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2012年02月11日(土) |  ♯180 女性部活動の先がけ!JAきょうわ前田女性部

森崎
「こんにちはあぐり王国です。
 今日は女子がいないね~」

藤尾
「なんか寂しいですね~」

森崎
「じゃあ今日は…
 ドキッ!男だらけのあぐり王国です! 」

藤尾
違いますよっ!実は女子チームは…」

藤尾
「こちらの建物の中で頑張っているんですよ」

森崎
「何を頑張っているの?」

藤尾
「では行って見ましょう」

さて建物に入ってみると-

蒸気モクモクの部屋から
何やら音が聞こえてきました。

森崎
「すごい蒸気だね!窓ガラスが曇って
 なんだか女風呂覗いてるみたい…

藤尾
「違いますよっ!」

では扉を開けてみましょう。

森崎
「すみません~ 
 こちらに佐々木佑花さんいますか?」

女性の声
「1人います!1人います!」

なんとな~く湯気の中に浮かび上がる
佐々木アナ。

佐々木
「ここです!ここです!」

森崎
「おっきい声の人いた!いた!」

さて皆さんコチラで何をしているのでしょう?

森崎
「ココでは毎日僕達がクチにしている
 モノを作っているんだよ。
 ヒントは“み”がついて…
 次に“そ”がつくもの!」

藤尾
「ヒント出すのリーダー下手くそ

森崎
「はい!今日は味噌を勉強します!」

日本人には欠かせない伝統食品“みそ”。
この味噌どうやって出来てるか知ってる?
ということで今回は共和町で
味噌造りを体験します。
味噌造りの先生は
JAきょうわ前田女性部
食品加工グループ代表の
井田令子さんです。
まずは自慢の手作り味噌を見せてもらう事に-

伊田さん
「ちょっと食べてみて!」

ではみんなで「いただきま~す」

藤尾「香ばしい~」

ハヤテ君「すごい美味しい!」

ルカちゃん「最後は甘くなった!」

さすが女性部自慢の味噌。
あぐり一同、納得のおいしさです。
では味噌はどのような工程を経て
作られるのか早速教えてもらいましょう。


2012年02月11日(土) |  味噌造り体験~♪

佐々木
「味噌は大豆からできます!」

日本の食卓に欠かせない【大豆】。
大豆からできる加工品は数々ありますが、
その代表なのが「味噌」

味噌は、大豆の他に麹と塩を使って作ります。

まずは蒸して柔らかくなった大豆を
細かくします。
そこに麹と塩を混ぜ合わせます。
こうして出来たものを
数ヶ月以上熟成させます。

味噌は手間と時間をかけて作るものなのです。

井田さん
「私達は丸2年寝かせて3年目に出してます」

森崎
「2年も寝かせることで味はどうなるんですか?」

井田さん
「ゆっくりと塩・大豆・麹がなじんで
 まろやかになるんですよ」

井田さん
「やっぱり熟成しなきゃ作る人もハハハッ」

森崎
「みなさんも熟成しだい…と!」

井田さん「ハハハハッ!」

井田さん、ひょうきん母さんです!

藤尾
「ちなみに井田さんは何年ものなんですか?」

井田さん
「ちょっとそれは…内緒!

一同ぶはははは~~

井田さんパワーに押されまくりのあぐり一同。
井田さんのように元気で楽しい女性が働く
加工場にやってきました。
井田さん
「これがお豆を洗って一晩、水に漬けたもの。
 結構大きくなるでしょ~。
 これをセイロで蒸していくよ」

巨大セイロの前に移動すると-

森崎
「これは中華まんじゅうが入ってるの?」

井田さん
「饅頭じゃなくて
 大豆を蒸しているんですよ」

セイロの中には約8キロの大豆が入ってます。

井田さん
「1時間くらい蒸します。これが煮上がると-」
 
あぐりっこ
「色が濃くなった!」

井田さん
「濃くなって軟らかくなってるの」

蒸しあがった大豆を食べてみると-

森崎
「おいしい!甘い!

