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2015年10月10日(土) |  ♯355 北海道を代表する小麦産地オホーツク!品質向上の努力と地産地消の取り組みに注目編

佐々木
「今回は網走港にやってきました」

森崎「やったカニ!釣り?」

佐々木
「釣りはしません!
ここはオホーツクエリアでとれる
ある作物が集まって
全国に出荷するとても重要な場所なんです」

森崎「これですか?」

河野「これ?」

森崎
「このにある農産物が積まれて
ここから全国に出荷される?」

河野「豪快?」

佐々木「豪快です!」

森崎
豪快航海(こうかい) ?」

森崎
「これ行かないと後悔(こうかい)するぞ!」

佐々木「楽しみにしていきましょう」

河野「じゃあ行こうかい?」

森崎「うおおっ!上手だな」

さて今回参加してくれるあぐりっこは、
男子6年生ペア。
マイペースでチャレンジ精神旺盛、
観察力がある齊藤彰(アキラ)くん、
とにかくジャガイモが大好き!
食べることに興味津々
今井大賀(タイガ)くん。

佐々木
「この船にこのあとある作物が積まれて
全国に出荷されますが、
その作物はいったい何なのか?」

タイガ「ミニトマト?」
アキラ「ジャガイモ?」
森崎「どうするジャガイモだったら?」
タイガ「それはすごい素晴らしいですよ

船で運ばれる作物とはいったい何なのか?
詳しいお話をJA北見農協連の
井田美幸さんに伺います。

井出さん
「オホーツクエリアで作られている
ある作物ですけど…
管内の生産量はおおよそ15万トンです」

森崎「15万トン!なんだそれは?」

井出さん「なんでしょう!」

井出さん
「ずばり言って良いでしょうか。
答えは“小麦”です!」

オホーツクエリアで収穫された小麦は、
道内のほか網走港から本州の製粉工場などに
出荷されて小麦粉になるのです。

ちなみに小麦の生産量日本一の北海道で、
オホーツクエリアは十勝に次ぐ生産量を誇ります。


2015年10月10日(土) |  小麦よ!いざ!流れろ!

森崎「どうやって船に乗るんですか?」

井出さん
「目の前にある施設。
この先に円筒のようなものがありますが
ここから出てきます」

森崎
「つまりあの円筒が船のほうまで行って
 そこから小麦が出るの?」

井出さん
「出ます!1時間に500トン!」

森崎
「ドドドッて船に積まさるってこと?」

ということでダイナミックな船積みを
見学することに!
しかしこのあと、あぐり一行驚愕の事態が!

河野「じゃあ、かけ声のほうを…」

森崎
「それでは…おねがいしま~す

井出さん「…声が小さい!」

森崎
「今ので声が小さいんですが?
 じゃあ本気だしますよ。
 おねがいしま~す!」

河野「これは大きい!いったでしょ」

「…(シーン)」

井出さん
「大変申し訳ありません!」

井出さん
「あいにくの天気でして…
 こういう雨模様の天気では…
 今日の作業は中止になっておりまして…
 大変申し訳ございません!」

河野
「ちょっと待ってください!
 だとしたらなんでうちのリーダーに
 もう1回大きい声
 ださせたんですか!!
 リーダー見てください。
 放心状態ですよ!」

残念ながらこの日は
天候悪化の恐れがあり、
船積みは中止という判断に。
作業の見学は出来ませんでしたが、
1500トンもの小麦を出荷する船に
乗せていただきました。

あぐりっこ
「うわっでかい!」
「お風呂のフタみたい!」

佐々木
「これが全部開いて
小麦になるってことですよね」

ちなみに後日行われた
小麦の船積み作業がコチラ。
小麦は巨大な貯蔵施設から
ベルトコンベアで運ばれて、
シップローダーと呼ばれる装置で
3時間かけて1500トン
船に積み込みます。
こうして毎月全国各地へ出荷されているのです。


2015年10月10日(土) |  サイロの上はどうなっているの?

