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2010年10月23日(土) | ♯116 弟子屈で美味しい“そば”できました編
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2010年10月23日(土) |  ♯116 弟子屈で美味しい“そば”できました編

佐々木
「こんにちは。あぐり王国です。
 季節は秋ですよ~」

森崎
「あぐり王国が一番ウキウキする季節ですね」

佐々木
「収穫の秋そして食欲の秋です!
 秋と言えば、リーダーは?」

森崎
「秋と言えば“そば”ですよ!

 新そば!!」
本日やってきたのは
酪農が盛んな町「弟子屈町」。
実は全国の“そば通”をうならせる
“摩周そば”の産地として、
今注目されているんです。

佐々木
「さあ今日のあぐりっこはドコにいるのかな?」

森崎
「どこだあ~??」

一緒に「あぐりっこ~!!」

「ハーイ!」

森崎
「コスモスから出てきた~
 よろしく~」

佐々木
「こちらをご覧下さい。
 これは全国各地で獲れる
 “そば”の量を比べたグラフです」

森崎
「いやもう段違いじゃん!」

ヒカル君
「ほぼ北海道じゃん!」

そうなんです。
夏も冷涼で昼夜の寒暖の差が大きい北海道は、
そば栽培に向いていて、
全国のほぼ半分もの生産量を誇っているんです。

佐々木
「ドコが有名かと言いますと…」

森崎
「幌加内そばって有名だよね。
 北海道は色んな所で“そば”を作ってる」

佐々木
「弟子屈町は収穫量は少ないが
 おいしいと評判の“摩周そば”があるんです」

“摩周そば”とは、
弟子屈町で栽培されたそばのことで、
地元のみなさんが特産品にするべく
力を入れている“そば”のブランドなのです。

佐々木
「というコトで今日は“そば”の中でも
 弟子屈町の“摩周そば”を
 みんなで勉強したいと思います」

一斉に「イエーイ!!」


2010年10月23日(土) |  畑に異変が・・・倒れたそばに秘密があった!

“摩周そば”の調査開始!
年間20トンの“摩周そば”をつくっている
猪狩(いかり)さんのそば畑にやってきました。
ところが、畑の様子がチョット変??

森崎
「そばのクキが倒れていませんか?」

摩周そば生産組合
猪狩 広昭さん
「これは…わざとなんですよ!」

猪狩さん
「収穫の数日前の天気の良い日に
 クキごと倒して天日干しにします。
 機械で収穫するんですがスピーディーに
 収穫するために乾燥させるんですよ」

天日干しは収穫作業をスムーズに
進めるため。
そしてもう1つ大切なコトもありました。

猪狩さん
「クキが立ったままの収穫だと
 青い葉っぱが枯れてくるまで
 待たなきゃならないので
 収穫がずっと後になってしまうんです」

森崎
「そうか!こうして乾燥させることによって
 早期収穫が可能なんですね。
 したら“新そば”早く食べられるっしょ!」

猪狩さん
「そうですね!」

“そば”というのは“そばの実”を食べるもの。
どんな形をしているのか
じっくり観察してみると-

森崎
「“そば”は本当はすごく長いんだね」

先を見てみると-

森崎
「花が咲いた痕跡があって…
 その下に実がついているよね」

あぐりっこ
「実があるよ!」
「すごい!」

そばの実をほぐしてみると-

森崎
「色が違うのありますね」

猪狩さん
「黒い方は成熟している状態。
 青いのはまだ未熟なので
 “そば”としては食べられません」

成熟して黒く硬くなった“そば”の実を
触ってみました。

ヒカリ君
「先っぽがとんがってる!」

タイキ君
「硬い…」

森崎
「忍者が使う《まきびし》みたい!」

猪狩さん
「裸足で踏むと痛いですよ」

森崎
「黒い殻をむいてみると
 白いモノになりました!」

2010年10月23日(土) |  小さい実なのに巨大なコンバイン出動とは?
じゃ~ん、もんすけです。
この“そば”の実が一体どうやって
“そば”になるか知ってる?
一般的には外側の黒い殻をむいた後
石臼などで粉にして、それを練って作るんだよ。
畑で実ってから麺になるには
時間と手間がかかるんだね。
森崎
「我々が普段食べている“おそば一人前”って
 この畑でいうと、どのくらいの面積の
 “そばの実”を使うんでしょうか?」