ハヤト君「甘い!」

井田さん
甘いしょ。こういう甘い大豆で作るから
 お味噌も甘い!


2012年02月11日(土) |  熱気ムンムンで撮影続行不可!?

お次は“麹(こうじ)”を見せてもらいます。

井田さん
「すごいでしょ。麹の花が咲いているでしょ」

森崎
「菌が繁殖しているみたい」

味噌に欠かせない「麹」。
麹は米に麹菌をふり、
一定温度で発酵させると出来る
日本伝統の調味料。
味噌以外にも、甘酒・酢・しょう油などの
材料になるのです。

井田さん
「麹も手造りですし、米も豆も全部
 自分達で作ったものを使ってます」

ここでちょうど味噌の原料、
“大豆”が蒸し上がったということで、
早速作り方を見せてもらう事に-

井田さん
「これをチョッパーという機械にかけて
 大豆を潰します」

こぼさないように大豆を
チョッパーの中に入れます。

森崎
「せ~のっ!」

大豆を機械に入れると
ミンチのようなものが出てきました。

ところが同時に、
猛烈な湯気一気に立ち上ります!

森崎
「すごい大豆が出てきた!
 けど湯気スゴイ!

藤尾
「何も見えません!」

森崎
「いや~あぐり王国始まって以来の
 非常に難しい取材です。
 画(映像)がとれません!

蒸した大豆は芯まで熱くなっているので
細かくすることで蒸気が勢いよく出てきます。
番組のオープニングで室内が曇っていたのは
この作業のためだったのです。

こうして潰した大豆は次の工程へ!

チョッパーで潰した大豆を
台の上に一気に広げます。

井田さん
「広げた時点で塩を混ぜます」

塩を入れてみんなで混ぜていきます。

井田さん
「塩を混ぜると温度がグッと下がります」

お次は麹を入れます。

井田さん
「よ~く混ぜますよ」

森崎
「味噌って色々入っているんだね。
 麹もこんなに入れるんだあ~」

麹がたっぷり入るのは、
このお味噌の特徴なんですよ!

井田さん
「次にたね水を入れます」

森崎
「何ですか?たね水って?」

井田さん
「これを入れると甘くなるの!
 豆を蒸した時の煮汁なんだよ」

煮汁を最後に加え混ぜ合わせます。
水分を含んでドッシリ重くなりました。
見た目も“味噌”っぽくなってきました。

そして最後にもう一度チョッパーにかけます。
そうすることで、材料がまんべんなく混ざり、
滑らかになります。
そしていよいよ最終段階へ!

2012年02月11日(土) |  母の優しさから生まれた味噌

最後の工程に入ると井田さんは
まるで泥遊びでもするかのように
味噌を丸めて大きな団子を作りました。

井田さん
「こうやって丸めてね…」

と言ったと思った瞬間、
バシッ!
丸めた味噌を樽に投げ込みました。

井田さん
「こうやってポンっ樽に詰めるんです

藤尾
「結構乱暴なんですね」

井田さん
「最後は乱暴なんです!

あぐり一同も“味噌投げ”ならぬ
味噌の樽詰めを初体験!

