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2013年04月20日(土) | ♯239 JA新はこだてエリア産カブ 早出しの秘密編
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2013年04月20日(土) |  ♯239 JA新はこだてエリア産カブ 早出しの秘密編

朝6時半。
札幌市中央卸売市場では、
掛け声飛び交うセリの真っ最中!

毎朝、全国から新鮮な海の幸・山の幸が集まる、市

民の台所・札幌市中央卸売市場。
こちらに集まった魚や野菜が競り落とされ、
市内のお店に商品が並ぶのです。

この市場にある野菜が登場すると…

市場の声
「ようやく春が来たっていう感じ!
 道内物がきたってことはね…」
「道内野菜がスタートを切った…
 という感じだね」
「これからどんどん春の野菜が出回って
 くるのかなって思いますよね」

市場の人たちも「春が来た!」と喜ぶ
その野菜とは…

『カブ!!』

さて所かわって、すでに雪がとけ
ホカホカの土が見える畑の中…

森崎「オレの家、見えるかな~?」

藤尾「見えてるの七飯町ですから!」

森崎「景色がいいですねえ」

佐々木「良い所!しかも土が見えてますよ」

さあ一緒にお勉強するあぐりっこは
全員5年生、
佐藤優成(ゆうせい)君、
料理が得意な樫見育(はぐむ)ちゃん、
サッカー少年の長谷川詩音(しおん)君、
チャレンジ精神旺盛の山川詩奈(しいな)ちゃん
以上の4名です!

森崎
「みんな見て。草冠に無い!
 『カブ』ってこうやって書くんだよ」

カブは漢字で『蕪』

藤尾
「なんか漢字ってそのものを表すって
 言いますけど、《草冠》に《無い》って、
 カブ、大丈夫??

道産野菜のトップバッター 
道南・七飯町産のカブ。
その秘密に今回は迫っていきますよ。

さてここでカブクイズ~!

カブにまつわる面白い話や
ためになる話をクイズで出題、カブクイズ!

答えは2択ですがリーダー・藤尾君が
それぞれの回答にもっともらしい事を言うので
間違った回答に惑わされないように
正しいほうを選ぼう!

佐々木
それでは問題です。日本人はいつから
 カブを食べているでしょうか?
 A昭和時代 B奈良時代」

藤尾君はAの昭和時代を解説。
藤尾「間違いなく昭和から食べ始められました」

リーダーはBの奈良時代を解説。
リーダー「奈良と書いてカブと読みます!」

ではそれぞれの理由を聞いてみましょう。

まずはA:昭和時代の藤尾君の説です。

藤尾
「カブは戦後マッカーサーによって
 日本に持ち込まれました。
 メジャーリーグに『シカゴ カブス』という
 球団があるよね。実はカブから来てるんです。
 つまりカブというのはもともと
 英語からきているんですねえ~
 
と言う藤尾君に対しリーダーは!?

リーダー
「日本では色んな野菜を育てているけど
 その中でも、もっとも古い野菜のひとつが…
 カブなんです!
 僕たちは本当に長く長く親しんでいるのが
 カブという野菜です」

それでは、正しいと思う方に動いてみよう!

すると藤尾君にはシオン君とシイナちゃん、
リーダーにはユウセイ君とハグムちゃんが
移動しました。さて理由は何かな?


2013年04月20日(土) |  クイズに答えてカブ博士になろう♪

ではリーダーのB奈良時代を選んだ
ユウセイ君は?
「よく昔話の中でも食卓の絵で
 漬物と一緒に御飯を食べている 
 のがあったので
 そういう古い時代からカブがあると思って」

とここで藤尾君の一言…
「あの漬物、カブか判らないよっ!
 大根の漬物かもしれないよ!」

昭和にアメリカから入ってきたというAが正解か?
それとも奈良時代には食べられていたというBか?
さぁ~どっち!?

佐々木「正解は…B奈良時代です!」

森崎「やった~~~イエ~イ」

ユウセイ君、ハグムちゃん、ご名答!

カブは日本で最も古くから食べられている
野菜の一つと言われていて、
日本書紀には「主食を補う作物」として
栽培をすすめる“おふれ”を出したと
記されています。

日本に伝わったのは奈良時代より前の弥生時代。
原産地は2つあって
アフガニスタンや地中海沿岸の南ヨーロッパと
言われていてるんです。

ちなみに藤尾君が言ってたことは
ぜ~んぶウソ!
信じちゃダメだよ!
藤尾
「カブ(英語風に)じゃないんだよ~
 ごめんな~
続いて2問目!
カブにより近い野菜はどっちでしょう!?
A:ダイコン  B:キャベツ

藤尾君はAの大根、リーダーはBのキャベツを
それぞれ説明してくれます。

藤尾
「演技が上手じゃない役者のことを
 《大根役者》と言います。どういう事か?
 もともと大根というのはカブの仲間!
 カブって丸くてキレイじゃないですか?
 でも大根って長細い、どっちかって言うと
 大根はカブと比較したら
 形が悪いものとされていたんです。ですから
 形が悪い物演技が下手くその役者
 《大根役者》と言われたんです」

