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2012年05月26日(土) | ♯195 直播栽培の取り組みを学ぶ編
2012年05月26日(土) | 苗がいらない?驚きの栽培方法とは?
2012年05月26日(土) | お味は?ほしまる試食!
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2012年05月26日(土) |  ♯195 直播栽培の取り組みを学ぶ編

佐々木
「みなさん、こんにちわ~」

森崎
「あぐり王国です!
 みんな後ろ見て~良い眺めだ」

森崎
「どうも北海道!」

藤尾
「気持ち良いよなあ~ココ」

※ロケーションは深川市の戸外炉(トトロ)峠。
 駐車公園からは深川方面を一望できます!

佐々木
「今日は道内屈指の米どころ、
 深川市にやって来ました!
 ここでは“ちょくはん栽培”という方法で
 作られたお米があるということで
 勉強していきますよ」

森崎
「“ちょくはん”って聞いても
 よくわかんないね」

佐々木
「“ちょくはん栽培”が何なのか
 みんなで見に行きましょう!」

森崎
「答えは畑にあるぞ~~!」

水?苗?田んぼ?
この中あるモノを使わない??

米作りのイメージを覆す
「ちょくはん栽培」とは一体何でしょうか?

さっそく生産者さんに会いにいきましょう。

“ちょくはん栽培”について教えてくれるのは
JAきたそらち水稲直播研究会の
中野修会長さんです。

あぐり一行「こんにちは~」

中野さん「ハイ!こんにちは~」

訪れた中野さんのハウスでは
お米の苗がスクスクと育ってました。

藤尾「キレイ!芝生みたい」

森崎
「この苗を1つ1つ、
 つまんで水田に植える…
 これを田植えって言いますよ」

中野さんは色んな種類のお米を
育てているそうです。

中野さん「今は7種類やってます」

森崎
「うわお~7種類!」

こちらは中野さんが栽培している
7種類のお米の苗。
よくスーパーで見る
「ななつぼし」「きらら397」の他、
日本酒を作るための
お米「吟風(ぎんぷう)」や、
地元の大学が品種改良した
古代米などの「めむさくらむらさき」などを
栽培しています。

森崎
「中野さんくらいになると
 苗を見ただけで品種がわかる…みたいな」

中野さん
「苗だけではちょっとわからない!

森崎
「苗ではわからないですよね!」


2012年05月26日(土) |  苗がいらない?驚きの栽培方法とは?

ここで一般的な米作りを整理してみましょう。

森崎
「田植えの前にまずハウスで苗を育てます。
 これを“育苗”と言いますね」

 

森崎
「しっかり生育したら苗を水田に植えますね。
 こういう栽培方法をお米ではよくやってます。
 まずココまでわかったかな!」
 
さあここで最初に戻ります。

森崎
「で、今日習う栽培方法は何だった?」

サラちゃん
「ちょくはん栽培…」

森崎
「そうです!中野さん、
 ココにちょくはん栽培の物ってありますか?」

中野さん
「ここにはありません!」

森崎
「ここにない栽培方法がちょくはん栽培??」

中野さん
から圃場(水田)播くんですよ!」

そう!なんと「直播(ちょくはん)栽培」とは、
苗を育てて田植えをする方法ではなく、
お米の種を直接田んぼに播く 
という驚きの栽培法。
どんな種かというと…

コチラが“種もみ”。お米の種です。

中野さん
「小さい芽が出ているの、わかります?
 コレを圃場に機械でまくんです」

森崎
「直播栽培にはどんなメリットがありますか?」

中野さん
「やはり
経費の節減!
労働力の節減
が一番大きいですね」

じゃ~ん、ご飯大好きもんすけです!
これは稲作農家の
直接労働時間を表したグラフ。
育苗と田植えは「ほぼ半分」を占めるほど
大変な作業なんだ~!ねっ佐野さん!
JAきたそらち 佐野雄平さん
「実はお米作りは3月から作業が始まります。
 育苗用のハウスを建てるために除雪をし、
 4月にはお米の種を育苗ポットに植えて
 35日間管理しなくてはいけません。
 その管理は気が抜けない大変な作業です。
 (直播栽培を)JAきたそらちで
 現地試験を取り入れたのが平成18年。
 それに合わせて直播研究会という
 部会を立ち上げてやっています」
経費と労力の節減!
そして生産者の高齢化
労働力不足をカバーする技術として、
今とても注目されている「直播栽培」。
要チェックだね! 

2012年05月26日(土) |  お味は?ほしまる試食!