部屋中にバシッバシッと
味噌を投げる音が響きます。

なんだかお行儀が良くないように見えますが
空気が入ってしまうと、
変色して品質が低下してしまうので
空気が入らないように投げつけて
樽に詰めていくんです。

森崎
「防腐剤を入れたり添加物を入れたり 
 してないんですね」

井田さん
「うちは一切絶対そういうことはしません」

樽に詰めたら熟成庫へ運びます。
夏でも涼しいこの倉庫。
この倉庫で2年物間
じっくり寝かせるんです。

森崎
「どうして味噌造りを始めたんですか?」

伊田さん
「昔、減反制度ができたんです。
 だけど水田の仕事をやっていた人には
 畑の仕事は難しいんです。
 機械も揃えなきゃいけないし…」

昭和46年から全国に発せられた
「減反制度」。
井田さん達はお米が作れなくなった
土地を利用し大豆の栽培を始めます。

地元で獲れるようになった「大豆と米」。
これらを使い味噌造りを始めたのは、
「子供に安心安全な物を食べさせたい」
という母親としての想いからでした。
平成元年には本格的に製造し
販売を始めた女性部のみなさん。
今では全国から注文が入り、
地元の学校給食でも使われているんです。

井田さん
「私はね…子どもが中学校に入学したら
 味噌造りの体験をさせてあげたいの。
 そして3年生になって卒業するときに、
 味噌を持って帰るの!それやりたいの」

森崎
素晴らしい!素晴らしい
 それ本当に良いと思う!素晴らしい」

今では各地の女性部が地域の作物で
加工品を作り販売していますが、
井田さん達はその先駆け。
こうした活動が認められ
「北海道産業貢献賞」を受賞しているんです。

また共和町の女性部には
味噌を作る食品加工グループ以外にも
面白い活動があるとか-

井田さん
「手芸・ペン習字・着付け・花きとか…」

夏場は休むことなく働く農家の方々。
一息つける冬の間は生産者同士で集まり、
様々な活動を行っています。

そこで、あぐり女子は他のグループに
お邪魔してみる事に!
あぐり男子は残って味噌の袋詰め体験です。

早速2年寝かせた味噌のフタを開けると-

森崎「うわ~すごい」

ハヤテ君
「すんごいドロドロしてる」

井田さん
「べっ甲色しているでしょ」

味噌を袋に入れて金具をとめたら完成!

やったー!


2012年02月11日(土) |  お母さんパワーで農業発信!

その頃あぐり女子はというと…
別の場所にお邪魔して何やら制作中。

ルカちゃん
「チョット難しいけど楽しい!」

あぐり女子がお邪魔したのは
JAきょうわ前田女性部・花きグループ。

こちらではメンバーの庭で栽培した
花を使ってリースやカゴなどを
作っているんです。
部員の山本由美子さんと工藤一枝さんに
レクチャーを受けながら
“まつぼっくりのリース作り”を体験!

30分ほどで作品が完成しました。
松ぼっくりを繋げる所から作った3人の力作!

かわいらしくまとめたマユちゃんのリース
大好きなピンクの花がたっくさん!(真ん中)

佐々木アナは花や麦を飾ってシックに(左)

ルカちゃんはブーケがアクセント
花の色にもこだわりました。(右)

ルカちゃん
「時間もあまりかけないで
 楽しくできてこんなキレイに仕上がると
 思わなかったのでビックリした」

じゃ~ん もんすけです!
北海道各地にいるJA女性部の皆さん、
日頃はどんな活動をしているのかな?

JA北海道女性協議会会長
岩永かずえさん
「消費者の方に農業のことを知って頂いたり、
 農産物を使った料理を教えたりしてます。
 将来、農業の応援団になってくれる
 子ども達に色んな体験や農作物の説明をして
 理解してもらう…ことをやってきてます」

現在の部員数は1万8千人。
お母さんパワーで農業を発信しているんだね。

JAきょうわ 前田女性部お手製
味噌料理をいただきました!
味噌の甘みたっぷりの「ちゃんちゃん焼き」や
お手製みそだれでいただく「おでん」など。
是非チャレンジしてくださいね。

※詳しい内容はレシピコーナーへ!

「医者に金を払うよりも、みそ屋に払え」 
これは江戸時代のことわざ。
当時は健康のために
一日も味噌を欠かしてはいけない!って
言われていたんだって。 
そんな味噌ってどんないいところがあるの?

