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2018年05月26日(土) | ♯477 酪農家が販売する生乳100%ヨーグルト作りに注目編
2018年05月26日(土) | さくら工房のヨーグルトの特徴とは?
2018年05月26日(土) | ヨーグルト作りを見てみよう!
>>

2018年05月26日(土) |  ♯477 酪農家が販売する生乳100%ヨーグルト作りに注目編

突然ですが!コチラは、
“ある食品”における一人当たりの年間消費額を、
都道府県別にランキングしたデータ。
1位は山形県、2位は福島県、3位は愛知県。
そしてそして、
我らが北海道何と46位!

実はこの食品、北海道が生産量日本一を誇る、
生乳が原料の乳製品「ヨーグルト」!
日本一の生乳生産量を誇りながら、
あまり消費されていないのが、
北海道の悲しい実情なんです。
しかしそんな中、高品質な生乳生産から
ヨーグルトの製造販売まで行い、
消費者から注目を集める牧場があったんです!

ということで今回のあぐり王国ネクストは、
牧場でつくる生乳100%のヨーグルト
注目します。

森結有花アナウンサー
「士幌町の道の駅ピア21士幌にやってきました」

森崎博之リーダー
「やってきました~!」

森アナウンサー
「今回のテーマは
 士幌町で酪農家が作るヨーグルトです」

森崎リーダー
「僕ヨーグルトの講演会もやってまして…
 その時は
 生きることは出すことだ!
 良質な乳酸菌を摂取して、お通じを良くして
 体内サイクルを改善していこう!という話も
 させて頂いています」


「でも北海道でヨーグルトを食べる量が…」

リーダー「なんと低い!」


「だからリーダーの講演が…
あまり効いてない」

リーダー
「なんだその言い方っ!!」

今回のあぐりっこは、
帯広市から参加の小学4年生、
好奇心いっぱいの後藤里緒(リオ)ちゃんと、
同じく、帯広市から参加の小学4年生! 
スイーツが大好きな後藤佑太(ユウタ)君です!

リーダー「ヨーグルト好きですか?」

ユウタ「好きです!おいしいところが!」

リオ「トロトロしているところ!」


「ちなみに2人は週に何回食べるかな?」

ユウタ「週に3回ぐらい」

リオ
「う~ん週ではない。カゲツとかで!」

リーダー「カゲツ?!カゲツですかっ」

スタッフも大爆笑


「今回注目する酪農家が作るヨーグルトが
 ここピア21士幌で販売されています。
 作っている方もいらっしゃるので行きましょう」

ということで一行は、
こだわりのヨーグルトが販売されている、
士幌町の道の駅「ピア21しほろ」の中へ-

道の駅 ピア21しほろ
住所:士幌町士幌西2線134-1
電話:01564-5-3940

森「商品がたくさん並んでいますね」

リーダー
「ここはレストランも美味しんだよ~♪」

リーダー
「パクチー担担麺だ!
 やっぱ士幌だからパクチーあるよ」

※2018年1月6日に士幌のパクチーを放送


「こちらがヨーグルトを作ってらっしゃる
 北出さんです!」

北出愛さん「宜しくお願いします!」

森「リーダーは覚えてないですか?」

リーダー「ん?」

北出さん「3回目!」

リーダー「3回目くらいですかね…」

ヨーグルトの製造販売を行なっている、
北出(きたで)愛さん。
以前、番組では、
北出さんが営む山岸牧場にお邪魔して、
乳牛の糞尿で電気をつくる
“バイオガス発電”について学び、
自家製ヨーグルトを使った、
アイデアレシピも教えていただいたのです!
※2014年2月15日放送

リーダー「忘れません!」

北出さん
「母と一緒にヨーグルトの加工品を
 お料理しました!」

リーダー
「覚えています!お母さんとまるで…
 友達親子みたいな…ねっ!!」

「すごい綱渡りな会話だな


2018年05月26日(土) |  さくら工房のヨーグルトの特徴とは?

早速、山岸牧場のヨーグルトを
見せていただくことに!

