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2014年11月08日(土) | ♯312 小麦の地産地消を目指す人々 編
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2014年11月08日(土) |  ♯312 小麦の地産地消を目指す人々 編

手付かずの自然が残された北の秘境…
知床。

2005年世界自然遺産に登録され、
四季折々で表情を変える
雄大な知床の自然環境は
多くの観光客を魅了しています。

そんな世界自然遺産がある町では今、
小麦を使った地域ぐるみの取り組み
積極的に行われているんです。

今回は世界自然遺産の町が行う
地産地消の取り組みと
その実現を目指した人々の情熱に迫ります。

佐々木
「遠くには雄大なオホーツク海。
 そして手前には畑が広がっています」

森崎「絶景じゃないか!」

河野
「世界遺産のすぐ近くに畑がある!」

佐々木
「そうなんです。
 そして目の前にある一本道!
 全長18キロの直線道路が
 天に続いているように見えることから
 『天に続く道』と言われています」

佐々木
「シーズンは限られていますが
 道の真ん中に夕日が沈む…
 と言うことで有名でもあります」

森崎
「すげ~ずっと見てられるな…」

佐々木
「ここ地元でとれた小麦の
 地産地消(ちさんちしょう)を
 町全体が取り組んでいるということで
 この町にお邪魔しました」

森崎
「地産地消はなじみの言葉になりました。
 私たちもこの仕事をしていますけど
 色んな方が地産地消という言葉を
 知っています。ところが知れば知るほど
 すごく難しいことなんだなと言うことも
 気づかされます」

佐々木
「ここ斜里町で取れている
  小麦の生産量をみてみますと…」

森崎「すごい数字だな…」

河野「札幌ドームの500個分?!」

森崎「すごいなあ~」

佐々木
「斜里町もこれだけ小麦を生産している!
 それがどんな美味しさなのか?
 どんな人達が関わっているのか?
 みんなで探りにいきましょう」

ということで一行がまず向かったのは、
小麦や野菜など地産地消に
こだわった料理を提供しているカフェへ―

森崎「大好きな予感!」
河野「これはステキ!」

斜里岳を望む峰浜地区にお店を構える
「陶房(とうぼう)カフェ こひきや」。
店舗の前には北海道の土と薪にこだわった
陶芸工房「斜里窯」が併設され、
その陶器に盛り付けた料理が楽しめます。

【陶房カフェ こひきや】
住所:斜里町峰浜110
電話:0152-28-2123
定休日:水曜日

河野
「失礼いたしま~す」

森崎「薪の香りがしますね」

佐々木「いい香りがします!」

森崎
「ちょっと…煙いですね

河野「これも何かあるんかな?」

陶房カフェ こひきや店主
中村良太さん
「いらっしゃいませ!」

2014年11月08日(土) |  地元の小麦を使う喜びと誇り

一角には陶器コーナーがありました。

河野「萩焼みたい!」

中村さん
「そうですね!
 萩焼の技法を北海道の土に活かして
 作っています」

森崎「この煙いのは?」

中村さん「薪窯を使ってピザを焼いてます」

河野「ピザと言えば小麦やね」

中村さん「斜里産の小麦です!」

3人が頂くのは地元産小麦の生地に、
地元産のジャガイモをたっぷりのせた
人気メニュー「斜里産じゃがピザ」です。

河野「窯は自作ですか?」

中村さん
「もちろん自分たちで作りました」

森崎「窯から作ってるんだよ」

河野「香ばしい!」

さてピザが焼き上がりました。

森崎「美味しそう~」

佐々木「いい香りしますねえ」

河野「ホント美味しそう」

【斜里産じゃがピザ 1000円】

ではいただきま~す。

森崎「うん!おいひい~

佐々木
「噛んでると小麦の香りが広がる」

中村さん
「“春よ恋”に“きたほなみ”を混ぜている!
 “きたほなみ”はフチ部分をカリッとする。
 焼きこむと良い甘みが出てくる粉なので
 ピザには良いかなと思っています」

河野
「20秒後に生地のすごい甘さがきました!」

ピザ生地は斜里産小麦の主力品種である
「きたほなみ」「春よ恋」の2種類をブレンド。
薄力粉と強力粉、それぞれの特性を活かした
味わいを心がけていますが、
斜里産小麦だからこその良さもあるといいます。
中村さん
「焼きこめば焼きこむほど美味しい。
 特にきたほなみは後味が良いと思う。
 その小麦の良さってものを
 自信を持って食べてもられるものが
 自分の町にはある!」
中村さん
「どこで作られたものか?を
 作っている人が説明できる付加価値を
 料理の特徴にすべきだと思う」
地元の小麦を地元のお店で使うことができる
喜びと誇り。
そんな地産地消への思いを料理に込め、
中村さんは店を続けているのです。
中村さん
「目の前で伸びていく小麦。
 四季の中が来てくれているお客さんも
 小麦が育っている姿を見ながら
 “ここの小麦なんだって”って会話が
 ひとつでも出れば一番いいですね。
 ボクは小さなお店ですけれど
 そういうお店がいっぱいあればいい!」

