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2020年08月29日(土) | ♯583 札幌市・大浜みやこカボチャ編
2020年08月29日(土) | 特徴その1…砂の熱!
2020年08月29日(土) | 特徴その2…葉っぱが日傘に!?
2020年08月29日(土) | 特徴その3…畑で完熟できる!
>>

2020年08月08日(土) |  知名度も作付面積もUP!
ルルロッソとはどんな小麦なのか?
7年前にも取材でお世話になった、
生産者の林寛治さんに教えて頂きます。
リーダー
「(7年前は)景色が違いましたね。
 真冬も真冬ですもんね…」

林さん「よく来ましたね」
森アナ「7年経ってようやく会えました」

リーダー「これも昨年秋にまいたものですか?」

林さん「そうです」

リーダー「こんなに立派に育つんだ~収穫は?」

林さん「今日やります!!」

リーダー「うわ~すごいすごい」
リーダー
「ルルロッソの特徴的な赤色が小麦の穂に出てますね。
 森さんルルロッソの名前の意味わかる??」

森アナ
「分かんないです…
 ルルロッソって留萌のブランド小麦って
 聞いたことがあったので
 留萌と関係があって『ル』なのかな?」
リーダー「どこから名前の由来来てますか?」

林さん
「留萌地方をアイヌ語でルルモッペと言うんです。
 その頭の『ルル』の部分をとりました。
 あと特徴的な赤!
 留萌は夕日がキレイな街なので、
 夕日も赤なのでイタリア語の赤『ロッソ』を合わせ
 ルルロッソにしました」
 
森アナ
「へえ~それだけ留萌エリアを象徴するような
 小麦になってくれという思いも
 込められているんですかね?」

林さん「そうですね」
リーダー
「7年前に来たときよりも、
 各地でルルロッソって名前を聞くようになりました。
 実際、留萌管内を代表する小麦になったといっても
 いいんじゃないですか?」

林さん「私はそう思ってます!」

リーダー
「ねえ!7年前より規模や生産戸数は変わりましたか?」

林さん
「(戸数も)若干増えて、
 作付面積も増えています!」

リーダー「すごいすごい」
ルルロッソは、留萌地方だけで生産している希少な小麦。
栽培が始まってから11年。

今では、ルルロッソのパスタが、
札幌や首都圏のイタリアンレストランでも使われるなど、
認知度が大いに高まっています。
森アナ
「ルルロッソの特徴を見ていきましょう」

リーダー
「一般的な小麦と比べても色が全然違う!」
森アナ「そのほかにも穂が大きい」

林さん
「こちらは『きたほなみ』なんですが
 比べると粒は大きいです」
リーダー「収量や育てやすさは?」

林さん
「収量は若干少なくて…病気に弱いので…
 ですから作りづらいといえば作りづらい」
林さん
「秋にまいて春に芽を出すんですけど
 ここで越冬できない株ってけっこうあるんです。
 きたほなみでもあるんですけど、
 ルルロッソの方が率が高い…」
リーダー
「そうか…なんか(見た目が)赤いし…
 見かけによらず体が弱いなんて…
 すごく愛着わくなあ~」

森アナ
「なんか誰かと似てますねえ~
 粒が大きいところとか…(笑)」

2020年08月08日(土) |  スケールのでっかい収穫!
そんなルルロッソの栽培スケジュールがこちら。
ほかの秋まき小麦と比べ、
全体的には大きく変わりませんが、
防除(ぼうじょ)という、
病気を防ぐための作業が多くなります。

林さん
「雪腐れ病で越冬できない場合が多いので
 11月に雪腐れ病に対する薬をまきます。
 5月は倒伏防止などの防除をします。
 6月は赤カビ病の防除ために
 3回、10日おきにまきます」

