憧れ 「帯広市から車で30分。 更別村にやってきました」
森崎 「THE十勝!THE北海道っていう 景色が一面広がっていますな~ もう少しで雪が解けるだろうな」
憧れ 「今日は農作物の生産に注目する訳では ないんです! これから注目するものが 勇ましく登場してくれます!」
森崎「なんですか?祭りですか??」
憧れ 「では、せーのっ!お願いしま~す」
ブウウウウウーーン
森崎「あれですか?大きなトラック」
森崎 「これは…ミルクローリーでしょう!」
憧れ「そうです」
森崎 「ということは今日は牛乳ですな!!」
憧れ「その通りです」
今回のあぐり王国ネクストは、 生乳が牛乳パックに詰められるまでの 仕組みに注目!します!
憧れ 「ということで今回は 生乳が牛乳になるまでの仕組みを学びます。 今日はスペシャルな女子大学生を 2人よんでいます」
森崎「スペシャルな女子大学生?」
今回は、札幌にキャンパスを構える、 天使大学3年生の高山裕香子さんと、 2年生の秋山菜々子さんが参加! 「ミルクラ」と呼ばれる牛乳サークルに 所属する二人です。
森崎「牛乳サークル?そんなのがあるの?」
ユカコ「2年前に作りました」
森崎「作ったんだ!誰が?」
ユカコ「はい!」
森崎「サークルって学生が作るんだ」
ユカコ「はい!作れました!」
森崎 「ところで2人はこの車わかるかい?」
女子大生「ミルクローリ-?」
森崎 「そうそう。あの中に入っているのは?」
女子大生「牛乳!」
森崎「牛乳じゃない!」
憧れ「えっ??」
ユカコ 「生乳は絞ったままのミルク。 牛乳は殺菌して人が安全に飲めるように 加工したミルク!」
森崎「カンペキだ!卒業!すごい!」
森崎 「金井アナウンサーは留年!」
憧れ「えええええ~」
憧れ 「今回お世話になる池田さんです」
128頭もの乳牛を飼育する、 酪農家の池田嘉峰(ヨシタカ)さんに、 生乳の生産について詳しく教えていただきます。
森崎 「2人は本物の牛に会った事ある?」
ナナコ 「観光牧場で搾乳体験をしました」
森崎 「でも大平野の中になる牧場には?」
女子大生「初めてです」
憧れ 「実は私達、前日に牧場に来て すでに搾乳体験をしたんです!」
森崎「えっ???」
金井アナと女子大生の二人は、 前日に池田牧場の牛舎を訪れ、 乳牛の様子はもちろん、 酪農家が日々行っている搾乳の仕事を見学。 そして、お手伝いもさせてもらったのです!
池田さん 「ミルカーをつける乳頭をキレイにして 次は前搾りをします」
乳房の衛生処置などをしたあと、 搾乳作業を見せて頂いて、 いよいよ女子大生の二人も挑戦!
これまで、体験牧場での乳搾りは 経験済みということですが…
ユカコ「ああああ~~」
ナナコ「難しい入った~!!」
悪戦苦闘しながらお手伝いします。
ユカコ 「こうした作業を毎日行うんですか?」
池田さん 「そうですね」
ユカコ「すごい大変…」
憧れ 「ちなみに私達が絞った生乳って まだあるんですか?」
池田さん 「あります! そろそろミルクローリーが 来るかと思うんですけど、それで!」
森崎 「さっき道の駅にいましたよ!!」
池田さん 「いたんですか! 何さぼっているんだ!!(笑)」
※もちろん撮影用ですよ~♪
森崎 「ミルクローリ-来ましたね。 さあどうやってバルククーラーから 運ぶのでしょうか?」
すると…
運転手さんが慣れた感じで入ってきました。
森崎 「おおお~カッコイイな。 ちょっと見学させてもらいます!」
森崎 「ホースを取り付けました。 トラックと繋がりました」
すると今度は小さなスプーンで
憧れ「飲んでる~!」
そして…
憧れ「吐いた~!」
みんな、キョトーン。
憧れ「何をしていたんですか?」
更別運輸 田澤修さん 「牛乳が腐っていないか味覚で検査します」
森崎「田澤さんがチェックするんだ」
各酪農家の生乳をミルクローリーで集める 集乳(しゅうにゅう)作業は、 生乳に対する知識や品質検査の方法など、 専門的な講習を受けて認証された ドライバーのみが行える仕事なんです。
集乳の際の検査以外にも、 専門分析機関への生乳サンプルの採取も 行っています。
森崎 「すごい責任のあるお仕事ですね」
田澤さん 「やっぱり自分の子供も学校給食で 牛乳を飲んだので “清潔な生乳を運ばなきゃな”って 意識はありましたね」
森崎 「毎日だよ… ここの家は大丈夫だって分かっていても 絶対検査するんだよ!!」
ユカコ 「ちゃんと安全か確認しているんですね」
憧れ 「池田牧場でも衛生管理を徹底しているのに さらにドライバーさんが集乳時にも たくさん検査をしているのは驚きですね!」
森崎「本当ですよね~」
十勝エリアでは、集乳時の品質検査のほか、 酪農家ごとに、バルククーラー内の 温度異常がないかを24時間監視して、 異常が発生した場合、 酪農家へメールで知らせる、 「乳温遠隔監視記録システム」と いうものを導入。
生乳の品質を守る徹底した 取り組みが行われているのです。
森崎 「どうする?ついて行く?」
女子大生「ついて行きたい!!」
じゃじゃん、もんすけです!
