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2020年10月17日(土) |  ♯588 今金町・今金和牛編
日本一の牛肉産地、北海道。
道内各地で高品質なブランド牛肉が
生産されています。
そんな中、新型コロナウイルスの影響で、
牛肉の消費量が落ち込んでいます。
しかしその一方で、命を扱う生産現場では、
毎日のように子牛が生まれ、
これまでと変わらない飼育が続いています。

今回のあぐり王国ネクストは、
今金町の知られざる特産物、今金和牛に注目します!
森結有花アナウンサー
「先週に引き続き今金町からお送りいたします」

森崎博之リーダー
「先週はダイナミックでしたね~
 登場していただいたJA今金町の佐藤さん!
 赤布を引いてほしかったのに、引かなかった…!」
(詳しくは先週のホームページをご覧くださいね)

リーダー
「まるで昨日のことのように思い出されます。
 でも今金男しゃくはGIを取得して、
 さらに今金町の名前を全道・全国に轟かせるでしょう」
森アナ
「では今秋もゲストの方を呼んでいます!
 こちらの方です!どーぞー!」

ざわざわざわ(笑)

JA今金町 佐藤貴弘さん

「今週も来てしまいました」

リーダー「今日はビシッとお願いします」
森アナ
「では注目する食材を教えていただきましょう。
 佐藤さん、お願いします!!」

さあ今回はミスなしです!

佐藤さん「はいっっ!!」
リーダー「うわあああ」

森アナ「きゃあああ」

佐藤さん「今金和牛と言います!!」
佐藤さん
「今金和牛と言っているんですが
 飼育頭数が少ないので
 みなさんの耳には伝わっていないと思いますが…
 今がんばってブランド化しようとしています!!」
リーダー
「でも相当なお肉ですよね」

佐藤さん
「5年に一度行われる、
 通称『和牛オリンピック』、
 全国和牛能力共進会で
 2012年・2017年と2年連続で優等賞を獲得!
 全国で10本に指に入ります!」

リーダー
「松坂牛・神戸牛・近江牛…
 名立たる牛が参加する中で10本に指に入る!?」

佐藤さん「はい!!」

森アナ「すごーい!」
今金和牛は、年間の出荷頭数が30頭ほど。
生産規模は小さいのですが、
品質の高さは実証済みなので、
JA今金町は、新たなブランド産品候補として
期待を寄せています。
佐藤さん
「昨年11月に今金男しゃくと今金和牛を
 コラボレーションさせたカレーを作りました」

リーダー「食べたい!!」

佐藤さん「ぜひ!!」

ということで、超豪華レトルトカレー、
「今金男しゃく・黒毛和牛カレー」をいただきます。

リーダー
「レトルトカレー?すげーごろごろ入ってない?」

森アナ「具材が大きいですね」

佐藤さん
「まぼろしと言われている2つの食材を
 大胆に使おうというコンセプトで始めたので
 かなり原価がかかっております」
リーダー
「それじゃあレトルトカレーいただきます!
 めっちゃうまい!すっごい美味しいカレーです!
 プルプルに見える牛肉の赤身が美味い!」
リーダー
「1本1本の繊維がほどけていくような感じ…」

森アナ
「今金男しゃくも皮付きで入ってるんですね。
 その食感がすごく良いです!」

佐藤さん
「男しゃくは煮崩れしやすいので
 皮付きで入れています!」
リーダー
「うん!男しゃく美味い!!
 カレーに入っても、きめ細やかなあま味!
 2大スターの豪華共演ですね」 

2020年10月17日(土) |  実力がすごい今金和牛!!
腹ごしらえを済ませたところで、
今金和牛を生産している牧場へ行くことに。
その牧場主、北海道和牛振興協議会の会長にして、
和牛オリンピックで優秀賞を獲得した、
佐藤弘一さんにお話を伺います。
リーダー
「相当名誉なことじゃないですか?」

