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2016年05月14日(土) |  ♯383 洞爺の春掘り長イモを収穫編

切るとシャキシャキ、
すりおろすとネバネバ、
火を通せばホクホク…
1本で様々な食感が楽しめる野菜『長イモ』。
収穫量は北海道が全国トップなんです!
では長イモの"旬"がいつか、ご存知ですか?

街頭インタビュー
「あれは…土を深く掘って収穫するんですけど
 秋ですか?」
「イモ類だからサツマイモと一緒で
 秋のイメージはあります」
「スーパーに行くと(一年中)普通にあるので
 とくにこの季節に多く食べるってないです」

意外と知られていませんが、
長イモには収穫時期が年に2回あるんです!
秋に収穫する「秋掘り」と、
そのまま土の中で越冬させた「春掘り」。
今回は洞爺湖町で収穫が始まった
"春掘り長イモ"に注目!
そこには春ならではのおいしさを生む秘密と、
消費者を第一に考えた工夫があったんです!

憧れ
「洞爺湖町にやってきました!
 走り出したくなるような天気ですね…」

森崎
「これまでも何度もお邪魔してましてね…
 色んな作物を見てきましたよ!
 アレとかアレとか…!!」

憧れ
「さて今日は“春掘り長イモ”!」

森崎「長イモか~しかも春掘り!」

ということであぐりっこをよびましょう!
腕立て伏せにハマる中川理筑(リク)君と、
好奇心旺盛な三上桃(モモ)ちゃんの4年生ペア。
まずは長イモについて質問!

森崎「長イモは好きですか?」

あぐりっこ「好き!」

憧れ
「長イモってどうやってできてるか分かる?」

リツ「わかんない!」

憧れ
「普段長イモってどうやって食べてる?」

モモ
「長イモを切って炒めて食べる!
 すごいシャキシャキしてて
 美味しい!」

森崎「とろろは?」

憧れ「とろろはお手伝いしたことある?」

モモ
「いつもすりおろすのが面倒くさい!」

実はモモちゃん長イモが大大大好きなんです♪
でもちょっとするのは面倒なんだね(笑)

森崎「リツはとろろご飯、分かるかい?」

リツ
「とろろご飯は食べたことあるけど
 長イモだとは分からなかった」

森崎「そうかあ~」

憧れ
「ということで収穫真っ最中ということで
 生産者さんに会いに行こう」

全国1位の収穫量を誇る北海道の長イモ。
主産地である十勝のほかに、
ここ洞爺湖町でも生産されています。

早速一行は収穫作業真っ只中だという
生産者のもとへ―

森崎「いたいた!サングラスのおじさんだ」

森崎「怖いかな~」

モモ「怖くないと思う!」

こんにちは~♪

森崎
「よかった!面白そうなおじさんだ!」

今回春掘り長イモを教えてくれる原田尚一さん。
JAとうや湖で30年近く長イモを作り続けている、
ベテラン生産者です。

2016年05月14日(土) |  雪の下が最高の保存方法だった!

取れたて春掘り長イモを見てみると

森崎「すごい立派ですね」

森崎
春に掘る長イモってあまりなじみがない…
 やっぱり秋に掘る長イモが主流ですよね」

原田さん「はい!」

森崎「年に2回掘っているんですか?」

原田さん
「そうです!去年の5月に定植して
 10月末から秋の収穫入ります。
 だいたい6割程度です。」

森崎
「というと逆に4割は残すんだ」

憧れ「も降りますよね?」

原田さん
「雪はここは…
 1メートルくらい降りますよ」

森崎「リツなら雪の中にいたらどうなる?」

リツ「寒い!」

原田さん
「その寒さがいいんだよね!
 ちょうど天然の冷蔵庫みたいになって」

憧れ
「雪の下にあっても凍ったりしない?

原田さん
「しないしない!」

憧れ「腐ったりも…」

原田さん
「しない!一番良い貯蔵庫ですよ!」

あぐり一行「へえええ~」

北海道ならではの貯蔵方法で
越冬させた長イモ。
雪の適度な水分でみずみずしさが増し、
熟成により風味とうま味も上がるのだとか…

森崎
「どうして2回に分けて
 収穫しているの?」

原田さん
「1年を通して通年販売するためには
 秋に全部掘ってしまうと傷むんですよね。
 冷蔵庫の中でも…どうしても。
 そのため土の中に入れておくのが
 一番傷まなくて保存が効くんです」

森崎「ほぼ通年食べられる」

原田さん
「いつでも食べられる!」

森崎「ありがたいです」

収穫は朝7時から夕方6時ごろまで行われ、
その数なんと1日およそ8000本!
パートさんを交え8人ほどが
総出で行うのも納得です。

実際の作業を見せていただくことに…

森崎「さあトラクターが動きますよ」

トラクターの後ろではブラシのようなものが
土を払っていきます。

何をしているのでしょうか?