天使大学看護栄養学部
荒川義人教授
「味噌の原料は大豆ですが、 
 大豆には優れたタンパク質や食物繊維・
 オリゴ糖・イソフラボン、
 このような栄養素が入っています。
 発酵して熟成中にできるメラノイジンは
 体の中で酸化を抑えてくれて
 非常に役立つことがわかってきています」
 
へ~ すごい! 
これからはもっと味噌たべるぞ~!

さあ色々の味噌料理を食べてみて-

森崎
「今日全てのお料理が味噌でしたけど
 こちらの味噌はすべてマイルドで
 素材を優しく包んでくれるような味噌ですね」

井田さん
「素晴らしい表現ありがとうございました」

森崎
「いやいやなんの…女将また来るわ!

■《手づくり味噌》の問合せは-
 JAきょうわ TEL0135-73-2121

こんにちは週刊あぐりNEWSです。
今日は「新しいJAが誕生した」ニュースです。

あぐり王国でも紹介したことがある
「おこっぺアイス」。
このおこっぺアイスを
生産・販売している道東の「JAおこっぺ」と、
隣町の「JAおうむ」がこの度合併し
「JA北オホーツク」として、
新たなスタートを切りました。

酪農と畜産が主体で
経営形態が似ている2つのJA。
団結し合併することで、組合員の生活向上や
地域の発展により貢献していきたいということです。

JA北オホーツクの生乳生産量は
およそ8万6千トン。
オホーツク振興局管内のJAでは、
3番目の規模になります。
これからも安全安心な農畜産物を
私たちの食卓に届けてくださいね。

2つのJAの合併で
北海道のJAの数は109となりました。
新生JA北オホーツクにも、
是非取材に行きたいと思います。
以上週刊あぐりNEWSでした。

番組からお知らせです。
親子で料理教室を体験してみませんか?
農家のお母さんたちが、
直接コツを伝授してくれます。
参加者にはプレゼントもあるそうです!
是非ご参加くださいね。

“北の農業スペシャル2012 親子料理教室”
<日時>
2月25日(土)12:00~15:05

<会場>
修学院札幌調理師専門学校
札幌市中央区南18西10
市電「山鼻19条」又は「石山通」から徒歩5分

<募集人数>
親子40組
※応募多数の場合は抽選となります。

<参加料>
1人100円(1組200円)※当日申し受け。     

<募集締め切り>
2月17日(金)まで
※ハガキの場合は当日消印有効

<応募方法>
親子2人1組(お子様は小学4年~6年生)
※1家族複数の応募も可
※小学3年以下はお子様はご入場を
 お断りすることとなります。ご了承下さい

■ハガキの場合
参加希望者のお名前・性別・年齢(学年)・ご住所
電話番号を明記の上、事務局までお送りください。

■FAXの場合
「北の農業スペシャル2012
親子料理教室 参加希望」
と明記し、上記必要事項をご記入の上
011-261-6428までお送りください。

■メールの場合
上記必要事項をご記入の上
kitanougyou2012@prc.ne.jpまでお送りください。

=事務局=
北の農業スペシャル2012親子料理教室
〒060-0001
札幌市中央区北1西8-2-8
PRセンター事業部内
TEL011-222-6666(担当/多屋)

主催 
北海道農協青年部協議会
JA北海道女性協議会


2012年02月04日(土) |  ♯179 新規就農者へ期待!田舎暮らしは?編

森崎
いですね~
 この時期、北海道はどこも寒いですけど
 特に寒いですよ~」

佐々木
「今日は札幌から北に300キロの
 中頓別町にやってきました!
 宜しくお願いいたします~」

森崎
「さあ寒い中でも元気なあぐりっこを
 早速呼んでみましょう~
 
 あぐりっこ~~!!」

一気に坂を駆け上るあぐりっこ&藤尾君。

※後日この坂は「しばれ祭り」恒例の
 すべり台になりました。
 当然かなりの傾斜があるんです…

佐々木「みんな、こんにちは~」

あぐりっこ「ハア~ハア~(無言)」

一気に坂を上ってヒザがガクガクのあぐりっこ。

さて息を整えて…

藤尾
「今日はなんで中頓別町なんですか?」

佐々木
「実は…ある重大な事が起きたんです」

森崎
「またあ~大げさなあ~

佐々木
「本当に中頓別町にとってスゴイ事!