リーダー「予防接種的な?」

林さん「そうです!」
森アナ
「ということで収穫の作業も見せてもらいましょう」

リーダー「控えているじゃないですか!」

森アナ「おっきいですね」

リーダー
「小麦はダイナミックですよ。
 ぜひ森さんとカメラマンは近くで見て下さい。
 後ろからご覧になってください」

森アナ「なんでですか…??」
ということで収穫の様子を、
コンバインの前と後ろからレポートします。

リーダー
「さあ回りましたあ。
 すごい勢いで飲み込まれていく!
 こんな早いんだあ~」
森アナ
「すごいすごい!出てきてます!
 小麦がすごい勢いで!」
林さん
「まあ、もうちょっと早く走るんで…」

リーダー「これは1日で刈れるんですか?」

林さん「刈れます。約1時間で刈れます!」

リーダー
「今年のルルロッソはどうですか?」

林さん
「今年は出来がいいので期待してます!」

リーダー
「よかった~と思ったらもう1列終わりましたよ」
さあ観察した森アナが戻ってきました。

森アナ
「すごい勢いでした!
 小麦が舞ってました!マスクしてて良かった」

リーダー「これ…かゆくなりますよ」

森アナ「ヤダー」
小麦の収穫は、茎の乾燥具合を見極め、
晴れた日に一気に行います。
リーダー
「さあ上のアームが伸びて
 トラックの荷台の上にセッティングされました。
 出てきた~粒大きいわ」
リーダー
「こんがりと色がついてますね」

森アナ
「実が1粒1粒立派ですね。太ってますよね」
林さん
「ここからは施設に運んで乾燥させます。
 一度乾燥させて保存した後、
 別の施設で選別します!」

リーダー
「お米って食べるまでに手数かかるのを
 知っているじゃないですか。
 やっぱり同じですよ。穀類は何でも大変。
 小麦も小麦粉になるまで、
 小麦粉からパンやうどんになるまで…
 色々と手がかかりますよね…
 なかなかこの粒の状態で
 うどん食べたいなとはならないですよね」

森アナ「想像がつかないですよね」

リーダー「感謝がこもりますね」

選別を終えたルルロッソは、
全てJA南るもいを経由して、江別製粉に出荷。
その工場で、小麦粉に加工されます。
そこから小売店や飲食店、製麺会社などに流通し、
私たちのもとへ届きます。
リーダー
「小麦の知名度も上がってると思いますが?」

林さん
「おかげ様で知名度は上がりまして…
 昔なら道内でもルルロッソって何?って言われましたが
 最近はいうと『ああ』って言ってもらえて
 それだけでも嬉しくなります」
リーダー「今後のルルロッソは?」

林さん
「今後も増やしていきたいですし
 開発の余地もありますし、
 日本人に合う小麦・パスタを作っていきたい」

リーダー
「我々が食べて美味しいと感じる。
 そして独自性と豊かな風味を
 北海道産小麦に感じる… 
 そういう食事を盛り上げて下さってる小麦!
 今日はありがとうございました」

2020年08月08日(土) |  ルルロッソが麺になるまで!
さてあぐり一行は、
小平町から隣町の留萌市に移動。
ルルロッソの小麦粉を
パスタなどに加工している「フタバ製麺」へ。

■フタバ製麺
住所:留萌市栄町2丁目
電話:0164-42-1699
7年前の取材でもお世話になった仲田隆彦さんに、
ルルロッソの製麺の様子を見せて頂きます。
リーダー
「(以前の取材から)7年が経って
 ルルロッソの知名度が上がりましたね」

仲田さん
「おかげさまで。みなさんのおかげで!
(有名になるように)努力はしていました。
 やっぱり留萌管内を盛り上げたい!
 という気持ちだけでやっていましたでの
 ここまでみなさまが分かってくれるのは
 本当にありがたいです!」
リーダー
「これからも続いていく小麦になりそうですね」