さて雨が本降りになってきた所で
お次は施設の見学へ-

佐々木
「目の前に大きな建物が見えておりますが」

井出さん
「あの部分が小麦を貯蔵している
サイロというものです。
あの1本の筒に750トン
小麦が貯蔵できます」

オホーツクエリアで収穫された小麦を
各地へ出荷する為の一時保管施設として、
去年、稼働がスタートした
網走市小麦集出荷施設。
直径7.5メートル高さおよそ27メートル
サイロが全部で24本あり、
1本あたり750トン
最大で1万8千トン
貯蔵が可能となっています。
そんな貯蔵サイロの最上部は-

エレベーターで6階へ。
佐々木
「色んな筒がありますけど…」

井出さん
「ここがちょうどサイロの上です」

佐々木
「つまり筒の真上のところにいる」

操作室と呼ばれる場所で
オホーツクエリアの各JAから
受け入れる小麦の量や、
サイロの貯蔵量などを集中管理しています。
年間およそ15万トンが生産される
オホーツクエリアの小麦。
国内トップクラスの小麦産地と呼ばれるには
確かな理由があるんです。

井出さん
「安定した品質を保っているということで
(オホーツクエリア)は高い評価を受けています」

森崎
「オホーツク産の小麦が高品質とは
 どういうことですか?」

井出さん
「麦の基準には1等麦2等麦規格外という
 分け方をしまして、
 1等麦の比率が高いということです」

森崎「どのくらい高いんですか?」

井出さん
「ここ3年間の1等麦の平均割合は96%」

森崎「ほぼ1等麦!すげー」

井出さん
「農協の職員が検査をするんですけど
 検査技術の全道一位!しかも
  3年連続一位という方が管内にいるんです!」

森崎
「小麦の目利きのプロがいるんですね」

ということであぐり一行は網走の出荷施設を離れ、
小麦の品質維持に欠かせないスペシャリストが
居るというJAこしみずのとある施設へ-

小麦の品質検査を行っているのは
古川慎也さん。
ものすご~く偉大な方なんですが
まずは一行が訪れた施設について伺うことに。

古川さん
「小清水町で収穫された小麦
受け入れて貯蔵・乾燥・調製をする
施設になっております」

河野
「調整という作業があるんですね」

JAこしみずの小麦乾燥調製貯蔵施設では
小麦の乾燥と貯蔵のほか、
品質を整える「調製」と呼ばれる
作業が行われます。
その大まかな流れを簡単に解説しましょう。

2015年10月10日(土) |  小麦の品質を見極める!
古川さん
「まずは収穫した小麦を粗選別します。
その後水分量を12.5%まで乾燥させ、
品質チェックを行います。
そして製品になったものを
農産物検査を受けて
1等2等ダメなものなのか?判定して
それから製粉会社へ出荷となります」

古川さん
「私もそうなんですが
農産物検査員という
資格を取得したものが
できた製品を鑑定して等級をつけ
そして成分によってランクもつけます

森崎
「1等とか2等とかは
古川さんのような方がつけているんだ」

小麦の品質を管理する農産物検査員は、
収穫した小麦のサンプルを取って、
見た目の色や形などで製品状態を判断したり、
成分データの分析、そして最も重要な役割を担う
品質等級の決定も下す、
まさに小麦のスペシャリスト!

なかでも古川さんは、
その検査技術の高さを競い合う
全道農産物鑑定研修会・小麦部門で、
3度も最優秀賞に輝いている方なんです。

森崎
「実際に目の前に並べてありますが…」

古川さん
「このなかに1等麦(上)、1等麦(下)、
 2等品、規格外があります」

森崎
「分かる?正直おんなじですよ!」

素人ではほとんど違いがわからないのですが、
農産物検査員はサンプルとなる
20グラムほどの小麦を見て、
その品質や等級を判断しているのです。

森崎
「こういう風に集合体として見る訳ですから
粒が良くないものが入っていたら
そこでランクが決まっちゃうってこと」

河野
「割合ですか?
 コレくらいの中に良いのがどれくらいあるか?
 で、ランクが決まってくる。全体で見るんだ」

森崎「チーム戦だ」
河野「ほかの作物とは違いますね」

ここで小麦のサンプルから、
形の悪い粒だけを抜き出すという作業を、
古川さんに見せていただくことに!