森崎
「じゃあ、みんなで取材に行こう!」

人口2000人、酪農のまち中頓別町。
ここで起こった重大な出来事とは?

そのナゾを解きに中頓別町役場にやって来ました。

佐々木
「さあこちらに町長が待っています!」

森崎
「町長がいるの?
 オレ町長 大好き!! 」

中頓別町 野邑智雄町長
「遠くまで、よくお越しくださいました!
 歓迎いたします」

森崎
「宜しくお願いいたします」

さて本題へ-

藤尾
「中頓別町で重大な出来事が起きたと
 お聞きしましたが…」

野邑町長
「昨年、人口2000人のまちに
 農業をやりたい!という新規参入者
 東京から若い5人家族がやって来たんです」

藤尾
「それってスゴイ重大なんですか?」

野邑町長
「今、農業をやろうとしている人は
 ものすごく減っているんです。
 そんな中、農業をやったことが無い人が
 農業をやりたい!と。
 しかも農業の中でも1番大変な
 酪農をやりたい!と言う人が
 浜頓別町にやって来られたんです
 これは中頓別町の新規参入者としては
 第一号なんですね」

森崎
「長い歴史の中で初めてやって来られた!
 それはチョットした事件ですね」

ケンゾウ君
「東京からわざわざやって来てくれた事は
 北海道で生まれた人(側)としては
 嬉しいと思います」

森崎
「北海道民として嬉しい…」

藤尾
「小学生でも北海道を背負ったコメント
 できるんやなあ~」


2012年02月04日(土) |  新人だけど期待大!初の新規就農者

東京からやってきた新人農業者さんは
一体どんな想いでココ中頓別町に
来られたのでしょうか?
聞きたいことがたくさんありますよ!

一同「こんにちは~」

やって来たのは村田牧場。
去年11月に酪農家として独立したばかりの
村田克明さん。

どのような牧場なのでしょう?