仲田さん「そうなればいいですねえ」

リーダー
「今日はありがとうございました」

森アナ「終わりじゃないですよ!!」

リーダー
「キレイにまとまったなと思って(笑)」
     
と、気を取り直しまして、
製麺作業を見せて頂きます。
まずはルルロッソの小麦粉に、
水と卵を入れて練り込みます。

仲田さん
「一番最初にサンプルでもらった小麦で練った時に
 水が回っている姿をみて
 『すごい!この小麦は最高だ!』と思いました」
リーダー「違うんだ…」

森アナ「何が違ったんですか?」

仲田さん
「ねばりと硬さが目で見えると言うんですか…
 それがすごいなって…」
練った粉はプレスされ、
平たい板状の生地になります。
ところで、仲田さんがおっしゃる、
「目に見えるほどの硬さ」とは…?
リーダー
「硬いのは誰だ?
 利き小麦大会~!!イエーイ」

パチパチパチ

リーダー
「さあお待たせしました。
 チャレンジー森結有花さん」
リーダー
「今ここに4つの小麦粉を練った生地があります。
 それぞれ薄力粉・中力粉・強力粉、
 そして今日のルルロッソ超強力粉!
 この4つの中でルルロッソを当ててください」

仲田さん「小麦粉と水の分量は同じ条件です」

森アナ
「同じ条件でどれだけ違うかって事ですね」
小麦粉は種類によって粘りの強さが異なり、
それぞれに適した用途があります。
ルルロッソは、特に粘りが強い種類で、
パスタによく向いています。
森アナ
「ちなみにこれ当たったらどうなりますか?」

リーダー
「当たったらこの後のルルロッソを使った
 美味しい料理がたべられます」

森アナ「外れたら?」

リーダー
「今日の帰りは公共交通機関でお帰って下さい」

森アナ
「外れた時のペナルティーが大きい!」

2020年08月08日(土) |  超硬い!これが美味しさの秘密だ!
ではいってみましょう!

リーダー「触っていいですよ~」

森アナまずは④の小麦から。
「柔らかい!!指が沈んでいきます。
 ふにゃーんって」
森アナ
「③番。結構チカラをいれないと伸ばせない!硬い」
リーダー「音で表すと?」

森アナ「グア~~って感じですね」
森アナ
「②番は柔らかい!
 ③番と比べても、かなり柔らかい!」
森アナ
「①番!あ~柔らかくてねばりもありますね。
 モッチリ感がありますね」
森アナ
「結論から言うと
 間違いなくルルロッソは③番です!
 これはダントツで硬い!
 形もはっきりしてるし、
 伸ばすにもチカラがいる!!
 これはルルロッソ!!
 問題はあと3つだ」
では森ちゃん、どうぞ!

森アナ
「①強力粉、②薄力粉、③ルルロッソ、④中力粉」

リーダー「正解!!」

森アナ「イエ~イ!やったー!」
森アナ
「ルルロッソは全然違います。硬い硬い!」

仲田さん
「全然違うんです。
 僕が水で練って分かったというのがコレなんです」
さて、製麺作業の続きを見せて頂きます。
リーダー「もう切られてるよ!」

森アナ「あ~本当だ!麺になってる」
森アナ
「どういうところがパスタに向いているんですか?」

仲田さん
「この小麦はタンパク質が高いんです!
 12~13%くらいある。
 通所の強力粉だと11%くらい」
仲田さん
「でんぷん質も高いので…
 通常パスタはデュラム小麦を使ってます。
 デュラムセモリナという小麦を普通使います。
 それに(ルルロッソは)国産小麦では
 最も近いと言われています!」

リーダー「パスタの本場イタリアに近い!」

仲田さん「そういう小麦ですね」

2020年08月08日(土) |  ルルロッソをいただきます!
ルルロッソの麺を乾燥させる工程を見ました。

リーダー 「あ~干されてるのコレ。
 扇風機あてられてねえ」
ルルロッソの栽培や商品の開発は、
「日本人の味覚に合うパスタを作りたい」
というテーマのもと、農業や加工業など含め、
留萌エリアが一丸となり取り組んできました。

