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2010年01月30日(土) | 建物自体もリユースとは!!
>>

2010年01月16日(土) |  1日1500トンの生乳がっ!?
今回、一行が訪れたのは、
様々な乳製品の
加工製造を行っている
”よつ葉乳業十勝主管工場”。

中はどのように
なっているのでしょうか!? 
森崎
「すごい大きなタンクあるね。
 何が入っていると思う?」


あぐりっこ隊
「牛乳!!」


森崎
「きっとそうだね!
 よし!先に行ってみよう。」




森崎
「んんん????」


あぐりっこ隊
「何だ アレ?」










松坂
「かわいい!!」



あぐりっこ隊
「キャラクター??」


よつ葉乳業 渡辺さん
「このよつ葉乳業十勝主管工場は
 7万4000坪という
 広大な敷地にあります。」
よつ葉乳業 渡辺さん
「牛乳やチーズ、バターなど
 の乳製品をつくる
 様々な施設がありまして、
 1日におよそ1500トンの
 生乳が運ばれてきます。」
ジャーン!もんすけです!
北海道の牧場で
搾られたフレッシュな生乳!
生乳はみんなが日頃飲んでいる
牛乳にもなっているんだけど、
その多くはチーズやバター、
生クリームなど乳製品の
原料として使われています。
ちなみに、日本で生産される
チーズのうち北海道で
作られているのは、なんと9割以上!

北海道各地には、
よつ葉乳業のほかにも、
たくさんの乳業メーカーの
工場があるんだって。
よつ葉乳業 渡辺さん
「あちらに見えるのが
 カマンベールチーズを
 作っている工場で
 こちらはチェダーチーズを
 作っている工場です。」


森崎
「チーズによって
 作る工場が
 分かれているんですね~。
大人も子供も大好きな
乳製品、チーズ!!
その種類について、
簡単にお勉強しましょう!

チーズは大きく分けて、
ナチュラルチーズと
プロセスチーズの
2つに分けられます!!

プロセスチーズは、
ナチュラルチーズ数種類を
混ぜて加工したもので、
特有の臭みが無く、
保存性に優れています。
一方、ナチュラルチーズとは
酵素が生きているチーズのこと。

カマンベールに代表される
白カビタイプや
ゴーダチーズのセミハードタイプ、
クリームチーズに代表される
フレッシュタイプなどがあります。

最近では、スーパーなどでも
手軽に買えるようになったよね!

2010年01月16日(土) |  チーズの作られ方&栄養学
よつ葉乳業で
チーズの開発を行っている
貝塚さんに工場でのチーズ生産について
教えてもらいました。


貝塚さん
「ではカマンベールチーズの
 製造工程を例に
 お勉強しましょう。
 日本の法律の
 基準に合ったモノ、
 そしてよつ葉の基準に
 合ったモノだけが
 検査に通って
 チーズの原料になります。」
このあと生乳は
製品の品質を
均一に保つ“標準化”と
呼ばれる工程で
成分調整などが行われたあと
殺菌を経て
固める工程へと進みます。
貝塚さん
「生乳に
 スターターという乳酸菌。
 次にレンネットという酵素を
 入れることによって
 生乳はカードという
 固体になります。」
その後、水分を抜き取り、
風味づけに食塩をつけ、
表面にカマンベール特有の
カビをつけて熟成。

最終検査を経て
出荷されるのです。
体に良いイメージのチーズ!
ところでチーズには
どのような働きがあるのでしょうか?
天使大学 荒川先生
「チーズは
 牛乳の良い成分が
  凝縮された食材です。」
天使大学 荒川先生
「チーズは
 タンパク質の栄養価が高くて
 カルシウムもタップリです。
 チーズには細菌やカビなどを
 植えつけて分解が進ませるので
 消化吸収されやすくなります。
 そのため高齢者や
 子どもにより良い乳製品と
 いえると思います。」
チーズは、おいしいうえに
機能性もバッチリなんだね!