さてこの直播栽培しているお米の品種は-

中野さん「“ほしまる”と言います」

森崎
「ほしまる!カワイイ名前ですね
 ★(ほし)であり○(まる)である」

森崎
「通常の田植えをする方法と
 田んぼに種をうわ~って播く方法では
 味って変わってくるんですか?」

中野さん
「なぜかわからないんですけど
 直播栽培のほうが
タンパク値が低くできあがる」

森崎
「タンパク値が低いというコトは…」

中野さん「おいしいってこと!」

森崎「え~食べてみたい~」

では「ほしまる」を試食してみましょう!
さてお味はいかがでしょうか。

森崎
「うまい!ふんわりしている!」

サヤカちゃん
「甘くて食べやすい!」

フウガ君
「もっちりしていておいしい!」

藤尾
「米粒が1つ1つしっかりしている!」

森崎
「ボリューミーですね」

中野さん
「普通のお米よりも
 ひとまわり大きいんです、粒が」

森崎「粒が!」

ばっちり美味しい「ほしまる」。
品種の開発には
長い道のりがあったんだって…。

上川農業試験場 水稲グループ研究主幹
佐藤 毅さん
「平成9年にこの品種を作るために
 人工交配を始めました。
 “葯培養”という方法を使い
 採取的に出来たのが平成18年なので
 9年かかりました。
 食味を判断するのに色々ありますが
 その1つにタンパク質があります。
 直播するとタンパク質が下がりやすくなるので
 なのでこの“ほしまる”もおいしいです」

実は直播栽培って昔は
主流の栽培法だったんだって!
ところが度重なる冷害などで
直播栽培をする人は減少。
しかし上川農業試験場では直播栽培に適した
品種の改良を続けていました。
「ほしまる」の誕生は
直播栽培が見直されるきっかけになったんだよ。

 

続いては水田へ~!っとその前に、
何か見えてきたみたい…

森崎
「カッコイイなあ~」

中野さん
「あれは直播栽培に必要な
 レーザーレベラー!
 水田をまったいらにする機械です」

田んぼを平らにしないと、
水が多いところ、少ないところができ、
種の生育にバラツキが出やすくなります。

そこで畑の外に立てるレーザー発信機と
トラクターに付いているレーザー受信機で 
地面のデコボコを計ります。

そして後ろに付いている
板で土をならして、
田んぼを平らにするんです。

佐々木
「こういう機械も使うんですね~」


2012年05月26日(土) |  労力も時間も半減!は種機でGO!

水田にやってきました~
では直播栽培ではどのように
種を播くのか見ていきましょう。

中野さん
「これが種をまくマシーンですよ」

コチラは種をまく“は種機”。
運転席の後ろに種を入れる箱があります。
ここからホースのような管を通って
水田に種をまいていくのです。

※よくみる田植え機はこの種を入れる
 箱の部分に苗を積んでいますね。

は種機の運転手は増田貴志さんです。

意外なほど早いは種機に驚く一同。

藤尾「早い!」

中野さん
「普通の田植え機の倍ぐらいの
 スピードで植えています。
 この圃場が70アールくらいですが
 1時間10~15分くらいで終わりますよ」

今回は特別に“は種機”に同乗させて
もらいました。

中野さん
「しっかり手で握るんだよ」

藤尾
「田んぼの上をドライブしているみたい!」

佐々木
「実は運転にはテクニックがいるそうなんです」

中野さん
「真っ直ぐ植えるのが
 オペレーターの腕ですねえ」

森崎
「グネグネ曲がると刈り取る時、大変ですもんね」

もんすけの直播プチ情報!
直播栽培では種をまく方法が2タイプあって、
ぱ~っとまいちゃう「ばらまき」という方法と、
播種機を使って種でスジをかくように播く
「すじ播き」という方法があるんだよ。
藤尾
「育苗はしなくていいし、
 田植え作業のように1本1本 
 正確に植えなくても良いし、
 播くだけなので時間も短縮できて
 メリット多いですね!」
中野さん
「普通の移植栽培の半分の時間でできます」
森崎
「逆に考えれば
 同じ時間で田んぼを2枚種まきができる。
 というコトは…
 休んでいる田んぼにもお仕事を与えられる!
 どんどん田んぼとして有効活用もできますよね」

は種機でドライブしてきた
あぐりっこのレオとフウガも
戻ってきました。

フウガ「楽しかった」
レオ「気持ちよかったか!」


2012年05月26日(土) |  ほしまるをいただきま~す!

