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2013年06月29日(土) | ♯249 北海道農業を支えるJA職員育成!JAカレッジ
2013年06月29日(土) | 朝から発声練習?はつらつとは?
2013年06月29日(土) | コミュニケーション能力を高める!
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2013年06月29日(土) |  ♯249 北海道農業を支えるJA職員育成!JAカレッジ

さて今回のあぐり王国は
オープニングから大変なことが…

森崎
いや~日々、勉強勉強だなあ(ニヤリ)

笑いをこらえるのに必死な
佐々木アナと河野くん。

河野「どうしました?何がどうしました?」

森崎「今日はこういう取材と聞いておりますが…」

佐々木
「今日は農業にかかわる学校がテーマなんです」

森崎「そう!うんうん」
(といって河野君のほうを振り向く)

河野
「振り向きの(迫力)すごいわ!」

森崎
「今日、大人が勉強するって聞いてるんだけど」

佐々木
「これまでも農業高校を取材してきましたが
 生産者を志す農業高校ではなく、
 生産者をサポートする組織《JA》に入る
 人材を育成する『JAカレッジ』という
 学校を学びます」

森崎「じゃあJA大学だ!」

河野
「まあそうですね…
 けど大学に学ランの人っていないでしょう?

森崎
「(ちょっと照れたように…)
 昔の考えだな!

ということで今回のあぐり王国は
生産者をサポートするJA職員の養成校
『JAカレッジ』の全貌と魅力に迫ります。

では学ランリーダーも
いつものスタイルに戻ってもらって
本題に入りましょう!

佐々木
「まずお二人はJAカレッジは
どういうことを勉強する学校だと思います?」

森崎「それだけはわからないです」

佐々木
「そもそもJAは生産者の営農と生活を
 サポートする組織
です。
 そしてここはJAに入る
 人材を育成している場所として
 全国で唯一の学校なんです」

佐々木
「その授業内容の一部がこちらです。
営農生活事業論とか農業経済論とか…」

森崎
「もう“論”とかわからない!
 あっこれ!(農業実習)これは出来る!」

JAカレッジはJA職員を養成する
全国唯一の学校で、
創立90年以上の歴史を誇ります。
2つの学科があり全道のJA役職員や組合員の
資質向上を目的とした研修を実施する『研修科』と、
将来の中堅幹部職員を目指す人材を養成する
『学生科』に分かれています。

ここでJAカレッジの案内人がご登場。

JAカレッジ学生科の高橋孟頌(たけのぶ)君。
大学進学を期に故郷の青森を離れて北海道へ。
そして今年の4月、JAカレッジに入学しました。

森崎「生徒さんに見えないよね」

河野
「しっかりした“社会人”感がありますよ」

森崎「社会人ではない?」

高橋君「“準・社会人”です」

すると突然、

森崎「そんな日本語はない!」

佐々木「リーダー!」

そもそも高橋君はどうしてJAカレッジに
入学したのでしょうか?


2013年06月29日(土) |  朝から発声練習?はつらつとは?

高橋君
「(就職の)内定を企業さんから
もらっていたんですが、その後
JAカレッジの存在を知りまして、
JA職員への憧れもありまして
北海道農業を支える仕事につきたいと思い
入学を決意いたしました!」

あぐり一同「うお~」

河野
「高橋君はたくさんいるであろう 
生徒さんの中でなぜ選ばれたんですか?」

高橋君
「学生科の自治会(生徒会のようなもの)の
 会長をやっていまして…」

森崎「たかだか2カ月でか?」

河野「厳しいな、高橋君に!」

高橋君「僕たち1年の同期だけなので…」

森崎「1年生しかいないんだ~」

学生科は60名定員の2クラス、
1年制となっていて、
JA職員としてのノウハウや
様々な知識を短期間で習得します。

では早速、高橋君にJAカレッジを
案内してもらいましょう。

まず通されたのがなんと…体育館!