仲田さんや林さんは、
その中心となってプロジェクトを牽引しています。
仲田さん
「手ごたえはあり、やって良かった!
 頑張りがいがあります!」

リーダー
「生産者さんにとっても新しいものを作るのは
 とんでもない励みになるじゃないですか!
 次につながるエネルギーとしてね
 すごく注目しています!」
仲田さん
「林さんがいなかったら…
 これはできなかった!
 あの人がやるって言わなかったら
 これは出来なかった」

リーダー
「マチの名産を盛り上げたいという思いが
 実を結んだ!
 7年前取材して、今日また取材して
 その思いが大きくなりました。
 いいものを作ったんだなあ~」
ではお楽しみの試食のお時間ですよ!

森アナ
「留萌市内の『美食酒家 司』にお邪魔してます。
 ルルロッソを使ったお料理をいただきましょう。
 ここからは店主の大懸さんとJA南るもいの西谷さんに
 お話をうかがいました」

■美食酒家 司
住所:留萌市開運町3丁目
電話:0164-43-1002
こちらの料理は?

大懸さん
「増毛産タコの柔らか煮と
 ルルロッソのペペロンチーノです」

リーダー
「うわ~いい香り。平打ち麺です。
 いただきます!」
リーダー
「うううううう~~ん!!」
リーダー
「平打ち麺なのに食感が豊かで
 噛むごとに楽しいですね。
 コシがすごいよ」

大懸さん
「パスタのタイプが色々あるんですけど
 どの麺の種類もコシが強く
 オイル系・クリーム系どちらもなじみやすくて
 非常に重宝するパスタです」

森アナ
「パスタも美味しいですけどハンバーガーも」
西谷さん
「小平バーガーと言いまして
 バンズにルルロッソが100%使われてます」

■小平バーガー
 販売店:道の駅おびら鰊番屋/道の駅るもい
リーダー
「うわすごい!
 パンの弾力がすごいです!
 歯の侵入を拒むような跳ね返りがあります!」
ルルロッソのこれから…

西谷さん
「みなさんにももっと知ってもらって
 生産者も意欲的に取り組んでいるので
 ずっと作付けできるようにして
 消費者のみなさんにおいしいものを届けたいです」
大懸さん
「ルルロッソのラーメンサラダをやってみたり
 現実のものにはなってませんが餃子の皮だったり
 粉なので色々な展開ができると思うので
 考えていきたいと思います」

リーダー
「小麦が持つ多種多様な使い道!
 これからもっと広がるんじゃないかなと思います。
 今日はありがとうございました」
みなさん、こんにちは!
今日は、お得な牛肉販売のお知らせだよ~!

ホクレングリーンネットショップでは、
「食べて応援!北海道産牛肉」と題して、
特設ページで、道産の牛肉を
お得に取り扱っているんだって~
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(詳しくはホクレングリーンネットショップを検索)

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8月1日のクイズ
「新冠町のピーマン生産量は、
北海道で何位だったかな?」

正解は「1位」でした。
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2020年08月01日(土) |  ♯579 新冠町ピーマン編
子供が苦手な野菜の代表格…ピーマン!

苦手な理由としては、
苦みや独特の香りがあげられています。

そんなお子様方には、ぜひ知って頂きたい。
北海道産ピーマンの主力品種の味は…あまいっ!