ここでリーダーもは種機を
運転させてもらうことに!

中野さんからも
「圃場の中では免許いりません!」と
ご許可いただきました。

リーダー
「じゃあ行ってきます~」

佐々木
「あれ…曲がってる」

中野さん
「大丈夫。許容範囲ですね」

 もんすけの直播プチ情報!
直播栽培の方法は大きく分けて2つ。
乾田(かんでん)直播栽培は
乾いた土に種をまく方法。
道内では主に南空知地方で行われています。

それに対して
深川市などの北空知や上川地方では、
水を貯めて栽培する
‘たんすい直播栽培’が多いんだって!

さあリーダーも無事に戻ってきました。

サラちゃん
「初めてにしては上手だったけど
 曲がっていた!」

森崎
「腕とられて難しかった~」

直播栽培は育苗の労力や
それにかかる費用を軽減できるので、
作付け面積の維持も期待できる栽培方法。

去年は全道の直播栽培面積の約40%が
「ほしまる」が栽培されました。

では「ほしまる」をいただきましょう!

やって来たのは「食事処藤」。
今回は特別メニューとして
「ほしまる」を使ったアスパラ天丼を
ご用意いただいました~。

※番組用の特別メニューです。

■食事処 藤
住所)深川市西町4-17
電話)0164-22-6699

ではいただきま~す。

もう美味しくって箸が止まらない!

藤尾
「サヤカ、箸が止まらないねえ」

フウガ君
「タレがしみ込んで美味しいです!」

森崎
「日本人の主食のお米は
 どんなおかずも受け止めてくれる!
 ありがたいですよね」

さてリーダーお味は?

森崎
「最高だぜ!」

佐々木
「子供たち、ほぼ完食ですよ」

食事処藤 佐藤義典さん
「こんなに食べてくれると
 思わなかったです」

森崎
「粒が大きくて食べ応えがある。
 タレにもあうし少量でも満足できるご飯だ」

《ほしまる販売の問合せ》
ホクレンショップ深川市イチヤン店、
サッポソシ49条店など合計23店舗で
販売しています。
■問合せ ホクレンパールライス販売課
■電話  011-221-2483 


2012年05月19日(土) |  ♯194 品種特性を守るための種の生産管理や育苗

本日のあぐり王国は
リーダーの手紙から始まった…

「今日みんなが来ているところは
 北海道農業を支えるとっても
 超重要な施設!
 ここにあるものがヒントだよ!」

実際あぐりっこと河野君・佐々木アナの前には
不思議な道具がありますよ。

河野「なんだろコレ??」
ユウト君「卵パックじゃない?」

穴の空いた黒いプラスチックの入れ物?
種の入ったビンに噴水みたいな写真??

一体なんだコレ??

原原種と書いてあるビンを見て-

ナナカちゃん
「ハラハラダネ??」

あぐりっこ「え~なんだあ~」

佐々木
「さあ、ここにあるものが何なのか?
 そしてどんな重要な施設なのか?
 もちろんリーダーも探しに行きましょう!」

北海道農業を支える施設とは一体!?

まずは「はらはらだね?」に隠された
驚きの事実を探しに行きましょう!

リーダーを探しにお邪魔したのは
こちらの建物。
ホクレン滝川種苗生産センター
「原原種センター」です。

リーダー
「いや~みんな待ってたよ~。
 こちら…は原原種(げんげんしゅ)センター
 北林茂センター長です」

河野
「えっ?今、
 原原種(げんげんしゅ)センターって
 言いました??」

リーダー
げんげんしゅセンターです」

ナナカちゃん
ハラハラダネじゃないの?」

リーダー
「えっみんなもハラハラダネって読んだの?
 実はお兄さんも、そう読んでたんだよ。
 同じ間違えをしたね」

それでは、北林センター長に
北海道農業を支えているとは、
どういう事なのか聞いてみよう!