リーダー
「僕このヨーグルト大好きです!
 食べてます!」

北出さん
「自分たちで搾った生乳を
 自分たちのところで低温殺菌して
 ヨーグルトに加工しています」

リーダー
「それは間違いなくいいやつですね!」

山岸牧場で運営する「さくら工房」が、
2010年から製造販売している
「生乳100%ヨーグルト」。
プレーンと、少し甘みを加えた
セミスイートの2種類があり、
着色料や保存料などは一切使用していません。

北出さん
「搾った生乳に乳酸菌を加えただけの
 シンプルなヨーグルトです」


「生乳の味が活きたヨーグルトですね」

【生乳100%ヨーグルト 450g】562円(税込)
販売先
●道の駅 ピア21しほろ
●道の駅 しほろ温泉
●Aコープ士幌店ASPOなど

新鮮で高品質な生乳だからこそ出せる、
他にはない風味。
そしてさらに、このヨーグルトには
もう一つの特徴があるそうなんです!

北出さん「こんな風に…」

スプーンですくってみると層になっています。

リーダー「うわ~全然違う!」

北出さん
「低温殺菌してノンホモ牛乳という
 脂肪球を分解していないものを
 そのまま使っているので
 このクリームの層が特徴なんです!」

リーダー
「ノンホモ牛乳ってね…
 牛乳瓶の紙のフタを取ると
 そこにクリーム状のものがね!
 生クリーム状の味わいでね~♪
 それがそのまま
 ヨーグルトになってるんですから
 やっぱり層が出来るんですよね!?」

北出さん「そういうことです」

森「その層は混ぜるんですか?」

北出さん
混ぜる派 混ぜない派がいて
 混ぜてないとモソモソな感じですけど
 混ぜるとトロトロになって飲めるんです!」

リーダー
飲める!?飲むヨーグルトだ!」

こだわりヨーグルトの実力とは、いったい?
混ぜた状態、混ぜない状態、
それぞれを試食させていただくことに!

まずプレーンヨーグルトをそのまま、
いただきま~す。

リオ
めっちゃ美味しい!!
 普通のヨーグルトよりコクがある!」

リーダー
うま~い♪
 一般的なヨーグルトよりも
 さらにヨーグルトな感じだね。
 牛のミルクから出来てるよねってのが
 リアルに分かる!」

森「では私は混ぜてみます」

北出さん「全然味が変わります!」


ぐるぐるぐるぐる…パクリッ


美味しいですね~
 すっごいトロットロ!クリーミー。
 ちょっとチーズっぽいような味」

リーダー
おいしいもん!
 お砂糖かけたり色んなもの入れたりして
 食べるものじゃない?ヨーグルトって。
 でも子供たちが何もつけずに
 こんなに食べられる!」


「ヨーグルトは何かかけたりする?」

ユウタ「たまにハチミツかけたりする」

ぐるぐるぐるぐる…(かけ回し続けるユウタ)

くるくる混ぜるユウタを見て-

リーダー
もうね…ない。もうないよ(笑)」

北出さん「ありがとう~♪」


2018年05月26日(土) |  ヨーグルト作りを見てみよう!


「先ほどのヨーグルトを作っている
 さくら工房にやってきました」

山岸牧場 さくら工房
住所:士幌町中士幌東8線115
電話:01564-5-5003
HP:https://www.sakura-koubou.jp/

リーダー
「これまでも色んな白衣を着てきましたが
 今回が一番白です!」

森「完全防備ですね!」
 
リーダー「すごい衛生状況ですね」

北出
HACCP(ハサップ)という考え方に基づいて
 食品衛生管理を行っていますので…
 こういうのが普通なんですよね」

徹底した衛生管理のなか行われるヨーグルト作り。

まず、製造する日の朝に
牧場で搾られた新鮮な生乳を、
受け入れるところから始まります。


「これは今朝搾った生乳?」

北出さん「そうです!」

北出さん
「朝8時くらいに生乳を運んでくる」


「本当に搾りたてのものがやってくる!」

リーダー
「殺菌前の状態で生乳が工房にくる」

北出さん「そうです」

北出さん
「こちらが殺菌をする機械。
 これに入れて殺菌します!」

タンクに入れた生乳は、
65度 でおよそ30分かけて低温殺菌します。
コレが、生乳の風味を引き出し、
濃厚でクリーミーな味わいに仕上げる
最大のポイント!