佐藤さん
「いやいやたまたまです。
 まだまだ北海道の頂点には立てません…」
リーダー
「でも今10本の指に入りました。
 次の目標は?」

佐藤さん「1本!!」

リーダー「1本の指!答えが早かった」
森アナ
「それに北海道和牛振興協議会の会長で
 いらっしゃいます!」

リーダー「あ~偉い!!」

森アナ「偉い人です」

リーダー「偉い人、大好きです!!」
北海道和牛振興協議会は、
北海道産和牛の品質や普及の向上に努めている、
全道的な組織。
2027年に行われる和牛オリンピックの
北海道開催を目指すなど、
精力的な活動を行っています。
リーダー
「明るい話もお聞きさせて頂いてる中ですが
 今年はコロナウイルスの影響で
 和牛は大変な状況と聞きますが、
 いかがですか?実際のところ…」

佐藤さん
「やはり値段は相当落ちました…。
 3月が一番悪かったのかな…」

リーダー「自粛期間ですよね…」
佐藤さん
「北海道の牛肉は安全安心だし
 食べさせているものも
 地場産のものを使っているので…」
 
佐藤さん
「どんどん食べていただきたい!!
 和牛だけでなくても
 道産牛肉を消費してもらいたいと
 常に思っております」

2020年10月17日(土) |  哺育名人!森アナ登場!
そんな、北海道産牛肉の消費拡大を願いつつ、
今金和牛の飼育の様子を見せて頂きます。

リーダー「いますねえ~」

森アナ
「生後2か月半までの子牛がいる牛舎にきました」
リーダー「カワイイ~~♪まつ毛が長い!」

森アナ「目がクリクリですねえ」

リーダー
「お腹すいてるのかな?
 この子たちはまだミルクですか?」

佐藤さん「ミルクです!」
リーダー
「うちは哺乳名人がいるんですよ!」

佐藤さん
「これはもう欲しがっていますね」

リーダーが指をだすとチュパチュパ吸い付きました!

リーダー「うおおお。吸ってます(笑)」
牛が小さい時期に、
いかに丈夫な体に育てられるかが、
その後、肥育期と言われる体を大きくする時期の
健康に影響します。
佐藤さんの牧場では、母牛の母乳と哺育用のミルクを
バランスよく与えています。
本来はこのように、
枠の外にセットして哺乳をしていますが、
今回、自称哺乳名人・森アナのため、特別に…

佐藤さん「中に入って!」
森アナ
「私、哺乳名人なので大丈夫ですよ!」
さあバケツを叩いて子牛を呼び寄せます。

一気に吸い付く子牛たち。

リーダー「2頭いっぺん。すごいですね」
と思いきや…
森アナ。牛の勢いに押されます。

リーダー
「なんでこっち来るの?なんで?
 危ない危ない!!」

森アナ
「どこまでもどこまでも追いかけてきますよ」
とうとう壁際に追い込まれた森アナ!!!

森アナ「痛い!股痛い!!!」

バケツのミルクは空っぽですが
子牛たちは吸い付く吸い付く(笑)。

森アナ「もう無いんだってばああああ」
ということで、ハプニングアナウンサーとして
名高い森アナにしては無事に哺乳完了。

リーダー「どうでしたか?」

森アナ「壮絶でした(笑)」

佐藤さん「すごい名人です…」

森アナ「哺乳名人です♪(ニコッ)」

2020年10月17日(土) |  エサにお米を与える??
肉牛生産の多くの場合、
子牛を生ませる牧場、
ある程度育った牛をより大きな体にする牧場、
といったような、
段階ごとの専門的な牧場があります。
今金和牛を生産している佐藤さんの牧場では…
牛が生まれてから出荷されるまで
全ての過程を飼育管理しています。
続いては、牛を大きく育てる時期、
肥育期の牛を見せて頂きます。
リーダー
「うわあ大きくなったよ。
 ツノもあるから迫力あるねえ」

森アナ
「生後10か月から28か月の牛がいる牛舎です」
リーダー「このあたりは…?」

佐藤さん「もうそろそろ出荷…」

リーダー
「そう聞くとちょっと切なくなりますね」
佐藤さん
「食べさせるものは自家産の物がほとんどで
 粗飼料については100%自家飼料で育ててます」
佐藤さん
「配合飼料はそのままつかうけど
 粗飼料については全部うちでとれたものでやる!」
森アナ
「エサはデントコーンや牧草を使っているんですか?」

佐藤さん
「牧草と…稲サイレージ!
 米のサイレージ!!」

リーダー
「ん?米のサイレージ?
 米を牛にあげるんですか?」
佐藤さん「米を牛にあげる!」

リーダー「はあ?」

森アナ「あははは」

佐藤さん
「米をサイレージにして、あげる!」

リーダー
「サイレージっていうのは
 牧草を発酵させて
 漬け物のように保存効かせてあげるものですよ。
 牧草ですよ!サイレージは!」

佐藤さん
「それが…米のサイレージ!」
リーダー「米?」
あぐり王国13年目のリーダーもビックリ。
米のサイレージとは?