北林さん
「北海道農業を原原種を生産しています。
 《原原種》とは農業試験場などで
 優れた品種を作ってもらい、
 その種を最初に増やす段階で、
 その種のことを言います」

例えば、試験場で作られた「もんすけ米」。
このお米をみんなが食べられるようにするには、
多くの生産者が作れなければいけません。

そこで原原種センターでは
「もんすけ米」の種を増やすのです。 
種をとるために栽培し、
7か月後できたのが「原原種」。

しかし、ここでは限られた数しか出来ません。

そこでもっともっと種をふやすための栽培を
専門の生産者が行います。
そうしてやっと多くの農家さんに行き渡る
量の種が採取出来ます。
つまり私達が「もんすけ米」を食べるまでには
4年もの時間がかかるのです。

北林さん
「絶対に他の物が混ざらないように
 管理しなければいけないし、
 もちろん畑は厳重に
 管理しなければなりません」
  
森崎
「原原種に病気が付いたら
 全部いっちゃいますからね。
 最新の注意を払っているですね」

河野
「いや~大人でも知りませんでした」

森崎
「我々が食べている作物。
 その作物がなるまでには“種”が必要で
 その種は厳しく厳しく管理されて、
 やっと広がるんだねえ」

品種の特性を保ったままタネを増やす
「原原種センター」
北海道の農産物を陰で支える大切な施設なのです。


2012年05月19日(土) |  苗を育てる現場にはマシンがいっぱい!

続いてやってきたのは
ホクレン滝川種苗生産センター
「北のプラグセンター」。
お話を伺うのは今村俊彦さんです。

佐々木
「目の前で作業が始まりましたが
 さてココは何をしている施設ですか?」

今村さん
「ここは“北のプラグセンター”といいまして
 プラグトレーで花と野菜の苗を
 作っている施設です」

河野
「みんなコレはさっき見たやつだね。
 このプラグトレーに土が入ってますが
 今は何をしているんですか?」

今村さん
「カボチャの種を手でまいていますよ」

森崎
「苗作りをしているんですね」

森崎
「種を植えて発芽させて
 葉っぱが開いてきたところを
 生産者に譲って植えてもらうんですね」

続いては-
今村さん
「このポットマスターで
 プラグトレーに土を詰めて
 水分を与えていきます」

ポットマスターにプラグトレーを入れると
流れ作業で土が入ります。
最後には水がシャワーのように降り注いで
シットリ濡れた状態になります。

土が入ったトレイには、
種を入れるためのくぼみをつけます。

ここでディブラーというマシンが登場

この突起を土に押しつけて
くぼみを作るんです。
わずか5ミリから7ミリ程の深さですが、
種を真ん中に安定させるためには
重要なくぼみなんです。

お次は種を大量にまく時に大活躍する
《真空播種機》。

まずは枠のついた板に種を入れます。
ここには実は200個の
小さな穴が開いてます。
板の下から空気を吸い込むと
穴に小さな種がくっついて
1つ1つバラバラにすることができます。

「くっついてる~!」
「細かい!!」

先ほどの板を裏返しにして
本体にセットします。

本体には先ほどのタネと同じ場所に
同じ数の穴があいています。

板側の圧力を抜くとタネが落ちます。

するとそれぞれ管を通って
トレイに落ちていく仕組みに
なっているんです。

森崎
「これで全部まかれたの?」

あぐりっこ
「入ってる!」

森崎
「ひと粒ずつっキチンと入ってる!」


2012年05月19日(土) |  苗・苗・苗…
さきほど作られた育苗用のパレットは、
温度や湿度・明るさなど作物ごとに
適した環境の発芽室で管理されるんです。
苗を育てるためのパレット作りを見学した後は、
苗を成長させるハウス、
「育苗棟」にやってきました。

河野
「カワイイですね」

森崎
「乙女心に火がつくわ~
 苗ってなまらカワイイ!」

さて苗を見て作物がわかるかな?

ヒイナちゃん
「これはトマト!」

今村さん
「正解です。接ぎ木苗です。
 甘くておいしいトマトと
 病気に強いトマトをつっくけてます」

今村さん
「両方の特性をひとつにまとめた苗です」

とココでリーダーが
「あのさっきからカチャンカチャン
 言っているのって何ですか?」

今村さん
「こちらの育苗棟は環境を
 コンピューター制御しています」

育苗中の温度管理はとても重要!
苗が健康に育つように
センサーは徹底した管理を行っています。
例えば室内が暑くるとカーテンを閉め、
室温が高くなり過ぎないように
調節しているんです。

水分は「走行かん水機」と「手ジョーロ」で
与えているとのこと。
では実際に走行かん水機の働きを
見せてもらうことに!