あぐりっこたちのコメントにヒントが…

あぐりっこ
「あ~~出た!出た!出た!」

リツ「上のほうが出てきてる!」

さて何が出てきたんでしょうか?


2016年05月14日(土) |  驚きの収穫方法!地面からヒゲがピョコン!
トラクターの後部に付いた
ブラシ高速回転。
土の表面をはらっていくと
何か棒のようなものが出てきました。

森崎
長イモの頭が出てきました!」

長イモの茎の部分が出てきました。

原田さん
「これが長イモの頭です」

モモちゃんがグイーッと引っ張ってみます。

憧れ「抜ける?」

モモ「抜けないよお~」

憧れ
「手作業では出来ないので、この後?」

原田さん
「ジェットプラウという機械を使って
 掘り起こしていきます」

お次トラクターの後部に
大きな尖ったクワにような
ものと座席が付いていますよ。

その尖ったクワを土中に
ゆっくり刺していきます。

森崎
「なんだ土ごと盛り上がってきた!」

原田さん
「機械を土に差し込んんだら
 長イモがあがってくるので
 今度はそれを人間の手で抜きます!」

森崎
「土ごと掘り起こしたんだ」

では作業を見せてもらいましょう。

原田さん
「この座席に乗ります…」

すると機械を刺したまま前に進みます。

森崎
「うわ~長イモが土ごと上がってきた!」

憧れ「なんか楽しそう!」

モモ「モモもやりたい~」

長イモをすくい上げるように
土ごと掘り上げ、
そこから手作業で取り上げていきます。
次から次へと収穫される長イモは、
太さや長さによって選別され、
傷がつかないよう丁寧に
コンテナへと運ばれます。

2016年05月14日(土) |  ネバネバで甘くて…おいしい♪

あぐりっこの2人も収穫体験
させて頂くことに!まずは桃ちゃん!

原田さん
土をよけて頭を握る!

土がブルブル動くと
長イモが土の中から出てきます!

モモ
とれた~!気持ちいい~♪」

憧れ「力は?」

モモ「そんなにいらない!」

原田さん
震動で土を崩してくれるので!
 だから後ろで持っているだけで取れます!」

リツもチャレンジ!

憧れ
「リツの座高くらいの長イモ!」

リツもビックリです♪

続いて、金井アナもチャレンジ!

憧れ
ホロホロと崩れていくんですよ。
 周りの土が…
 なので全然力がいらない!」

森崎「そうなんだ」

憧れ「スーッて抜けます!すごい」

森崎
「だけど金井さん。
 それ…
 ずいぶんお嬢様座りだな!
 足の形!
 農家のお母ちゃんは
 そんな風に座らないよ!」

早速、収穫したばかりの
「春掘り長イモ」を割ってみると…?

ビヨーン

ネバネバがすごい!

モモ「食べたい!!」

春堀り長イモの粘りに
興奮を抑えきれないあぐり一行。
皮をむいてそのまま丸かじり!

モモ「甘い!」

リツ「納豆みたいに糸引いてる!」

憧れ
おいし~~い!
 サクシャキサクシャキサクシャキッ」

原田さん
「おいしいしょ!
 やっぱり春掘りは粘りもあるしね」

森崎
「醤油かけないで生でかじっても
 こんなにおいしんだよね!」

モモ「味がちゃんとある!」

じゃじゃん!もんすけです!
朝から夕方まで行う春掘り長イモの収穫作業!
JAとうや湖で収穫された長イモはすべて、
伊達市大滝にある集荷場まで運ばれてくるんだよ。

JAとうや湖 大沼健さん
「全部で30戸の農家で年間約1500トンの
 長イモを生産しています。
 収穫した長イモは一度選果施設の
 冷蔵庫で保管。
 出荷前に長イモ洗浄選別ラインで
 土を洗い落し、重量ごとに選別。
 最後に作業員が形やキズがないか
 確認して、規格ごとに振り分けします。
 道内をはじめ関西・四国・九州まで
 出荷してます」

JAとうや湖の春掘り長イモは、
今時期から9月下旬ごろまで
出回るんだって!
熟成された甘みのある長イモ!
とろろごはんにして食べたいな~

憧れ
「秋と春に収穫する長イモを
 もうすぐ植えるんですよね?」

原田さん
「そうそう!5月中頃から末にかけて植えます」

憧れ
「ということは春掘りの作業を行いながら
 植え付けの準備も…」

原田さん
「はい!同時進行です!」

収穫と同時期にハウスで行われる、
その「植え付け準備」とは?