2010年01月16日(土) |  工房のチーズは牛から!

松坂
「ミルモ君、フリップをどうぞ。
北海道のチーズは
よつ葉乳業さんのような
乳業メーカーだけではなく、
こんなにたくさんのチーズ工房でも
作られているんです。

チーズをより手軽に
私たちに提供してくれる
乳業メーカーに対して、
こうした各地の工房での
チーズづくりは
どうなっているのか。
コレから行ってみたいと思います!」

音更町のよつ葉乳業を
後にした一行は新得町へ。

人口6800人のこの街に、
こだわりのチーズ工房が
あるのだとか。

訪れたのは新得町にある
農事組合法人・
共働学舎新得農場。
こちらでは
自然に学び
調和しながら野菜を育て、
牛を飼い、チーズや
農産加工品を
作っているのです。
代表をつとめる宮嶋さん。
アメリカの大学で畜産を学び、
1978年に協働学舎新得農場を設立。

98年に日本の
チーズコンテストで最高賞、
2004年には
国際的なコンテストで
金賞を受賞するなど大活躍!

そんな宮嶋さんのこだわりを
教えていただきましょう!
協働学舎新得農場
宮嶋さん
「座っている牛の口が
 動いてますよね。
 たくさん食べたあと
 座ってゆっくりしながら
 反すうをしているんです。
 反すうというのは
 一度飲み込んだ食べ物を
 再度口に戻して
 噛み直すことなんです。」
協働学舎新得農場のこだわり、
そのひとつは
健康な牛を育てること!

栄養管理や衛生管理を行い、
自分達で
安心安全な乳をしぼり、
チーズにしているのです。
松坂
「牛舎といえば
 特有のにおいが
 するはずですが、
  ここはしないですね。」

宮嶋さん
「その秘密は
 炭の粉と土から取り出した
 いい微生物をエサの上に
 入れておくんです。
 それを牛が食べると
 胃袋の中で
 自然の発酵をします。
 そうすると
 フンが臭わなくなります。」
 
宮嶋さん
「実は今 牛たちが
 座っているところは
 発酵しているんです。
 プラス5℃から10℃くらい。」
森崎
「床暖房みたいですね。」

宮嶋さん
「さらに発酵しているときに
 微生物が出すモノが
 サナギから
 ハエになるのを
 ブロックするんです。
 だからここにはハエがいなくて
 すぐそばで
 搾乳も出来るんですよ。」

2010年01月16日(土) |  もっとチーズを食べよう!!
農場の朝は早い。 
朝5時。牛さん達は
牛舎からわずか23メートルの
搾乳室へ。

搾られた生乳は、
なるべくポンプなどを使わず、
傾斜を利用して
隣接した工房へと運ばれます。
生乳の移動を最小限にするなど、
宮嶋さん流のチーズ作りを
行っているのです。

そして、レンガ造りの地下室の
熟成庫にはこだわりのチーズが!
森崎
「うわぁ~~キレイだね」


あぐりっこ
「大きい!!」


宮嶋さん
「表面が橙色しているでしょう?」

宮嶋さん
「これはリネンス菌という
 菌の色なんです。
 この菌がチーズへの雑菌の
 侵入を防いでくれて
 特有の風味をつけてくれます。」

宮嶋さん
「これは
 ラクレットチーズなんですが
 3か月間、
 この地下の熟成庫で眠らせます。
 全部で800個あるんですが
 それを3日1回
 全部磨くという
 作業があるんです。」

森崎
「うわぁ~ 
 夢のマシンの登場です!」

宮嶋さん
「ラクレットチーズのラクレとは
 削るという意味なんですよ。
 この機械で溶かした表面を
 削って食べるんです。」
トロ~~~~~~~~


一同
「うわぁ~~~~!!」
松坂
「今回はチーズの話題でしたが
 リーダーいかがでしたか?」


森崎
「チーズというのは
 本当に幅広いことが分かりました。
 ボクらにもっと身近で手軽に
 栄養分を補給できるモノですね。
 そしていろいろなチーズがあるから
 記念日には
 こういう食べ方をしたいなとか
 普段づかいは
 もっと手軽に食べられるチーズも
 たくさんある訳ですから
 いろいろ使い分けをしながら
 食べたいですね。」
宮嶋さん
「楽しみが
 増えると思いますよ!」