早速あぐりっこに立ってもらうと-

森崎
「この四角形の面積!
 コレぐらいの面積が我々が食べる“そば一人前”」

あぐりっこ
「こんなに使うの?」

佐々木
「みんなが食べる分の“そば”の量って言ったら
 どんだけ広い畑かってコトですよね」

森崎
「大事に“そば”食べよう」

5月の下旬から種をまき、
7月上旬には真っ白い花を咲かせる“そば”。
実はこんなに小さな実を刈るために、
巨大な機械が活躍しているんです。

森崎
「全部取り込んでるぞ!」

巨大なコンバインが“そば”を
取り込んでいきます。

藤尾
「地面を剥がしているみたい!」

佐々木
「カーペットとか布みたいな感じですね」

森崎
「伺ったんですけど、
 まず全部コンバインの中に取り込むんです。
 そして機械の中でふるいにかけて、
 残ったクキは捨てちゃうんだって!」

コンバインのタンクにたまった
“そばの実”はトラックに移し替えます。
そして「乾燥調整施設」へ運ばれます。
そこでさらに細かい石や土などが取り除かれ
出荷されるんです。

2010年10月23日(土) |  引き立ての“そば粉”がこんな場所に?!

全国のそばツウの間で
人気急上昇中の「摩周そば」。
“そばの町“ということで、
地元のスーパーには“普通はお店にはない”
ユニークなものがあるのだとか-

森崎
「今から何をするんですか?」

JA摩周湖
鈴木 浩さん
「これから“そば粉”をひくんです」

なんと店内に「石臼」が-。 
弟子屈町では“そば打ち”が盛んで
美味しい“そば粉”を欲しがる人が多いんです。
家庭でも“そば”を打つ人が多いという事で、
石臼でひいた“そば粉”は大人気なんです。

藤尾
「石と石の間から粉が出てきているよ」

鈴木さん
「熱がかかると風味が逃げてしまうので、
 粉を落とす量と石臼を回すスピードを
 考えてゆっくりやります」

もんすけです。
“そば”を愛する町、弟子屈町。
地元には“そば”を使ったユニークな商品も
いろいろあるんだって!

JA摩周湖
豊島 洋樹さん
「JA摩周湖では年間およそ130tの
 “そば”が収穫されており、
 品質に自信をもって栽培しております。

 特に加工品にチカラを入れており 
 乾麺の《摩周 八割そば》、
 そば饅頭の《ハイ、私が中島です!》、
 ‘いつもあなたのそばに置いてください’
 の意味を込めた
 そば焼酎の《soba 傍》も好評を頂いております。
 是非、弟子屈にお越しの際には
 食べてみてください」

そば加工品の購入は-
■JA摩周湖
 HP)http://www.ja-mashuuko.or.jp/
 ホームページで通販可能ですよ

■Aコープてしかが店
 住所)弟子屈町中央3丁目7-12
 電話)0154-82-2393

特別に、ひきたての“そば粉”を
触らせていただきました。

一斉に「フッカフカ~!!」

タイキ君
「超やわらかい!」

サクラちゃん
「不思議な感じ」

ヒカル君
「世界一やわらかい!」

佐々木
「この粉を使って、
 みんながやってみたいと言っていた
 そば打ち体験をやりましょう!」

あぐりっこ「イエーイ」

ということで森崎チームと
藤尾チームに分かれて
“そば打ち”にチャレンジ!
地元の名人に教えていただきしょう!!

そば粉はもちろん挽きたての地元産。
栽培が難しく貴重で、
風味豊かな品種「キタノマシュウ」を使います。
まずは「水まわし」という作業からスタート。

指で円を描くようにしながら粉と水をなじませます。

森崎
「水を入れたら“そば”のこうばしい
 香りがたってきた」

残りの水を加えて均一になるように手早く混ぜ、
団子状になったらひとつにまとめる工程へ!