2016年05月14日(土) |  長イモの種は長イモの種イモ!?

ということでハウスに移動してきました。

原田さん
「ここで種イモの準備をしています」

憧れ「どこにあるんですか?」

原田さん「ここにあります…」

振り返ると…いました。

ビニールをかけられた山…

森崎「ウソでしょ?」

原田さん「この山は全部…です!」

森崎「ええええ~こんなにあるの?」

袋を開けてみると…

モモ「長イモの小さいバージョン?」

リツ「それに粉がかかっている!」

憧れ「これ普通の長イモですよね?」

原田さん「普通の長イモです!」

森崎
「長イモの種は
 長イモの種イモなんですね!」

長イモはジャガイモと同じように、
長イモ自身が種となり、
植え付けされます。
1本の長イモを数個に切り分け、断面を消毒。
その後シートにかけ保温し発芽させるのですが…

原田さん
「ジャガイモと違って芽がないんですよ。
 皮があればどこからでも芽がでる!」

原田さん
「2~3箇所から芽が出るんだけど
 最後は1つの芽しか生き残らないので!」

モモ
皮を剥いちゃったら芽は出てこないの?」

原田さん
出てこない!
 キレイに皮をむいてしまうと芽は出ないです」

憧れ「皮が重要なんですね」

原田さん
約10トンの長イモ
 全部切ったんですよ!」

森崎「手で切るんですか?」

原田さん「そうです!」

なんと、およそ1万本もの長イモを
すべて手作業で切り分けるという種イモ作り!
その作業を見せていただくことに―

原田さん
「だいたい120gくらい…これくらいかな」

憧れ「目分量で?本当ですか?」

原田さん「これに石灰をつけるんですよ」

およそ120gずつに切り分けるという職人技。
その正確さを確かめようとしたところ…

あぐり一行
「うおおおおおお~」

ピッタリ120g!!
チョービックリ!

森崎「ちょっと何これ?すごいね!」

これぞ神業!
長年の経験が成せるプロの感覚…。
お見事です!

憧れ「原田さん!かっこいい」

原田さん
「いやいやいや…
 適当にやったのにね」

森崎「それにしても!」

原田さん「まぐれだね」

憧れ
「どうします?これぐらいで
 やめておきます?」

原田さん「うん♪」

でもすごい!!


2016年05月14日(土) |  長イモ料理をいただきましょう♪

ネバネバ、シャキシャキ、ホクホク~
いろんな食感が楽しめる長イモの栄養価について、
荒川先生に聞いてみたよ!

天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授
「長イモの独特のねばりは
 食物繊維とタンパク質が結合してできる。
 その中に様々な酵素が入っています。
 デンプンを消化するアミラーゼとか
 タンパク質を消化するプロテアーゼや、
 脂肪を消化するリパーゼなど…
 なので昔から日本人はご飯にかけて食べる!
 そうするとアミラーゼがご飯を分解。
 マグロの中にかけて食べると
 プロテアーゼがマグロのタンパク質を分解。
 そういう風に山かけにして食べてきたのは
 とても理にかなっている食べ方ですね」
 
かゆみが苦手な人は、揚げ物にしたり炒めたり、
加熱して食べるのがオススメだよ~!

JAとうや湖女性部の原田君恵さん、
青野礼子さん、丸田紀子さんに
とれたての春掘り長イモ料理を使って
お料理を作って頂きました。

森崎
最高のレストランだなあ~
 羊蹄山を後ろに青空のした…最高!」

※みなさんには長イモのコロッケやカツを
 作って頂きました。詳しい作り方は
 レシピコナーをご覧くださいね!

お料理の前に…

あぐりっこ「とろろ!」

ということで春掘り長イモを
すって行きましょう!