『1(イチッ)、ニイ、サン…』

森崎「おおっ声だしてる」

学生さんがピシッと整列し
大きな声を出してラジオ体操をしていました。

学生科の一日は体育館から始まります。
毎朝8時半に全生徒が集まって
ラジオ体操を行い
『はつらつとした人材』の育成に
取り組んでいるんです。

そして、さらに…

学生
「これより口の体操を行います。
口を十分に開いて大きな声で
ハッキリ発音してください」

森崎「発音??」

学生「あえいうえお…」

森崎「えっ!」驚くリーダー。

すると学生さんだけでなく
隣にいる高橋くんまでも
「あえいうえお…」と
一斉に復唱し始めました。

森崎
「演劇部で(発声練習を)やっていたよ!」

するとリーダー
何かを思い出したかのように…

「さ!せ!し!

 す!せ!そ!

 (でかい…ものすごくデカイ…)」

リーダー、ちょっと血管が浮き上がってます。

河野
恥ずかしい親戚のオッサン
 連れてきたみたいな気持ち…」

ラジオ体操のあとには、
発声練習や礼儀作法の訓練などを行って
『明るく、規律ある人材』の養成にも
取り組んでいるんです。

森崎「これは引き締まる。すごいね」

森崎
「学校で学生さんとすれ違う時に
みなさんすごい元気良くはつらつと
『おはようございます』と言ってくれる!」

高橋君
「毎朝の積み重ねが活きてると思います」

森崎「肉体精神が鍛えられるね」

高橋君
「度胸はつきますね。
みんなの前に立って大きな声を出すので!」

河野「全員入れ替わってやるんだ」

高橋君「必ずみんなやります!」

JAカレッジのモットー
「はつらつ」の原点を知ったところで
お次は教室を訪問!


2013年06月29日(土) |  コミュニケーション能力を高める!

では学生科の授業を見学させてもらいます。

河野「宜しくお願いします」

学生さん「よろしくお願いします!(大声)」

あぐり一同「うおおお~~(圧倒!)」

このクラスで行われているのは
『営農生活事業論』という授業。
学生たちが農業に関する
様々な専門用語の意味をグループごとに
話し合って発表するというものです。

佐々木
「先生が講義をするだけではなく
 自分たちも参加するんですね」

高橋君
「そうですね!コミュニケーション能力
企画力を養う授業ですね」

ここで専門用語のリストを見せてもらうと…

森崎
「僕らも取材してますけど
 すごく難しい言葉で学んでいるね」

高橋君
「自分で分かるように(意味を)書いてます」

ここで講義している先生にリーダーが質問。
森崎
「JA職員になる彼らがこのような
 専門用語を学ぶ理由とは何ですか?」

先生
「農家の人と話しているときに
 話の内容がわからないのは
 コミュニケーションができてないこと。
 なので学生たちには言葉の意味を
 教えるように授業をしています」

農業の基礎知識と
コミュニケーション能力を養う授業の他にも、
財務や会計知識を身に付ける
『農協簿記』

協同組合の精神や歴史を学ぶ
協同組合論』など、
JAカレッジならではの様々な教育が
行われているんです。

さてリーダーがここでまたまた質問。
森崎
「質問!全層施肥(ぜんそうせひ)と
側条施肥(そくじょうせひ)について
どういうメリットがあるのでしょうか?」

ざわめく教室。
さて壇上に立つ学生さんはなんと答えるか!

河野「ちょっと困った顔してる…」

学生さん
「そこは…先生にお任せしたいと思います!」

一同大ウケ!

河野「これもコミュニケーション能力!」

ここで学生さんに熱い思いを伺ってみました。

成田基(もとき)君
「JAは地元で働く仕事なので
地元で自分の力を活かしたいと思って、
この学校で色んな資格を取ったり
授業で学んだことを活かせると思い
この学校に入りました」

坂本凌一君
「配属された地域の農業の発展に貢献して
農家の方々から信頼されるような
JA職員になりたいです」

森崎「その為には何が必要ですか?」

坂本君
「はつらつで元気の良い人材として活躍する!」

佐々木
「みなさんから“はつらつ”したものが
 感じられますよね」

河野「入学して2~3ヶ月なのに!」

森崎「みなさん、はつらつですか?」

学生さん一同「イエ~~イ!」

河野「声が野太い!」

じゃ~ん、もんすけです!
将来のJA職員を養成するJAカレッジ。
即戦力として活躍するための環境づくりや
実践的な教育を積極的に行っています。

JAカレッジ 西埜裕司(にしのひろし)校長
「JAカレッジの特徴は協調性を高めるため
全寮制にしているところです。
農協簿記など専門的な知識にあわせて
危険物取扱者など多くの資格に
チャレンジをさせており
本校の卒業生は即戦力として高い評価を
頂いております。
北海道農業を支えるやりがいのある仕事に
興味のある方は是非
本校に入学して頂きたいと思います」

男女共学で全寮制のJAカレッジでは、
快適で楽しい寮生活を送るための
充実した環境と設備が整っています。
共同生活を通じて仲間との絆や
友情を深められるのは、
寮生活ならではだよね~

2013年06月29日(土) |  カレッジOB訪問!