村田さん
「広さはですね…26ヘクタール」

森崎
「札幌ドームでいうと…」

村田さん「4~5個ぐらい!」

藤尾
ええ~スゴクない?
 東京から出てきて、
 いきなり札幌ドーム4~5個分任されるって
 江戸時代やったらものすごい優秀な大名

村田さんご家族は5人家族、牛は50頭。

森崎
「5人と50頭で…」

村田さん
「26ヘクタール!わかりずらいと思いますが
 今この周りに見えているだけで20ヘクタール

森崎
「ええっ全部これ村田さんの土地??」

村田さん「そうなんです」

生まれも育ちも東京。
4年前までの医療事務の仕事から酪農へ。
サラリーマン生活からガラリと変りました…

村田さん
「東京では通勤は1時間半かかってました…
 今は…10秒ですかね、同じ敷地なんで!」

森崎
「来て良かった?」

村田さん
「良かった!正解です」

続いて牛舎の中を見学。

どのようなスケジュールでお仕事を
されているのか教えてもらいました。

村田さん
「朝は5時に起きてさく乳です。
 牛乳を搾るのだけは朝と晩、
 必ずやらなければいけないので…」

村田さん
「その後は掃除をしたりエサをあげたり…
 夜も見回りがあって…
 今はちょうど牛の出産の時期なんでね」

森崎
「出産ですか…全部自分になるんですよね」

村田さん「そうですね」

森崎
「東京の時より大変になっていませんか?」

村田さん
「ハハハ体力的には大変かもしれません。
 けど慣れれば大丈夫!
 まあなんせ上司からしかられるとか
 お客様に対して緊張するとか無いので…」

佐々木
「大人の世界の話ですね」

村田さん
「あっゴメンね~」

村田牧場でしぼった生乳を集める
トラックがやってきました。

あっという間に低温に保たれた生乳のタンク
“バルククーラー”からトラックへ-。

安全安心を守るため衛生的な管理がなされています。

村田さん
「衛生管理をキチンとしなければ
 いけないと思ってます!」


2012年02月04日(土) |  奥さんの夢だった?!家族一緒がイイね

酪農のまち中頓別町で昨年11月から
新たに牧場経営者となった村田さん。
やっちゃった…
失敗エピソードを聞いちゃいましょう。

エピソード1 『屋根を破壊』

村田さん
「屋根に雪が積もっていて…
 これをトラクターで取れないかな?
 と思いまして…」

村田さん
「やってみたら雪が屋根につっくいてて
 かたまりごと屋根がゴッと上がっちゃいました」

藤尾
「なんかめくれた跡があるよ!」

森崎
「奥さんに怒られなかった?」

村田さん
「知らないと思います!」

いやいやこの時点で奥様にバレテしまいました…

エピソード2 
『携帯電話が牧草ロールに』

村田さん
「草の収穫の時に携帯電話を落としてしまい、
 多分この牧草ロールのどこかに
 携帯電話が入っていると思います!」

失礼なんだけど笑っちゃう失敗談の数々…
村田さんの人柄にすっかり魅了された
あぐり一行はご自宅にお邪魔させてもらいました。

森崎
みんなシィー。まだ寝てるから…」

なんと生まれて1ヵ月の赤ちゃんがいました!

村田さん宅は奥様の華奈子さん、
長女の宙音(そらね)ちゃん、
長男の地広(ちひろ)君、
そして次女の晴風(はるか)ちゃんの5人家族。

森崎
「北海道で酪農やるってどう思いました?」

華奈子さん
「私も小さい頃から
 自然の中で暮らしたかったので…
 実は結婚前に中標津町酪農実習生として
 働かせてもらってましたので、
 むしろ夢を叶えてもらった感じがあります」
 
村田さん
「逆に私はやろうとは全然思ってませんでした。
 まさかなあ~と思ってたんですが
 結婚前に色々話してだんだん私も
 経営をしてみたいと思うようになりました」

東京でのサラリーマン生活に別れを告げ、
北海道に来たのは4年前。
中標津町で2年間、夫婦で酪農研修を行った後、
中頓別町で酪農のお手伝いを続けてきました。
そして去年、離農した牧場を引き継ぎ、
経営者になったのです。

森崎
「来てみて実際はどうでしたか?」

華奈子さん
家族が一緒にいつもいられるので
 良かったなと思います」

森崎
「家族が一緒にいられる仕事かあ~ステキだな」

森崎
「中頓別を選んだ理由は?」

村田さん
「景色がスゴク良いのと
 農協さんをはじめ、地域のみなさんが
 親身になっていただきまして
 協力があるからこそ、
 この中頓別町がいい!と思いました」

華奈子さん
「本当にまわりの人が優しいので
 思い切って一歩踏み入れたら
 あっこんなに受け入れてもらえるんだって!
 その一歩が大事かなと思います」

2012年02月04日(土) |  サポート体制があります

森崎
「だけど全て自分で用意するのは大変ですよね?」

村田さん
「農業リースというのを使ってます。
 私みたいな未熟なものでも
 5年間ちゃんとやれたらお金を返してくれる
 システムなんで、
 なんか失敗しても安心して経営できます」
 

村田さん
「私は三十半ばでサラリーマンを辞めて
 北海道に来てまだ4年しか経ってません。
 酪農のことを勉強したこともない人間が
 4年経ってこうやって仕事ができている…と。
 農業やるってムリなんじゃないかって
 思っている人がたくさんいると思いますが
 私でさえ第一歩を踏み出せたので…
 今の特に若い人!
 農業に興味ある方は一歩を踏み出して
 ほしいなあと思いますね」
 

北海道で農業を始めたい!
そんな方をサポートしてくれるのが
”北海道農業担い手育成センター”。
こちらでは、就農研修、体験実習の
受け入れ先の紹介をはじめ、
農地取得・資金面のことなど
様々なアドバイスを行っています。
北海道の農業に興味がある方は
こちらにご相談を!