なかなか上手にすれないあぐりっこ。

あぐりっこが、すりおろすコツを
教えてもらうのですが…。

原田さん
くるくるとまわした方が…
(長イモを)立てて!」

回す?まわす?

するとモモちゃん
なぜかドライバーのように
長イモを1点でくるくる回しだしたぞ!

森崎
“の”の字!“の”の字!
 ドライバーになっちゃった!」

出演者もスタッフも大爆笑♪

確かに回したよね~~

でもなかなかすれなくて…

森崎
「よし!後はオレがやるっ!」

森崎
「春掘りだとふわふわとろとろ
 すごいね」

粘りが特徴的な「春掘り長イモ」。
早速おろしたてのとろろごはんから…

リツ「あま味が出てる!」

モモ「ネバネバしていて美味しい」

森崎「甘いわあ~」

憧れ「味が濃い!ふわふわだ」

続いて長イモのカツとコロッケも…。

森崎「うまい」

モモ
「すごいホクホクでおいしい」

森崎
「シャキシャキがホクホクに変わったね」

コロッケはどうでしょうか?

憧れ「すごいなめらか。もっちりしてます」

森崎
「ジャガイモで作るよりもクリーミー!」

リツ「クリーミー!」

憧れ
「いろいろな食感が楽しめるんですね」

森崎
「イメージ的に秋冬の食べ物だと
 思ってましたが
 春も旬だということが分かりました」

原田さん
「春も旬ですね!これからは」

みなさん、こんにちは!
今日は『JAびばい』が主催する婚活イベント
「ビバコン」について紹介するよ!

美唄で農業を営む30~40代の独身男性を応援する
「ビバコン2016風待月(かぜまちつき)」が、
6月18日(土)に美唄市内で開催されます。
現在、イベントに参加していただける
35歳以上の独身女性を募集中!

参加費用は無料!市内を巡るプチツアーや、
食事をしながらゆっくりお話ができる交流会で、
やさしくたくましい、
頼れる農業男子とふれあってみませんか?

応募の締め切りは5月27日(金)まで。
詳しくは『JAびばい』のホームページか、
ご覧の電話番号までお問い合わせください!

以上もんすけの週刊あぐりニュースでした。

《ビバコン2016風待月》
日時:6月18日(土)14:45~
お問い合わせ:℡(0126)63-2165

5月7日のクイズ
「それではクイズを出題!
 日光を当てずに栽培するアスパラは、
 グリーンとホワイトどっちかな?」


正解は「ホワイト」でした。

2016年05月07日(土) |  ♯382 生産量道内トップクラス!JA北はるかのホワイトアスパラガス編

春の訪れを告げる、
北海道が生産量ナンバーワンの農作物
アスパラ!
芳醇な甘味と独特の食感が魅力で、
緑色をしたグリーンアスパラと
真っ白なホワイトアスパラの2種類が主流です。
グリーンアスパラの栽培風景と言えば、
畑を思い浮かべる方も多いはず。
一方のホワイトアスパラは…?

街頭インタビュー
「えー難しくない?」
「遺伝子的に?温度の違い?」
「種の種類が違うんじゃないですか?」
「着色料?」
「日光が当たったり当たらなかったりの差?」
「土の下で育てているから白い?」
「土の中にあるか土の表面にあるかで色が違う

グリーンアスパラに比べ、
皆さんイマイチ自信が無い様子…。
今回のあぐり王国ネクストは、
道内トップクラスの生産量を誇る、
道北の名産地を訪れ、
グリーンアスパラとは一味違う
美味しさを生む驚きの栽培方法、
そして白い色に育てる秘密など、
今まさに旬を迎えた、
ホワイトアスパラの魅力に迫ります。

憧れ
「今回は音威子府村にやって来ました」

森崎「寒いねえ~こんなに雪があるんだね」

北川「札幌は雪はもうないですよ」

森崎
「やっぱ道北はすごいなあ」

憧れ「わたし史上最北です!」

北川
「この音威子府村にどんな農業があって
 何を学べるんですか?」

憧れ
アスペ~ラガスッ! 
 (※Asparagus)」

北川「うほほ~ねいてぃぶ!

