森崎 「気持ちのイイ、 季節になったなあ! 待ってたぞ!桜〜!」
佐々木 「今日は三笠市にやって来ました」
森崎 「スタートの春というコトで、 学生さんとか新社会人の皆さんとか、 新たな生活環境でやってるでしょうね」
佐々木 「そうですね。 そして仕事として《農業》を 選んだ人たちもいるそうですよ。 今日はそんな方々に 会いに行こうと思います!」
サクラちゃん 「色々あるけど今は漫画家!」
ミツキくん 「大人になったら ムシの研究をしたいです」
河野 「すごい、しっかり持ってる!」
佐々木 「じゃあ、野菜や牛を育てたり… 農業を仕事にすることって 考えたことあるかな?」
サクラちゃん 「朝早くおきて、 畑耕したりして大変そう…」
佐々木 「今日みなさんにこの言葉を みていただきたいんです。 ジャーン、なんて書いてますか?」
あぐりっこ 「ノギャル!!」
アンナちゃん 「農業をやるギャル!」
森崎 「普通の言葉なんですね」
佐々木 「実はここ三笠にも、 ノギャルがいるんです!」 森崎 「今回は大根とか玉ネギ〜 とかじゃなくてギャル! 今週はギャル!なんだね」
河野 「新しいわあ!」
今回一行が訪れたのは 人口10700人、 農業の盛んな三笠市。 こちらに自ら農業の道を歩む 女性がいるのだとか!
早速伺ってみると−
森崎 「ノギャルの西川さ〜〜ん」
渡辺農場スタッフ 西川 志穂里さん 「こんにちは〜」
佐々木 「つなぎで登場・西川さんです! 21歳!ノギャルです」
森崎 「どんな作業されてたんですか?」
西川さん 「マダーボールという小玉スイカを 7月に収穫できるように、 苗をハウスに植える作業をしてますよ」
苗を植える道具をみると 以前取材した新キャラクター 「からすぐち」が再び登場!
森崎 「じゃーん!からすぐちです!」
河野 「出た!もんすけにかわる 新キャラクター」
森崎 「みんなよろしくね!」
河野 「このキャラクター、 子供にもウケがイイんですよ」
西川さん 「実際にやってみましょう! からすぐちでマルチに 穴をあけちゃいます」
森崎 「土を盛って上にビニールを 敷いているコトをマルチって 言うんですよね」
西川さん 「ポットから出した苗を 穴に入れます。 根が切れてしまうと 苗が弱ってしまうので 大事に穴に入れてあげます」
佐々木 「ぴったり」
西川さん 「そしてパカッと引き出すと完了です」
続いてはあぐりっこ隊が挑戦!
西川さん 「優しくね」
アンナちゃん 「けっこう重い!けど楽しい!」
あぐりっこ隊みんなで チカラを合わせて スイカの苗植えに チャレンジすること数分…。
森崎 「すごい、みんなで1列やったの! どうだった?大変だった?」
ミツキくん 「あつい〜〜」
河野 「全体でどれくらい植えるんですか?」
西川さん 「ハウス1棟で300。 全部で6棟あるので 1800ですね」
森崎 「1800もあるんだ〜大変だね」
森崎 「農業を仕事にするって ゆるくないですよね?」
西川さん 「両親が十勝の大樹町で 酪農家をしていて、 その仕事ぶりが大変そうで 本当は農家には なりたくなったんです」
西川さん 「だけど専門学校のときに、 ここの農場が子供相手に 農業体験やキャンプを やっていることに惹かれて ここに働かせてもらいました。 そして働くうちに、 農業の楽しさとか 格好良さにだんだん 気付いたんです! 大変ですけど自分に 農業は合っていると思いました」
森崎 「にしかわーー ソレに気付いて良かった!」
河野 「何の立場なんですか!」
あぐりっこ隊がお邪魔している 渡辺農場は西川さんをはじめ、 若い力が結集している農場なんです。
佐々木 「スタッフのみなさんに お集まり頂きました」
渡辺農場 代表 渡辺 辰一さん 「スタッフはみんな20代です。 ボクは昭和46年生まれ、 38歳です!」
森崎 「ういー!!同級生!」
夫婦で新規就農した荒関さん! 荒関雄太さん(28歳) 「ボクはサラリーマンを やっていたんですけど、 農業が注目されていく中で 自分もやってみたいと思いました!」
旦那さんから農業をやりたいと 言われた奥さんは−
荒関未来さん(25歳) 「イイじゃん!やろうって! 楽しそうだなって思いました」
森崎 「お話を聞くと みんな楽しそうだよね」
サクラちゃん 「すごいな!って思って やってみたくなりました」
ミツキくん 「ビニールハウスの中で いつも作業をしているから 暑そうだし… 自分にはとてもできない!」
森崎 「自分には無理だなってコトが わかったんだね。でも それも大事な体験だね」
河野 「ここで突然なんですが リーダーに食べてもらいたい トマトがあります! ドコのトマトかわかりますか?」
