あぐり王国 放送内容

2020ǯ0711土
立茎栽培とは何ぞや?


ということで、リーダー!
森アナへの解説をお願いします。



リーダー
「森さんが言う通り、
 アスパラは伸びようとします。
 大きくなろうとします。
 それを五十嵐さんが切ります。
 成長点を切ると伸びなくなる。
 するとこの緑たち(葉)は
 光合成を初めて根に養分を蓄積します!」



リーダー
「植物はみんなそう…
 根っこに養分を蓄積することで
 新芽が次々と生えてくる!
 それをいただく…」




五十嵐さん「その通り!!」

パチパチパチパチ…(笑)

リーダー「立茎栽培ってこんな感じですよね」

五十嵐さん「その通りです!!」




さて、立茎(りっけい)栽培を、
最初からおさらいしますと…

アスパラは、1つの株から何本も芽が生えます。
立茎栽培では、
春に育った新芽を、
全ては収穫せずに残しておきます。




残った芽はやがて、茎が伸び葉が育ち、
活発な光合成を行います。
すると、光合成で作られた養分を得た株から、
次々と新芽が出てきます。

立茎栽培は、
その新芽を夏から秋にかけて収穫することで、
収穫期間が延びて収穫量が増す、
というメリットがあります。




リーダー
「なかなか面白くない?
 春に収穫終わって40日経ったら夏アスパラ!」

五十嵐さん
「だけどその40日間も黙っているのではなくて
 全部に手作業で草取り・水やり・追肥など
 手間は本当にかかります」

リーダー
「それが15棟のハウスがあるんですものね…
 大変だあ」




リーダー

「伸びたら伸びたでアスパラは早いもんね。
 1日で何センチ伸びますか?」

五十嵐さん「何センチ伸びると思いますか?」

森アナ「2~3センチ??」

リーダー「1日10センチ伸びると思います!」

五十嵐さん「伸びる時は本当に伸びます!」




五十嵐さん
「朝、収穫して、午後にまた収穫したりします!」

森アナ「えっ!次の日じゃダメなんですか?」




五十嵐さん
「伸びて(先端が)開いちゃうと製品にならない…」

収穫量が増える一方、
生産者の努力や技術も求められる立茎栽培。




美唄は、北海道でいち早く立茎栽培に取り組み、
夏以降もアスパラを食卓へ届けてくれています。




アスパラ林から差し込む日差しが美しいことから、
美唄では、立茎栽培を「こもれび栽培」と名付け、
栽培方法のマニュアルを確立させています。



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