天井から吊り下げられたマシンから
霧状の水が出てきました。
そして端から端まで移動して
ムラ無く水をまいていきました。

あぐりっこ「すご~い」

河野
「ここで良い状態じゃないと
 この後、農家さんが育てるときに
 始まりの段階が良くないってことですもんね」

今村さん
「自分で播種をして育苗をしている方も
 たくさんいると思いますが
 私達は育苗施設として農家さんの負担を軽減し
 安心できる苗をお届けしたいと考えております」

今回あぐりっこの
ユウト・ナツキ・ナナカ・ヒイナは、
今年くるるの杜で作物を育てる
プロジェクトを担当しています。

野菜の赤ちゃんに興味津々…
ドンドン好奇心がわいてきたぞ~

ユウト「水は1日何回まきますか?」
今村さん
「苗の状態を見て決めます。
 多いときに20回まきます。
 肥料もまきますが
 苗を見て肥料の種類・濃度を決めます」

2012年05月19日(土) |  苗の行方を追って鷹栖へ!

あぐりっこの質問は続きます。
ナツキ君
「この苗はどうやって運ぶんですか?」

今村さん
「ダンボールに入れて
 全道各地に出荷しています」

そうなんです!
苗の種類にもよりますが、
一箱におよそ800本もの苗を詰め
全道各地に発送されています。
多い日だと一日に150箱、
10万本ほどの苗が
生産者さんのところへ届けられるのです。

作物の苗の生産を行っている
「北のプラグセンター」。
いろんな専用マシンを駆使して
作られている事を知ったあぐりっこは、
これらの苗がどのように生産者に届けられるか
追跡するため、急遽鷹栖町へ向かいました。

ここでなんとも嬉しい出会いが!

河野
「ダンボールだらけですね。
 みんな見たさっき?」

あぐりっこ
「さっきの場所にあった!」
「あったよあった!」

ナナカちゃん
「このダンボールに苗が入っていた!」

どうやら苗はトマトのようです。
というコトは…

河野
「鷹栖町のトマトって有名なアレですか?」

JAたいせつ鷹栖支所 平賀英樹さん
「有名なアレです。オオカミの桃です」

鷹栖町の名産
トマトジュース「オオカミの桃」。

このジュース専用の品種を使い、
完熟したトマトだけで作られている
というこだわり。
全国的にも人気の商品です。
今回届けられたのは、
このトマトの苗だったんです!

ちょうどコチラにお見えになられた
農家さんがいらっしゃいました。

原料トマト部会部会長
奥山雄一さん
「今トマトの苗を取りに来ましたよ」

河野
「これからすぐ農作業ですか?」

奥山さん
「そうです。鉢上げ作業です」

河野
「鉢上げ?HACHIAGE?
 何ですか?ついて行っていいですか?」

奥山さん
「どうぞ。よろしいですよ」

では作業を見に行きましょう

旭川市の北に隣接している鷹栖町。
42件のトマト生産者が
およそ200トンのトマトを収穫しています。

 


2012年05月19日(土) |  あぐりっこ鉢上げ体験!

奥山さん育てる苗は2500本!
まずは11個もの段ボールを
ハウスへ運びます

河野
「転ぶなよ~お手伝い!お手伝い!」

ハウスに苗を運び終えました。

あぐりっこ「いえ~い」

河野「これからですね」

奥山さん
「鉢上げですね。
 まずはこの苗を1本ずつ
 植えていくんです」

あぐりっこ、
あまりの数に動揺したのか一斉に笑い出す。
「キャハハハハ」「アハアハ」

河野「めちゃくちゃあるよ」

河野
「2500個を1個ずつ植えていくんですか?」

奥山さん「そうです!」

あぐりっこ一斉に「たいへ~ん!!」

ナナカ(小声で)
「手作業で…??」

奥山さん
「手作業で1本ずつだよ」

河野「これお1人ですか?」

奥山さん「そう1人で!」

あぐりっこ「ええっ!(驚き)」

河野「大変でしょう?」

奥山さん「えへへへ…まあね!

では作業を教えてもらいましょう。
まずは鉢側に穴を開けていきます。

奥山さん「苗を植える穴を開けます」
 
河野「それって突っ張り棒?」

奥山さん「そうです!指でやってもいいです!」

その穴に苗を植えていきます。
苗に土をしっかりかぶせて完了です。

河野「みんなやり方分かった?」
あぐりっこ「ハイ!」
河野「ではお手伝いさせてもらいます」

 

2500本に挑戦
鉢上げ作業を体験しよ~!

作業を分担して進めます。
穴あけ担当はナナカ。
ユウト・ナツキ・ヒイナが
苗を植えていきます。

穴あけ担当のナナカ
「すごい大変だ!」

苗担当たちは…
ナツキ
「暑いけど野菜とか育てるなら頑張れる」

さて最初は元気に楽しげにやっていたあぐりっこ。
ところがヒザや腰を曲げての作業が
続いていきます…




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