森崎 「平取!」
河野 「何でわかるんですか!!」
河野 「実は大阪から農業をするため 北海道に移住してきた方に 取材してきたんです! では早速みんなで〜 VTR びらとり!」
河野 「大阪からやって来ている ということで、 コレで試せばわかります。
もうかりまっか!!」
香田農園代表 香田 文雄さん 「ぼちぼちでんなあ!」
河野 「間違いなく、 あの方が香田さんです」
10年前、大阪から家族6人で 平取にやってきた香田さん。 まずは日ごろのお仕事を 見せていただくコトに。
香田さん 「今は《桃太郎》という トマトを栽培していますよ」
もぎたてトマトを食べてみると… 河野 「う〜ん!甘い!水分すごい」
香田さん 「できるだけ水分を余分に与えず、 じっくりと熟成するように 育てていますよ」
河野 「大阪では何をしてたんですか?」
香田さん 「お持ち帰り弁当店を3軒、 共同経営していたんです。 お弁当を作りながら、 野菜に接する時間が長かったので 素材に興味が出てきまして、 北海道で農業がしたいと 思いました」
財団法人北海道農業開発公社 森 幸二さん 「コチラでは北海道農業に 興味がある方の相談の場として 《新・農業人フェア》や 《北海道新規就農・農業体験セミナー》 などの相談会を開催しており、 昨年は合せて1000名が相談に 訪れました。 就農研修や体験実習の受け入れ先や 求人情報の紹介から 農地取得や資金面の事まで 農業を始めるために必要なことを 就農コーディネーターが相談に応じ、 具体的なサポートを行っています」
新規就農などについてのお問い合わせは− ■財団法人 北海道農業公社 北海道農業担い手育成センター 住所:札幌市中央区北5条西6丁目1-23 北海道通信ビル6階 電話:011-271-2255 HP:http://www.ninaite.or.jp
香田さん 「じゃっ、 近い将来(待ってます)!」
河野 「近い将来って… 縁起でもない事言うの やめてくださいよ!」
佐々木 「続いては札幌市のお隣、 恵庭市にある《はまだファーム》に やって来ました」
こちらを切り盛りするのは 農業歴14年の濱田さん。
森崎 「農業やってみたい!という 力強い想いがあったんですよね」
佐々木 「実はですね、 あるモノを仕入れたんです。 こちらの写真をご覧下さい」
河野 「えー濱田さん??」
あぐりっこ 「ヤンキー!」
濱田さん 「二十歳そこそこの時ですね。 人生、棒に振ってた時期ですね(笑)」
河野 「あの〜畑にビニールが あるんですが…」
濱田さん 「《不織布(ふしょくふ)》という プラスチックでできた布です。 カンタンに言うと畑にかける布団! これをかけると 畑の温度が昼間で10℃ぐらい、 夜でも2〜3℃くらい上がり、 作物も早く育つんですよ」
早速みんなで不織布張りをお手伝い!
河野 「ココからドコまでですか?」
濱田さん 「畑の端っこまでです! 120mぐらいなんですけど」
森崎 「遠い〜〜!」
ニンジンの種を蒔いた畑に 幅6メートルの不織布を 張っていくこと30分−。
風にあおられ 悪戦苦闘しながらも なんとか作業完了!
森崎 「さあ、みんな見てみようぜ! 120メートル こうだあ〜〜!」
河野 「すごい!」
濱田さん 「自分はまだ農業者として、 種を蒔いて芽が出たばっかりの 時期だと思ってます。 作物の成長とともに自分も育って、 大きい花でも 咲かせればイイかなっと!
育ったしょ?」
森崎 「育ったよ!」
森崎 「濱田〜!」
河野 「リーダーはなんなんですか! 今日会ったばっかりでしょ!」
佐々木佑花の週刊あぐりNEWS!
こんにちは! さて皆さんは“クラスター” という言葉をご存知ですか? 「ブドウの房」や「群れや集団」を 表す英単語なのですが、 みんなで連携して 「食で北海道を元気にしよう!」と “食クラスター活動”が 本格展開することになりました。 5月19日に “食クラスター連携協議体発足式”が 行われました。
発起人である道、道経連、 道経産局、JA北海道中央会が 企業や団体に協議体への加盟を 呼びかけました。
「みんなで食べよっ♪北海道」 キャンペーンを展開中のHBCも、 もちろん正式加盟しました。
これまで北海道の農水産物は 鮮度の良さが一番の売りとして、 付加価値アップの取り組みは 十分ではありませんでした。
“協議体”では 高付加価値商品を生み出し、 国内外へ販路を拡大! ALL北海道で“食の総合産業化”を 推し進めていくことを 最大の目的にしています。
私たち「あぐり王国」も “食クラスター”推進に 貢献できるよう頑張っていきたいと思います!