【協働学舎 新得農場】
住所 上川郡新得町字新得9-1
電話 0156-69-5600
WEB http://www.kyodogakusha.org/
通信販売可
ここでイベントのお知らせです。

今年で24回目となる大人気イベント、
”ミルク&ナチュラルチーズフェア”
がやってくる!

北海道産ナチュラルチーズと
乳製品が約400品目一同に会する
道内最大級のイベントで、
札幌と帯広で開催されます。

期間中には、ゲストによる
料理実演ステージや
抽選会など楽しい企画が目白押し!

ご家族揃って
楽しんでみてはいかがでしょうか。

2010年01月09日(土) |  #76放送分 バイオエタノール大研究編
森崎
「みなさん、2010年・新年1回目!
 今年もよろしくお願いします!
 あぐり王国の国王、森崎博之です。」
これまで北海道の農業、
そして酪農をリポートしてきた
あぐり王国! 

今年最初のテーマは!
松坂
 「年明け最初のテーマはこちら!
  ”バイオエタノール” です。」


森崎・藤尾
「バ バイオエタノール??」


森崎
「あぐりっこのみんなは分かる?」
あぐりっこ隊
「油?
 牛のフンとかつかって・・・??」


森崎
「おっ!」
森崎
 「以前、番組で別海町で
  牛の糞から作ったメタンガスで
   車が走るという話題を
    取材しましたよね。
  エコな取り組みでしたけど、
  バイオエタノールっていうのは-」
森崎
「呪文だと思うんですよ。」

一同
「え~~~~~?」


森崎
「攻撃魔法だね。」
森崎
「300のダメージを
      与える技。」
松坂
 「バイオエタノールとは、
  サトウキビやトウモロコシなどを
  発酵させてつくられるエタノール!
   アルコール燃料の事なんです。」
バイオエタノールとは、
主に植物などから作られる
アルコール燃料の事。

限りある資源である石油など
化石燃料に依存しない
新しいエネルギー資源なのです。

松坂
 「実は、そのバイオエタノールの
 製造工場が十勝管内の
 清水町に完成したんです。
 北海道産の農産物を使って
 オール北海道の
 バイオエタノール燃料を
  製造しているんです。」

森崎
「ということはサトウキビや
 トウモロコシではないですよね・・・」

松坂
 「はい。北海道らしい
  ある物を原料に作っているんです」

藤尾
 「北海道らしいって・・・」

森崎
「あぐりっこのみんなは何だと思う?」

 

しおりちゃん
「テンサイ(ビート)とかかな?」


森崎
「お~ なるほどね!」


ということで一行が訪れたのは、
バイオエタノールの
製造試験を行う研究施設、
十勝産業振興センター。
植物から作られるバイオエタノール、
その仕組みを佐賀さんに
教えていただきましょう。