北川
「確かにアスパラガスと言ってましたね」

森崎
「言いました言いました。
 アスペーラガス!」

憧れ
「しかもグリーンではなく
 ホワイトアスペーラガスッ

北川「来るね~」

森崎「うわーお!白アスパラ!」

森崎
「あなた発音はいいですけどね
 ホワイトアスパラはどうやって育てるのか
 知っているんですか?」

憧れ
土の中に生えているんですかね?
 なんか下に向かって生えているのか…
 よく分からないです!」

森崎「下に向かって生えている?」

憧れ「根っこみたいに…」

森崎
土をかけて光合成を避けているのも
 あるんですが今日はちょっと違います。
 面白いと思うよ」

では一緒に勉強してくれるあぐりっこです。
今回は男子5年生チーム。
明るく好奇心旺盛な竹内悠星(ユウセイ)君と、
食べることが何より大好きな
佐藤駿成(シュンセイ)君です。

森崎「アスパラ好きですか?」

あぐりっこ「大好きです!」

森崎「アスパラは何色?」

あぐりっこ「緑!」

森崎
「そうだよな…今日は白いアスパラを
 勉強するんだけど食べたことは…?」

あぐりっこ「ない!!」

憧れ
「ホワイトアスパラガスって
 こういうものなんです(写真)」

シュンセイ「ネギみたい!」

森崎
「アスパラを白く育てるためには
 これが必要なんです」

北川「宝さがしするみたい

シュンセイ工事で使いそう!」

森崎
「このヘッドライトが重要になってくる!
 では白いアスパラの秘密を探りに行こう!」

道内有数の豪雪地帯である音威子府村。
寒空の下、ホワイトアスパラはいったい、
どのように栽培されているのでしょうか…
ホワイトアスパラを育てている、
生産者の長尾宝一さん。
さっそく栽培している様子を
見せて頂くことに…

2016年05月07日(土) |  野菜の収穫にヘッドライトが必要??

長尾さん
「このハウスが2重になっているでしょ?
 この中にあるよ!すごいよー
 これが…1・2・3…9棟!」

森崎
「すごい!全部ホワイトアスパラ?」

長尾さん「そうです!」

森崎「どうやったらホワイトになるんですか?」

長尾さん
「(ハウスの中にある)白いビニール!
 これが全く光を通さないの!
 これはね、元々はグリーンなんですよね」

森崎
を当てると緑色のアスパラ!
 光を当てないと白いアスパラになる!」

アスパラは収穫前に日光を浴びて
光合成を行うことで、
栄養分であるを地下の根に蓄えます。

グリーンアスパラはその糖を多く使って
緑色に成長しますが、
日光を遮断して育つホワイトアスパラは
その糖をほとんど使わずに生長するので、
白い色で甘味が強いアスパラに育つのです。

森崎
「暗い所、大丈夫?
 すっごい暗いんでしょ?」

長尾さん「全く見えない!」

森崎「どうするんですか?」

すると長尾さん。
おもむろにヘッドライトを出しました!

あぐりっこ「ヘッドライトだあ!」

まずはあぐりっこ達にハウスの中を
覗いてみてもらうことに…

するとー
「うわあああああ」
「見えない!」

さて戻ってきて感想を聞くと…

シュンセイ「湿気がやばい!」

ユウセイ「真っ暗!」

森崎「温度はどうだった?」

ユウセイ「あったかい!」

ということでいよいよ、
ホワイトアスパラの栽培ハウスの中へ!

森崎「うわっ!生えてる!」

憧れ
「うわ~ニョキニョキ生えてる~!」

森崎「太い!」

憧れ
「奥の方、何も見えないです!」

北川
「うわ~いっぱいあった!すごい」

憧れ
「ひとつのハウスの中に何本くらい
 生えているんですか?」

長尾さん
「何本かは…おじさんもわからん。
 ただね1棟から500~600kgくらいとれる!」

あぐりっこ「うわー」


2016年05月07日(土) |  暗闇の中でアスパラ収穫!

北川
「これサイズで言うと何なんですか?
 スーパーでこのサイズ見たことない!」

長尾さん「3Lくらい!」

森崎「3Lが一番大きい?」

長尾さん
「JA北あかりでは4Lもやろうとしてます」

北川
「太いのと細いのって味は変わらない?」

長尾さん
「味は変わらないけど(太いほうが)
 みずみずしさがあるね!」

大きく良質なホワイトアスパラを育てるため、
長尾さんは温度管理と土作り
こだわって栽培しています。

長尾さん
「温度計あるんだけど何度くらいかな?」

シュンセイ「18度ぐらいです」

森崎「体感的には熱い気がしない?」

長尾さん「湿度は100%!」

森崎
「だって太陽の栄養がないわけですよね。
 だから土と水が重要になりますよね」

長尾さん
「収穫した後にたい肥を入れたり!
 私の特有の大豆粕とうきび粕
 ペレットにしたものをまいて
 要は微生物を増やして土を良くするのね」

長尾さん
「毎年こうしている」

憧れ「土の色が全然違う!」

長尾さん
「こういう風になるの。
 ここのハウスは9年目。
 9年でこのくらいの土になるね」

ホワイトアスパラは収穫が終わる6月頃に、
遮光カーテンを一旦取り除いて、
秋までアスパラを成長させ、
高く伸びた茎の部分を刈り取り、
根に養分をしっかり蓄えながら冬を越します。