今回のあぐり王国ネクストは、
新冠町のピーマンに注目します。
森結有花アナウンサー
「新冠町にやってまいりました」

森崎博之リーダー
「お米がポンポンに上に向かって生えてます。
 気持ちがいいなあ。なんか緑しかない!」
リーダー「新冠~~」

    (こだま)「新冠~~」

リーダー
「気持ちのいいこだまが返ってくる!」
リーダー「ヒヒーン!」

    (こだま)「ヒヒーン!」

リーダー
「やっぱり馬産地なんでね」  
森アナ
「新冠町といえばサラブレッドも有名ですが
 ピーマンもたくさん生産されています」
リーダー
「そうなんです。
 実は12年前に一度訪れていて…
 その時は4人のピーマンが苦手な
 あぐりっこを連れてきて…」

森アナ
「子供はピーマン苦手な子が多いですよね」

リーダー
「ところがですよ。
 ピーマンハウスに入って
 ピーマン苦手な子供たちが
 生でかじって!!!」

(当時のあぐりっこ)
「おいしい!トマトみたい!本当に!」
森アナ
「それだけ新冠町のピーマンは美味しいという
 ことなんですよね。
 味もそうなんですけど、量もすごいんですよ。
 北海道で生産されているピーマンのうち
 半分以上が新冠町産!
 しかもすごいのが、生産戸数、作付面積、
 販売高、生産量が増え続けているんです!」

リーダー「12年前に取材してますけど、その時よりも?」

森アナ「増えています!」
 
離農や人手不足が問題となっている昨今、
右肩上がりの成長を続けている、
新冠町のピーマン生産。
その実力を探るため、まずは農場へー
リーダー「全部ピーマンだ!!」

森アナ「へえええ」

リーダー「ハウスがすごいいっぱいだな。すごい」
ピーマン生産部会の会長を務める
竹中浩二さんに農場を案内して頂きます。

2020年08月01日(土) |  ピーマン嫌いな子は食べてごらん!
森崎リーダー「ハウス何棟あるんですか?」

竹中さん「18棟です」

リーダー「どれくらいのピーマンが…??」
竹中さん
「うちで1年間で(生産量は)約50トンです」

リーダー
「ピーマンだけで50トン!!??」

森アナ「1日でピークの時は?」

竹中さん「約1トンくらい出荷する時もあります」
リーダー
「あはは。
 ものすごく重たいピーマン作ってるんじゃ…
 出荷前に肉がつまっている!みたいな…
 新冠町でここが一番大きいんですか?」

竹中さん
「いやいや。もっと大きい所もあります。
 新冠町内で約2000トン出荷するので!」
 
新冠町のピーマン生産量は、
道内では断トツの1位。
シェアは5割を超えています。

その収穫真っ盛りのハウスにおじゃまします。
リーダー「これ何ですの?」

竹中さん
「収穫のカートとコンテナ。
 ここに入れていきます」

リーダー「これがいっぱいになるの?」

竹中さん「行って帰ってくればなります!」
リーダー「どれくらいのサイズをとるんですか?」

すると竹中さん、どんどん取っていきます。

森アナ「早い早い!」

リーダー「もう4つもとってる!」
リーダー「でかい~立派だねえ」

少し力を入れて持ってみると…

バリバリバリバリ

リーダー「音が…しっかりしてる!」

森アナ「肉厚なのが分かりますね」
リーダー
「すごい立派。食べてもてもいいですか?」

竹中さん「どうぞ」

リーダー「すみません…」

パクリッ

森アナ「一口???」
リーダー
「うお~みずみずしい。
 溢るるピーマン汁!でも苦くないです!
 これですよ!
 ピーマン嫌いのあぐりっこ達が食べて
 『美味しい。このピーマンならいくらでも
  食べられるって言ったんですよ』」
森アナ
「じゃあいただきます!
 甘い!あまい!
 思ってたのと全然違う。フルーツ」

リーダー
「これだったらどうですか?
 ピーマン嫌いのあぐりっこが
 おいしいっていったの頷けませんか?」

森アナ「納得!!!」

リーダー「すんごい美味しいですね」

竹中さん「ありがとうございます」

2020年08月01日(土) |  地域の特性を生かしたブランド!
竹中さん
「この品種は“みおぎ”といいます。
 柔らかくて苦みが少ない。
 果実の色もいい緑になる!
 生産者にとっては収量も多い!」
竹中さん
「ピーマンらしい形になるっていうか
 規格外が出にくい!」

