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2009年09月26日(土) | #63放送分 こしみず町 ”でんぷん”ってそうなんだ!編
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2009年09月26日(土) |  #63放送分 こしみず町 ”でんぷん”ってそうなんだ!編
森崎
「またキレイな
  ところに来たなぁー」

松坂
「空気も美味しい♪」
森崎
「ココでお弁当、食べようかっ!」


松坂・河野
「いやいやいや!」
松坂
「今回はオホーツク海に面する街、
 小清水町にやって来ましたが、
  ココで一体何を
    取材するかといいますと・・・」
小清水町は、
畑作が基幹産業。

特に多いのは、
ビートや小麦。

その他にもカボチャや
ゴボウ、アスパラ、
たまねぎなど多くの
農産物を作っているのです。

そんな中、今回一行が
取材するモノとは!?

森崎
「この中にはない?」

松坂
「はい。無いです。
 それを使って作られる
  あるモノを取材しに行きますよ!」

森崎
「これは何の畑だ?あぐりっこ!」


あぐりっこ隊
イモ!いも!イモ!いも!
生産者・西村さん
「はい。いも、馬鈴薯で正解!
ただし、ここの畑の馬鈴薯には
特別な呼び名があるんです。」


一同
「特別な呼び名???」

西村さん
デンゲン馬鈴薯
              といいます。」

2009年09月26日(土) |  初耳!! でんげん(澱原)ばれいしょ!!
松坂
 「こちらをご覧ください。
  北海道で生産される馬鈴薯は
  大きく3つに分かれます。
  生食用、加工用、そして澱粉原料用です。」


森崎
「生食用って、カレーとかシチューとか
 ふつうに料理して食べるイモですね。」

河野
「加工用は業務用のコロッケや
 ポテトチップスなどになるんですよね。」
森崎
「でっ、デンゲン馬鈴薯っていうのは
 澱粉の原料になるから
  デンゲン馬鈴薯なんだね~。
   初めて聞いた!!」

松坂
「小清水町で生産される馬鈴薯の9割が
 このデンゲン馬鈴薯なんですって!」


森崎・河野
「9、9割!?

森崎
「でかいのとれたなぁー」


西村さん
「スーパーで売っているイモは
 大きさが揃っていますよね。
 デンゲン馬鈴薯は
  大きさが不揃いなんです。」
森崎
「見た目はふつうのイモと
 あまり変りませんが、
 いま包丁で切っているときに
 ナガイモにも似た
  ネットリとした感じがありました。」

西村さん
「ジャガイモに含まれる
デンプンの量を示す値を
 デンプン価というのですが
 ふつうのジャガイモは12%くらい。
 デンゲン馬鈴薯は20%くらいあります。」
松坂
「おっ、香りがしますね~」

河野
「何の香り?」







































松坂
「イモ?」





西村さん
「まぎれもなく イモなんですが・・・」


河野
「そんなの当たり前だろ。
 今まで何を見てきたんだと・・・」

森崎
「この子、天才なんです。」

松坂
「7月は寒くて雨も多かったですが
 影響は出ていますか?」

西村さん
「小ぶりだし収穫量も
 少なめになっているんですが
 いつもは収穫後半に
 高くなっていくはずの
 デンプン価がなぜか今年は
 最初から高いんです。
 必ずしも日照時間だけの
 影響だけじゃないんだと
 まだまだ分からないことが
 多いですね。」
手掘りで大変さを体感すると
収穫機械の威力の凄さを
実感します。
収穫されたデンゲン馬鈴薯。
このあとトラックに積まれて
JAこしみずの
デンプン工場へ向かいます。

2009年09月26日(土) |  植物が作り出す”でんぷん”

工場見学の前に!

松坂
 「デンプンとは
  一体どのように作られるモノなのか?
  みんなでお勉強しちゃいましょう! 
  教えていただくのは、上本さんです。」
  
森崎
 「まず改めて聞きたいのは… 
  デンプンって簡単に言うと
           何なんですか?」

JAこしみず 澱粉製造課長 上本さん
 「デンプンというのは、
   植物が空気中の
     二酸化炭素と水から-」
 

JAこしみず 澱粉製造課長 上本さん
 「太陽の光のエネルギーをかりて
  作り出す物質のことで、
  炭素と水素と酸素から
  できているんです。」

松坂
「こちらをご覧ください。 
 デンプンと一口に言っても
   原料によって様々な
     種類があるんですよ!」

「馬鈴薯でんぷん」・・・じゃがいも
「タピオカでんぷん」・・・キャッサバの根
「コーンスターチ」・・・とうもろこし
「小麦でんぷん」・・・小麦粉
「甘藷(かんしょ)でんぷん」・・・サツマイモ
「米でんぷん」・・・お米        など

ちなみに、
片栗粉とは、本来は希少なユリ科の
花“カタクリ”を原料とした
デンプンのコト。
しかし、性質が似ているということから、
現在では馬鈴薯澱粉のことを
片栗粉と呼んでいるのです。

松坂
「デンプンの使用用途は
 3000種類もあるんですって!」

料理で使うイメージが
強いデンプンですが、
実は様々な用途があるのです!

