あぐり王国 放送内容

2020ǯ1114土
♯592 ①滝上町・加工用スイートコーン編


コチラは、育児に大忙しの…とある家庭。
赤ちゃんが美味しそうに離乳食を食べていますね。

実はこの離乳食には、
北海道産のスイートコーンが入っています!

佐藤優子さん&由昊(ゆら)ちゃん(8か月)
「いつも他のものだとよそ見しちゃって
 集中して食べてくれないんですけど
 それはモクモク食べてくれました!」

赤ちゃんの食欲をかき立て夢中にさせる、
離乳食のもとを辿ってみました。




森結有花アナウンサー
「滝上町にやってきました!」

森崎博之リーダー
「ほっんとキレイな町ですねえ~!」
 
リーダー
「滝上町と言えば…
 去年森さんが一人でロケをしました」

森アナ
「滝上町で生産されている『シソ油』という
 お菓子やドレッシングの香りづけに
 使われている油なんですけど
 その取材でお邪魔しました!」

リーダー
「このキレイな街であなた汚かったですね」

森アナ
「シソを乾燥させて粉砕させたものを被る!
 というシソシャワーを浴びましたね!」




森アナ
「そんな滝上町で今回はスイートコーンです!」

リーダー
「いえええええ~い!スイートコーン!
 大好きです♪♪」

森アナ
「そういう方が多いと思います。
 北海道のとうもろこし美味しいですからね!
 滝上町は加工用のスイートコーンを
 作っているそうです」

リーダー
「加工用というとツブツブを瓶詰め缶詰にしたり…?」

森アナ
「実際に何になるかは今日このあと勉強していきましょう!
 まずはスイートコーンの畑に行きましょう」
 



今回、滝上町にお邪魔したのは9月の中旬。
町内の畑では、加工用スイートコーンの収穫が、
最盛期を迎えていました。

生産者の越智(オチ)一満さんに、
加工用スイートコーンについて詳しく教えていただきます。




越智さん
「ここは4ヘクタールくらい…
 全部でうちの畑は65ヘクタール!」

リーダー「いやすごいね!」



さてここで1本収穫してもらうと…

森アナ「ツヤツヤですね」

リーダー
「うわ~黄色が濃い!そして実が大きいですね」

越智さん「これはハニー200という品種です」

森アナ「実が本当に大きいですね」

リーダー
「大きい大きい!
 いまのとうもろこしって全部柔らかくて
 小粒で食べやすいっていうのが主流ですね。
 ちなみにこのヒゲって
 絹糸(けんし)って言うんですけど
 雌花になるんですよ。
 この1本1本の先に1粒1粒の実に繋がっているんです」  



リーダー
「この絹糸の数を数えると…
 トウモロコシの実の数と同じなんです!」

森アナ「ええええ」

リーダー「数えてみましょう!」

森アナ「日が暮れちゃう…」



リーダーのスイートコーンうんちくを学んだところで、
生のまま食べさていただきました!すると…

リーダー
「ふーん…あんまりうまくない!
 すごいみずみずしいはあるんですけど硬いですね」

森アナ「甘さとはか?」

リーダー
「そんな甘くないの…でも粒がでかい!!」



森アナ
「何か加工用に適している条件があるんですか?」

越智さん
「味の濃さは大事です!
 粒が潰れてしまいますと加工には適さないですから」

リーダー「硬さが大事なんですね」

越智さん
「甘みは茹でてからでないと出ないじゃないかな」

リーダー
「そりゃそうだよね。でもクセになるね」




滝上町を含めた、北海道全体のスイートコーン収穫量の
およそ7割が、加工用品種となっています。
主産地は、富良野や名寄などの上川地方と、
十勝地方やオホーツクエリアなどの道東で、
上川地方は生食用、道東は加工用を主に生産しています。




森アナ
「スイートコーンの栽培スケジュールをみてみましょう。
 5月下旬から種をまき始めます」

越智さん
「6月中に除草剤をふりつつ
 このスイートコーンは種をたくさん落とすので
 1株になるように間引きをします」




森アナ
「この栽培の中で一番重要なポイントは?」

越智さん
「やっぱり種まきの時が気を使いますね。
 深さや天気で発芽率が変わるんですね。
 生えなかった分は植えなかったのと
 同じことになるので…」

森アナ
「さて今が収穫期ですが機械でやるんですか?」

越智さん「機械でやりますね」

リーダー「えっ?機械でやれるんですか?」

越智さん「実だけをとっていきます」
スイートコーンの収穫をみてみよう!


加工用スイートコーンを収穫する機械とは、
いったい、どんなものなのか?
実際に見せていただくことに!

リーダー
「片側だけに鋭いアームがある!」




そこにスイートコーンが茎ごと取り込まれます!!

リーダー&森アナ「うおおお」




リーダー
「あっと言う間に実だけ残った!」

森アナ
「うまく茎だけ下に取り込んで実が残りましたね」




森アナもやってみると
一瞬でスイートコーンが取り込まれました!!



茎から実の部分だけを一瞬でもぎ取る優れもの!
さらに、そのスピーディーな収穫は、畑でも!

リーダー「早い~」

森アナ「次から次へと刈っていきいきますよね」

リーダー「これは早い~!!」



森アナ
「後ろのかごにとうもろこしが放り込まれている」

リーダー「すごい積んでる!!」

森アナ「山盛り!!!」




1日最大で、およそ10-12トンのスイートコーンを
収穫できるというコーンハーベスター。

収穫した大量のスイートコーンは、
トラックにのせて町内の加工場へ運びます。
こうしたスピーディーな作業により、
この畑を含めた広大な畑で育てる加工用スイートコーンが、
わずか4日ほどで全て収穫されるのです。




リーダー
「畑が広いのがよく分かりますよね。
 今年のトウモロコシの収穫もこれで終わりだな!
 ありがとう!!
 ありがとう~今年の北海道の畑~!!」

黄金色に輝くスイートコーンをいただきます!


さて茹でたてのスイートコーンをご用意頂きました!

リーダー
「うわ~輝いてる!!!シャイニング♪♪」

森アナ「黄色が濃いですね」

リーダー「うわうわうわ…」




森アナ
「やっぱり実が大きくてゴツゴツしていますね」




リーダー
「いただきま~す!!!ホクホクした甘み…
 今の主流のトウモロコシとはまた違って
 もっちりとした
 もち米を食べているようなモチモチ感!!」




森アナ
「うん美味しい!!
 あま味というよりうま味や香りが濃いですね!
 これはこれで美味しい!!好き♪」




リーダー
「指でもぽろぽろってむけるトウモロコシですよね。
 いやなんか懐かしいなあ~」

森アナ
「これを食べると今のトウモロコシって
 随分柔らかくなっているんだなって…」

リーダー「そうだね別物だね」

森アナ「どっちも美味しいですね!」

さてこの後は加工場へと運ばれて行きますよ。



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