日本ハム対オリックス(札幌ドーム) 担当:くり
投手陣の柱・武田勝投手が、およそ1か月ぶりに1軍マウンドに帰ってきます。自身初の開幕投手を務めた3月29日の西武戦では、左ふくらはぎの張りを訴え、4回途中でマウンドを降りました。開幕戦の負傷交代に「一発目でケガをしてチームの流れを崩してしまい、責任を感じている」と話す武田勝投手、「まずは自分のピッチングをして、残りのシーズンはチームを安心させたい」とリベンジに燃えています。また、オリックス打線のキーマンに元チームメイトの糸井選手を挙げ「自分の持っている球を全部使って勝負する。インコースも使って投球の幅を広げたい」と警戒する一方で、対戦を心待ちにしています。チームを今季初の4連勝に導く技巧派左腕の快投に期待しましょう。
ソフトバンクに連勝して4カードぶりの勝ち越しを決めたファイターズ。きょう27日から本拠地・札幌ドームでオリックスと対戦です。この試合を誰よりも心待ちにしていた選手がいます。それは旭川出身の浅沼選手です。2007年に高校生ドラフト7巡目で旭川南高校から投手としてプロ入り。しかし思うような結果が残せず、2010年オフに野手に転向しました。プロ6年目で初めて1軍に昇格した24日のソフトバンク戦では、代走としてプロ初出場を果たすと、9回の2打席目でプロ初ヒットを記録しました。「長かった。やっとスタートできた気持ち」と話したプロ初ヒット。試合後にはお祝いメールが200件も届いたそうですが、なんと2日がかりで全員に返信したそうです。そんな浅沼選手「(札幌ドームでプレーすることは)ずっと夢だった。その舞台に立てることが嬉しい」と感慨深げに語ってくれました。きょうは家族や親戚も応援に来ています。プロ6年目でチャンスをつかんだ苦労人の本拠地デビューはあるでしょうか。
日本ハム対ソフトバンク(ヤフオク!ドーム) 担当:ヒロノブ
ファイターズの選手を追って、福岡にやってきました。「さぞ、暖かいだろう」と思ったら、福岡の最高気温は17.7℃、札幌の16.4℃とさほど変わらず、ちょっと肩透かしを食らった形となりました。ただ、度胆を抜かれたのは、名前も変わったヤフオク!ドームの大型ビジョン…、これまであった3面のビジョンだけでも大きかったのに、新たに左右にLED表示装置2面を追加され、外野上部をほぼカバー…、5面あわせると、長さは約184メートルと世界最大規模だということです。球場に入った選手たちも、その大きさに見入っていました。
さて、苦しい戦いが続くファイターズですが、23日抑えの切り札・武田久投手のほか、乾投手、鵜久森選手、尾崎選手の4人が1軍登録されました。さらに、金子誠選手も1軍に合流、選手の顏ぶれが大きく変わり、新たなチームに生まれ変わった印象です。とくに金子選手は、フリー打撃の最中に、ショートのほか、セカンドやサードでもノックを受け、ひざの状態に問題はないようです。
試合前、栗山監督は、現在のチーム状況について「一生懸命やろうとして、必死になりすぎて、点が入らないなら、いつか、点が入るようになると考えている。いまの状況を生かさないといけない。この状況にどう向き合うか?一生懸命やっている姿を見ていてほしい。」と語ってくれました。
まずは、23日の試合に勝って、「ファイターズ野球」を取り戻してほしいものです。
日本ハム対ソフトバンク(札幌ドーム) 担当:善ハム
5日ホーム開幕戦を迎えたファイターズ。今季はビジタースタートだったため、すでに6試合を消化していますが、まだ“開幕”を迎えていないのが、左のリリーフ宮西投手です。シーズン前に左肩を故障した影響で、1軍に帯同しているものの、まだ出番はありません。 本人も「早く開幕したいです」と投げる気満々。島崎ピッチングコーチも「状態はいいです」と登板準備は整っているいるようです。 2勝4敗と負けが先行しているファイターズ。頼りになる左のリリーフエースに、チームの流れを変えてもらいたいものです。
日本ハム対西武 担当:善ハム