さてお次は畑やハウスが広がる場所に
やってきました。
一行が案内されたのはJAカレッジ専用の畑。
野菜の苗を植えるという農業実習の授業を
見学させていただきます。

森崎「やってるか~!」
学生「イエ~イ」
森崎「何を植えているの?」
学生「大根!」

高橋君
「こういう風に植えて育てて
 最終的にみんなで食べようかって!」

森崎
収穫の喜びを体験するんだ!
机に座って授業を受けるのと
こうやってお日様の下、
土いじりするのはどっちが好き?」

高橋くん
「ぼくは~~こっちの方が好きですね!」

森崎
「そうだな…俺は完ぺきこっちだな…」

ここで苗植え未経験という
高橋君も授業に参加して、
他の生徒と一緒にトマトの苗植えです。

河野
「やったことあるみんなは慣れてるから
 高橋君見ながらやったほうがええで」

森崎「みんなすごいね」

河野「スピードが違う」

苗を植える場所を掘り起こし
たっぷり水を注ぎます。

いざ苗を植えていきますが…

森崎
「ものすごい手際悪かったねえ~!」

佐々木「初めてですもん!」

河野「そりゃビクビクするわ!」

先生からOKもいただき苗植え完了!

座学での知識習得だけではなく、
こうした作物を育てる経験も養いながら、
生産者をしっかりサポートできる人材を
養成しているんです。

森崎「早く現場に行きたいって思う?」

高橋君
来年が待ち遠しい!(JA職員として)
 早く働きたいと思ってます!」

森崎
「オススメは俺のふるさとの東川町」

JAカレッジの農業実習を見学したあぐり一行。
このあと河野君を残してリーダーと
佐々木アナの二人は長沼町へ。
すでにJA職員として活躍している
2名の卒業生がいるということで
JAながぬまを訪ねました。

肥料や農機具の資材販売業務を担当している
営農資材課勤務のさん荒明瑠美さん21歳。
そしてもう一人は荒明さんと同じく
営農資材課勤務で販売した資材の配送業務
担当する北川絢伍さん21歳。
共にJAカレッジの卒業生です。

森崎
「JAカレッジで学んで農家さんとの
 繋がりをイメージしてたと思うんです。
 現場はどうですか?」

荒明さん
知識を身に付けないといけないので
 日々勉強ですね」

北川さん
「まだまだだなと思います。
 知識も得てないんで…」

森崎
「まだ若いなあ~これからだよ!」

仕事現場でも勉強の連続!と話す二人。
今回、生産者との関わりが深い仕事と言われる
北川さんの配送業務に密着
させて頂きました。

北川さん「こんにちは~」

やって来たのは生産者さんの
鶴見昭博さんのトマトハウスです。

森崎「広大なハウスですね~すごい」

北川さんの業務は配送のほかに
作物の生育確認なども行っています。
生産者とのコミュニケーションを大切にしながら、
万全な生産体制営農環境作りに励んでいるんです。


2013年06月29日(土) |  農業の最前線で活躍できる人材へ!
鶴見さん
「そ菜(野菜)とか直接トマトを出荷する
 施設であったり…
 一生懸命、私たちの作物を消費者に
 提供してくれるところってことで
 とても助かっているし、
 みんなニコニコしていて愛想良くしてくれるので
 こっちとしてもすごい助けられてると思います」
北川さん
「やっぱり一番組合員の人と接することが
 多い部署だと思うので
 間違ったことも言えないですし…。
 ただ話す機会が多いので
 僕には合ってるかなあって。
 やりがいがあるなって仕事であります」
JAには金融課共済課といった
様々な部門があります。
組合員であも生産者のサポートに留まらず
地域においても重要な役割を担っています。

さてリーダーと佐々木アナが
JAカレッジに戻ってきました。

森崎「ただ今、夕食の時間なんです」

佐々木「食堂に来ましたよ」

森崎「豪華だねえ~」

森崎
「みんなのね先輩たちから話聞いて…
 ってお前、何してんのよ!