突然ですがクエスチョン! キュウリやキャベツ、 ニンジンなど様々な野菜。 みなさんが食べているのは、 野菜のどの部分か知っていますか?
実は、野菜は食べる部位によって、 3つのグループに分かれるんです。 1つ目はキュウリや ピーマン・トマトなど、 実の部分を食べる 果菜類(かさいるい)。 2つ目は、白菜やキャベツ、 ブロッコリーなど、葉や茎を 食べる葉菜類(はさいるい)。 そして大根やじゃがいも、 ニンジンなど根や地中の茎を 食べる根菜類(こんさいるい)。 このように野菜は 食べる部位によって 3つのグループに 分けられているのです。
3つの中で今回注目したのは、 これからの季節グングン 美味しくなる葉菜類の中の 葉物野菜!
早速、葉物野菜の 一大産地・旭川市へ やって来ました。
佐々木 「実はホクレンショップの 野菜売り場に動物が いるらしいんですよ!」
森崎 「動物がいるワケないじゃあ ないですかあ〜」
佐々木 「あぐりっこ隊と一緒に 動物を探して来てください!」
森崎 「みんなわかった? スーパーに 動物を探しに行くんだって」
佐々木 「聞くところによると いろんな種類が いるらしいんですよ!」
河野 「あぐりっこ隊、 戸惑ってますよ!」
さくらちゃん 「よくわかりません…」
森崎 「ほらほら キョトンですよ!」
あぐりっこ 「ペンギンだ〜」
最初に発見した動物は、 ペンギン!! あぐりっこ隊は 次々と野菜をゲット! どんな動物がいるのかな?
かりんちゃん 「チンパンジー!」
さくらちゃん 「レッサーパンダ!」
たくみくん 「カピパラ!」
佐々木 「みなさん動物見つけましたか?」
あぐりっこ 「ウサギにキングペンギンに、 サルにレッサーパンダ…」
森崎 「野菜のパッケージに 動物がプリントされている! 何でこうなっているの?」
旭川らしいブランドに! ということで、 全国的に有名な旭山動物園を モチーフにした袋をデザイン。
旭川産野菜の出荷を行う JA旭川青果連がこうして ブランド化を進めてきたのです。
佐々木 「年間を通して 36種類の動物が パッケージになっているんです」
森崎 「野菜嫌いなお子さんも 馴染みやすいかもしれないね」
佐々木 「次に野菜を良く見てくれる?」
あぐりっこ 「レタス…」
あぐりっこ 「あれ…全部葉っぱだ!」
河野 「あの…《ターサイ》って ボク初めて聞きました」
森崎 「チンゲンサイかと思った」
河野 「ターサイのほうが細め! 全然違うんだね」
佐々木 「どんな風に 育てられているのか 見たいですか?」
一同 「見たいです!」
佐々木 「みんなでターサイの 生産者のところに行きましょう!」
お店情報− ■ホクレンショップ豊岡店 住所:旭川市豊岡3条4丁目4-5 電話:0166-37-8700
早速ターサイのハウスへ 行ってみると−
一同 「スゴイです!スゴイ数! それに良い香り!」
あぐりっこ 「中がドンドン小さくなってる」
森崎 「中に行くごとに 縮んでいっているように見えるね」
佐々木 「花びらが広がっているような 感じですね」
森崎 「旭川って昼温度高くて夜寒い。 夏暑くて冬寒い。 気温差が激しい所ですよね」 ターサイ農家 長田 忠雄さん 「作物にとってはイイと思いますよ!」
【寒暖の差が おいしい野菜を作る理由】 日中の気温がより高いと より活発に光合成をしてデンプンや糖を生成。 夜間の気温がより低いと 野菜の呼吸がより抑えられるので、 日中作られたデンプンや糖の消費がダウンして 野菜そのものに蓄えられる量が多くなる!
