今月
2012年10月
123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031
       
アーカイブ
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
ページ内検索

   表示:2012年10月(21件)
<<
2012年10月27日(土) | ♯215  安全安心信頼への取り組み 編
2012年10月27日(土) | 前代未聞!?カボチャ畑に入れない?
2012年10月27日(土) | 世界基準のグローバルギャップとは?
>>

2012年10月27日(土) |  ♯215  安全安心信頼への取り組み 編

突然ですがク~イズ! 
カンボジアの場所はどこでしょう!?

河野「カンボジア、知っているかな?」

本日参加している6年生のあぐりっこ、
ワカナちゃんと初参加のマシロちゃんは…
「名前は知っているけど、どこかわからない」

同じようにユウト君と初参加リョウマ君も
場所がわからないようです。

みんな、なんとな~くの予想で
答えた場所が…
各国に散らばっています!

河野
「さあ正解はあるのでしょうか?」

とここでリーダー「地球儀」を持って登場!

森崎
「みんな、こんにちは~!
 さてカンボジアはドコかな~

と地球儀を回して…
そしてリーダーも目を回す!

河野
目回った!目回った!
 それより知っているんでしょうね」

もちろんリーダーです
地球儀を使って解説しました。
「さあ日本はココだよ!
 ここからずーっと下がっていくと…
 ここがカンボジアだよ」

日本との時差は2時間。
国の面積はおよそ日本のおよそ半分、
カンボジア王国はインドシナ半島に位置する
東南アジアの国なのですが、
この国の名前が由来になった、
と言われる野菜があるんです。それは…

森崎
「カンボジアって5~6回言ってごらん!」

あぐりっこ
カンボジア、カンボジア、カンボジア
 カンボジア、カンボジア…」

リョウマ「カボチャ?」

森崎「何で?」

ユウト
「カンボジアって早く言ったら
 カボチャに聞こえてきたから…」

とその後ろで河野君が差し出したのが
ご名答! 「カボチャ」 です。

今から480年前。
ポルトガル人が「カンボジアの作物だ」と
伝えた事がきっかけで‘カボチャ’
呼ばれるようになったと言われているんですが、
今日みんなが学ぶのは、
ただのカボチャではなく…

先ほど登場したカボチャ。
実はヘタの部分が取っ手になって
フタになっていました。そのフタを開けると…

河野「ジャーン!!」

あぐりっこ「ギャップ??」

河野「洋服のメーカ?」

佐々木
「違うんです。今日取材するカボチャに
 非常に関係の深いものなんです

あぐり一行がやってきたのは道北の士別市。
今回はJA北ひびきエリアのカボチャに
注目していきます!

2012年10月27日(土) |  前代未聞!?カボチャ畑に入れない?

佐々木「カボチャの仲間を探そう~!」

一同「いえ~~い!」

みんなに前に並んだ野菜の数々。
この中でカボチャの仲間はどれでしょう?
みなさんも一緒に考えてみてね。

野菜
「ズッキーニ」「さつまいも」「ナス」
「キュウリ」「トマト」「じゃがいも」

ワカナ
「カボチャとズッキーニが仲間だと思う」

マシロ
「ズッキーニが仲間だと思う。
 ヘタの部分みたいなところが似ているし、
 ズッキーニかなあと思いました」

佐々木
「切ったところの断面、そっくり!」

森崎
「“ヘタ”というんでしょうか?
 似てますね~~」

リョウマ「ボクはジャガイモ…」

ユウト
「ジャガイモかサツマイモ。蒸したりしたら
 カボチャと同じ食感だったから!」
 
森崎
「なるほど~ホクホク感ねえ」

さて正解は…
茎の切り口が似ているズッキーニか?
食感が似ているイモの仲間なのか?

森崎
「カボチャの仲間はコチラです。
 ジャーン!
 正解はキュウリズッキーニだ!」

カボチャはウリ科の野菜。
キュウリやズッキーニと同じ仲間なんです。
ほかの野菜を分けると、

【ユリ科】…玉ねぎ
【ヒルガオ科】…サツマイモ
【ナス科】…ジャガイモ・トマト・ナス

こうなります。
食感が似てるジャガイモやサツマイモとは
同じ科ではないんです。 
カボチャって不思議!