ちゃっかり学生に紛れて
夕食を食べる河野君。

森崎「なんで一緒に食べてんのよ!」

JAカレッジでは全生徒が食堂に集まって
食事をとります。この日のメニューはコチラ。
道産食材を中心とした
ボリューム満点の料理ばかり!
毎日3食、栄養バランスも考えられた食事を
提供してくれるんです。

森崎「JAカレッジのご飯はおいしいか?」

学生「おいしいです!」
なぜか拳を高々に振り上げる学生たち。
(はつらつだけでなくノリも良いんです)

河野
「よく何の練習もなくそんな出来るなあ」

さてここでリーダーから学生へメッセージが-

森崎
「みなさん大きな志しをもって
 ここで学び生活をしているだなって
 見てわかりました。さっきみなさんの
 先輩の現場を取材してきました。
 やっぱり現場で習うことを大きい!と
 僕らに正直に話してくれました。
 みなさんもこれから色んな
 山・谷があると思いますが
 志高く頑張って頂きたいと思います。
 これからの皆さんを応援します。
 今日はありがとうございました」

学生「ありがとうございました!」

こんにちは。週刊あぐりNEWSの時間です。
今日は「食べたあなたが審査員」!
新・ご当地グルメグランプリのお知らせです。    

来月7月6・7日に芽室町の芽室公園で開かれる
「新ご当地グルメグランプリ北海道
 2013in十勝芽室」。

このイベントは「富良野オムカレー」や
「十勝芽室コーン炒飯」など全道15地域の
新・ご当地グルメが集まるもので、
今年で4回目を迎えます。

「食べたあなたが審査員」という
キャッチフレーズ通り、
会場を訪れた人たちが審査員となり、
食べた料理の味やコストパフォーマンスなど
5段階評価で点数をつけ、
各種目の得点と人気度(販売食数)の総合で
順位を競います。

このほか会場には十勝地方の特産品が
販売されるほか「とかちハヤシ」や
「広尾しゃロッケバーガー」など
十勝の新しいグルメが堪能できる
「十勝グルめぐり」というコーナーも
用意されていますよ。

一食500円?何食食べられるかな?
以上、週刊あぐりNEWSでした。

【新・ご当地グルメグランプリ北海道
 2013in十勝芽室】

日時:7/6(土)7(日)10:00~16:00
     (チケット販売は9:00~15:00)
会場:芽室町・芽室公園(芽室町本通8丁目)

※当日は約4000台の駐車場を確保していますが、
できるだけ公共交通機関をご利用ください。

※当日はチケットの売り切れが予想されるので、
前売り券の購入をお勧めします。

【問い合わせ】
「新・ご当地グルメグランプリ北海道
 2013in十勝芽室」実行委員会事務局

電話:0155-62-6366 (平日10:00~17:00)

あぐりファミリーの市民農園、
野菜作りリポート!

札幌市西区の市民農園で
野菜作りを始めた2家族。
苗植えから3週間経過した、
樫見ファミリーの畑を覗いてみましょう!

※お父さんの浩一さんレポート※
お父さん
今日は晴天です!順調に伸びています!」

※お母さんの志のぶさんレポート※

お母さん
「ハグ、結構草生えてる?
 ちゃんと草取りやりたいって
 言ったんだから頑張れよ~」

1歳になる紡ちゃんもお手伝い!

お母さん
ジョーって(水を)根元にあげてね~
 おいちくなあれ…だよ!」
(お母さん可愛いです!)

お母さん「おいちくなれ、やった?」

紡ちゃん「どど!」(可愛い…)

この後ゴーヤの竹立ても行った樫見ファミリー。
待望の収穫まで力を合わせて頑張ろうね!


2013年06月22日(土) |  ♯248 黒大豆の栽培について学ぶ!編

ある晴れた日、
河野くんはお食事中でした。

河野
「今日もボクの好きなものばっかり~♪
 納豆油揚げの味噌汁おから冷奴(笑)。
 いただきま~す!」

河野君が美味しそうに食べてる 食事。
どれもよく食卓に上がるメニューばかりですが、
実は一つの作物から
作られているものばかり!
 