2020年10月17日(土) |  エサの米から育てている、こわだりぶり!
森アナ
「大きな牧草ロールのようにも見えますが…」

リーダー
「絶対牧草ロールですよ。これは!」

佐藤さん
「稲発酵粗飼料という
 ホールクロップサイレージです!」

リーダー「中身は稲なんだ…」
このビニールをはがして頂くと中から…

リーダー「あっ!!稲だ稲だ」
森アナ「お米ついてる!」

リーダー
「発酵している!乳酸発酵の香りしますね」

森アナ「ツンとした匂いがしますね」
森アナ「牛が集まってきてますね!」

リーダー
「うわ~群がってる!!
 牛が稲食べているのを初めて見ます!」

森アナ「喜んでる~!!」

リーダー
「すごい吸い付きがいい!!
 この稲を食べている牛たちが
 全国的な評価を受けたということは
 米サイレージはいいんですよ!!」
森アナ「味には影響あるんですか?」

佐藤さん
「影響あると思うね。美味しい牛肉になる!
 オレイン酸という数値が高くなるデータは
 出ています!」

リーダー
「すごいな…ごはんに合う牛肉になりそう!」
 
森アナ
「このサイレージ用にお米を作っているんですか?」

佐藤さん
「そうです!サイレージ用の米を作っています」

リーダー
「まさか田んぼも会長のところのですか?」

斎藤さん「当然、自分の田んぼです!!」
こちらが佐藤さんの田んぼ。
牛のエサ専用として米を作っています。
この日は収穫作業。
普通のお米と違い、
稲がまだ緑がかった状態で収穫します。

収穫機械の前方で刈った稲が、
後ろからロール状の束になって出てきます。

ロールはビニールで巻かれて、密閉されます。

これがやがて発酵してサイレージとなり、
牛のエサとなります。
リーダー
「普通のお米だったらしっかり乾燥させて
 水分をぎゅっと下げるんですよ。
 これはそのままですね」

森アナ
「(潰してみると)白い粉が出てきました」

リーダー
「僕らが食べてるお米とはちょっと違うね。
 生米のようなバリバリした感触ではないんだね」
リーダー
「やわらかくて、ほんのりあま味を感じるようね…」

佐藤さん
「ちょっとすっぱい味がする!」

リーダー
「いやビックリ…こんなに見たことない!」

ここで、あぐり王国13年目のリーダーが、
今度は周りがビックリのまさかの行動に…
リーダー
「牛が食べるもの何でも食べてるから…
 では米サイレージ食べてみます!
 …すっぱい!!!
 ヨーグルトの固まったところ!
 でもうま味はあるわ。
 噛んでるうちにあま味も感じてくるし…オツ!」