チカラのいる作業にヒカル君
「重たい!」

練る作業は“そば”のコシにつながる
大事なポイント! 
空気をぬくように表面がツルツルになるまで
練り上げたら、次は生地をのばす工程です。


2010年10月23日(土) |  そば打ち初挑戦!細いの太いの・・・味は最高

まずは生地を真ん中から外側に向って
少しずつのばしていきます。

その後は「角(つの)だし」という作業。
麺棒に生地を巻きつけて転がし、 
大きな四角に伸ばしていきます。

どのくらい伸びているか見てみると-

あぐりっこ
「すご~い、のびてる~」

打ち粉をふりながら、
3回折りたたむと伸ばし完了。
最後はのど越しを決める「切る作業」です。
包丁とまな板を使って生地を細かく切ります。

初めての“そば打ち”に悪戦苦闘のあぐりっこ。 
それでもなんとか自分達で作った
“そば”の完成です。 

ではさっそく自分達でつくった
“摩周そば”をいただきます。

森崎
「太っ!短っ!何だコレ!」

形は色々ですが、そのお味は?
まずは何も付けず、”そば”そのものの
風味を味わいます・・・

サクラちゃん
「ちょっと甘いような感じがする」

タイキ君
「味は甘いね!」

森崎
「“そば”をそのまま食べて
 甘味があるって言える小学生はシブいよ」

さあここで食べ比べ!
森崎チームと藤尾チームには
味の違いはあるのかな?

佐々木
「藤尾さんチームのほうが
 ツルンとしていて“のどごし”がイイ」

藤尾チーム
「やったあああ~」

もんすけです!
健康食のイメージの“そば”。
さまざまな栄養素が含まれるなか、
特に注目すべきは、良質なタンパク質。
効率よく血や肉になってくれる
必須アミノ酸がバランスよく含まれているんです。
さらに嬉しいのが、カリウムが豊富というコト。
ナトリウムを排出して血圧を下げるのに
効果的と言われています。
低カロリーでありながらも栄養が豊富。
もっとそばをたくさん食べようね。

さらに“おそば”でデザートも
作ってもらいました。
そば粉を使ったクレープです!!

※詳しい内容はレシピコーナーへ

あぐりっこ隊絶賛の摩周そば、
札幌および近郊のお蕎麦屋さんでも
食べることが出来ます。
是非、お試しください。

■正直庵
 住所)札幌市南区石山東6丁目8-2
 電話)011-592-5039

■そば切り なかむら
 住所)北広島市大曲光2丁目1-6
 電話)011-377-1223

佐々木佑花の週刊あぐりニュース。

こんにちは。
週刊あぐりニュースの時間です。
農業にかける熱き青春!
今月上旬、
「農業高校の甲子園」ともいわれる
農業クラブの全国大会が
札幌や岩見沢など4地区で開かれました。

農業クラブとは農業学習を支援する組織で、
全国で10万人の高校生が
クラブ員として所属しています。
       
その日ごろの学習成果を競い合う場が
「日本学校農業クラブ全国大会」。
今年は12年ぶりに北海道での開催となり、
全国からおよそ3300人もの
高校生が集結しました。

高校生たちは平板測量の
速さと正確さを競う「測量競技会」、
農作物や種子、農機具、農薬など
実物の展示品を見て
名称や用途・特徴を判定・鑑定し
その知識を競う「農業鑑定競技会」、
農業データの入力を速さ・正確さを競う
「農業情報処理競技会」などの分野で
熱い戦いを繰り広げました。

そして、「食料・生産」「環境」
「文化・生活」のジャンルで
日ごろの調査・研究などの活動報告をする
「プロジェクト発表会」では
富良野の緑峰高校がオムカレーを通して
地産地消と食育をPRする
「カレンジャー娘」の取り組みを発表し、
見事、最優秀賞の文部科学大臣賞に輝きました。 

おめでとうございます!
農業高校そして農業クラブのみなさんには、
身につけた技術を、
将来、食や農業の分野で
ぜひ活かして欲しいと思います。

続いてもイベントのお知らせです。

あす札幌市白石区の
「札幌コンベンションセンター」で
「新・農業人フェア2010」が開催されます。

田舎に住みたい!農業したい!など
農業に役立つ情報が満載なのはもちろん、
家族で楽しめる農畜産物の直売会や
ステージイベントもありますよ。

来場・ブース訪問・そしてアンケートの回答で
「牛乳」や「お米」などの
プレゼントもあるそうです。

入場は無料で、入退場も自由です。
あすは「新・農業人フェア」へ
お出かけしてみてはいかがでしょうか?
     
それでは また来週!

《新・農業人フェア2010》
日時)10月24日(日)10:30~16:00
場所)札幌コンベンションセンター
   (白石区東札幌6条1丁目)

お問い合わせは-
■北海道農業担い手育成センター
 電話)0570-044-055
  ※詳しくは「新・農業人フェア2010」のHPへ! 




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