その作物がなくなってしまうと…

河野
「納豆・お味噌汁…おからも無い!
 えっ?冷奴にしょう油も??あれ?

 おかずが全部、消えちゃったよ~

さてその作物とは何か?を
一緒に勉強してくれるあぐりっこをご紹介。

男子チームは地元・旭川市から初参加の
中西悠馬君(5年生)、渡辺倖生君(6年)、
札幌からは初参加の森実優ちゃん(5年)と
高野かおりちゃん(5年)です。

佐々木
「さあ河野さんがご飯を食べていたんですが
 消えちゃったんです…」

森崎
「消えちゃったものには
 ある農産物が共通しているんです!
 その農産物は何でしょう?」

かおり「大豆??」

森崎
「おお~大正解!よく分かったね。
 全部これ大豆なんです。
 大豆を原料に加工されているものなんです。
 もしこの世に大豆が無かったら。
 例えばお醤油が無いってことは…
 みんな大好きなすき焼きは、
 微妙な味付けになるよ~
 お刺身だってお醤油つけられないよ。
 だから大豆が無くなるというのは
 大豆を原料にした物が全て無くなる…
 こんなに日本人にとって大豆は
 重要な農産物なんですね~」

しかも栄養パワーもすごいんです。
天使大学看護栄養学部の
荒川義人教授にに聞いてみると-
「大豆は昔から畑の肉というぐらい、 
畑でなる物の中で群を抜いてタンパク質が豊富、
しかも栄養価も優れている食品なんです。
それ以外にオリゴ糖・食物繊維も豊富、
更年期障害を遅らせてくれる期待もあります」

見かけによらず大きなパワーを秘めている「大豆」
今回はそんな大豆の中でも、
プラスαの栄養素が含まれているという…
黒大豆に注目!

佐々木
「今日は旭川にお邪魔してますけど
 収穫に向けてあることが始まる
 とっても大切な時期なので、
 みんなで今日は黒大豆を勉強しましょう!」

あぐり一同「いえ~~い!」

とここで、おかずが消えて
茶碗を持ったまま固まっていた河野君が一言!
「お…かず…」

ではみんなで黒大豆の生産者さんに
会いに行きましょう!

やって来たのは旭川市の永山地区。

佐々木
「生産者のみなさんがお待ちですよ~」

あぐりっこ「こんにちは~」

森崎
「あの…皆さんはどういうチームですか?」

株式会社北永 
代表取締役 鷲尾勲さん
「水田を作ってまして
 麦と大豆の作業を請け負っている会社
 今年の2月に立ち上げました」

森崎「会社なんですね」

ここで若者にお話を-
岡田健太さん

「24歳です!
 次期社長目指して…
 よろしくお願いします」

永山地区では昭和60年の
米の転作をきっかけに
大豆栽培がスタートしました。
「北永」は50ヘクタール、
札幌ドーム10個分もの畑で
大豆を栽培しているんです。

そんな北永の畑でまずは黒大豆のお勉強です。


2013年06月22日(土) |  黒くてビックリ♪いわいくろ!

佐々木
「こちらは一般的な大豆で
 お豆腐とか納豆になります」

森崎「見たことある?」

あぐりっこ「ある!」

森崎
「ところが今日取材する大豆は…コチラ!」

現われたのはピカピカ真っ黒な大豆。

あぐりっこ「うわ~」
かおり「真っ黒~!」
ユウマ「黒い!」

森崎「何て書いてある?」

あぐりっこ「“いわいくろ”」

“いわいくろ”は一般的な大豆と比べると
およそ1.5倍の大きさ!
大粒で甘みが強い品種です。

森崎
「黒大豆と黒豆。同じもの?」

鷲尾さん
「同じものです!」

森崎
「じゃあここでクイズだ。この黒大豆、
 中を切ったら何色でしょうか?」

カオリ「普通の大豆と同じような色…?」

ユウマ「黄色っぽい」

コウセイ「黄色っぽい」

ミユウ「クリーム色っぽい!」

実際に黒豆をカットしてみると…
 
森崎
「ジャーン!中身は白!