2010年01月09日(土) |  ビートと小麦が新エネルギー源に??
十勝産業振興センター
佐賀さん
「これがバイオエタノールです。」


森崎
「ちょっとニオイを・・・」









森崎
「うおぉっ!」

松坂
「何に似てますか?」

森崎
「強い酒だね。」

松坂
「やっぱりアルコールだから!」

佐賀さん
「これは規格外の小麦と
  ビートが原料で
   作られています。」


森崎
「おっ!しおり 正解!!」

藤尾
「ビートってなんやったっけ?」


しおりちゃん
「テンサイ!」
藤尾
「それほどでも・・・デヘヘ」


森崎
「お前じゃない! 
 しおりが天才!!」

佐賀さん
「これがビートから作られる糖蜜で、
 これでバイオエタノールができます。」

一同 ペロッ
「あま~~~~い!」

森崎
「これが燃料になるってコトですよね?」

佐賀さん
「はい。そうなんです。」

ジャーン! もんすけです。
植物などから作られる
バイオエタノール!
十勝の清水町では、
規格外の小麦、
そして砂糖の原料となる
ビートを使って製造しています。

作り方の手順は、
発酵槽に入れた原料に
酵素を混ぜて発酵させたあと、
蒸留槽で水と混ざった状態の
エタノールを抽出。

その後、水分を抜く作業を行って、
純度を高めていきます。

そして最後には、
純度99.5%以上の
製品となるんだって。

佐賀さん
 「最後にはエタノールと
  残さ物に分けられます。
  エタノールはクルマの燃料など
  として利用されますが
  残さ物も、家畜の飼料として
  使われるんです。」

森崎「すごい… 無駄がない! 
    エコですね。」


2010年01月09日(土) |  ビートが車を動かすなんて!?

松坂
 「施設の外にやってきましたが・・・
  バイオエタノール混合燃料給油所って
  書いてありますけど、ここちらは?」

佐賀さん
 「ココは、バイオエタノールを使った
  燃料の給油所なんです。」

植物から作られるバイオエタノール!
日本では、主に自動車の燃料用として
開発が進められており
こちら十勝産業振興センターでは、
ガソリンに3%か10%を混合して、
走行テストが行われているのです。

佐賀さん
「平成18年度に
 計18台の車輌で冬期間の
 走行実験を行ったのですが
  問題ありませんでした。」
バイオガソリンの
入った自動車に
試乗してみることに。


藤尾
「わっ!動いた動いた!!
 ビートで動いた!
  ビートで動いた!!
   ビートで動いた!!」

森崎
「藤尾くん
  並走してるけど・・・」
森崎
「みんな 乗り心地どうだ?」


あぐりっこ
「普通の車と同じ!」


あぐりっこ隊
「ビートが入っていると
 言わなきゃわからない!!」

2010年01月09日(土) |  ビートは大規模農業に必要不可欠なのです
注目のエネルギー資源・
バイオエタノールの
仕組みについて
帯広の十勝産業振興センターで
学んだ一行。

続いては、去年から
本格稼働がはじまった
清水町の製造工場を見学!

28000平方メートルの
広大な敷地面積をもつ
十勝清水バイオエタノール工場。

こちらには、
原料となるビートの糖液が
隣接するホクレン清水製糖工場から
パイプで送られてくるのです。

 

北海道バイオエタノール
松尾さん
「このタンクに1万キロリットルの
 ビートの糖液を貯蔵できます。」

森崎
 「小麦は規格外ということで
  有効活用というこということが
  分かるんですが
  ビートの場合は砂糖に出来ますよね?
  バイオエタノールにしないで、
  砂糖を作ったほうがイイんじゃない?
  と素朴に思うのですが・・・」

北海道バイオエタノール
松尾さん
 「ビートからのバイオエタノール製造には
  大きな2つの理由があるんです。
  1つは砂糖は輸入品との兼ね合いで、
  砂糖の年間の出荷量が制限されています。    
  そのため、ビートを砂糖にしきれずに
  余ってしまうことがあるんです。」

森崎
「それならば
 ビートを作る量を減らしては?」


松尾さん
 「実はそれも出来ません。」

松尾さん
 「なぜならば
  ビートというのは北海道の
  基幹作物でありますが、
  輪作のために必ず
  育てる必要がある
  作物でもあるからです。」

輪作とは、ひとつの畑で異なる
数種類の農作物を順番に栽培すること。

農作物の種類を変えることにより、
土壌の栄養バランスがとれるため、
病原体・害虫などの被害をおさえ、
収穫量・品質が向上するのです。
突然ですが、
みんなは
“カーボンニュートラル”って
聞いたことあるかな?

