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2021年03月06日(土) | ♯607 十勝・砂糖編②名物館長が伝えたいこと…
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2021年03月06日(土) |  ♯607 十勝・砂糖編②名物館長が伝えたいこと…
繊維から糖分を抽出した液体は
いくつものろ過工程などを経て純度を高めていきます。

清水館長
「これをろ過するために使ってるのが自然の石。
 石灰原石をコークスで焼くんです。
 それが焼成石灰。しっかりと焼き上げるんです。
 これ(焼成石灰から出た液体)を
 (糖液に)溶かしたものが第一ろ過糖液になります」

リーダー
「へーそれは知らなかった」

清水館長
「炭酸ガスが発生しますと化学反応を示して、
 準々ろ過されます。
 ですから今だに白く見える砂糖は、
 漂白してるから体に悪いと
 残念ながらおっしゃってる方がいらっしゃいます。
 100年前からろ過は行ってますが、
 漂白はしていないんです!」

リーダー
「館長、今日一番大きな声を聞きました」

ろ過された糖液は、イオン交換樹脂塔と呼ばれる装置で、
色素や無機質などの糖分以外を除去。

そして70%ほどに濃縮した糖液を
さらに煮詰めて結晶化させ、
分蜜(ぶんみつ)という工程で、砂糖と糖蜜に分離させます。

ちなみにこの糖蜜は、発酵原料やいろいろな用途に利用されます。
清水館長
「遠心分密機の内側に残った結晶そのものが
 こちらのお砂糖になる…」

リーダー
「なるほど~ここで誰でも見たことがある
 上白糖やグラニュー糖に代わっていく!
 ビートはこれまであぐり王国では
 20回近く取材しているけど
 いっぱい見てるからここまで楽しめるんだろうな」

森アナ「そうかもしれない!」

リーダー
「今すごく楽しい! 
 このペーパーポットだって、すごい取材したからね」

森アナ「これ溶けるんでしたっけ?」

清水館長「おっしゃる通りです」

リーダー「おっしゃる通りです」

清水館長
「さすが森さんありがとうございます!
 自然に優しいエコな…」

リーダー
「この取り組み、よくご存じで!
 では、こちらへ!!!!」

館内2階にある特別記念展示室には、かつて砂糖が、
国民にとってどれだけ重要な食品であったかを示す
様々な歴史資料が展示されています。

そしてさらに、砂糖の歴史を辿る展示室へ―
清水館長
「国内で初の本格的な製糖工場の写真がコチラになります。
 明治13年、明治政府が道南の伊達市に
 国立の紋別製糖所を立ち上げたんです。
 ところが、採算が合わず16年後の明治29年には
 短い期間で失敗に終わってしまいました」

清水館長
「そして2番目の工場は
 民間会社の札幌製糖株式会社。
 現在の札幌東区苗穂にサッポロビール園さんでございますね。
 実は国内2番目の民間会社でもある
 札幌製糖株式会社の赤レンガビート工場でもありました」

森アナ「えええええ」

リーダー
「知らなかった…
 昔からあるんだっていうのは教わったけど
 その前身が製糖工場だったんですね。
 うわ~驚きです」

森アナ
「あえて資料館として残す意味は何なんですか?」

清水館長
「やはり順風満帆でこの日を迎えているわけではありません。
 当時の何もないところから始まった…
 これは今の食料基地・北海道の供給を
 より安定的にするために、
 できることの1つだったのがビートを作ることだった。
 多くの先人たちの創意工夫・努力・協力によって
 支えられてきているということを
 お伝えしていければ…と思ってます」

リーダー
「感謝を込めて美味しく、お料理でいただきたいと思います。
 ありがとうございました」




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