森崎「意外じゃない?」

あぐりっこ「意外…」「意外…」
※小声で返答するあぐりっこ

森崎
「意外って言うか…
 まあ正解だったからね

佐々木「みんな正解です!」

河野「(笑)」

大豆は生で歯食べられません。
一晩水に浸けて茹でた
いわいくろの「水煮」を試食。

ミユウ「美味しい!」

カオリ
「ほんのりだけど…甘みがあって
 美味しい!」
 
コウセイ
「後から少しずつ甘さを感じてきた」

リーダーも1粒食べて…

森崎
こんなに甘いんですか?
 素朴ですけど良いおやつですねえ~
 これだったら味付け、いる?」

あぐりっこ「いらない!」

あぐりっこを虜にした黒大豆“いわいくろ”。
続いては栽培についてお勉強です。

さて畑にやってきましたよ。

森崎
「これはまだ大豆がまかれていない?」

鷲尾さん「そうですね」

さて畑の中に入ってみると-

あぐりっこ「(土が)柔らかい!

森崎
フカフカの状態にして
 ここに種を植えるんですね」

鷲尾さん
「春先の天候が悪かったので
 作業自体が4日~1週間遅れています。
 本来であれば、この時期には(種まきは)
 終わっているはずなんですけど…
 今は最終段階に入ってきてます!」

2013年06月22日(土) |  驚き!ローラーで種を踏みつける?

さてここで黒大豆の種を拝見。

森崎「何色している?」

あぐりっこ「紫色」

鷲尾さん
大豆根粒菌(こんりゅうきん)
 農薬がかかっています。
 それによって発芽しやすくなります」

河野「大豆なのにさらに大豆の菌をつける?」

鷲尾さん
「大豆は根っこに
 根粒菌(こんりゅうきん)という菌がついて
 そこから養分を吸うもんですから、
 そのために付けるんですね」

森崎「これをどうやってまくんですか?」

鷲尾さん「あの機械でまきます」

森崎
「こっちに来ましたよ。
 あれは動きながら種をまいているんですか?」

鷲尾さん「肥料もまいてます」

森崎「いっぺんに?そんなに働いてます?」

にわかに信じがたい働きっぷり!
そこで本当に種が植えられているのか
確認をしてみる事に…

森崎
「本当に植えてあるんですか?」

土を掘り起こしてみると…

森崎「出た!種出てきた」

鷲尾さん「6センチから7センチくらい」

河野「この機械、どうなってるんですか?」

では播種機(はしゅき)を見てみよう!

肥料を入れるタンクが4つ。
そして種のタンクも4つ。
同時に4列蒔けるようになっています。
この播種機のスゴイところは
この円盤のようなもの!

森崎「LPレコードみたいな…」

佐々木「シンバルみたいな感じ」

森崎
「これが2枚あって、
 この機械が走ることによって溝が広がる

このマシーンでは
溝をきる肥料の付いた立を落とす
土をかけて埋める
 
これらの作業を一瞬でしているんです。

森崎「一台で何役も!」

河野「すごいですね」

さて種植えが完了した場所を
再びマシンが土煙を上げながら
走行してきました。

河野
「あれ?あそこって種植えてしまった
 場所じゃないんですか?」

鷲尾さん「そうです!」

森崎「えっ何しているんですか?」

鷲尾さん「鎮圧をかけているんです」

森崎
あんなズッシリ重みをかけて大丈夫ですか?」

鷲尾さん「大丈夫なんです」

種を撒いたばかりの場所を走る鎮圧ローラー。
800キロもの重さで
土を固めています。
実はこれ、大豆の栽培には欠かせない
重要な作業なんです。

ローラーをかけて所に上がってみると-

ユウマ
「さっきは何か柔らかかったけど
 ちょっと固くなっている

森崎
「フッカフカの土だったのが
 踏み固められてるよね」

河野
「これはすごい!河野乗っても大丈夫!」

鷲尾さん
「種が土と密着すると
 空気と触れないですから
 種が乾燥しないんです。
 水分を保ったまま発芽するので
 発芽がよくなるんです」

あぐり一同「へえ~」

種を踏んでいじめているのではなく
より土と密着させることで
水分を保ち発芽しやすくなるんですね。

さてここであぐりっこ体験!