そして低温殺菌を終えたら、乳酸菌を加えます。

北出さん「(乳酸菌が)これです」

あぐりっこ「少ない!」

リーダー「少ないよね。けど広がっていく?」

北出さん
「活動すると増えていくんです!」

北出さん
「この乳酸菌の量がおいしさを左右します」


2018年05月26日(土) |  美味しさを追求して…時間との勝負!
乳酸菌を加えたあとは、すぐに容器へ充填。
そして計量をして、
密閉するシーラーと呼ばれる作業を行います。
工房では、1度に120個ほど製造するそうですが、
充填からシーラーまで、
作業時間は1時間以内で行います。

リーダー
「これなかなか個数いかないですね」

北出さん
出来ないんですよ~
 1時間以上かけてしまったら
 私達が求めている品質じゃないものが
 できてしまうんです。時間をかけ過ぎると!
 というのは乳酸菌が入っているので
 待っている状態でも菌は動いているから
時間との勝負なんです!」

森「ええええ~」

あとは、およそ20時間かけて
ゆっくりと発酵から冷却まで行うと、
ヨーグルトの完成です。

できたてのヨーグルトを見せていただくと…。

北出さん「開けるとこんな状態です」

リーダー
「俺んちの冷蔵庫がこうなら良いのに!」

北出さん
「発酵されているヨーグルトですが
 先ほど話したクリームの層が…」

リーダー
もう出来てる!
 さっきより見えやすい!」

時間をかけて発酵する段階で、
脂肪分が浮き上がり、
クリームの層ができます。
搾りたてに近い状態で生乳を加工する
ノンホモ乳ならではの特徴なんです。


「工程自体はわりとシンプルですが
 そうなると素になる
 生乳の味が大事になるのですか?」

北出さん
ものすごく重要です!生乳の味が!」

高品質な生乳は、
どのように生産されているのか…

工房に隣接する山岸牧場の牛舎に
お邪魔させていただき、秘密を探ることに!

リーダー「さあ山岸牧場にやってきました」

森「いっぱいいますね~」

北出さん
「全部でだいたい330頭くらい」

北出さん
「いま、搾っているのが170頭くらいです」

森「管理はどのように行ってますか?」

北出さん
「首に付いているものがあるんですけど
 牛の噛む回数や
 食べなくなると調子悪いのかな?っていうのを
 これだけの頭数を少人数で管理してるので!」


2018年05月26日(土) |  生乳の美味しさを伝えたかった!
生乳生産を行う搾乳牛は、170頭。
その頭数を、4人で管理しているという山岸牧場。
牛に取り付けられた装置によって、
反すうしている時間のほか、
発情のタイミングを示す数値など、
牛の状態を示す様々なデータを集め、
管理しているのです。
北出さん
「牛を健康的に飼育することで
 おいしい生乳ができる!」
北出さん
「当たり前のことなんですけど
 そうするために、どういう風に
 この人数でやったらいいのかを
 色々試行錯誤してやっています」
そのほか寝床には米のもみ殻を敷いて、
乾燥状態を保つことで、乳房が衛生的になり、
高品質な生乳の安定生産が可能に!
さらに、搾乳牛の牛舎では、
群の中で序列をつくるという牛の特性を考え、
お産回数の多いグループと、
少ないグループに分け、
ストレスフリーな飼育環境を作りあげています。

リーダー
「たしかに人間もそうかもしれません。
 ベテランママがちゃんとやりなさい!
 みたいだったらどうですか?」

森「ちょっとやりにくいなって思いますね…」

リーダー
「めっちゃストレスたまるじゃないですか。
 それを軽減してあげて、新米ママ同士
 “本当に大変ですよね~”」(←寸劇スタート)

「“いや本当にね~”」

リーダー
「“お互い頑張りましょうね~”」

「“は~い”」

リーダー「ってなる!」

「ストレスフリーです!」

リーダー
「どうですか?この小劇場?」

北出さん
「素晴らしいですっ!」

パチパチパチパチ(あぐり劇場 完)


「生産管理をすること自体も大変。
 そんな中で何でヨーグルトを作ろうと
 思ったんですか?」

北出さん
自分達の美味しい牛乳があったら
 誰かに普通に飲んで!って
 やりたいじゃないですか?」

北出さん
「色んな乳製品の中で
 生乳を一番シンプルに加工できるのが
 ヨーグルト!ということで
 今もヨーグルトを作り続けています」
リーダー
「幸せそうな牛さん達ですから
 この牛さんたちのミルクを頂いた私達も
 もちろん幸せになりますよね」

2018年05月26日(土) |  驚きのヨーグルト料理をいただこう!