佐々木
「さあ立派なカボチャが並んでいますが
 今日お邪魔しているJA北ひびきは
 全道一のカボチャの生産地なんです。
 こちらでは15種類のカボチャを作っていて、
 そのうちの4種類を持ってきて頂きました。
 深緑色の“こふき”はコチラでは2番目に多く
 作っているカボチャです。
 この他にも形は似ているけど色は全然違う
 “雪化粧”、ちょっと変わった
 “九重栗”などありますよ」

あぐりっこ「駒みたい~」

(ちなみにJA北ひびきの
 「カボチャ生産量上位4位」は
 1位えびす、2位こふき、3位くりゆたか 
 4位味平となりますよ)

ではさっそくカボチャ畑に行って見ましょう!

森崎「スゴイなってるよ~いっぱいある~」
そう言いながら畑に入っていこうとするリーダー

そこに佐々木アナが出てきて
「ストップ、ストップ!ストップです

リーダーの手を引いて
畑に入るのを阻止しました。

森崎
「あぐり王国、畑に取材に来て
 何が悪いの??」

河野
「違いますって。何か書いていますって

森崎「何ソレ?」

河野
「立入禁止なんですよ」

前代未聞の大ピンチ!
畑の前になんと《立入禁止》の看板
掲げてあるじゃないですか。

その看板にあるキーワードが
書いてありました。それは…
ユウト
ギャップ!
カボチャの中身に書いてあった」

森崎
「そうだね。ギャップって何だろうって
 クエスチョンのままだったね」

立ち入り禁止の理由は‘ギャップ’に
関係していそう。
早速カボチャ生産者の泉田良仁さんにお話を
聞いてみましょう。


2012年10月27日(土) |  世界基準のグローバルギャップとは?

お話を伺うのは

生産者の泉田さんです。

森崎
「畑に入っちゃダメ!みたいな看板が立っていて
 我々仕事にならないんですけど…」

河野「苦情みたいに言うの止めて下さい」

佐々木
「まず《ギャップ》という言葉なんですが
 どんな意味か?と言いますと
 “農業生産工程管理”と言います」

森崎
「なんだあ~農業生産工程管理かあ~」

河野「明らかに知らない!!」

ギャップとは英語の
Good Agricultural Practice
グッドアグリカルチュラルプラクティス’の略。
その頭文字をとってギャップと呼ばれています。
作物を作るために必要なものや
作業内容を書面にして、
記録したり、点検・評価をしながら、
より良い方法を探して行く事
。例えば…
泉田さん
「カボチャを作るにあたって
 農薬や肥料など、
 それをいつどれだけの量を使ったかを
 明記しながら栽培していくことになるんです。
 これらは我々生産者が作った農産物を
 安全安心にお客様に届けるためにやってます」

いろんな種類があるギャップ。
記録したり点検する項目や数が違い、
‘基準’が決められているんです。
それをクリアすると‘認証’を得る事ができます。
なかでも一番厳しいと言われているのが…、

グローバルギャップ!
国際的なギャップというものです。

泉田さん
「これがグローバルギャップのリストです」

森崎
「違うしょ。コレ土地権利書か何かでしょ」

中をあけてもらうと
カボチャの種の袋が貼ってありました。

泉田さん
「こういう種を使ったという証明書んなんです」

 

佐々木
「その他にも天塩川水系関係書類ってあります」

森崎「なんだ~こりゃ」

佐々木
「水質検査になるんでしょうか?」

泉田さん
「安全だよって証明がいるって事なんです」

安全安心が世界基準の‘グローバルギャップ’。
項目数は、およそ300もあるといいます。

JA北ひびきでは、平成19年から専門の部会を
立ち上げ取り組みをスタートしました。

 

