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2012年09月15日(土) | ♯210 採れたてを一年中!加工販売への取り組み
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2012年09月15日(土) |  ♯210 採れたてを一年中!加工販売への取り組み

北海道のグルメには欠かせない食材-

料理を美味しく華やかに彩る加工食品
そして1年中食べられる料理の名脇役…

それは冷凍ホールコーン!


…ですが

その多くは海外からの輸入品で
まかなっているのが現状。

貴重な国産冷凍コーンの大半を生産し、
加工・販売までも行っている
国内最大級の加工場が
ココ北海道・十勝にあるんです。

森崎
「もう絶景だな~
 沖縄はビーチ!京都はお寺!
 北海道はトウモロコシ畑だあ!」

目前に広がるのはスイートコーン畑。
子どもの身長ほどもあるスイートコーンが
ビッシリ一面に広がっています!

さて今回、一行がやって来たのは、
十勝の北部に位置する士幌町。

この町では加工用スイートコーンの
大量かつ安定した生産を目指す
ある取り組みが行われているんです。

佐々木
「今日我々が注目するスイートコーンですが
 ここ士幌町では生産・加工・販売まで
 行っているんです」

森崎「全部なんですね!」

佐々木
「今日はこのスイートコーンを勉強します!」

では今日のあぐりっこ紹介!

今回参加してくれたあぐりっこ隊は、
小学5年生のコウノスケ君、
同じく小学5年生のカイト君。
そして初参加、士幌町のとなり町・音更町から
小学5年生のあまねちゃん。

以上の3名です。

さっそくスイートコーンの収穫を見学。

…と一行の目前に現れたのは
まるでロボットのような巨大なマシーン。

森崎「来た来た~スゲー!」

河野「すごいカッコイイ!」

森崎「なんかすごいメカだよ」

森崎「なんか上に上がっていってる?」

河野
「スイートコーンの実が上がっていってる!?」

佐々木「しかも早くないですか~!」

河野「どうやっているの???」

巨大メカが通り過ぎた後は
バリカンで刈り上げたように
何も残っていません…スゴイです…

森崎「クキの香りがすごいね」

またメカが近くにやってきました。

森崎「うわ~スゴイねえ~」

佐々木
「最初から圧倒されてしまいますね」

大迫力のスイートコーン収穫。
その詳しいお話を、
JA士幌町の吉川恵介さんに教えて頂きます。

2012年09月15日(土) |  ダイナミックな収穫作業!

森崎「すごい機械ですね…」

吉川さん
スイートコーンハーベスター!
 専用機です」

森崎
「どうやってこんなになっている実だけを
 選んで取っているんですか?」

吉川さん
2枚のプレートがありまして
 その間にコーンを挟んで、
 クキを下に引っ張ってもぎ取ってます」

吉川さん
「実を引っ掛けてプレートに取り込んで
 クキは下に残しているんです」

佐々木「なるほど~」

森崎
「これ2台で収穫していますよね。
 すごい広い畑なんですけど、
 どれぐらいで刈り取るんですか?」

吉川さん
「だいたい3時間かかるかどうか…ですね」

吉川さん
「スイートコーンは収穫してから
 どんどん糖度が落ちていきますので
 はやく加工するにこしたことはないんです!」

士幌町のスイートコーンは、
作付け面積およそ600ヘクタール、
収穫量にしておよそ1万トンを栽培してます。

甘みが強く倒れにくい特徴を持つ
加工用品種の生産がメインで、
常に2台~4台のハーベスタで効率良く
スピーディな収穫を行い、
スイートコーンの鮮度や糖度の低下を
軽減しています。

スイートコーンハーベスターの後部には
コーンの実を入れる“カゴ”があり
それがいっぱいになるとトラックに移し変えます。

森崎
「あ~来た来た!
 いっぱいになったから降ろしにきたんだ」
 
するスイートコーンの実が入っていた
“カゴ”がどんどん上がっていきます!

カゴの中に入っているスイートコーンは
およそ2トン!
数にすると4500~5000本!

カゴに傾斜がついて…

とうとう…

ゴロゴロゴロゴロ…

森崎
「全部トラックの中に落ちていった!」

河野
「すごいド派手!!」

あまねちゃん
「意外と(収穫)すごく早くて
 ビックリしました!」

ちなみにスイートコーンは
一番最初に実をつけた1番果を
収穫しているんですよ。


2012年09月15日(土) |  採れたての美味しさを届けるために…

さてダイナミックなスイートコーンの
収穫を見て疑問が浮かびます。

河野
「すごい勢いで収穫してますが
 加工場に一気に集まってかたら
 加工場が大変じゃないですか??」

吉川さん
「実は収穫も工場も
 我々のJAでやっていますので
 工場の操業状況に合わせながら、
 収穫の調整をしているので大丈夫なんです!」

じゃ~ん。もんすけです!
JA士幌町では昭和60年から
スイートコーンの付加価値を高める為の
取り組みを行っています。

スイートコーンは、収穫に適した期間が短く
糖度や鮮度も落ちやすい作物で、
採れたてに近い状態で製品化することが
大切なんです。

だからスピーディーで効率的な収穫と
製品加工ができるように
種を蒔く時期・品種¥作付け面積・収穫時期など
JAが計画的に決めているんだ!

道内有数のスイートコーン名産地・士幌町は、
こうした取り組みによって作り上げられたんだね。

スイートコーンの皮をむくと…
森崎「輝いているぜ~!」

もうリーダー!我慢できません…

森崎「うわ~ゴメンナサイ!」

といつものとれたてをパクリッ!