と藤尾説を聞いたリーダーは…

リーダー
「ワタクシ大根役者という言葉が
 大嫌いでして!
 煮ても・焼いても・おろしても
 生でも食える大根!そういう役者こそが… 
 やはり日本でステキな俳優なんじゃないか!」

じゃーんもんすけです!
なんと「大根役者」という言葉に
我を忘れてしまったリーダー。
ここ僕の出番だ~

植物はは大きく分けて
「○○科 ●●属」に分けられます。
「科」をさらに細かく分けたのが「属」。

実はカブも大根もキャベツも同じ「アブラナ科」。

そして「カブとキャベツ」は
アブラナ科アブラナ属に分けられます。

しかし大根はアブラナ属ではありません。

よってカブは見た目の似ている大根より
見た目の全然違うキャベツに
「より近い」と言えるんです!


2013年04月20日(土) |  どうやってカブははえているんだろう?

あぐりっこがよ~っく考えた結果、
藤尾君のA大根には
ユウセイ君、シオン君、ハグムちゃんの3人。
リーダーのBキャベツには
シイナちゃんの一人という結果になりました。

さて正解は…
見た目が似ている大根か? 
見た目が似ていないキャベツか?
さ~どっち!?

佐々木
「正解は…Bのキャベツです!」

森崎「やった~~イエーイ!」

藤尾
「大根役者はオレの作り話です。
 申し訳ない…」

カブやキャベツが属する
「アブラナ科アブラナ属」には
他にもブロッコリーカリフラワー、
小松菜
も含まれます。
ちなみに大根は「アブラナ科ダイコン属」。

見た目ではわからない野菜の不思議でした。

佐々木
「続いても問題です。 
 カブはどのようになるでしょうか?」
この問題は絵で答えてもらいます。

まずはシオン君。土からぽっこり
カブが出ているように見えますが…

シオン
「絵では(白い部分が)いっぱい
 出ているんですけど、本当は少ししか
 出ないよう書こうと思ったんだけど…

森崎
「実際は(カブを手で隠して)
 こう書きたかったのか~!出ちゃったねえ」

ハグムちゃん
「白い部分のほとんどが
 土の中に埋まっていて、
 下に根っこを書きました」

あぐりっこ全員が同じ意見!
白いところのほとんどが土の中である
と答えてくれました。

では正解は!?

佐々木
「正解は…みんなで見に行きましょう!

ということで一行はカブを栽培するハウスへ-
生産者の平野博章さんに協力して頂きました。

さてハウスの中をのぞいてみると-
あぐりっこ
「うわ~~」
「すご~~い!」
「すごっ!」
一面カブの葉っぱ!
みどりミドリ
フッサフサです!

シオン
「緑色のじゅうたんみたい!」

森崎
「いいねえ~~」


2013年04月20日(土) |  白い頭がポッコリ…畑で驚きの発見♪

平野さん
「今の時期だと“葉っぱ”ができているので
 実が大きくなるのを待つだけなんですけど」

森崎
「まだあまり大きくなっていないんですか?」

平野さん
「ちょっと早いんですけど…
 例年でいくと4月中旬に収穫なんです」

森崎
放送されている今の時期は…
 もうカブの…」

平野さん「旬です!」

森崎「旬ですねえ~」

ちょっと早かったみたいだけど、
クイズの答え合わせいってみよう!

森崎
「ではこのカブを見ますから覗き込んでね」

葉っぱに隠れたカブを見てみると-

ユウセイ「あらまっ!」

森崎「土の中かな?土の上かな?」

あぐりっこ「土の上!」

森崎
「シオンのあの絵!あれが一番近いのよ。
 あのまま行ってれば正解だったのよ!」

ではカブを抜いてみると-

スルッ…簡単に抜けました。

森崎
土の上に乗っかっている感じでした。
 抜くというよりは持ち上げるって感じ。
 スッて取れました」

佐々木
「ということで正解は
 白い部分のほとんどは土の上でした

ということでクイズ3問目終了。
正解者はいませんでしたが
初めて見るカブ畑に
あぐりっこテンションアップ♪

葉っぱを触って-
シイナ「でっかいの元気!」
ハグム「すごい!」
シオン「葉っぱも元気なんだ」

葉っぱがピンピンしているのにもビックリ!

とにかく興味津々のあぐりっこ。
収穫適期にはちょっと早いのですが
特別に収穫させてもことに!
シオン「いえ~い!」

ハグム「イエ~イ」

みんなから「おっきい~~!」

初めてのカブの収穫。
みんな大満足でした。


2013年04月20日(土) |  みずみずしいカブに感動♪

では取れたてのカブを贅沢にも
その場でいただいてみましょう。
さてそのお味は…

ユウセイ「美味しい!」
シオン「甘いっ!」
ハグム「あま~~い!」

森崎「甘いっ!これは美味しい!」

藤尾「水分量がすごいですね!