平成22年には10名の生産者が認証を取得。
とっても厳しいルールなので
国内でも認証を受けている人は少ないんです。

泉田さん
「加工にしろ食べるにしろ、 
 やっぱり私達生産者が末端にいるので
 気をつけなければいけないと思っています」

厳しいだけじゃない!
頑張って取得するだけの価値があるんです。

ここでリーダーがあぐりっこを
《スーパー》に置き換えて解説してくれました。
それぞれのあぐりっこスーパーで
カボチャを売ろうとしていますが…

森崎
「ユウトスーパーは
“優れた水”を使ったカボチャを売ります。
 リョウマスーパーは
“土にこだわったカボチャ”です。
 ワカナスーパーは大きいカボチャ
 こだわっています。
 マシロスーパーは、特にこだわりません。
 というようにそれぞれのスーパーに
 カボチャの基準『量販店ギャップ』 
 というものがあったとします」

森崎
「ところがね…
 4種類それぞれのスーパーに卸すために
 それぞれのカボチャを生産者さんが作るのは
 大変だろう。水のこだわり・土のこだわり・
 大きさのこだわり…それら全部を網羅した
 《グローバルギャップ》というものを
 持っていれば、間違いなく優先的に
 受け入れて、お客さんに販売しますよ~って
 ことなんです。
 安全安心を追求していくと…
 最高峰にあるものですかね?」
 
泉田さん「そうですね!」

森崎「安心安全の頂点だ!」

では世界基準を体験してみよう~


2012年10月27日(土) |  畑に入るためには…

安心安全の最高峰! 
グローバルギャップについて学んでいる
あぐり一行。
一体、どうしたら畑に入れるのかな?

佐々木
「畑に入るためにはこれらをチェックします」

泉田さん
「異物混入や汚染などを防ぐために
 手は消毒してもらって手袋してもらいます。
 アクセサリー・時計も外してもらいます」

森崎
「あぐり王国、史上初めて
 あぐりっこが名札を外します

では畑に入る準備をしていきましょう。

まずは名札を外します。
外で出来る消毒薬で手を消毒します。

森崎「しっかりと消毒出来ました~」

さらに、準備を進めて…

森崎
完ペキ!!
 これでもう間違いないしょ!」

手袋をはめてキャップも被り、
いよいよ畑の中へ-

森崎
「ありがたい気持ちになりますね。
 わ~なってる、なってる。
 大きいのあるよ~!」

森崎
「見て大きいよ~(ヘタ部分が)太い!」

佐々木
「それはいっぱい栄養もらっていますね」

とここで河野君「どこから始まってるんだ?」

ということでカボチャのツルをたどって
どこまで伸びているのか確認することに!

河野「ここから始まって…」
森崎「ここまで来ました!」

カボチャのツルはおよそ5~10mあり、
通常は一本のツルに2~3個の実をつけます。
しかしJA北ひびきでは
1個しかつかないようにします。
栄養が集中し美味しいカボチャになると
言われているんです。

ではこの立派なカボチャの収穫を
お手伝いしましょう!
まずは泉田さんにお手本を見せて頂きます。

泉田さん
「ここ(ヘタ部分)はコルクって言うんですけど 
 長めに切って、それからキレイに整えて・・・
 1cmくらい残してもらえばいいです」

さてここでまたまた河野君
「今使っていたハサミ。めっちゃキレイ!」

泉田さん
「毎日使う前に消毒したり、
 使い終わった後も洗ったりしています

佐々木「グローバルギャップだから!」

森崎
「こういったところもギャップなんだね」

では早速、カボチャの収穫体験~!!

畑でカボチャを収穫して、
みんなで手渡ししながら
トラックに積み込んでいきました。

ユウト
「(コルクは)硬いけど…
 切った後の爽快感がスゴイ!

森崎
「カボチャの収穫は機械では出来ない!
 全部手作業なんですよね。
 重量あるからゆるくないですよ」

重労働のカボチャの収穫終了~!!


2012年10月27日(土) |  グローバルギャップに取り組む人々!