19日、今季初めて大引選手を2番に起用するなど、打順を動かしてきた栗山監督。ただ、これまで組んできた来た打順は「つながると思ってやっている。調子とかもあるから」と信念を持って組んできました。「点を取れないから変えるのではなく、点を取るために変える」とあくまでプラス思考での打順変更を強調。「ブレてはいけない。選手を信じているから」。苦境でも栗山監督は去年と変わらぬ姿勢で戦い続けています。
日本ハム対西武(札幌ドーム) 担当:くり
ロッテに連敗して再び単独最下位に転落したファイターズ。全体練習の前には栗山監督を中心に円陣を組んで気合を入れ直しました。「苦しい時はある。それを生かせるかどうかが重要。こういう時こそ明るくやらないといけない」と栗山監督をはじめ、選手たちはどんなチーム状況でも前を向いて戦っています。西武先発は開幕から自身3連敗中の岸投手。その岸投手と相性が良いのが1番の陽選手です。開幕戦でも2安打を放ち、昨シーズンは17打数8安打、打率4割7分1厘とよく打っています。先頭の陽選手が出塁すれば、現在4試合連続マルチ安打&11試合連続ヒット中の小谷野選手、そしてチームトップの本塁打と打点を挙げている4番の中田選手が控えています。まずは先制点を奪って、流れをつかみたいところです。
日本ハム対ロッテ(札幌ドーム) 担当:くり
17日のロッテ戦に勝利して最下位を脱出したファイターズ。連勝で今季2度目のカード勝ち越しを狙います。先発は2試合に登板して1勝0敗、防御率2.84の木佐貫投手。ロッテとは今季初登板となった4日に対戦して、7回3失点で移籍後初勝利を挙げています。しかし、前回11日の楽天戦では6回に満塁のピンチを招き、無念の降板…。リリーフ陣が踏ん張りチームは勝利しましたが、木佐貫投手にとっては悔しい結果となりました。そんな木佐貫投手を栗山監督は「木佐貫が勝ち越している分だけチームが前に進めると思っている。そこの肝を握っているピッチャー」と、チーム浮上のカギを握るキーマンの1人に挙げました。前回の悔しさを胸に木佐貫投手がどんなピッチングを見せてくれるでしょうか。
日本ハム対ロッテ @札幌ドーム 担当:善ハム
正午すぎ、札幌ドーム内を歩いていると、スタンド外周を黙々とランニングする人がいます。選手かと思いきや、黒木ピッチングコーチでした。現役時代、ジョニーの愛称で親しまれ、気持ちのこもった熱い投球を見せていた黒木コーチ。今でもトレーニングを欠かさないという姿にこちらの胸が熱くなりました。 今、ファイターズの投手陣は苦しい状況が続いていますが、黒木コーチの熱い思いで、跳ね返していってほしいです。
ファイターズは、16日からホーム札幌ドームで6連戦。ここまでの戦いを振り返り「全部負けている感じがする」と指揮官が話すように、14試合を戦い6勝8敗の4位と出遅れています。しかも開幕戦以来、すべてカード初戦を落としています。勢いに乗るためにも、何とかしてカードの頭を取りたいところです。 先発は今季初登板の多田野投手。本来であれば開幕2カード目のロッテ戦で登板が予定されていましたが、雨の影響で他の先発陣がスライドすることになり、登板機会を失っていました。その多田野投手について栗山監督は「試合を作ってくれるイメージがある。多田野には自分のピッチングをしてくれとお願いした。球場と相手との兼ね合いを考えた」と言う通り、昨シーズン、多田野投手はロッテ戦7試合に先発して3勝1敗、札幌ドームでは負けなしの2勝と結果を残しています。初戦に勝利して上昇気流に乗れるか、多田野投手の好投に期待しましょう。
日本ハム対楽天(東京ドーム) 担当:くり
9日はルーキーの新垣投手が4回1/3を10安打7失点と打ち込まれ、打線も楽天の田中将大投手の前に1点を奪うのがやっと…。3カード連続で初戦を落とす厳しい戦いが続いています。いまは我慢の時と話す栗山監督は「接戦に持ち込んで、うちの中継ぎが頑張る展開に持っていきたい」と、本来のファイターズらしい戦いを望んでいます。 10日の先発は吉川投手。前回3日のロッテ戦では6回4失点と負け投手になっていますが、昨シーズン楽天戦では5試合に登板して防御率0.92と、ほぼ完璧に抑えています。その吉川投手「先のことを考えずにバッターに向かっていきたい」と、闘志を燃やしています。