さてここからはヨーグルト料理を学びましょう!
牛乳を取り入れた和食レシピ、
「乳和食」を広める料理家・小山浩子さん
ゲストとしてお越しいただきました。

小山先生には以前、番組に出演していただき、
生サバを牛乳で煮込むサバのミルク味噌煮など、
アイデア溢れる乳和食レシピを
披露してくれました。(2015年3月7日放送)

リーダー
「小山先生が確立した乳和食は
 簡単だし面白い!
 これだとみその量が半分で減塩になる!
 ものすごく納得いくレシピです。
 さっそく教えてもらいましょう」

小山さん
「今日はですね…ヨーグルト寿司!

あぐり一行「あああああ~」

リーダー
「先生さすがに…
 私も肩を持てなくなってきました」

教えていただくのは、
ヨーグルトを使った「ちらし寿司」。
材料も調理も簡単なので、
ぜひ皆さん試してみてください!

※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧ください
http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20180526&selectmonthforcal=201805

小山さん
「今回は酢を減らして
 ヨーグルトが仲間入りします!
 これでヨーグルト酢を作ります」

ヨーグルト酢は、酢、砂糖、塩、レモン汁を
ヨーグルトと混ぜるだけ。
コレが、寿司酢となります。

リーダー
「うまいっ!もう、うまい!
 味の複雑みがあって
 酸が絡み合ってる旨みなんです。
 うまいです!」

小山さん
「寿司酢を超えてません?」

リーダー
めっちゃ超えてます!これ!」

※詳しい作り方はレシピコーナーへ!

では、ヨーグルト料理をいただきましょう!
まずは鮭のヨーグルトちらし寿司。

ユウタ
「ごはんと鮭が合って美味しい!」

リーダー「わお!そうなんだ」

小山さん
「お子さんはヨーグルト寿司酢が好きだって
 みんな言ってくれます♪」

北出さん
「おいしい!!」

リーダー
「うまい!酢のコクが出てますね。
 酢飯が高級な感じがしますね」

小山さん「セレブな感じ!」

自家製ヨーグルトドレッシングサラダは?


おいしい!
 ヨーグルトのクリーミーさとほどよい酸味が
 このニンニクとすっごくよく合ってます!」

リーダー
「どうですか、すごいでしょ?小山さん」

北出さん「すごいですね~!!」

デザートのフローズンヨーグルトも!

リオ「美味しい!」


おいしい~
 イチゴを生で食べてるような感じもする!」

リーダー
「もみもみのカイがあって
 柔らかい所とシャキシャキした所と
 2種類の食感が楽しめて美味しい!」

北出さん
「ヨーグルトは何でも合いますね!」

山岸牧場の「生乳100%ヨーグルト」でつくる
アイデアレシピ。
市販されているヨーグルトを使っても、
鶏肉をしっかり漬け込んでグリル焼きした
「ヨーグルトの味噌焼き」や、
キュウリ、ニンジンなどの野菜を
塩麹とヨーグルトで漬け込んだ「漬物」。
そして、塩を混ぜて水切りした
ヨーグルトと輪切りのトマトに、
オリーブオイルをかけて味わう
「カプレーゼ風」など、ジャンルを問わず、
いろいろな楽しみ方ができるので、
皆さんもぜひ、試してみてください!

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5月19日のクイズ
「農業者との連携で、
 先進の農業機械を研究しているのは、
 北見にある何という大学だったかな?」

正解は「北見工業大学」でした。


2018年05月19日(土) |  ♯476 作業効率と労働負担の軽減に取り組む北見工大に注目!編

100年を越える歴史の中で、
脈々と受け継がれ、
発展を遂げてきた北海道農業。

北海道は多種多様な農産物
生産する食料基地として、
重要な役割を果たしています。
そんな北海道農業の発展には、
生産者のたゆまぬ努力と、
それを支える農業機械の進化
大きな要因となっているのですが、
生産者の高齢化や後継者不足など、
農業を取り巻く様々な問題を解決するべく、
最先端の農業機械研究が行われているんです!