さて収穫の感想は?
リョウマ
「硬くて両手を使わないと切れなかったから
 ちょっと大変でした」

ワカナ
「農家さんの大変なことが
 よくわかったような気がした」

森崎
「農薬にこだわる、水にこだわる、土にこだわる。
 これらは全道全国の農家さんが配慮して
 くださっていることだとは思うんです。
 でもそれを、わざわざ文書化して
 1個1個項目別にチェックをつけて
 今年はどうだった来年はどうしようって
 考えることって、すごく重要なことでも
 ありますよね」

泉田さん
「そうですね。大切なことでもありますよね」

森崎
「当たり前のことをキチンと当たり前にやる。
 こうやって安心安全は守られている…
 ということが、よく判りました」

じゃ~ん もんすけです!
グローバルギャップ認定のカボチャは
士別市内にある選果場へ運ばれるんだって。
なんと選果場もグローバルギャップの認証を
もらってるんだよ!ここからはJA北ひびきの
高橋昌司さんに案内してもらおっと♪

高橋さん
「(後ろに)警告の標識ということで
 貼ってありますけど、
 異物混入のリスクを減らすという意味で
 必要の無い物は持ち込みをして頂かない
 ようにしています」

なるほど なるほど~ 
畑と同じようなルールがあるんだね。

あと後ろにある緑のネットも気になるな~

高橋さん
「こちらのネットは鳥類の侵入を防ぐために
 設置しています。
 生産物がフンなどに汚染されないこと
 目的として、防鳥ネットを設置してます」

JA北ひびき多寄野菜集出荷施設では
1日およそ30トンのカボチャを選別し
出荷しています。
施設内は出荷基準や怪我を防止するための
注意喚起のパネルが張られています。
高橋さん
「こちらは選果場ないに設置されている
 蛍光灯です。割れた際に飛び散ることがない
 “飛散防止型蛍光灯”と言いまして、
 異物混入のリスクを軽減する
 ひとつの良い方法なんですよ」
 
選果場・貯蔵庫に用いられている蛍光灯は
全て飛散防止型蛍光灯。両建物合わせて
400本が設置されています。

選果場や貯蔵庫でグローバルギャップの認定を
もらっているのは全国的にもまだ少ないんだよ。
全道一位の生産量を誇るJA北ひびきのカボチャ。
道内はもちろん南は鹿児島県まで
出荷してるんだって!
最後にグローバルギャップの認定を取得して
良かった事は何でしょうか?

高橋さん
「やりはじめて思うんですけど
 当たり前の事を今までなかなか
 出来ていなかった部分もあると思いますし、
 実際こういった取り組みをやることによって
 自信を持った商品を消費者のみなさまに
 届けることが出来る様になったと思っています」

 

その日の夜、
仕事が終わった選果場を覗いたら…
キレイに掃除されていて、
整理整頓が徹底されていました。
グローバルギャップもすごいいけど、
守っている人たちもすごいよね!

ここでカボチャの栄養について!
カボチャってキレイな色をしているよね。
実はこの色にも秘密があるんですよ。

天使大学 看護栄養学部
荒川義人教授
「カボチャは一般的な野菜と同じような
 栄養成分はもっているんですが
 なんと言っても特徴は『黄色い色』。
 カロテノイドと総称される色素です。
 カロテノイドは体内で皮膚や粘膜の
 健康維持を助けるビタミンAに変わります。
 これはカボチャをしまっておいても減らず
 むしろ増えるくらいで、秋から冬にかけて
 緑黄色野菜がだんだん少なくなる時期の
 強い味方なんです」

言いこと聞いたぞ。
これからモリモリ食べよう!

カボチャを食べましょう!
お料理を教えてくれるのは
泉田さんの奥様和代さんです。
マーボーカボチャやシフォンケーキなど
教えてもらいました。
詳しい内容はレシピコーナーを見てね!

2012年10月20日(土) |  ♯214 北海道の新顔作物・落花生 編

本日のあぐり王国のテーマは“落花生”。
ではみなさん、
この作物がどのように実るか知っていますか?

街頭インタビュー
「全然わからない!」
「ぶどうじゃないけどクキにぶら下がっている?」
「スイカみたいにツルについている?」
「枝豆みたいな感じ?」「木になっている?」

インタビューの結果、
半数以上の人が不正解!
しかし、そんな回答結果には
大きな理由があるんです。
実は落花生という作物、
国内での消費量の
およそ9割が海外からの輸入品。

わずかな国産品も
千葉県産などの関東圏が主な産地
北海道での栽培実績はほとんどありません。

そんな落花生が近年、
様々な観点で注目を集めています!