森崎「甘い!!」

吉川さん
「糖度は15以上あると思います!」

佐々木
「メロンとかと同じじゃないですか!」

あぐりっこも特別にいただくと-

カイト「うっ甘い!」
コウノスケ「チョコレートより甘い!」

森崎
「この状態でホントもう美味しい!」

吉川さん
「この美味しい状態で
 すぐに工場に持って行って加工するので
 鮮度を保つことができるんです」

森崎
「これはスゴイ!」

なんと収穫から加工まではたったの4時間!

さっそく一行は国内最大級の
スイートコーン加工施設に
やってきました。

収穫されたスイートコーンは、
トラックで次々とココに運ばれ、
即座に加工処理が行われます。 
全員、衛生チェックを行って、いざ工場見学!

話し声がかき消されるほどの
大きな機械音が鳴り響く工場内。
ココからは拡声器を使いながら
製造責任者の遠山さんに
なかを案内していただきます。

まずは最初に運ばれる場所へ行くと…

森崎「いっぱい あるあるある~」

JA士幌町食品工場 冷凍食品部 
遠山真光さん
「ここには1時間で30トンのコーンが
 流れてきていますよ」

遠山さん
「畑から収穫されたスイートコーンが
 1本ずつローラーで皮をはいで
 次の工程へと流れていきます」
高速のローラーマシンで皮を剥いた
スイートコーンは、
人の目で選別をしたあと、
高圧の水を噴きかけて
きれいに洗浄していきます。

2012年09月15日(土) |  一気に加熱!瞬時に冷凍!
遠山さん
「次は1本1本向きを整えて…
 カッターに流して芯(軸)と実に分けます」

軸だけになったものは…

森崎「オレが食べるよりキレイ!」

洗浄されたコーンは、
自動カッターと呼ばれる機械で
軸と実に取り分けていきます。
この高速マシンは1分間になんと…
110本~130本も処理できる優れもの。
このあと実の糖度低下を抑える為に
95℃に保たれた大きな窯で
3分ほど加熱して続いての工程へ。

遠山さん
「ここでは鮮度が落ちないように
 -18℃の大きな冷凍庫のような物で
 凍結を行っています!」

森崎
95℃から-18℃!ものすごい気温差!」

遠山さん「一気に下げます!」

加熱処理のあとに-18℃の急速冷凍で
鮮度・糖度・旨みをギュッと閉じ込めたら、
いよいよ最後の製造工程となります。
遠山さん
「こちらが最終の加工工程になります。
 ここは目視による選別です。
 異物などがないか人の目でチェックします。
 この後はx線というレントゲンをかけて
 異物が混入していないか検査をします。
 それを経て何か最終的に問題があった場合は
 すべての製品が工場から出ない!
 という仕組みのもとでやっています」

遠山さん
皮をむくところから、ここに至るまでで
 30分で加工が終わります!」

一同「ええ~~!」

河野「95℃の加熱も-18℃の冷凍も含めて?」

遠山
「全て込みで30分です。
 それだけスピーディにやることで
 鮮度を保ち甘みのあるスイートコーン
 作られているんです」

収穫から4時間あまりで加工される、
安全安心な「冷凍ホールコーン」。
工場では加工製品の
残留農薬検査なども実施して
品質の徹底管理を行っています。

そのほかにも加工作業によって出る
余分な剥き皮や軸などを
全て機械で細かくして、
契約畜産農家への飼料として
有効活用しています。
作物の付加価値を高める
幅広い取り組みを行っているんだね。


2012年09月15日(土) |  年中おいしいスイートコーン!

迫力の加工場見学の後は
お楽しみの試食タイム!

遠山さん
「加工したて!できたての冷凍コーンを
 用意いたしました」

森崎
「30分の工程で出来上がったコーン」

ではみんなでいただきま~す!

森崎
美味しい!今、畑からとってきた物を
 ほぐしたんだよって言われても
 信じてしまう」

河野
「1回冷凍したことが、わからない!」

遠山さん
「取れたての物と変わらないと思います!」

森崎
「今日一日で冷凍コーンの印象が
 ガラリと変わりました!」

そして特別に急速冷凍直後の
コーンをご用意いただいきました。

遠山さん
「冷凍庫の中でポコポコ浮いていたコーンを
 そのまま持ってきました!特別に!」

さっそく食べてみると-

森崎「少しシャキシャキして美味しい!」
河野「夏にいいですね!」
カイト「アイスみたい!」

コーンを使ったお手軽料理を作りましょう!

超お手軽なスイートコーン料理を
道の駅「ピア21しほろ」の
式見シェフに教えて頂きました。

メニューは解凍した冷凍コーンで作る
「コーン牛乳」と「コーンぎっしりフライ」。
詳しい内容はレシピコーナー
ご覧下さいね!

さてコーン牛乳のお味は?
あまね
「すごい甘い!優しい味がする!」

森崎
「まろやか~」

河野
「スイーツみたい!」

フライのお味は?

カイト「うまい!」
佐々木
「ツナとコーンの相性、バッチリですね」

森崎
「冷凍技術によって
 年中楽しんでもらえるという
 これこそ北海道の誇りのような気がします」

佐々木
「旬のときの味がそのまま食べられる!
 すごいですよね」

年中おいしい冷凍コーン!
裏にこんなすごい技術がありました。
あぐりっこもビックリの一日でした。




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