ということで今回のあぐり王国ネクストは
農業者との連携で取り組む、
北見工業大学の農業研究に注目します!

森結有花アナウンサー
「北見市のお隣津別町にやってきました」

森崎博之リーダー
「やってきました!春だね!気持ちいいな」

森アナウンサー
「今は津別町にいるんですけど…
 今回は北見工業大学に注目します!」

森崎リーダー
「北海道は農業が大規模ですから
 最近機械化が進んでますけども
 その中でも最先端ですよね!」

森崎リーダー
大学と連携っていうのは最先端で
  なんかもう…
 おじさんの少年心がワクワクする!」

森アナウンサー
「リーダーも興奮しますけど
 あぐりっこはどうでしょうか?」

森崎リーダー
「好きでしょ、好きでしょ。
 精神年齢的には一緒ですからね」

さて今回のあぐりっこは、
農業について何でも知りたい! 
小学5年生の行部凌生(リョウ)君と、
運動が得意な小学6年生の女の子、
菅原春乃(ハルノ)ちゃんの2人です!

森崎リーダー
「さて今日はメカ(機械)だって!」

リョウ「大好き!!」

リーダー
「なんか合体してロボットになるんだって!」

森アナウンサー「それは言ってない!」

リョウ「トランスフォーマー的な?」

リーダー「だよね~~!!」

森アナウンサー
「どんな農業の機械だと思う?」

リョウ「選別機みたいな…」

リーダー「現実的!」


「津別町の畑で先進的な技術を駆使した
 トラクターの実験が行われているんです」

リーダー
「北見工大といいながら
 なぜ津別町かな?って思ってたんだけど
 ここで実際にやっているんですね」

森「そうなんです」

果たして、北見工業大学が研究する、
先進のトラクターとは…
一行は、その実験が行われているという畑に
お邪魔しました!

2018年05月19日(土) |  自動操舵トラクターとは?

「よろしくお願いしま~す」

教えていただくのは
北見工業大学、地域未来デザイン工学科、
生体メカトロニクス研究室の星野洋平准教授。

北見市内にキャンパスを構える、
1960年に創立の北見工業大学。
地域環境工学科
地域未来デザイン工学科
2学科があり、
機械・電子工学・情報システム・食品など、
8のコース、70を超える研究室で、
先進の研究が行われています。

リーダー
「あのトラクターが最先端ということですが…
 何か変わったことをしているの?」

星野准教授
「今、自動操舵トラクター
 実験をしています!」

リーダー「人乗ってるんじゃない?」

星野准教授
「手を離しても自動で曲がって
 ちゃんと走っていきます」

北見工業大学が研究を進めている
「自動操舵トラクター」。
特殊な装置によって、
ハンドル操作を自動で行ってくれる仕組みに
なっているそうなんですが??

リーダー
「一体、誰がどうやって開発されたの?」

星野准教授
「もともと自動操舵のシステムは
 市販されているものがあります」

星野准教授
GPSの信号を使って
 自分の位置を読み取っています。
 いくつかの衛星からの電波が飛んできて
 それの時間差を測って自分の位置が分かる!」

星野准教授
「旋回部分はまだ出来ていなかったんですが
 北見工大で旋回部分の経路も作れ、
 それを読み込ませてあげると、
 自動操舵ができるって所まできました」

リーダー
「でもこれはもう本当に
 厳密にやらなきゃいけない!」

星野准教授
「そうですね。
 最大でもプラスマイナス5センチくらい」

リーダー
「5センチ?5センチの誤差?
 北見工大すげ~!!」

GPSの信号を受信して、
あらかじめ設定したルートを
自動走行できるシステム。
繊細なハンドル操作が必要とされる
トラクターでの種まき作業も、
このシステムでは平らな畑でおよそ5センチ、
傾斜のある畑でも10センチ程度の誤差で
作業ができるそうなんです。

2018年05月19日(土) |  生産者の負担が軽減されるシステム!