リーダー
「ロスが無いし、収量が安定する!」

森アナ
「新冠町で“みおぎ”を作ろうって決めてる?」

竹中さん
「そうですね。品種の統一ということで!」

リーダー
「“みおぎ”という品種があれば
 どこでも美味しいのが作れるか?と言ったら
 そういうことでもないんじゃないですか?」
竹中さん
「日高地方の特徴として馬がいたり牛がいたり
 良質な堆肥が近くで手に入るということで
 秋に収穫が終わったら、堆肥を散布して
 次の年に備えているというのが大きいかと…」
リーダー
「馬糞ってすごくいいんですって!
 馬ってずっと駆け回っていて
 なんかわかんないですけど
 ウンコも調子いい訳ですよ!運動してるから。
 それを畑にいただいてる。
 土の栄養にしてるってことですよね」
地域の特色を活かした農産物ということもあり、
新冠産のピーマンは今年の6月、
「にいかっぷピーマン」として、
地域団体商標に登録されています。
そんな国のお墨付きのピーマンは、
どのように栽培されているのでしょう。
ピーマンをよく観察してみると…

森アナ
「なんで吊らされているんですか?」
竹中さん
「ピーマンは糸がないと倒れてしまうんです。
 ツルで絡んでるわけではないので…
 これが命なんです」
竹中さん「糸に茎を巻いている」

リーダー
「縛っているんじゃない。
 ぐるぐるスパイラルのように巻いてる」
竹中さん
「これ1株から4本の茎を出してるんです」

リーダー
「下に注目すると面白いんですよ。
 株元は1つなんですけど…どうです?」 

森アナ
「まず2つに分かれて、それがまた2つに分かれてる」

リーダー
「それを糸で引っ張りあげてあげる。
 すると倒れないわけですよね。
 これが無かったら地を這うようなものですか?」

竹中さん
「そうです。これ4本仕立てという栽培方法です。
 最初からなっているんじゃなくて、
 4本に作っていくんです」

2020年08月01日(土) |  ピーマン収穫体験!
竹中さんのピーマン栽培スケジュールは
ご覧の通り!

種まきから発芽まではホクレンが担当。
その苗を生産者が購入し育て、
4月下旬、ハウスに定植します。
森アナ
「定植(ていしょく)ですけど
 何てったって 18棟ありますから
 苗も多いですよね?機械とか使うんですか?」

竹中さん
「全て手作業です。
 この1棟で約300本くらい植える…」

リーダー
「1棟で約300本…18棟ありますよね。5400株…」

森アナ
「5400株、ただひたすら植え続ける」

竹中さん
「そんなかかんないですよ。
 パートさん頼んで3~4日ほどで終える」
定植を終えて5月、これまた手作業で糸かけをします。
それが終わると、余分な枝を切り落とす作業が始まり、
6月に入ると枝の整理と並行しながら、
収穫が10月下旬まで続きます。
森アナ
「気づいたんですけど
 ピーマンで1つの苗から
 ものすごくたくさん実が取れるんですね」

リーダー「1つの株から何個できる?」

竹中さん「200~300個です」

リーダー「すごいすごい!」
竹中さん
「収穫したら、また次の花が咲いて…
 というのがずーっと。
 今日収穫できるのもある、
 次収穫できるのもあるよ、
 こういう小さい実もあるよ、
 今咲いてるのもあるよ…となると
 ずーっとピーマンがとれる!
 ということはずっと出荷できる!
 ずっと出荷できるということは
 ずっとスーパーに新冠のピーマンが並ぶ!」

森アナ
「生産者のみなさんもずっと仕事がある!」
ピーマンはご覧のように、
1つの株からたくさんの実がなります。
夏は、花が咲いてからおよそ2週間で収穫適期。
涼しくなると、その間隔が長くなっていきます。
暑い時期に短いスパンで収穫することで、
収量を上げています。
森アナ
「ピーマンの収穫体験をさせてもらいましょう。
 収穫する目安はありますか?」

リーダー「だいたいOKマークですかね」
竹中さん「上にピッとあげると取れます」

森アナ
「軸を上にあげるようにして取ればいいですか?」

竹中さん
「ピッとあげて。ピーマンを持ってもいいし、
 軸を持ってぐっとあげてもいい!」
森アナもやってみますが…
軸が取れちゃって意外に難しい…!!
何度かトライして成功です!