加工食品や製薬、
そして工業製品など
あらゆる分野で
活躍しているのです!


2009年09月26日(土) |  ”でんぷん”が出来る仕組み
では工場の内部では
どのようにデンプンが
製造されているのか?

上本さんに簡単に
説明していただきました。

上本さん
「まず原料のデンゲン馬鈴薯を
 すりつぶします。」
上本さん
「それで出来るのが
 磨砕乳というものです。」


森崎
「マサイにゅう???」
森崎
「あ~~ 
 ティラミスみたいに見える!」

河野
「かなりドロッとしていて
 重いですよ!」

その後、磨砕乳を、
遠心分離機という装置で
固形物と水分とに分けます。

 

液体部分を精製乳といい
しばらく置いておくと
デンプン成分と水分が
分離してきます。

上本さん
「そして下に沈殿したデンプン成分を
 水分38%にまで下げたモノを
 生粉(なまこ)といいます。」


森崎
「なまこ?!」
上本さん
「もっと水分を下げて
 できあがったのが
  こちらのでんぷんの製品です。」
森崎
「へ~~~~
  んっ??






  大変だ!!
松坂
「”が”がない!!」



森崎
じゃいものふるさと
  小清水町ってなってる!!!」
上本さん
「た、たいへんですね!!
      コレはっ!! 」

2009年09月26日(土) |  大迫力!JAこしみずのデンプン工場

馬鈴薯澱粉の作り方を
学んだ一行、
いよいよデンプン工場へ潜入!
工場ではどのように
デンプンを作っているのか!?
渡辺さんに
ご案内していただきましょう。

トラックの荷台が上がって
デンゲン馬鈴薯が
どどどどどどどど。

森崎
「ふるえる!!ふるえる!!
        すごい振動!!」

9月から2か月間の最盛期には、
1日にトラック200台以上、
1400トンもの澱原馬鈴薯が
運ばれてくるのです。

搬入後、原料を水で洗いながら、
紛れ込んでいる石も除去していきます。 

さらに洗浄を繰り返して
異物を取り除き、
工場の内部へ運ばれます。

続いて、磨砕機と呼ばれる機械で
原料をすりつぶします。
JAこしみず 澱粉製造課
渡辺さん
「磨砕乳をちょっとすくってみますか!」


一同
「お~~~ 流れてる~~」
森崎
「わ~ 冷たくて
 ネバネバする!!」

2009年09月26日(土) |  何も無駄にしない!JAこしみずの循環農業
その後、磨砕乳は、
生カスと精製乳に分けられます。
分けられた精製乳は
さらに純度を高めるため、
精製を繰り返し、脱水、乾燥を行い
製品となるのです。

そして、もう一方の生カス。
こちらも有効利用されているのです。

生カスに
麦の皮を混ぜることで
家畜のエサになるのです。

渡辺さん
 「またJAこしみずでは、
 家畜の尿や
 デンプン工場から出る廃液で
 ”ゆう水”と呼ばれる
  微生物群の濃縮液を作って
  酪農家の牧草地や
  畑作農家の畑を
    活性化するために
     利用しているんです。」

森崎
 「その畑で育った澱原馬鈴薯が
      またこの澱粉工場に来る・・・」

渡辺さん
  「はい。小清水全体で、環境にやさしい
      循環型のクリーン農業を
           実現しているんですよ。」

工場の隣には
巨大な倉庫!!
松坂
「これ、全部デンプンですか!?」

森崎
 「袋にマークがついてますね」

渡辺さん
「『Fromオホーツク』のマークです。
 これはオホーツクのJAグループが
 オホーツク産の安全・安心の
 農産物であることをアピールするために
 表示しているんですよ。」

来週10月3日(土)は
秋の特別編成により
”あぐり王国”は
お休みです。

次回は
10月10日(土)の
午後5時からになります!!
お楽しみに♪



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