■北海道農業担い手育成センター
 札幌市中央区北5西6 北海道通信ビル6F
 電話)011-271-2255

じゃーん、もんすけです。
酪農のまち中頓別町には、
酪農家の負担を減らす様々な仕組みがあります。
そのひとつがTMRセンター。
JA中頓別町 営農部長
佐藤文一さん
「中頓別町では牛の給食センターともいえる
 TMRセンターが去年の10月に設立され
 飼料の供給を開始しています。
 ここでは栄養価を考えた
 安心安全な飼料供給を目的に
 酪農家の労働力軽減や栄養のバランスが取れた 
 飼料をつくっております。
 これらの飼料の供給先では乳量も伸びており
 より高品質な生乳づくりに役立ってます」
 
TMRセンターのおかげで、 
酪農家が自分でエサを作る負担が
軽減されているんだね。

ココで突然とあるコトが…

森崎
「これは予定外のことなんだけど、
 今日生まれるかもしれないよって
 言われていた牛が
 今まさに前脚が出てきているの。
 みんな静かに見守りましょう」

なんと突然お母さん牛の
出産が始まったというのです。

あぐり一同が牛舎に入っていくと
すでにお母さん牛は横たわり
赤ちゃんの足が見えていました。

森崎
「足をにベルトを巻いて引っ張って
 手伝ってあげるんだって」

村田さんは今回で21頭目の出産立会い。

とココで村田さんから
「よろしかったら
 引っ張ってもらえますか?

リーダーと藤尾君、
一瞬体が固まり、
いつもの笑顔が消えました。

村田さん「お願いします」

さあ牛の出産が始まりました。
牛がイキムのと同時に足を引っ張ります。

村田さん
「ハイっ引っ張ってください!

藤尾「ううう…」
森崎「…全力なんです…」

大人の男二人が本気で引っ張りますが
なかなか出てくる気配はありません。

見守るあぐりっこからも
小声で「頑張って…」と言葉があふれます。


2012年02月04日(土) |  感動!命の誕生に立ち会う

森崎「よいしょっ…」
藤尾「頑張れ…」

村田さん「頑張れよ~」

佐々木
「ちょっと出てきてる…」

あぐりっこ「…」

村田さん
「もうちょっとですね…」

さあ牛も人間も一緒に
チカラを振り絞ります。

森崎「ヨイショ…」

少し顔が出てきました。

村田さん
「良いですよ、良いですよ」

森崎
「出てきたね…」

村田さん
「ココまで出てくれれば大丈夫です

お母さん牛と赤ちゃん牛、
そして村田さんの必死な姿に
佐々木アナも自然に涙が…

村田さん
「頑張れよ~よいしょっ
 あともう少しだ、頑張れ頑張れ! 」

ゴロン~
赤ちゃん牛が誕生しました。

小声で「やった~」「でた~」

ホッとしたのか
あまりの力作業で疲れたのか
少し放心状態のリーダーと藤尾君。

そして
森崎「…なんか…ありがとうございます」

村田さん
「いや~スゴイですね。ちょうど…
 コチラこそありがとうございます。
 私1人では引っ張れなかったので…

生まれた子牛を舐めるお母さん牛。

寒い牛舎の中、
子牛から立ち上る湯気…
力強い生命を感じます。

佐々木
「私メチャクチャ感動しました」

モエリちゃん
「すごい感動したし
 お母さんもスゴイと思いました」

ユウカちゃん
「大変だったけどすごいなって思った」




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