森崎
「ジャジャーン大豆の種を手植え体験

あぐり「いえ~い」

森崎
「今回は特別にあぐりっこが手植えでさせて
 もらいましょう。みんな出来そう?」

かおり・みゆうは首をかしげて
「わかんない…」「多分…」


2013年06月22日(土) |  手植え体験にご褒美が…♪

ということで、
大豆の手植えにチャレンジ!
ノルマは一人9メートル。よーいスタート!

河野
「それぞれの体勢がありますね。
 ユウマはまたぐタイプ。
 コウセイは和の職人みたいな…」

森崎
「カオリは高い位置から落とす」

鷲尾さん「一番腰に来るタイプ」

カオリ「大丈夫です!」

あぐりっこが蒔いた種の上に
大人は土をかけ踏んでいきます!

鷲尾さん「芽が出るかどうかは大人次第です!」

炎天下のなか黙々と作業し続けて、
やっと完了しました~
「みんなお疲れさまでした!」

河野「何も景色変わってない!」

鷲尾さん「芽が出ればわかりますよ」

ミユウ「腰の…傷みが…」

佐々木「腰が痛いよねえ」

ユウマ
「地味な作業だったけど達成感ありました!」

さてここで鷲尾さんが頑張ったみんなに
ご褒美を用意してくれていました。

クルクル回転しているマシーン。
森崎「これ分かる?」
カオリ「わかんない!」

森崎
「これがご褒美だって!
 みんなビックリしないでね」

さてマシーンに麻布をかけて準備完了。
すると男性がトンカチを手に持ちました。

男性「行きますよ!」

するとトンカチでマシーンをアタック!

ガシャッ!

マシーンから煙が出てきました。

ところが…
男性「あれ?」

どうやら予定よりも“ある物”が
こんがり小麦色になってしまったようで…

河野
「いわゆる…失敗ですか?」

鷲尾さん「正解です…」

皆さんが用意してくれていたのは
ポン(ドン)菓子。

お米に圧力をかけて作るのが一般的ですが
この地域では大豆でも作るということ。
昔ながらの素朴なおやつを
あぐりっこへのご褒美にと作ってくれたのですが
残念ながら少し失敗…
いつもより香ばしい仕上がりに…
しかし問題なく食べられるということなの
食べてみると…

ミユウ「おいひい」
カオリ「美味しい!」
コウセイ「甘みが強い!」

じゃ~ん もんすけです!
旭川産の黒大豆を使った加工品は
JAあさひかわ直売所「あさがお」に
行くとたくさん揃ってるんだって!
例えばこちらの商品!

【黒い恋人】
チョコレート630円 キャラメル143円

JAあさひかわ 林正勝さん
「黒大豆を粉にして練りこんでいます。
 黒大豆はすごい細かい粉になっているので
 食後にほんわり…とくる感じですね」

大人にはこれ!
【黒大豆焼酎 黒玉】1280円
林さん
「黒玉は黒大豆を煎って“きなこ”にして
 焼酎にしたものです。
 甘みが強く女の人でも飲みやすい焼酎です」

黒大豆商品が詰め合わせになった
【永山ノ御進物】1680円
(黒大豆・黒豆茶、黒玉どら焼き、
 黒大豆&お米のパウンドケーキ)
とっても贅沢なセットだね!

林さん
「この永山地区の地域振興のグループで
 名前などを作って、それにあわせて
 商品を織り込んだものになっています。
 皮の部分にも黒大豆の粉を使っていて
 餡の部分にも黒大豆が使われています」

そして「あさがお」では
黒大豆の量り売りもしているよ~
みんなもお店に行ってみてね!

■JAあさひかわ農産物直売所
あさがお永山店
住所:旭川市永山2条19丁目
電話:0166-48-7590

JAあさひかわ女性部
山川八重子さんさん直伝!
黒豆ご飯の作り方を教えて頂きます。
ほんのひと手間で
グ~ンと美味しくなるんです!

※詳しい作り方はレシピコーナーを
ご覧下さい!