森アナ「はまってるじゃないですか」
リーダー
「君ら良い物食べてるなあ~
 なんかうまいぞ、コレ!
 これもっと企業秘密にしましょう!」

佐藤さん
「はい!してください」

リーダー「これは放送を差し控えましょう!」

2020年10月17日(土) |  今金和牛&今金男しゃくいただきま~す!
森アナ
「さあ今金パーティー!!」

今金和牛の生産者・佐藤弘一さんと、
JA今金町の佐藤貴弘さんに、
和牛と今金男しゃくを鉄板で焼いて頂きます。
森アナ
「ダブル佐藤さん…親子です!!」

リーダー
「えっっ!!!
 なに今日は親子で出てるってこと?
 本当に親子ですか?」

ダブル佐藤さん「はい」「はい!」

リーダー「どっちが親ですか?」

森アナ「それは分かりますよ!!」
リーダー
「目の前にすごいのがあるんですけど」

佐藤さん(父)
「我が家で育った和牛のヒレの部分です。
 1頭の牛に2本しかありません」

リーダー「高級な部位じゃないですか!」

佐藤さん
「だいたい10キロから12キロ!
 カットはここいきます!
 シャトーブリアン!!」

森アナ「シャトーブリアン!!」

佐藤さん「サトウブリアンじゃないよ」

リーダー「分かったって(笑)」
佐藤さん「よいしょ…」

リーダー「うわああああ。すげー」

佐藤さん「この部分だけがシャトーブリアン」
この超希少高級部位シャトーブリアンのステーキと、
リブロースのステーキ…
そして和牛を焼き終えて残った牛脂を使って、
今金男しゃくを焼いて頂きました。
更には、今金町の女性生産者から
肉ジャガの差し入れもあり
豪華今金パーティーのスタートです!!
いただきま~す!!

リーダー
「フォークがシュクッと入ったよ…
 よく見ます…おいしそう。いただきます!
 (パクッ)うわうわうわ・・・・うまい!」
リーダー
「歯を入れた時に噴き出してくる
 コクのある、したたる肉汁の旨み!
 すごいですねえ~~」
森アナ
「うおおおお~あははは!
 ひと噛み目から、すごい肉汁ですね。
 やわらかいですもんね。すごい柔らかい!!!」
続いてはリブロースのステーキをいただきます。
リーダー
「こっちはしっかりとした噛み応え。
 ひと噛みごとにぎゅっぎゅっぎゅと
 口の中にほとばしるうま味!!うま味!!」

森アナ「あはは。2回言いましたね」
リーダー
「いもステーキ!!滑らかな舌触り…
 今金男しゃくなら
 煮ようが焼こうが何だって美味しいですね。
 本当に滑らか…」

森アナ
「私も肉じゃがいきますね。
 肉の旨みがすごい溶け出てる!
 男しゃくも煮込んだことで
 トロトロっと柔らかくって甘味が増してる!」

リーダー
「これを毎日食べているんだって!
 町民のみなさんは…!!」

森アナ「とんでもないマチですね!」
JA今金町 佐藤さん
「JA今金町としても今金和牛をブランド化して
 みなさんにお届けしたいと思ってますので
 今後の今金和牛にぜひご期待下さい!」

佐藤弘一さん
「北海道産の牛肉は安全で安心して食べられますので
 みなさんに食べていただきたいです!」

リーダー
「今日は本当にありがとうございました」
みなさん、こんにちは!
今日はJAグループ北海道から、
大学生向けインターンシップ開催のお知らせだよ。

これから就職活動を行う大学生向けに、
北海道農業の概要や、
JAグループ北海道の取り組みを説明したり、
グループ討議を行ったりするんだって~!
業界研究を行う時の参考にもなるし、
道内JAの情報が丸分かりだよ~!
素敵な農畜産物のプレゼントもあるから、
気軽に参加してみてね~!

以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!

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10月10日のクイズ
「今金町特産のジャガイモの、
ブランド名はなんていったかな?」

正解は「今金男しゃく」でした。
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2020年10月10日(土) |  ♯587 今金町・今金男しゃく編
森結有花アナウンサー
「今金町(いまかねちょう)にやってきました!!」

森崎博之リーダー
「久しぶりに来たな!
 畑作・稲作・酪農・畜産まで何でもあります!
 道南の農業の1つの拠点と言ってもいいでしょう!」
森アナ
「今金町でとれるものは、どれも高品質で
 全国的にも今金ブランドとして高い評価を得ています!
 今回はその中でも特に有名で
 さらに国からのお墨付きをもらっている
 ある野菜に注目します!!」
リーダー
「今金といえば…アレかなと思いますけど…」

森アナ「どうでしょうね?」

リーダー
「予想はしておりますけど…(笑)」

※リーダーの物まねは「森崎男爵!?」

ということで今回のあぐり王国ネクストは、
今金町特産!全国的にも名高いブランド野菜に注目します!
森アナ
「では今日注目する野菜は何なのか?
 JA今金町の佐藤さんに教えてもらいましょう!
 こちらへどうぞ!」

リーダー「なんか…ユニークなキャラですよね」

森アナ「見るからにいいキャラだって、分かります」

JA今金町 佐藤貴弘さん
「どうぞよろしくお願いします」
リーダー「変わったいで立ちですねえ」

森アナ
「このジャージの中に今回注目する野菜のヒントが
 隠されています!」

リーダー
「IMOJA(イモジャ)??」

どんな野菜を取材するのか?
もはや丸わかりですが、
あえて、ちょっとしたセレモニー的に発表します!
の、はずが…
森アナ
「まずは何の野菜か教えてもらいましょう。
 今回注目する野菜を教えて下さい!」

佐藤さん「今金男しゃくです!」

???