天使大学 看護栄養学部
荒川義人教授
「この作物は子どもから大人まで
 そして特に女性にとっても
 役に立ってくれる成分がたっぷり入っている」

さらに落花生の栽培・加工・販売まで
行っている地域が
ココ北海道にあるんです。

佐々木
「というコトで我々がやってきたのは
 北海道では珍しい落花生を生産している
 岩見沢市の北村豊正(ほうせい)地区です」
今回のあぐり王国は、
岩見沢の新たな名産品
「落花生」に注目!
その魅力に迫ります!

森崎
「めずらしくあぐり王国、雨の中ですが
 すっごく今日楽しみなの!
 落花生って多くは海外産でしょ。
 あとは千葉産でしょ?」

藤尾
「学校でも社会の時間に
 落花生といえば千葉って習いました」

佐々木
「ということで、今日ここで落花生を…」

森崎
「佐々木さん!顔で雨を受けているんですよ」

藤尾「めっちゃ汗かいているよ」
 
佐々木「汗じゃないです雨ですよ!」

今回参加してくれたあぐりっこ隊は、
全員初参加!
小学6年生のアリサちゃん、
同じく小学6年生のサラちゃん。
そして小学6年生のハルキ君と
小学5年生のユウタ君。以上の4名です。
あぐり一行が伺ったのは
北海道では珍しい作物・落花生の
栽培から加工販売まで行っている
生産者の横山勝彦さん。
まずは横山さんと一緒に落花生の知識について
一同確認です!

佐々木
「“ラッカセイ”ってどういう漢字を書くか
 みなさん、わかりますか?」

アリサ
ちる!?それと…きる!」

佐々木
「正解です!さすが6年生です!
 じゃあ落花生がどうなっているか、
 わかる人?」

森崎
「お~落花生はどうなるんだ??」

あぐりっこ「う~ん?」


2012年10月20日(土) |  落花生ってどう実をつけるの??

さて落花生はどこに実をつけるのでしょう。

アリサ
「クキ?地面の上?」

藤尾
「豆が地面の下ってことは無いでしょ。 
 落下(花)でしょ?ものすごい
 高い所になっているんじゃないですか?」

佐々木
「栗みたいですか?熟したら落ちてくる!」

様々な回答が出ていますが…
テレビをご覧の皆さんは、
お分かりですか?
早速、その答えを確認するため、
一行は横山さんが栽培する
落花生畑へと向かいます。

目の前に現われた“落花生畑”。
ところが…落花生が実ってません。

森崎「落花生、どこにあるんですか?」

あぐりっこ「地面の下??」

藤尾「うそだ~~!」

森崎
「じゃあ、よ~く見てみましょう」

森崎
「葉をかき分けても…
何も出てきません」

森崎
「ただ…細い物が垂れ下がっていますよね。
 なんだか…モシャモシャしているんです」

と、このモシャモシャを触っていると…

あぐりっこ「なんか出てきた!」

あぐり一同、一瞬パニック!
 
「ちっちゃいの!」「ヒョコッと!」

森崎
「出てきた!これなんだ!?」

あぐりっこ「落花生!!」

森崎「これ落花生ですか?」

横山さん「そうです!」

藤尾「土の中??」

引っ張っていくと、
落花生がズルズルッと出てきました。

一同「うわ~すごい~~!」

森崎
「とにかくあぐりっこのみんなが
 かぶりつきです!
 興味津々です!」

さらに落花生を収穫してみると…

横山さん
「抜いてみますよ。
 クキの所をつかまえてグッと引っ張る!」

すると…土の中から
ドッサリ落花生が!

もうあぐり一行、大興奮です!

森崎
「めっちゃ なっている!」

佐々木「何個なっているんだ?」

アリサ「数え切れない!」


2012年10月20日(土) |  落花生の収穫!楽しくて止められない♪

森崎
「どうやってこの作物は育つんですか?」

横山さん
「花が咲いて…」

森崎「クキの芽のところに咲くんですよね」

横山さん
「この花が散ると子房柄(しぼうへい)
 というのが
 どんどん下に下がっていって
 土の中にもぐるんです。
 それがになっていくんです」
 
森崎
「不思議だよね~」

じゃ~ん、もんすけです!
土の中で実が育つ作物「落花生」。
その生育方法を改めて説明します。
種をまいて成長した落花生は、
やがて花を咲かせます。
そして花の付け根にある
「子房柄」という部分が
土の中3~5センチぐらいまで潜ったあと、
その先にサヤが出来て、中に実が育つんだ。

ちなみに1つの株に実るサヤの数は
100個以上にもなるんだって~

落花生は、土に潜るその力強さと、
このような仕組みを踏まえて
名付けられた作物なんだよ!

