
 冷蔵庫があるので1年間、均等に出荷しています」
 
十勝清水にんにくは、清水町に加え、
同じ十勝エリアの池田町と足寄町でも生産され、
年間およそ100トンもの量が出荷されます。
この施設では、その選別を一手に引き受けています。

早速、選別の様子を見せて頂くことに。
石井さん
「こちらは根っこを削っている作業です」

リーダー
「なんか工芸品のようですけど
 持っているのはニンニクですね。
 こうやって削るんだ」
石井さんさん
「ここで皮をむきます。
 だいたいの皮は手作業でやります」

森アナ「手作業なんですかあ」

リーダー「早い早い!機械とか入らない?」

石井さん「手作業じゃないとむけない…」

このあと、エアコンプレッサーで、
剥き残った皮や汚れを飛ばし、
より白く美しい状態に仕立てます。

そのあと茎を切って、
大きさと見た目の良さにより規格分け。
そして規格ごとに梱包されます。
ここまでのほとんどが手作業。

なお、見た目が悪くても味に問題の無い規格外品は、
黒ニンニクに加工されたり、
学校給食で使われたりもしています。
石井さん
「ニンニク生産で大事なのは
 土づくりと種なんです」
石井さん
「土づくりに関しては
 地域で出てくる堆肥を
 JAの堆肥センターで
 【しみず有機】という肥料にして
 それを必ず入れることで
 循環型農業を実践してもらています」
石井さん
「それと種ですね。
 多くのウイルスがニンニクに感染してきちゃう。
 それが感染すればするほど
 大きくならなくなるので、
 それをウイルスフリーという種を
 独自で国内外の企業と開発しています」

リーダー
「ウイルスに弱いニンニクを
 しっかりと育てていただいたものを
 私たちは食べて色んなものに勝ち残っていく
 力い体を手に入れたいものですね」

森アナ「スーパー体!(笑)」

2020年07月25日(土) |  ニンニクいただきます!
森アナ
「さあ十勝清水ニンニクをいただきましょう。
 JA十勝清水町の北野さんがお料理を作ってくれます」

JA十勝清水町 北野友康さん
「よろしくお願いします!
 JA十勝清水町のブランド牛『十勝若牛』の上に
 『十勝清水にんにく』をのせて
 食べていただこうと思います!」
リーダー&森アナ
「うおおおおおお」
十勝若牛を焼いていきます。
お酒とワインを振りかけて…
すりおろしたニンニクソースをかけていきます。

ジュウウウウウウ~

よだれが…
北野さん「カットしていきますね」

リーダー「食べましょう!」
リーダー
「いただきます!うーん…
 肉がしっかり歯応えあるんですけど 
 柔らかいんです」

森アナ「そこにニンニクどん!」

リーダー「パンチある~~」
森アナ
「うわあああああ。美味しい~!
 口の中がお祭り騒ぎです!
 ニンニク肉祭りです!!」
ここでもう一品。
ニンニクを半分に切って、
オリーブオイルと白ワインで蒸し、
バターしょう油で味付けした
ニンニクステーキが登場!

※詳しいレシピはこちら

リーダー
「これはニンニクの贅沢な食べ方ですね」
リーダー
「うーん…シャキシャキ歯応えを残したまま
 でんぷん質がホックホクに盛り上がって
 甘いわあ~すごい甘い。ホクホクする!!」
宮川さん
「農畜の連携がすごく取れてる清水町ですので
 本当に町内一丸となってマチおこしを
 する時ではないかな…と思っている中で
 自分たちができるのはニンニク生産で 
 成果を上がていくことが大事かと想います」
北野さん
「まだ青森産が有名なので
 それを頑張って超えるように
 『十勝清水にんにく』を広めたいです」

リーダー
「またお祭りが再開した際には
 お邪魔させてください!
 今日はありがとうございました。
 ごちそうさまでした!」

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7月11日のクイズ
「今回取材したアスパラのブランド名は、
なんていったかな~?」