19の市町村がある十勝エリアでは、 およそ1200戸の酪農家が、1年間に およそ113万トンもの生乳を生産しています。
池田牧場で、生乳を運んでいた田澤さんのように、 搾られた生乳の品質検査などを行って、 乳業工場へ安定的に届ける仕組みを 「指定団体制度」と言うんだよ!
この仕組みは、北海道すべての産地で 行われていて、僕たち消費者は、 いつでも安全でおいしい牛乳が飲めるんだ!
大量の生乳を生産している十勝エリアだけど、 JAをはじめ多くの機関で、 酪農家ごとにサンプリングした 生乳の品質検査を行っています!
十勝農業協同組合連合会 畜産検査センター所長 古川研治さん 「消費者の皆様にはここで検査した 結果に基づいて 牛乳・乳製品等の原材料となる 生乳の衛生的な品質が問題ないということを 証明したものを食品の原料として 使ってもらいます。 実際に生産している方にとってみると 自分たちが生産した生乳の栄養成分や 品質結果を通して、自分達の乳質管理や 仕様管理の問題などを見つけて それを改善することで生産性や所得の向上に つながると考えます」
生乳を酪農家から乳業工場まで運ぶだけでも、 たくさんの人が、安全安心な品質を守って くれているんだね!
さて…更別村にある池田牧場で、 バルククーラーに貯蔵された生乳を、 ミルクローリーで集める集乳作業を 見学したあぐり一行。
これから乳製品工場へ 生乳を運搬するということで 田澤さんについていくことに!
池田牧場のほか、120戸の酪農家から集めた 大量の生乳をのせ、 ミルクローリーは更別村を出発。
およそ50キロ離れた、 音更町にある乳製品工場へ-
ミルクローリーがやって来たのは、 国内最大級の乳製品製造工場 「よつ葉 十勝主管工場」。
十勝の9市町村から生乳が集まる巨大工場は、 敷地面積、およそ24平方メートル、 札幌ドームおよそ4個分の広さ!
大量の生乳を原料とした牛乳やバターなどの 製造が行われています。
工場内に入ってきたミルクローリーはまず、 ミルクローリーごと計量されたあと、 生乳の品質をチェックする「受入検査」が 行われます。
憧れ 「さあ受入検査室にやってきました」
よつ葉乳業 東 傑人さん 「実際に酪農家から受け入れた 生乳を検査しています」
森崎「もう大丈夫です」 憧れ「もうたくさん検査をしてきました!」
そうなんですが…
よつ葉乳業の受入検査室にやってきました。 徹底的に検査をしていました。
よつ葉乳業 東 傑人さん 「実際に色んな酪農家から集められた 生乳がタンクローリーに入ってます。 なので合わさった時に、 念のために検査しなければいけない」
あぐり一行「へええ~」
森崎 「毎日、異常ない異常なしって やっていたらですよ。 今日も異常なしだろうって 思ってしまいそうですよね」
東さん 「本当に異常があった時に 見逃してしまうので 常に緊張感を持って検査しています」
森崎 「すごい!何項目くらいの品質チェック?」
東さん 「さらにですね。 生乳から作られた【製品の検査】も 待っています!」
森崎「なに~っ!!」
憧れ「もう大丈夫ですよ~」
森崎 「俺こんな人間ドックだったら嫌だな」
憧れ 「さあ工場の中にやってきました。 パネルなどがあって博物館みたいですね」
森崎 「本当!二人ともウキウキだね。 牛乳のテーマパークみたいだね」
歴代の牛乳パックや乳製品製造の 解説パネルなど、 様々な展示物が置かれた 見学施設「おいしさまっすぐ館」。
更別村の酪農家からミルクローリーを追いかけ、 いよいよ、生乳を加工して牛乳パックへ詰める、 製造ラインを見学させていただきます。
ここでそれまでの工程を展示パネルで 簡単に解説していただくことに!