佐々木
「“渋み”とか“アク”が全然ない!」

平野さん
「ハウスでとっているので
 皮が薄くなってまるごと食べられる!

あぐり一同を魅了したカブ!
実は美味しいだけではないんです!

佐々木
「道内の春野菜の中
 出荷トップの野菜なんです」

あぐりっこ「へえ~~~!」

一年の半分が雪に覆われる北海道。
冬の間は作物の栽培や出荷数は激減します。
七飯町をはじめとする
JA新はこだてエリアのカブは
道産野菜がまだまだ品薄の4月中旬に、
出荷スタート。
北海道産の野菜を食べられる季節
春を知らせる野菜として知られているんです。

森崎
「全道トップを飾るためには
 雪の中での作業も必要ですよね?」

平野さん
このビニルハウスをかけるのが 
12月中旬!
 」
 
森崎「これから冬だよって頃じゃないですか!」

平野さん
「ハウスの中の雪がとけるのが1月なので、
 1月中旬には種をまくんです!

北海道の中でも温暖な気候に恵まれた七飯町。
どこよりも早く春が訪れる地域ではありますが、
雪を溶かすために融雪剤を撒くなど、
一番早い出荷を目指して努力しています。

平野さん
「JA新はこだての七飯地区では
 10数年前から『Yes!clean』という
 北海道の認証をいただいて低農薬、
 低化学肥料で作るように頑張ってます」

森崎
「その認証があれば我々は本当に心から
 安心できるものがいただけるってこと!」

春一番の出荷目指して努力する
平野さんに今後の抱負を伺いました。

平野さん
「1日でも早く道内・全国の人に
 おいしい野菜を食べてもらいたい一心で
 一生懸命、毎日働いて作物を育てています」

森崎
「これから一週間たったら、
 もっと大きくなって食べ応えがあって…
 う~~ん!楽しみだわ~」

地の利を活かし丹精込めて栽培されたカブ。
では、このカブを使って…

ユウセイ「みんなで~」

あぐりっこ「カブ料理を作ろう~!」

女子と男子に分かれてレッツクッキング!

JA新はこだて七飯支店所女性部の
中村和枝さんと渋谷道子さんに
生産者直伝のカブ料理を教えてもらいました。

※詳しい内容はレシピコーナーを
 ご覧下さい!

さて七草の一つでもあるカブ
一体どんな栄養がふくまれているのかな?

天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授
「カブの最大の特徴は緑色の葉っぱの部分も
 地下の白い部分も両方食べることができて
 しかも両方に栄養素がいっぱい
 入っているのが特徴です。
 白い部分にはビタミンCが豊富に入っていて
 加熱しても壊れにくい特徴があります。
 茎・葉っぱの部分は太陽によく当たって
 ベータカロテン、
 これは体内でビタミンAにかわります。 
 目や粘膜を作ってくれるますが
 これがたくさんありますね」

へ~葉っぱも食べるといいんだね!
じゃあ男子チームが作ったゴマ和え、
もりもり食べちゃお~♪

森崎
「道南は一番、春が早い!
 だから土地柄恵まれている。
 それにあぐらをかかずに
 早くから野菜の栽培を始めている!
 改めてありがたいですね」

藤尾
「カブには『有る』ね。感動とか…」

そう思い出してください!
カブは漢字で書くと『蕪』。
草冠に無しと書くんですが
本当はたくさん『有』りました。

シオン「草冠に『良』の方がいい!」

藤尾
「そうだね。
 けど学校でそれを書いたらダメだよ。
 点数取れないよ」

この時期だからこそ味わえる
甘くて柔らかなカブ。
みなさんもお召し上がり下さいね!

こんにちは週刊あぐりニュースです。
今日はあぐり王国でも取材したことがあります、
米粉(こめこ)について。
中高校生たちの「北海道米粉料理コンクール」の
結果を発表いたします。

米粉とはお米を小麦粉のように粉にしたもの。
道内でもパンやスイーツのほか、
様々な料理に利用できることから、
人気が高まっています。

その米粉を使った中・高校生たちの
料理コンクールの結果発表が行われ、
最優秀作品などのレシピが
北海道農政事務所のホームページで
公開されているんです。

創作料理部門の最優秀賞は、
北海道三笠高等学校の
「サンマの揚げおにぎり~
 山わさびじょうゆのおろしだれ~」。

米粉の衣の食感が良く、
サンマの味が引き出されていること。
具材のバランスが良いことが評価されました。

ほかにもお菓子部門の受賞作品など、
50品以上の料理レシピが掲載されています。
米粉料理に挑戦してみたい方は、
参考にされてみてはいかがでしょうか。

以上、週刊あぐりニュースでした。

北海道農政事務所HP

http://www.maff.go.jp/hokkaido/index.html




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