「実際に北見工大と連携していらっしゃる
 生産者の竹原さんです」

竹原宏太郎さん「こんにちは~」

リーダー
「色々作業しているように見えましたが
 勝手に動いてくれるんですか?」

竹原さん
「勝手に動いてくれています!」

リーダー「なにそれ…」

リーダー
「いつもだと気を使って運転しないと…」

竹原さん
「そうですね。真っ直ぐ走るのと
 後ろの作業機にトラブルがないか…
 気を使いながら乗っているんですが
 真っ直ぐ走ってくれるだけで
体力の軽減に繋がりますね」

リーダー「結構繊細ですもんね」

リーダー
「まだ実験途中ですが、これがしっかりと
 採用されるとなったら、どうですか?」

竹原さん
誰でもできる作業がどんどん増えると思う!」

竹原さん
専門的な知識がなくても
 運転できる方が増えてくるのかなと思う」

リーダー
「じゃあ農家さんの負担というのは
 今よりも軽減される?」

竹原さん「軽減されると思います」

リーダー
「負担が軽減されて
 もっと農作物と向き合えることが出来そう」

竹原さん「そうですね!」

自動操舵トラクターということで、
今回特別に試乗させていただけることに!
リーダーが運転席、リョウくんが補助席に乗って
体験します。

リーダー「じゃあ行くよ。スタート!

ガックン(動き出すトラクター)

リーダー&リョウ「おおおお~」

リョウ
「ハンドルが勝手に動いてる」

リーダー
「動いてるね。
 でもハンドル持たないと逆に不安だな」

リョウ「うおおお~すげえ」


「すごい!手を離してる!」

ハンドルに一切触れることなく、
設定したルートを進むトラクター
いよいよ、旋回ポイントに…

リーダー「間もなくカーブです」

リョウ「カーブカーブ!」

リーダー
「大丈夫?ああ~~曲がったああ~」

リョウ「曲がった!!」

リーダー
「ハンドルが回って
 このトラクターもUターン!」

リーダー「やったああ~」

リョウ君もガッツポーズ!

森「え~手を離してるよおお」

リーダー
「すっごいハンドルが動いてる!
 うわうわうわ…すげー」

自動操舵トラクターの実力を体感した2人。
北見工業大学では、精度を高めるための
システム開発などを日々行いながら、
実用化を目指し、研究をしているのです。


2018年05月19日(土) |  次世代へ農業を繋ぐために!


「北見工大がなぜ津別町で実験をするんですか?」

星野准教授
「今見ていただくように
(津別町は)傾斜があるところで
 大規模な農業をしている特徴があります」

星野准教授
「そういった傾斜があるところでは
 自動操舵のシステムの精度が落ちる、 
 という問題点があるので
津別町で実験と研究をすることで
 どんな所でも使えるような
精度のいいものが出来るんじゃないかな…と」
周りを山々に囲まれた津別町は、
GPS信号の受信状態が悪いのが
特徴的なエリアです。
また自動操舵がしやすいと言われる、
四角形の畑も少なく、
起伏のある様々な形の畑が
点在している環境でもあるんです。
そんな厳しい条件にも対応できる
自動操舵システムを開発するため、
津別町の生産者と連携した研究が
始まったのです。

星野准教授
「複雑な地形になると
 生産者さんそれぞれが、
 どういう経路で行くと
 うまく畑を耕せられるかというのを
 持っていらっしゃいます。
 GPSのシステムを使うと記録することも出来て、
 その記録した経路の情報を再生してあげれば
 来年度も同じように走ることができる」

リーダー「すげえ…」


「じゃあ生産者さんが長年磨いてきた技も
 この機械に記録させることができる??」

星野准教授
「そうですね。世代交代の時に
 こういう風に走るって経路が分かっていると
 あまり知識がなくても出来るかもしれない…」

リーダー「すげえええ~」


「嬉しいことですよね。
 教える手間も省けますからね!」

リーダー「生産者もどうですか?」

竹原さん
「四角い畑ばかりでなく
 まっすぐハンドルを切れば良い!
 って畑がほぼないんですよね。
 どうしてもカーブしなきゃならない…」

竹原さん
「そういうのを次世代に繋いでいくには
 GPSガイダンスに残していく技術も
 これから必要になるんじゃないかなと思います」

リーダー
「すごいわ…
 俺もトークのマニュアルとか残したいわ…
 自分の息子だちに…」




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