目の前に赤布で隠され野菜があるのですが…
リーダー
「これあるんですよ!これを開けて欲しいんですよ!
 今、言っちゃいましたけど…
 この布を開けて見せてほしいんです!
 何かあるでしょ!ここに!!気になるものが…
 段取り聞いてますよね??
 いま、口頭で言っちゃったけど?」

さて、気を取り直しまして…
さあ、まいりましょう!

佐藤さん
「(布オープン)どん!!!」
佐藤さん
「今金男しゃくです!!!」

森アナ
「今回は今金町の今金男しゃくに注目です!」

リーダー「キレイだねえ~ばえるイモ!ですね」
森アナ
「キレイですし、私、初めて見たんですけど
 もちろん食べるのも初めてです!」

リーダー
「じゃあ見たのは…今かね??」

森アナ「あはははは!!そうです!」

リーダー
「すみません。
 これは今金町に来るたび毎回やってます…」

2020年10月10日(土) |  イモジャーでPR活動!?
今金(いまかね)男しゃく。
全国的にも良く知られるブランドジャガイモです。
かねてから有名なのですが、
最近でも広報活動には余念がないようで…
森アナ「このジャージは何ですか?」

佐藤さん
「これはJA今金町青年部が広報活動の一環として
 『イモ、上等。』というフレーズを作りまして
 イモ臭く、大地と向き合おうと…!!」
佐藤さん
「そのコンセプトでイモジャーを作りました!」

このジャージは非売品ですが、
広告物のビジュアルとして、
確かなインパクトを残していますね。
そのほか、こんな取り組みも…
佐藤さん
「5年前から湖池屋さんと一緒に作っている
 今金男しゃくを使ったポテトチップスです」

リーダー
「ほー!でも男しゃくってポテトチップスに
 なりづらいんじゃなかった??」

佐藤さん
「湖池屋さんの高い技術で期間限定でお届けしてます」

森アナ
「インターネットで注文しようと探すんですけど
 人気ですぐ売れちゃうんですよ!」 

毎年、ジャガイモの収穫シーズンである秋から、
期間限定で販売されるポテトチップス。
例年、予約開始から1か月ほどで完売する人気商品です。
このように、そもそもあったブランド力に
あぐらをかくことなく、
認知度や付加価値の向上に努めるなどしたところ…
森アナ
「GI登録という国からのお墨付きをもらっているんです」

地理的表示GI(じーあい)保護制度。
生産方法や環境など地域の特性が、
品質の特性と結びついている産品の名称を、
国が保護する制度。
去年9月、今金男しゃくがこの制度に登録されました。
森アナ
「そのGI登録のメリットをみていきましょう」

佐藤さん
「ブランド産品として差別化が図られます。
 そして品質を守るものだけ市場に流通するので
 消費者に安心を届けられます。
 そして、生産者にも今金男しゃくの価値を
 感じてもらえます」

リーダー
「そうか…作っている人が“作り甲斐”があって
 すごく誇らしいものを私は作ってるぞって
 思えますもんね!そういうメリットがあるんだ」
森アナ
「そのGI登録がどれだけスゴイことか?
 こちらにまとめてみました。
 GI登録されている農産物の例です」

佐藤さん
「北海道では夕張メロン、十勝川西長いもにつぐ
 3件目です!
 ジャガイモで言うと、
 静岡県の三島ばれいしょに次ぐ2件目です!」

リーダー
「うわ~すごいですね!
 なんか今さらですけど…おめでとうございます!
 遅ればせながら、あぐり王国でも
 今金男しゃくについてしっかりと改めて
 学びなおしたいと思います!」
この今金男しゃく。
厳格な基準を満たしたモノだけが、
今金男しゃくを名乗れます。
まずは、その鉄の掟を探るため、
選果場へおじゃまします。