森崎「それを冬の間は?」

長尾
「そのまんま雪の下に!
 だってこんなに雪が降るんだもん」

森崎
豪雪地帯だからハウスのビニールを
 とらなきゃダメなんだ。
 したら根っこは雪の下になります。
 そこで春まで養分を蓄えて…」

長尾さん
「蓄えたのが春。いま新芽が伸びてくる!」
 
森崎
「雪解けと同時にハウスを建てるのね」

長尾さん
「2月20くらいにビニールをかけます。
 雪捨てて!」

森崎
「衣替えをしているんですね~
 ホワイトアスパラは…」

じゃじゃ~ん!もんすけです。
北海道でホワイトアスパラの
栽培が始まったのは大正時代。

主に缶詰としての加工用に作られて
いたんだけど、昭和40年代以降から
グリーンアスパラの生産が主流となって、
手間暇がかかるホワイトアスパラは
激減していったんだって…
でも最近は、生で食べるための
ホワイトアスパラの需要が伸びてきて、
道産のホワイトアスパラは、
全国各地へ届けられているんだよ!

さて続いては収穫作業に挑戦!

カマカゴを持って作業します。
カマに印がついていています。

森崎
「この緑のラインを越えていればOK!」

1本1本、長さをはかって根元からカットします。

ザクッ…

憧れ「良い音~♪」

さてあぐりっこも挑戦!

シュンセイ
「すごい…しっかりしていて
 1回ではスパンと切れない!」

ユウセイ
「最後に切る時がすごい気持ちいい!」


2016年05月07日(土) |  ジュワッ!あま~い♪

ここでリーダーが収穫したての
ホワイトアスパラを割ってみると…

アスパラ汁がポトリ…ポトリ…

「すごーい!」

改めて収穫したてのホワイトアスパラを
生でいただくことに!

ユウセイ「甘い!」

シュンセイ「初めてのアスパラで…」

憧れ「口から溢れている!」

森崎「溺れちゃうぞ!アスパラ汁に!」

北川さんはあまりの美味しさにビックリ顔

森崎「顔だけで…うるさい!」

北川
「ハリがあるから固いかとおもいきや
 やわらかい!」

憧れ「あふれる~~♪」

憧れ
「やっぱりこれだけ甘いホワイトアスパラガス。
 収穫しながら召し上がっているんですか?」

長尾さん
「いや~いや…おじさん…
 あんまり食べない…」

森崎「なんで?」

長尾さん「…苦手!!」

長尾さんの驚きの発言にあぐり一行、

「どうして~~?」
「食べてごらんよ。絶対うまいから」
「試しに食べて~」

あぐり一行から一斉に食べて食べてとせがまれ…

長尾さん
遠慮させて…(涙)」

あぐり一行(再びの驚き)」

長尾さん「焼いたら食べられるけど…」

北川「生は?」

長尾さん「生は…ダメだね…」

森崎
「シュンセイが生が一番おいしい!って
 言ってるよ」

長尾さん「ダメだあ」

ということで長尾さんが大好きな
炭火焼きと茹でたホワイトアスパラを
食べさせていただきます!

森崎
「焼いてるだけで水分がジュワジュワと…」

ユウセイ「いいにおいがする~」

まずは茹でホワイトアスパラをいただきま~す!

森崎「うまーい」

北川「しっかりした甘みになりますよね」

ユウセイ「甘い!」

シュンセイ「うまい!」

長尾さん
嬉しい!
 こうやって美味しいって言ってくれたら!」

北川
「さっきの生で食べたのと違うあま味でしょ?」

シュンセイ
「生で食べるよりあま味がある気がする!」

森崎
「アスパラの一番おいしい食べ方は?」

シュンセイ「うーん。生!!」

森崎「まだが好きなんだな(笑)」




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