森崎 「まだまだいっぱいありますね!」
よつ葉乳業 冨樫靖彦さん 「受入検査をして貯乳した後に、 清浄化ということで 目に見えないゴミがあるかもしれない…」
憧れ「もうないですよ~」
森崎「あんなにやったもんな」
森崎「それでそれから…」
冨樫さん 「まず牛乳というのは “均質化”という工程を通ります。 脂肪分を圧力で小さい所を通って 細かく同じ大きさにしていく」
充填の製造ラインを、 見せていただきました!
女子大生「あったあった!!」
女子大生「すごーい」
憧れ 「どんどん出てくる! 一日にどれくらいの牛乳を製造 するんですか?」
冨樫さん 「ここの工場全体で約20万本!」
あぐり一行「20万本!!」
しかも、このマシンで充填している 牛乳パックには、 特徴があるそうなんですが、 みなさんはわかりますか?
冨樫さん 「実はキャップをつけた紙パックを 1月23日に出しました!」
ユカコ「見たことあります」
ゴクゴクゴクゴク…
憧れ「ゴクゴク行きますね」
森崎「いいね~一気に飲んだ!」
ユカコ「おいしいです」
ナナコ 「色んな苦労を知ったから よりおいしく感じます!」
憧れ 「甘い!元気の出る味ですね」
森崎 「これっぽっちの間違えさえも許されない すごい包囲網の中を通ってきた牛乳! 私達はそれだけ安全なものをいただける ありがたみでいっぱいです!」
憧れ 「今日の体験でどれくらい 牛乳愛が高まった??」
ナナコ「1億!!」
森崎 「でかく出た!せめて200だよ(笑)」
詳しい作り方はレシピコーナーに 掲載されています。
とっても簡単♪ しかも美味しい♪ ぜひ見てくださいね
まず1品目は、鶏の胸肉を揚げた 「ミルク南蛮漬け」。 作ってくれたのは徳正萌花さん。
徳正さん 「牛乳と酢・醤油で合わせ酢を作って 揚げた野菜と鶏肉を付けこんでます」
森崎 「牛乳と酢が合わさるなんて思わないよね」
川原さん 「イワシって生臭いんですけど 牛乳によって生臭さがなくなって 食べやすいです」
森崎「乳和食ですか?」
川原さん 「乳和食です!牛乳を入れることによって コクをだし、塩分を減らす ことが出来て体にいい感じです!」
そして3品目は、中華料理にミルクを 合わせた「ミルク麻婆豆腐丼」。 調理は池田紗里衣さん。
池田さん 「ご飯を牛乳と水を合わせて炊きました。 麻婆豆腐も牛乳が合わさっているので 辛味はありますが、まろやかになって 辛いのが苦手な人でも食べやすいかな!」
意外性抜群のミルクラレシピ! 気になる、その美味しさとは?
憧れ 「おいしい! まろやかなんですけどまろやかなんですけど 辛味もあって美味しい。 牛乳を感じるね!」
森崎 「広がるねえ~ ご飯と麻婆の一体感があるね。 いや~ビックリした!」
他も絶品でございます! 詳しくはレシピコーナーへ!
森崎 「二人は今日見てきて ミルクラの活動変わりそうですか」
ユカコ 「牛から乳製品工場を経て 色んな人が関わっていることを知って 料理を作るだけじゃなくて もっとみんなで学びたいと思いました」
みなさん、こんにちは! 今日は「JAグループの就活イベント」の お知らせだよ。
今月29日(水)に北農ビルで開催される 「オホーツクJAグループ 合同説明会」は、 来年卒業を迎える就活生を対象に、 JAグループの活動やオホーツク管内にある 各JAの特色を伝えるというイベント!
当日受付もOKだけど、参加を希望する人は、 事前に申し込みをしてね。
「もんすけの週刊あぐりニュース」でした!
3月11日のクイズ 「豆腐の原料になる豆は、何だったかな?」
正解は「大豆」でした!