あぐり王国 放送内容

2021ǯ0327土
【1時間スペシャル】北海道ブランドを探せ!⑤生産者に救われた一言…


続いて案内されたのは、
「仕込み」と呼ばれる作業が行われている場所。
先ほどの蒸した酒米、米麹、仕込水を混ぜ合わせる工程です。





リーダー
「若い人が混ぜています!
 ずうと動かし続けないとダメなんですか?」

藤村さん
「なるべく均等にするために混ぜ続けます!」

リーダー「大変だよ」

森アナ「汗かいてますもんね」





リーダー
「恒例の筋肉チェックいいですか?
(触ってみると…)ひやー細いのにたくましい!」

森アナ
「どれぐらいの時間を混ぜているんですか?」

男性
「1本で40分で、それが2本あるので…」





森アナも挑戦してみますが…

森アナ
「これ80分もやってられないですよね…
 8カキだって無理ですよ!!!」





カイと呼ばれる棒で、原料を均一に混ぜる大変な作業。
この際、原料の温度を一定に保つのが、
美味しいお酒をつくるポイントなんだそうです。





藤村さん
「こちらへどうぞ!
 吟風を仕込んだ「吟麗」です!」





中を見てみると…

藤村さん
「こういった形になっています!」

森アナ「えっ!?」

藤村さん
「このあとも発酵は進んでいき
最終的に23日たった時に
こんどは上層(搾る)工程に入ります」





23日間かけてもろみを熟成する間は、
発酵時に発生する熱を冷ますため、
タンクの外側に冷水をまわしながら、
徹底した温度管理のもと熟成させていきます。





そして、熟成させたもろみを搾り、
ろ過や殺菌などの工程を経て、
酔鯨酒造の代表銘柄である
「吟麗(ぎんれい)」が出来上がるのです。





藤村さん
「吟麗の特徴としては芳醇な味わいと吟風特有の香り!!
 酔鯨伝統の強みである酸度の高さと辛口を
 売りにしていますので、
 ここのバランスをどう合わせていくのかに
 1番チカラを入れながら吟麗を作っています」

では吟麗をいただきましょう





森アナ
「酔鯨酒造のもう1つの酒蔵、
 土佐蔵にやってまいりました」

リーダー「あまりにオシャレじゃないですか!」





藤村さん
「2018年に部分移転と言う形で
 大吟醸等々ハイエンドなお酒を限定して作る蔵です」

リーダー
「へーラウンジみたいな感じがするよね」

藤村さん
「お酒の試飲もここで可能でございます!」





さあ二人の目の前に登場したのは…
藤村さん
「右手が通常の吟麗の商品。
 左手が吟麗の生酒。火入れをしていないもの」

森アナ
「そしてあてもご用意してくださっています」

藤村さん
「からすみと酒盗(しゅとう)です。
どちらもうちのお酒で造っています!
吟麗に合わせて一緒に味わっていただければと思います」





リーダー
「北海道原産の酒米とお酒づくりに感謝していただきましょう」

カンパーイ!





リーダー
「すごいです…ふわーんとフルーティーな感じ!
 すっごい混じりっけ無い、スーッという気持ちの良さ!
 すごいフルーティーな気分で高揚していますね!」

森アナ
「おいしい~~!!
 すっごくいい香り!華やかですね!
 甘みもあって、上品!
 女性も好きそうですね!飲みやすい!」

リーダー
「私もそうですけど
 お酒の入門編としてもピッタリですよね」

藤村さん
「食中酒として普段飲んで頂ければと思います」





からすみと一緒にいただくと…

リーダー「うわっより甘い!」

藤村さん「生酒なのでより香り高くなってます」

リーダー
「すごい芳醇!甘い!!
 こっちの方がグンと感じるな」

森アナ
「酒盗と合わせて生酒をいただきます!
 濃い!!このしょっぱさがお酒に合いますね…」





森アナ
「うわああああああ!!!
 グッとあま味も香りも強くなりました!!
 しかも酒盗とめちゃくちゃ合います!」

リーダー
「それが北海道から旅してきた酒米なんだもんね」

森アナ「嬉しいですよね」





リーダー
「改めて北海道の酒米はどういう思いですか?」

藤村さん
「すごいプライドを持って
紳士に取り組んでいいものをつくろうと
逆にどうしたらいい?みたいなことまで言ってくれるので
その熱い熱意を受けて託されたお米を
より良い酒にしなきゃいけないな…
という思いが僕らにはありまして、
良い酒を造って生産者に恩返しできたら嬉しいです!」





代表銘柄の吟麗シリーズに使う酒米すべてを、
新十津川町産の吟風(ぎんぷう)に切り替え、
再出発を遂げた酔鯨酒造でしたが、
順風満帆の門出とはなりませんでした。

藤村さん
「(吟麗のリニューアル)販売が
 去年の4月からだったんですけど…」





藤村さん
「ちょうどコロナ禍の影響を受けてしまい…」

リーダー
「2020年の4月と言ったら
もろに影響を受けていますよね…
ちょうど全国に非常事態宣言発令して…」





藤村さん
「つくったものがどうだったのかも聞けなくて
 不安なまま過ごしていました…」





藤村さん
「その後、コロナがおさまって
 8月に北海道の生産者のところに行けまして
 実際に飲みながら話をしたら
 『すごいおいしい!』と言ってくれたんです。
 それがすごく頑張ってきたものが救われた…と言う思いで
 本当にその一言を聞くために作っていた所もあったので
 すごいありがたかったです」




森アナ
「今回スペシャルで藤村さんもそうですけど
 道外でこれだけ北海道の食材を愛してくださって
 丁寧に丁寧に扱ってくださっている方がいるんだって思うと
 ものすごく感謝の気持ちがこもりますよね」

リーダー
「嬉しいね…感謝の気持ちもそうだけど、
 俺なんか北海道の農産物をずーっと10年以上にわたって
 紹介し続けてきているから可愛い子たちで…
 娘を嫁に出すような気分なわけ。
 その娘たちが各所ですごく評判がいい!
 よその人ばっかりが北海道のものを好きというのではなく
 我々道民こそが北海道の農産物をもっと愛したいですね」

森アナ
「コロナ禍になって北海道ではアグリアクション北海道という
 食卓とそれを支えている農業の繋がりを大事にする
 取り組みも始まりました。
 改めて私達消費者もこうしたつながりに関心を持って
 感謝して食べることで応援していきたいなって思いました」





森アナ「藤村さんありがとうございました」

リーダー
「高知に来て改めて
 北海道、故郷の良さを教えていただく感じがしました。
 これからもよろしくお願いします!」





お・ま・け
飛騨牛のロケでのこと…

安立さん
「鮭だべさ、 ウニだべさ…っていう唄ありますよね?」

リーダー「ありますっけ?」

調べてみると…

安立さん
「俺のふるさと北海道でしょ??」

すると歌いだした安立さん
「シャケだべさ…ウニだべさ…」

ちょっと歌詞をお間違いになっていますが…ご愛敬!





安立さん
「割とね北海道の方ごぞんじないの!
 これ、こんなの放送するんですか?」

リーダー「もちろんです」

安立さん
「もちろんですって…そんな…」

安立さん!とっても面白かったです!
放送しちゃいました。ありがとうございました。



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