2020年10月10日(土) |  チェックにチェックを重ねて品質管理!
森アナ
「JA今金町の馬鈴薯集出荷貯蔵施設に来ています」
リーダー
「なんかこの倉庫…
 今は照明をつけていますがちょっと暗いですね」

佐藤さん
「緑化してしまうので
 光に当てないようにしています」
ここで照明を消してもらいました。

リーダー
「薄暗い!!
 ジャガイモが悪くならないように
 これで保存してくれている!」

森アナ「中にも工夫がされているんですね」
さて、箱詰めされたこの状態に至るまで、
生産者から受け入れたジャガイモは、
どのような工程を辿るのでしょう。
佐藤さん
「一度、5日間程度乾かしてから選別しています」

リーダー
「5日間乾かすと、どうなるんですか?」
佐藤さん
「表皮が硬くなります!」

リーダー
「ジャガイモの皮が硬くなっていくんだ」
佐藤さん
「なので機械で選別しても傷がつきにくくなります」

リーダー
「なるほどなるほど…
 硬い皮にするために5日間、置いておくんですね」

森アナ
「まずジャガイモを強くして、
 そこからどうするんですか?」

佐藤さん
「選別機にかけていきます」
 
佐藤さん
「まずJA今金町では2回の手選別!」
佐藤さん
「それからセンサーを使った空洞検査」
佐藤さん
「そのあと仕上げに手選別をかけます!」
佐藤さん
「最後は出来上がったものが
 本当に今金男しゃくとしてふさわしいか?
 抜き打ちでチェックしながら
 品質管理にこだわっています」

リーダー
「厳しいですね~
 人間の目で見て、手選別があって、
 機械でチェックして、
 もう1回手選別して、さらに最後に抜き打ち検査!
 いやすごいすごい。やってますわあ」

森アナ
「それだけの審査を経て消費者に届いているんですね」

リーダー
「だから私たちは今金男しゃくへの信頼感って
 消費者としても大きいですもん!!」
厳重な選別により
品質管理が徹底されている今金男しゃく。
JA今金町ではさらにジャガイモの味に直結する、
ある重要な検査も行っています。

2020年10月10日(土) |  でんぷん量も測定します!
佐藤さん
「やはり今金男しゃくの特徴は味!
 最高の味をとどけるための検査をしています。
 ライマン測定検査と言いまして
 ジャガイモのでんぷん量を測る検査です」
佐藤さん
「でんぷん質が多いとおいしい!とされているので
 その基準を13.5%以上と決めまして
 これをクリアしていないと
 収穫・出荷できないということで
 生産者さんに努力頂いているところです」
 
JA今金町では、ジャガイモを収穫する前に、
各生産者の畑からサンプルを取り寄せ、
デンプン含有率を検査。
基準を満たしていない畑は、
収穫が出来ないというルールがあります。

リーダー
「13.5%というのが
 どれくらい厳しい基準なのか?
 分からないんですけど…かなり厳しい?」

佐藤さん
「僕らの調べによりますと
 11~12%が平均なので
 13.5%は低くない基準です」

リーダー「すごいことですよね!」
そのデンプンを測る検査「ライマン検査」の
デモンストレーションを見せて頂きます。

リーダー
「ここにイモを入れて沈める?」

佐藤さん
「そうです!サンプルでもらったイモを洗って
 ここに入れます!」
リーダー
「重さが出てます…1805gですね」
これを水の中に入れます。
リーダー
「今度は水の中で重さを測りました。148g」

佐藤さん
「この比重でライマン価(でんぷん量)を測定します。
 こちら15.9%がライマン価です」

リーダー
「これが先ほど言っていた13.5%をクリアしたから
 これはOKですね」

佐藤さん
「生産者の組織している部会と一緒になって
 高い品質の物を作るように努力しています」
生産者とJAが一丸となり、
高い品質が守られている今金男しゃく。
実は生産者も、畑で栽培するだけではなく、
自らが収穫したジャガイモに対して
厳しい目を向けています。
徹底的な品質管理がなされている、今金男しゃく。
生産者が各自行っている取り組みとは
どのようなものでしょうか?



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