さっそく落花生の収穫体験!

ユウタ
「ちょっと重いけど抜いたら
 いっぱい付いていて、ちょっとズッシリ!」

森崎「いっぱいついてて嬉しいよね」

ハルキ「スゴイ!!」

ズルッと抜ける、爽快感!
みんな喜びいっぱいです。
横山さんが栽培する落花生の作付け面積は、
およそ4アール。
72万ヘクタールを越える米どころ岩見沢では
生産量もごくわずか。
しかし落花生とお米作りには
大きな関わりがあるんです。
横山さん
「道内でも岩見沢市は米の有数な産地ですが
 近年、水稲(すいとう)の
 直播(ちょくはん)栽培というのが
 すごく普及してきたんです。
 種もみを水田に直接まく。
 結果、苗を育てるハウスや畑が 
 空いてきたわけなんですよ。
 その空いてる場所に落花生を作ってみた」
米どころ岩見沢市の
新たな農作物「落花生」。
水田の直播栽培の普及で
使わなくなった育苗ハウスに、
「何か作物が栽培できないか」と
考えて始められたのが、
落花生だったんです。
2年前から始まったこの取り組みも、
今年4月には“JAいわみざわ落花生研究会”や
“いわみざわ落花生振興会”も発足して
本格的に市場への出荷を開始。
現在はまだ18戸の農家、
わずか50アールでの試験栽培が中心ですが、
ここ北村豊正地区は「豊正FAM協議会」という
独自の組織を作り、落花生の積極的な栽培に
取り組んでいるんだぁ~

豊正FAM協議会 会長
北 良一さん
「《Future Agriculture Make》…
 《未来農業を作っていく》ためにも
 地域の活性化の1つとして協議会を作りました。
 ハウスものと露地ものと、
 今はまだ走りの第一歩として、みんな一生懸命
 地域の産物として位置づけないなと思って
 やっております!」

近い将来、岩見沢が落花生の名産地として
有名になる日も近いかもしれないね~


2012年10月20日(土) |  1つ1つ美味しさを手で確認!?

ここからは落花生の収穫した後の作業を
教えてもらいましょう。

まず目の前にある落花生ですが
これはどういう状態のものでしょう?

横山さん
「水で洗ったあとの落花生です」

佐々木
「クキの部分がいっぱい
 付いていましたけど
 そこから外して…
 それは手作業ですか?」

横山さん「そうです!」

佐々木「手間がかかりますね」

水洗いした落花生を
網の上で乾かしていきます。

横山さん
「1日ぐらい陰干しをするんです」

続いては陰干しを終えた落花生の選別作業。
ところが、この選別方法にも、
落花生ならではの特徴がありました。

横山さん
未熟な落花生は頭のほうを触ると
 “やわらかい”んです

あぐりっこも実際に触って確認。
確かにベコベコしたりしてます。

横山さん
「完全にいい物というのは
 真っ白くなって
 スジがハッキリ出ていますよね!」

森崎
「じゃあ~1個1個触って確かめるんですか?」

横山さん「そうです!」

森崎「えっ全部??」

横山さん
「ハイ!いい物を選別しようと思えば
 触っていかないと
 判らない部分があるんです」

森崎「手間がかかる~」

横山さん
「やっているうちに目がチラチラして
 判らなくなってくるんですよ~」

ではお次は別なお部屋に移動します…

佐々木「ココでは何をしますか?」

横山さん「落花生をゆでます」

森崎「ゆでる??」

横山さん
「みなさんのイメージからいくと…
 炒っている落花生をイメージしていると
 思うんですけど、
 塩ゆでの落花生を作っております」

森崎
「ゆでた落花生って食べたことある?」

あぐりっこ「ない!!」

森崎
「塩ゆでしているところ、初めてみました!」


2012年10月20日(土) |  落花生お料理をいただきま~す!