山川さん
「今日の主役黒大豆。
 これね表面の埃を落とすために
 チャッチャッと洗っているの!」

ここでフライパンを用意。

山川さん
「これっ、
 油も何にもいれてないよ

中川さん、身振り手振りで
チャッチャッと指導してくれます。

もう江戸っ子のようです…

中川さん
「これ、から煎りっていうんだ!
 (指をさして)から煎り!」

森崎「から煎りって言うんだ(復唱)」

中川さん「ほらっ入れてごらん!」

森崎「ほら入れてごらん(復唱)」

もう中川節にみんな大爆笑!


2013年06月22日(土) |  スパルタお料理教室?お豆が笑う?

森崎
「中川さんは黒豆をよく食べる?」

中川さん
食べるよっ!
美人になるって
言うから」

森崎
「ものすごく肌、キレイですね。
 後ろからですけど肌がきれい」

黒豆を煎っていくと
パチパチッと音がしてました。

中川さん
「お豆が笑ってきたでしょ!
 (表面の皮がさけること)」

こうして黒大豆をから煎りして香ばしさを
アップしていきます。

さてそろそろどうでしょうか…?

中川さん「いいね!」

森崎「いいねっ!」

河野「いいね、いただきました」

この豆を30分水に漬けておいたお米と混ぜます。
とっても簡単にできちゃいます!

中川さん
「みんな、できるよね?
今のねっ?
ねっ?」

ピーンと直立不動の地元男子あぐりっこ!

河野
「この勢いだったら
 『出来ない』とは言えないよなあ

森崎「うなずくしかない!」

40分後、ご飯が炊きあがりました。

さて、そのお味は…?

ミユウ「おいしい!」

カオリ
「さっき水煮の時は、少し柔らかかったけど
 (煎っている方は)少し硬くて
 歯ごたえがちょうど良い感じ!」

中川さん
「今日作った(水煮の大豆は)
 一晩水に浸してそれを加熱して作った
 黒大豆だったの。これは違うの!」

森崎
「これはあえて水に浸しておかなかった!
 煎っただけですもんね」

リーダーも一口…

森崎
「うん!香ばしい!
 香ばしさMAX!」

みんなが食べてる黒大豆には
一体どんな栄養が含まれているのかな?

荒川義人教授
「黒大は表面が黒っぽく見えますが
 実はアントシアニンという色素によります。
 アントシアニンは体の中の酸化を抑えてくれ
 例えばですけど
 動脈硬化などの予防に役立っているんですね」

黒大豆は一般的な大豆に含まれる
栄養がありながら、
アントシアニンもとれちゃうんだよ~

他にも黒大豆料理を用意してくれました。

中川さん
「黒大豆味噌を使ったネギ味噌です」

森崎「こんなの絶対おいしいよ」

コウセイ
「ほんのり甘くてキュウリに合う!」

ミユウはもう止まりません…

他にも山川さんお手製「黒大豆の豆腐」や
黒豆が入った珍しいハムなど、
いわいくろを大満喫したあぐり一同。

みなさんも“いわいくろ”
ご賞味くださいね!

【ネギみその作り方】
ごま油をフライパンに入れて
黒大豆味噌を炒める。
砂糖・みりん・和風だしを加えて
弱火で加熱しながら2時間くらい練る。
小口切りにしたネギを加え、
軽く炒めて完成です!

こんにちは。週刊あぐりNEWSの時間です。
今日は国内生産量のほぼ100%が
北海道産という
あの作物のイベントのお知らせです。

あぐり王国でも何度も取材しているビート
国内産のほぼ100%が道内で栽培されています。
このビートが主役のイベントが
6月30日(日)
道北の士別市で開催されます。

場所は士別市の日甜(にってん)士別製糖所。
ビートを使ったシロップづくり、
お菓子の実演販売のほか
工場見学やトラクター試乗などの
イベントがもり沢山。
来場者参加の21mのロールケーキ作りも
あるそうです!
日甜士別製糖所は、
道央自動車道の士別剣淵インターから
車で10分(5キロ)。
駐車場もあり当日は案内板もあります。
お砂糖だけではなく、
地元の農産物などの販売もあるそうです。
ドライブの途中に立ち寄って
あまい体験をしてみてはいかがでしょうか?

以上、週刊あぐりNEWSでした。

《士別ビートまつり》
日時:6/30(日)10時~14時まで
場所:日甜士別製糖所
   士別市西3条北4丁目382番地




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