正解は「雪蔵美人」でした。

2020年07月11日(土) |  ♯577 美唄市アスパラ編
アスパラガス。通称、アスパラ。
日本のアスパラ栽培は、
大正時代、ここ北海道で始まりました。
以降も、北海道が日本のアスパラ生産を牽引。
全国1位の生産量を誇っています。

今回のあぐり王国ネクストは、
美唄市のアスパラに注目していきます!
森結有花アナウンサー
「美唄市にやってきました」

森崎博之リーダー
「やーキレイ!列!稲列!」

森アナ
「美唄といえばお米も有名ですし…」

リーダー「超有名です!!!」  
森アナ
「今回はアスパラ!!」

リーダー
「アスパラ大好き~~♪」
森アナ
「実はあぐり王国では10年前にも
 美唄のアスパラを取材しているんです。
 その時の様子がこちらです。
     この時に春に出荷されるアスパラハウスに
 お邪魔しました」

リーダー「春アスパラ!」

森アナ
「雪解け水で育つアスパラです。
 具体的に見ていきますと…
 アスパラの畑を除雪して、
 そこにハウスを建てます。
 その中の雪が解けて、
 ニョキニョキニョキと顔を出す!
 普通よりも一足早く出荷されます」
リーダー
「へ~そうでした!忘れもしません」

森アナ
「その時にリーダーアスパラ食べて…
 こんな表情!!!」

リーダー「いります?この写真!」
森アナ
「そしてですね…こんな写真っ…
 ちょっと待ってよ…」

???森アナに何が起こった?
急に乱れる森アナ!
リーダー
「森さん、どうしたんですか?
 (フリップ)見せてくださいよ」

森アナ「これ~~~」
森アナ「おほほほほ…おほほほ…」

リーダー「どうしましたか?見せてください」

森アナ「おおおおおお」

森アナ、何かをひた隠し。

リーダー「見せてください」
リーダー
「これは何ですか?」

森アナ「やーだっもう!!!」

リーダー
「これはこれはアスパラ界からお越しいただいた
 春野パーラーさんじゃないですか!」

森アナ「いやちょっと待って…」
春野パーラー
『どうも!私が春野パーラーです』

「春野パーラー」とは、
HBCの公式ユーチューブチャンネルで
森アナが取り組んでいる、
農業系コンテンツに登場する、
アスパラに扮したキャラクター。

ちなみに、企画・構成・演出・美術、
そして出演を森アナが一人でこなすという
チカラの入れっぷりですので、ぜひご覧ください。

【HBC公式YouTube】→【アナドキッ!】
『森結有花先生のあぐり授業』
リーダー
「どうしてこの写真を選ばれたんですか?」

春野パーラー
「アスパラと聞いて
 黙っていられませんでした~♪」

リーダー「春野パーラーさんだ!本物だ」

春野パーラー
「ここは美唄市みたいですが
 私の出身は新ひだか町三石!
 でもアスパラはみんな好き~~♪」

春野さん降臨!そしてあっという間に退散(笑)
 
森アナ
「10年前は春に出荷されるアスパラを取材しましたが
 今回は春以降、夏から秋にかけて
 どのように美唄のアスパラが育っているのかを
 学んでいきましょう」

リーダー
「確かに季節をまたいで
 長い作物だなって印象があります」

森アナ
「どうして長い期間、
 アスパラを育てることが出来るのか?
 今日は学んでいきましょう」

ということで早速、アスパラの農場へー

2020年07月11日(土) |  ハウスの中がもしゃもしゃの理由は…?
五十嵐智子さんは、15棟のハウスで
アスパラを生産しています。
森アナ
「ぱっと見ですよ…
 私の知ってるアスパラではない…
 以前、新ひだか町三石のアスパラを取材した時は
 あんなにうっそうとしてなかったんですけど…」

確かにハウスを外から見ると、
何かがうっそうと生い茂っている感じですね。
果たして中は、どうなっているのでしょう。
森アナ
「えっ?えっ?ええええええ(笑)
 アスパラだー!!
 (茎の部分を見て)ここ見てアスパラだあ」