森アナ
「10個くらい収穫しただけでも汗だく…」

リーダー「まだ1キロにも満たないです」
新冠町でピーマンの栽培が始まったのは1980年。
当初は生産者5名でしたが、
今では47戸の農家がピーマンを生産。
そして今年6月、地域団体商標に登録。
ピーマン産地として進化を続けています。
リーダー
「町の名前が商標として出せて
 いわゆるブランド野菜ですよ。
 そういったものを手掛けている…
 どんな思いで育ててますか?」

竹中さん
「やっぱり誇りもありますし
 ブランド野菜を生産する責任も重大だと思います」

リーダー
「私がピーマン汁たっぷりでうまい!って言ったら
 より責任重大になっていきますよね」

竹中さん「本当ですよね!」

リーダー
「でも新冠のピーマンは苦みが少なくて
 美味しいって伝えていきたいですね。
 ピーマン作り頑張ってください」

竹中さん「いっぱいお店で買って食べて下さい」  

2020年08月01日(土) |  北海道最大のピーマン選別施設に潜入!
森アナ
「新冠町で年間2000トンのピーマンが栽培され、
 そのピーマンが集まっている選別施設に来ました」

森崎リーダー「ここに2000トン!すげーな」

森アナ
「お話をJAにいかっぷの本田さんに伺います」
本田さんに北海道で最大のピーマン選別施設を
案内して頂きます。

本田さん
「1日に約25~35トン処理できます!」

森アナ
「ピーク時は35トン!
 それだけの処理能力がある!では行きましょう」
ピーマンは、コンテナに入った状態で、
農場からこの施設に届きます。
そのコンテナは、コンベアに乗り、
自動で選別レーンに運ばれます。
リーダー「うわ~たくさんある」

森アナ「ピーマンごろごろ流れてくる!」

本田さん
「人の目でチェックして規格外品を取り除きます」
手作業で規格外品を取り除いたあと、
驚きの機械作業が続々と…
リーダー
「1個ずつ中に入ってます」

森アナ「ブラシみたいなのがついてますね」

リーダー
「磨かれて…ここの下どうなっているの?」
本田さん
「カメラが入っております。開けてみます」

リーダー「光ってる」

森アナ「写真撮ってるんですか?」

本田さん「サイズごとに判別しています」

リーダー「1個1個みてるのね」

森アナ「結構な速さですよね」

本田さん「6規格に分かれています」
森アナ「また流れていきます…」

本田さん
「カメラで判別された規格ごとに落としていきます」

リーダー
「落ちていってます!
 すごい速さで大きさ事に落ちていってます。
 この調子で難十トンも選別が可能になってる」
森アナ
「で、流れてきたものを 
 下のベルトコンベアがこちらに運んでます」

本田さん
「こちらは袋に入るレーンです」
本田さん
「あちらの機械に入れて袋詰めをします」

リーダー「スーパーでよくみる小分けの袋」

森アナ
「これで出荷されていくんですね。
 こういう風に施設が整っているからこそ
 生産量を上げることができますよね」

リーダー
「竹中さんおっしゃってましたもん。
 最新技術と施設があるから
 生産者は生産に集中できる。
 ありがたく思ってるって言ってました」
新冠町では2016年、
ピーマン選別施設が新しくなり、
処理能力が飛躍的に向上。
それに伴い、生産量も大幅にアップしました。
また新規就農者の受け入れや、
6次産業化の推進など、JAや町が連携しながら、
ピーマン生産の体制を整えています。



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