あぐり王国 放送内容

2020ǯ0829土
特徴その2…葉っぱが日傘に!?


松森さん
「カメラで映されると、たぶん他のカボチャ農家さんは
 何ごちゃごちゃして作ってるなって言うと思いますよ」

リーダー「ごちゃごちゃして?」

松森さん
「普通のカボチャ栽培はすーっと1本に伸ばす!
 その方が混まないので玉も付きやすい!」



松森さん
「ただここは暑く札幌(市街地)より
 手稲山口のアメダス(地域気象観測)の気温のほうが
 高いくらいですから!
 しかもカボチャは日焼けしやすいので
 こちらと向こうで交差させて葉で日除けさせてる!
 そういう作りにしてるんです」



リーダー
「カボチャの(葉が)日傘になってるの?」

松森さん
「そうです!こちらからメロンのように選定して伸ばして
 向こうは向こうで伸ばすので最終的に交差する!」



リーダー
「交差するんだ。普通は1方向に伸ばしますよね?」

松森さん
「普通は一方向に植えていくんですよ。
 こういう列のやつが…」



松森さん「こうなる(交差)んですよ!!」

森アナ「あははは(笑)。分かりやすい!!」



松森さん
「これもちょっと日焼けしてますよね。
 たったほんの一部」

リーダー
「あ~上になってるところですか?」

松森さん
「この時点で規格は1番下になってしまいます。 
 どんなに形が良くても…
 なので日焼けはすごくリスクがあるんです!」

リーダー
「だから葉で日傘の役割をさせることが必要!」



そんな大浜みやこは、
ご覧の様なスケジュールで栽培されます。




松森さん
「まず4月1日から播種します。
 そしてゴールデンウイークの頭、
 または温かい年はその1週前の日曜から定植開始!
 そしてすぐ!先ほど言ったように熱いので
 水やり、換気トンネルに穴を開けます。
 そして、その後すぐ剪定に入ります。
 だいたい2~3回やります。その時に余計な実をとる」    



松森さん
「そのうちビニールトンネルがパンパンになるので
 ビニールを取る。
 そして7月15日過ぎから収穫が始まって
 最後の収穫が9月15~16日くらいです」

リーダー
「2か月にわたって収穫ですね。全部手作業ですか?」

松森さん
「そうですね。機械は1つもないですね」

リーダー
「とれたものは大きいし、
 地味に葉にトゲトゲがあるんですよね」



ということで葉を触ってみますが…

森アナ
「触ってみるとチクチクしますね」

松森さん
「腕でやってみて!痛さをちゃんと!
 近づいてみてください」

ガサガサ…



森アナ「イテテイ!!!!」

松森さん
「そうでしょ!痛いでしょ!?
 イテテイって。本当に痛いんですよ」

森アナ
「紙やすりでガッガッとやられてる感じします」

リーダー
「この葉っぱをかき分けて
 カボチャにたどり着くわけですよ。
 それちょっとやっただけだけど
 明日くらいまで…かゆいよ!!」



森アナ
「これチクチクしないように長袖で作業するんですか?」

松森さん
「長袖か半袖の場合は腕抜きをつけて、
 そして皮の手袋をします!」

リーダー「身を守るためには大変なんだ」

森アナ
「カボチャ栽培だけでも大変なのに
 メリットも多いこの砂地ですけど
 やっぱり作業は大変なんですね」


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