リーダー
「そうです!つまりここのハウスは全部…」
森アナ「アスパラ~~~!!」

リーダー「そうです!!!」
森アナ
「根本を見るとアスパラ模様ですね」

リーダー
「アスパラがそのまま大きくなって成長していくと
 こんな木みたいになるんですよ」
五十嵐さん
「春に出てくるアスパラを
 30~35日ほど収穫したら…
 (1株から)5本くらい残して伸ばすんです!」    
五十嵐さん
「そして約40日経ったのが、この状態です!」

五十嵐さん
「本当はまだまだ伸びてるんです」

リーダー「切っているんですよね?」

五十嵐さん「そうです!」

リーダー
「切らないとどんどん伸びていくんですよね」
森アナ
「ただですよ…
 この状態にする必要はありますか?」

リーダー
「ねっ!もの知らずが、ちょっと言ってます。
 五十嵐さん!この栽培方法は何ていうんですか?」

五十嵐さん「立茎(りっけい)栽培です」

リーダー
「立茎栽培という栽培方法があるんです」
森アナ
「枝があるせいで
 養分を枝が吸い取ってしまうのではないかな?」
五十嵐さん
「だから枝を切っちゃう!
 あとは下枝とかもはらっていく(切っていく)。
 そして下から出てくる新芽を増やす」

森アナ「へ~」
リーダー
「茎をしっかり育てることが大切!」

五十嵐さん
「養分を根に蓄積させたり、光合成とか…
 あまり難しい事は、
 ちょっと言っても分かんないと思うから
 言わないけど!!!(笑)」

2020年07月11日(土) |  立茎栽培とは何ぞや?
ということで、リーダー!
森アナへの解説をお願いします。
リーダー
「森さんが言う通り、
 アスパラは伸びようとします。
 大きくなろうとします。
 それを五十嵐さんが切ります。
 成長点を切ると伸びなくなる。
 するとこの緑たち(葉)は
 光合成を初めて根に養分を蓄積します!」
リーダー
「植物はみんなそう…
 根っこに養分を蓄積することで
 新芽が次々と生えてくる!
 それをいただく…」
五十嵐さん「その通り!!」

パチパチパチパチ…(笑)

リーダー「立茎栽培ってこんな感じですよね」

五十嵐さん「その通りです!!」
さて、立茎(りっけい)栽培を、
最初からおさらいしますと…

アスパラは、1つの株から何本も芽が生えます。
立茎栽培では、
春に育った新芽を、
全ては収穫せずに残しておきます。
残った芽はやがて、茎が伸び葉が育ち、
活発な光合成を行います。
すると、光合成で作られた養分を得た株から、
次々と新芽が出てきます。

立茎栽培は、
その新芽を夏から秋にかけて収穫することで、
収穫期間が延びて収穫量が増す、
というメリットがあります。
リーダー
「なかなか面白くない?
 春に収穫終わって40日経ったら夏アスパラ!」

五十嵐さん
「だけどその40日間も黙っているのではなくて
 全部に手作業で草取り・水やり・追肥など
 手間は本当にかかります」

リーダー
「それが15棟のハウスがあるんですものね…
 大変だあ」
リーダー

「伸びたら伸びたでアスパラは早いもんね。
 1日で何センチ伸びますか?」

五十嵐さん「何センチ伸びると思いますか?」

森アナ「2~3センチ??」

リーダー「1日10センチ伸びると思います!」

五十嵐さん「伸びる時は本当に伸びます!」
五十嵐さん
「朝、収穫して、午後にまた収穫したりします!」

森アナ「えっ!次の日じゃダメなんですか?」
五十嵐さん
「伸びて(先端が)開いちゃうと製品にならない…」

収穫量が増える一方、
生産者の努力や技術も求められる立茎栽培。
美唄は、北海道でいち早く立茎栽培に取り組み、
夏以降もアスパラを食卓へ届けてくれています。
アスパラ林から差し込む日差しが美しいことから、
美唄では、立茎栽培を「こもれび栽培」と名付け、
栽培方法のマニュアルを確立させています。



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