これは、二酸化炭素の排出と吸収が
プラスマイナスで
ゼロになることを表しています。

例えば、植物が成長するときに
光合成で吸収する二酸化炭素の量と、
植物が燃える時に排出される量が同じならば、
大気中の二酸化炭素の総量は変わりません。

つまり、植物などから作られる
バイオエタノールはカーボンニュートラル!

農業にも大変な被害をもたらす
地球温暖化の防止にも、
期待されているんだって!
森崎
「松尾さん・・・冗談でしょ・・・?」


松尾さん
「いえいえ。せっかくなので
 この上から工場の全体像を
 見てもらいたいと思います。」
森崎
「何mあるの?」

松尾さん
「だいたい30mですね。
 原料の小麦を貯蔵するサイロです。」

2010年01月09日(土) |  日本とアメリカではバイオエタノールの意義が違う
藤尾
「ようやく着きましたけど
 全然見えない!
  吹雪いていて!!」


森崎
「実はきのうココからの風景を
 撮影してあります。
 どうぞ!!」

 
 
松坂
 「ここで作られたバイオエタノールは
  どこで利用されているんでしょうか?」

松尾さん
 「すべて横浜に運ばれて、
  バイオガソリンの原料として
  使用されるんですよ。
  バイオエタノールを車の燃料として
  利用する場合は
  ガソリンに混ぜるのですが
  それには2つの方法があります。
  いま日本で主流になっているのは
  ETBE混合型というタイプなのですが
  それを製造可能な工場が
  横浜にしかないのです。」


一同
 「なるほどね~」
世界的にも注目される
バイオエタノールですが、
以前、大きな問題が起きて
クローズアップされました。

数年前、アメリカがトウモロコシを
原料にしたバイオエタノール製造を
急増させたことから
穀物価格の高騰が起こり、
世界中に大きな影響が出ました。

しかし日本では主に、
規格外などの農作物や
食用ではない米を原料にした
バイオエタノール製造が
行われているのです。
松尾さん
「これが純度99.9%以上の
 バイオエタノールです。
 ビートと規格外小麦を
 合わせても作ることができますし
 それぞれ1つずつでも
 作ることができるんですよ。」

藤尾
「原料が違っても
 同じ99.9%のエタノールが?」

松尾さん
「はい。そうなんです。」

森崎
「理論的には
 ガソリンに混ぜないで
 バイオエタノールだけでも
 車は動くんですか?」

松尾さん
「はい。海外では
 バイオエタノールだけで
 動く専用の車が既にあります。」
森崎
「倉庫にやって来ましたよ。
 松尾さん ココは?」


松尾さん
「残りカスから作られた
 飼料を保管しているところです。」


多くの企業が出資している
清水町でのバイオエタノール製造!
これらの活動の目的とは
いったいなんなのでしょうか?
事業の中心となっている
JAグループ北海道(JA北海道中央会)の
柴田さんにお聞きしました。
JA北海道中央会
柴田さん
「農業生産を拡大するには
 ただ作るだけでなく
 出来た農産物をきちんと
 売らなければなりません。」
 
JA北海道中央会
柴田さん
「売れ残ったりすると
 場合によっては
 捨てなければならないこともあります。
 もったいないことですよね。
 そのためにわたしたちは
 あらゆる手段を講じて
 売る努力を続けています。」
JA北海道中央会
柴田さん
「これまでビートは砂糖原料としてだけ
 使われていました。
 今回見ていただいたように
 私たちは燃料用バイオエタノールという
 新しい使い道を開拓しました。
 ビートや米などを
 さらに有効活用することが
 できるようになります。
 バイオエタノール事業の開拓により
 農地の有効利用を進め
 一層の農業振興を
 はかっていきたいと考えています。」
森崎
「きょうはバイオエタノールのこと
 いろいろ詳しくなったね!
 じゃー最後に。」


一同
「バイオエタノーーーーール!!」



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