アクを取り除きながら、
およそ1時間、落花生を塩茹でしたら、
水気を落として十分冷まします。

そして一つ一つ手作業で袋に詰めたあと、
真空保存をして出荷。
収穫から加工まで全てに
手間ひまをかけた落花生なんです。

■塩ゆで落花生のご購入は-
JAいわみざわ Aコープ であえ~る店
住所)岩見沢市4条西3-1 
※数に限りがございます!ご購入はお早めに!

 

横山さん
「みなさん、食べてみてください」

森崎「もう食べられる状態ですか?」

横山さん「食べられます」

森崎
「剥いたら…
 なにコレ!カワイイんですけど!
 スイーツみたい!

さてお味は?
あぐりっこ「うまい!」「美味しい!」
サラ
「ちゃんとした落花生の味がする!」

藤尾
「シットリした感じも新鮮なシャキシャキ感も
 若干残っていますよね。何より甘い!」

森崎
「今まで食べた落花生の中で
 一番おいしいかもしれない!」

柔らかくて美味しい「塩ゆで落花生」。
でも美味しいだけじゃなく、
栄養価もすごいんだって~

荒川義人教授
「落花生はタンパク質(体を作る材料)や
 脂質(エネルギーや細胞膜などの材料になる)
 という成分が多くて、
 とくにビタミンE(抗酸化作用がある)が
 豊富です。ビタミンEは他のの野菜では
 取りにくくて、それがたくさん入っていて
 優れています。また特に注目したいのが
 食物繊維です。便秘などで悩みがちの女性には
 簡単に食物繊維がとれて、
 お通じ改善につながる…という作物ですね」
 
栄養たっぷりの落花生!
僕ももっと沢山食べよっと~

生産者直伝「塩茹で落花生」の絶品料理を
いただきましょう!
教えてくれるのは小西泰子さん。

落花生ごはんやサラダをいただきましたよ。

※詳しい内容はレシピコーナーをご覧ください。

 

さてお味は?

サラ「とっても美味しい!」

アリサ
「美味しい!豆って苦手だったんですけど、
 お母さんが作っても食べていなかったんだけど
 なんか美味しく食べられたから
 家でも挑戦してみようと思いました!」

 

横山さん
「今日みてもらったように
 手がかかる部分がありますので
 なかなか届けられない部分もありますが…
 知名度的に低いのかなと思いますので
 北海道内全域に塩ゆで落花生
 おいしいなって思ってもらえればいいな…
 と思っています」

こんにちは、週刊あぐりニュースです。
じゃがいもの消費拡大を狙った
ユニークなホームページが開設されました。

道内でジャガイモを生産している
77のJAで組織する馬鈴しょ取扱対策会議、
ホクレンなどが設立したホームページ、
その名は「じゃがい問題研究所」。

現在、日本が抱える多くの社会問題は
‘じゃがいも’によって
解決する事ができるのではないか。
という大胆な仮説のもとに、
様々な切り口からジャガイモの持つ力を
発信しています。
初代所長には、ジャーナリストの
鳥越俊太郎さんが就任しPR活動を展開!

大人も子供も楽しめる内容になっています。
是非、御覧ください!

HPアドレス じゃがい問題研究所  

http://www.jagaimondai.jp/

続いては秋を大満喫! 
農業祭のお知らせです。

明日サンドーム北見で行われる
《オホーツク農業祭2012》。
オホーツク産農産物を
どこよりも安く販売します。
さらにバター作り体験や
南瓜ランタン作成体験をはじめ、
小中学生を対象とした食育コーナーでは
スタンプラリーを実施!
達成者には様々なプレゼントを用意しています。
毎年恒例のオホーツク産農産物が当たる
大抽選会も開催します。
さらに地元の肉や野菜を使った
カレーライスや豚汁など
美味しい食事も販売していますので、
お腹を空かせてご来場ください。

入場料は無料です!
是非、ご家族みんなでご参加ください!
以上、週刊あぐりニュースでした!

《オホーツク農業祭2012》
日時:10/21(日)10:00~14:00
場所:サンドーム北見 北見市三輪5丁目1-10
問い合わせ:JA北海道中央会北見支所
TEL:0157-23-6151
入場料:無料




TOP(全件表示)