早速 とりたてターサイを いただいてみると…
あぐりっこ 「おいしい!」
ゆいちゃん 「ちょっと苦い…」
バクバク食べる河野を見て−
佐々木 「ドンドンいきますね」
あぐりっこ 「食べすぎ!食べすぎ!」
河野 「中の若い芽、 全部食べちゃった!」
河野 「この上手!」
森崎 「何だ そのほめ方!」
種まきからおよそ70日で 収穫されるターサイ。 ひと株に葉は30枚ほど。 茎から葉まですべて 食べることができますよ。
じゃーん、もんすけです。 中国から日本へ伝わった ターサイにはどんな栄養が 含まれているのかな? 青果店を営む野菜ソムリエの 杉原さんに聞いてみました!
フーズバラエティすぎはら 杉原 俊明さん 「ターサイの中で特に多い栄養素は 体内でビタミンAに変わり 皮膚や粘膜を丈夫にする ベータカロテンです。 またカルシウムも ホウレンソウの約2倍。 ビタミンKも入ってます。 この2つの栄養素は 骨を丈夫にする働きがありますよ」 ■フーズバラエティすぎはら 住所:札幌市中央区宮の森1条9丁目3-13 電話:011-642-7937
お次は袋詰めの見学。
長田さん 「動物の絵が描いてある 透明な袋に入れるんですが 袋に野菜がひっかかるので この《まきす》にターサイを 包んで入れちゃうんですよ」
森崎 「へえーそのままだと 入れにくいんだあ」
リーダーが早速チャレンジ
《まきす》に包んだターサイを 袋に入れ、最後に《まきす》を 上から抜くと…
森崎 「うおーカンタンだ!」
あぐりっこ隊もやってみると−
森崎 「葉っぱを傷つけないようにね」
佐々木 「優しくね」
黙々とターサイを包むあぐりっこ…
スッと《まきす》を抜いて完了!
さくらちゃん 「できたあ!スッと抜けて 気持ち良かった!」
森崎 「これは農家さんの知恵ですよね」
4月〜11月、 8カ月間もの長期間 出荷可能なターサイ。 ピーク時には1日で 320株も収穫・袋詰めを 行っているとのこと。
つづいては野菜の倉庫へ−
森崎 「ターサイばかりと思ったら 違うんですね! 色んな野菜がありますね」
佐々木 「葉モノ野菜が多いんですね」
森崎 「この地域は葉モノ野菜が 多い理由があるんですか?」
もんすけです! 長田さんの作った野菜は どのように出荷してるのでしょうか?
旭川青果物出荷組合連合会 小山 光昭さん 「野菜の種類は約60品目あり、 その6割が葉モノ野菜です。 色んな野菜を作ってますが 安定した収穫量を確保する為 JAあさひかわ・JA東旭川・ JAたいせつの3JAが連合し、 【JA旭川青果連】という 組織を作って一括して集荷してます。 安全で安心 おいしい青果連の野菜たちを 是非食べていただきたいですね」
お楽しみのお料理の時間−
佐々木 「葉モノ野菜を使った料理を ご紹介いただきましょう」
レシピを教えてくれるのは ターサイ生産者の 長田芳子さんと長田美佳さんです。
一品目は 【ターサイと豆腐の炒め物】
※詳しいレシピは料理コーナーへ
かりんちゃん 「ターサイの苦さがなくなって チョット甘くなっている!」
たくみくん 「いろんな味が出ていて すごくおいしい!」
河野 「食感がシャキシャキしてる」 佐々木 「いっぱい食べられそう!」
目の前に登場したのは 【小松菜のあんかけ丼】
長田美佳さん 「うちで取れた小松菜を使って ニンジン・シイタケなど 自宅にあるモノで出来るんです」 ※詳しいレシピは料理コーナーへ
森崎 「これは こまつな!」
佐々木 「ん?出ました?」
河野 「もう1回お願いしてイイですか?」
森崎 「おいしくて 困ったな!って言ったの!」
週刊あぐりNEWSの時間です。 みなさんは、 全国的に広がりを見せる 「弁当の日」を ご存知でしょうか? 地産地消にも繋がるこの取り組み。 JA帯広かわにしからの ビデオリポートです!
「弁当の日」とは、 自分の弁当は自分で 作ってみようという行事で、 現在全国の小中学校 およそ500校で行われている ということです。
帯広市立川西小学校でも 今月11日は“弁当の日”でした。 早朝6時、6年生の加藤リカさんは お母さんにアドバイスを もらいながら弁当作りに挑戦! 慣れない手つきながらも、 4種類のおかずを作りました。
そしてこの日は遠足。 十人十色、 工夫をこらした個性的な お弁当が揃いました。 やはり自分達で作った お弁当の味は格別だったようです。
“弁当の日”の取り組みで、 「毎日ご飯を作ってくれる お母さんってすごい!」と、 子供に感謝の心がはぐくまれていくそうです。 すてきですねぇ…私も見習わないと! それでは、また来週!