森崎「早いっ!」

あっという間に悪い粒を抜き出します。
さて一体どのくらいのスピードでしょうか。

佐々木
「最初の4粒を見つけた時点で8秒でした」

河野「2秒の1粒!?」

せっかくなので、あぐりっこも挑戦!
すると一同驚きの展開に…

アキラ「これでしょ…」

森崎「アキラ。ガンガンいくね」
河野「思い切りが良い」

あぐりっこが抜き出したのは9粒。
古川さんに見てもらうと…
古川さん「全て未熟な粒です」

森崎
「すごいなあ~アキラどうだった?」

少し悩んで…
アキラ
「えっなんか…
いけそうじゃない?って感じ!」

みんな大爆笑!!


2015年10月10日(土) |  生産者の努力あっての高品質維持!

毎年1頭麦のみを
安定出荷しているというJAこしみず。
284戸の生産者でおよそ2400ヘクタール
小麦を生産していますが、
厳正な品質検査のほか、
生産者との連携も高品質を支えている理由です。

古川さん
「収穫のときにJAこしみずでは特別に
 全ての畑に対してコンバインで少し刈って
 そのサンプルを見て刈り取りして良いか
 判定しているんです。そうしることによって
 均一に成熟したものが収穫されるんです」

古川さん
「そうすることで生産者自身も
 小麦をみれるようになるんです」

佐々木「とっても重要な仕事ですね」

古川さん
「でも悪いネタから美味しい寿司が
 作れないのと同じで
 生産者の努力があって
 良いものを出荷
 して下さるからして下さるから
 我々もやりがいのある仕事が
 できるんだと思います」

河野「素晴らしい」
森崎「あなたは永遠のチャンピオンです」

消費者はあまり目にすることのない
原料作物「小麦」。
北海道産の安全安心な小麦粉は、
オホーツクエリアをはじめとする、
全道各地の生産者と、
その出荷に携わる様々な人たちの
努力によって、
私たちの食卓へ安定的に
届けられているのです。

 

佐々木
「小麦で作った加工品を並べてみました。
 これらはオホーツクエリアの9つの
 JAさんで出している加工品です」

古川さん
「オホーツクエリアというのは
 道内の中でもトップクラスの
 品質と生産性を誇っておりますので
 JAこしみずも含めて地域全体で
 加工品を地産池消する取組みをしています」

森崎
「うどんやクッキー、餃子の皮、おまんじゅう。
 小麦から出来てる加工品なんだね」

佐々木
「日常的に小麦粉で作られたものを
食べているよね」

小麦粉は大きく3つの種類に分けられ、
タンパク質の量によって
粘りの強さが変わります。
私たちの食卓に欠かせない小麦粉は、
こうした特性を踏まえて活用されているのです。

 

森崎
「北海道で作られた小麦を選んで
 食べてくれたら嬉しいですよね」

古川さん
「地産池消で生産者にも食べてもらって
美味しい!と実感してもらいたいです」

森崎
「農家の方が作って出荷して
 それで終わり!ではなく
 作ったものがこうしたブランドになって
 様々な用途で食べることが出来る。
 すごく大事なことですよね」

JAこしみず産小麦100%の素麺を使った
女性部直伝のお手軽料理をいただきます!

※詳しいつくり方はレシピコーナーへ!

森崎
「小麦ってある程度加工品になっているから
 さっと簡単に美味しく食べられる。
 コレが小麦の良さであり美味しさだね。
 天ぷらにしても畑の美味しさってものを
 蓄えてくれていますね」

もんすけの週刊あぐりニュース!
農業に興味のある方必見!
「新・農業人フェア」のお知らせだよ。

農業をやってみたい。
けど何から始めたらいいんだろうとい人たちを
応援するためのイベント「新・農業人フェア」が
今月24日(土)に札幌市白石区の
札幌コンベンションセンターで開かれます。

先輩農業者や就農支援の窓口の方に
話をきける相談会や
農業の技術や知識を学ぶ進学相談コーナーなど
100ものブースやセミナーがあるんだって!
また農業高校生による物販や
森の仕事ガイダンスも
同時開催されるみたい!

会場は入場無料、予約不要。
どなたでも参加できます!
農業だけじゃなく田舎暮らしにも
興味のある方も是非会場へ!
以上週刊あぐりニュースでした。

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日時:10月24日(土)10:30~16:30
場所:札幌コンベンションセンター
   札幌市白石区東札幌6条1丁目
問い合わせ:北海道農業担い手育成センター
      電話0570-044-055




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