2014年11月08日(土) |  お菓子は斜里のトップセールスマン

さて次に向かったのは、
地元産小麦を使ったお菓子を提供する
お店「モンブラン」。

森崎「やだ~超トキメク♪」

河野「美味しそう~」

佐々木
「こちらのお店も地元の小麦を使ってます!」

【和洋菓子のモンブラン】
住所:斜里町本町30
電話:0152-23-3566
定休日:不定休

森崎
「地元の小麦を使っているのはどれですか?」

和洋菓子のモンブラン 
オーナーパティシエ
山川 信孝さん
「沢山種類はありますが今人気なのは
 『ほなみちゃん』というスイーツです」

河野
「斜里産小麦きたほなみ使用って書いてる」

人気商品の『ほなみちゃん』は、
地元産小麦の“きたほなみ“を
使ったパイ生地で斜里町の
姉妹都市である青森県弘前市特産の
“りんご”を挟んだ商品です。

山川さん
「これは2012年10月から販売しています」

【スイートアップルほなみちゃん 190円】

河野
「なぜこれを作ろうと思ったんですか?」

山川さん
「斜里の商工会やJA斜里町を通じて
 農家さんと話す場を設けさせて頂いた。
 それで生産者さんの苦労やこだわり伺って
 そのこだわりをお菓子に変えて作りたい
 と思ったんですよね」
 
生産者の情熱を形にしたという
『ほなみちゃん』。
果たして、その美味しさとは…

森崎
「うん!軽い食感でべた付かず爽やか!」

河野「おいしい!」

佐々木「ちょっとしっとりしてますね」

山川さん
「それが“きたほなみ”の特徴ですよね」

森崎
「最初は地元の粉じゃないときもあった…
 それを地元のものに転化した、
 作りにくさはあったんじゃないですか?」

山川さん
「いや~ものすごい大変でした。
 う~ん、やっぱり…
 女房を取り替えるような感じ!」

河野
「女房を取り替えるような…!?
 それは大変ですよね」

ご主人が一大決心のもと切り替えたという小麦粉。
その違いを一般的な小麦粉で作ったパイ生地と
比べてみることに…

森崎
ふくらみが違う!
 きたほなみがすごい膨らんでる」

河野「香りも全然違いますね」

佐々木アナも香りを比較してみると…
あっ本当だ~!(目がビックリ)」
 
山川さん
「香ばしさが立つんですよね」

河野「予想以上です」

山川さん
「食べてみるともっとわかるんです!」

ということで食べ比べてみると…

森崎
「(斜里産小麦)しっとりしてますよ!
 口の中に残るあま味がすごく長いです。
 これ小麦の甘さでしょ?甘い!」

佐々木
「1回香りがフワッと鼻から入ってきて
 口の中にもおいしさが残る」  

森崎
「ホロホロと崩れていく繊細さもありながら
 この甘みとしっとり感も包括している。
 これがきたほなみのチカラ!」

山川さん
「そう!だから
自信を持って売っていける」

『ほなみちゃん』はパイ生地作りから
一つ一つ手作業で行っています。
きたほなみの品種特性を最大限引き出すために、
何度も試行錯誤を重ね、
現在の美味しさが完成しました。

地産地消への思いと
菓子職人としての魂が込められた、
まさに珠玉の逸品です。

森崎
「こうした商品が出来上がって
 農家さんにも食べてもらったりするんの?」

山川さん
「お陰様で農家さんが来て頂いて
 商品を買って頂いたりしています。
 お菓子というのは斜里町の町内から
 町外・道外と広がっていくわけですよ。
 これは斜里町のトップセールスとなる
 働きをすると思うんです!」

山川さん
「いまで6種類ですが
 まだまだ増やしていきたいと思ってます」

森崎「まだまだお勉強ですね」

山川さん
「まだまだ死ぬまで!
 でもすごい楽しいですよ」

河野「うわっステキ!」

すでに新商品の販売も始まったモンブラン。
斜里産小麦の美味しさを引き出す為の
ご主人のお菓子作りは、
まだまだ続いていくことでしょう。

【知床のクマさん 250円】

じゃ~ん もんすけです。
小麦の地産地消に取り組む斜里町。
商品を販売するお店だけではなく、
原料を生産する地元の生産者も
積極的なPR活動を行っています。

JA斜里町 青年部 佐藤強さん
「しれとこ産業まつりでは
 地元の商工会と連携し小麦と小豆を利用して
 ジャンボどら焼きの作成をしました。
 また小学生・保育園を対象に行っている
 食育活動を通じて地産地消そして
 食べ物の大切さを子供たちに教えてます」

地域全体で食の大切さや
地産地消を考えている斜里町。
豊かな自然に囲まれた町は農業を通じて
豊かな心も育んでいるんだね。


2014年11月08日(土) |  商品開発に臨む斜里高校生

佐々木
「さて続いては地産地消に取り組んでいる
 斜里高校に伺います」

河野「よく取材にいく農業高校ではない?」

佐々木「農業高校ではないんです!」

お邪魔したのは普通科目のほかに
幅広い専門科目が選択できる
総合学科が特色の斜里高校。

地産地消を目指した商品開発を行う
授業があるということで、
担当の商業科・高橋賢司先生に案内して頂き、
早速その教室へ―

森崎
「こんにちは~♪」

佐々木「失礼しま~す」

森崎「すごい!全然キャーとはならない…」

いえいえ盛り上がって頂きました(笑)

森崎
「あれちょっと待ってください。
 明らかに高校生じゃない人が
 混じっています…」

高橋先生
知床グランドホテル北こぶしの
 総料理長の辺見徳士さん、
 知床第一ホテルの支配人の
 千葉豊さんに入っていただいて
 実際にアドバイスをもらいながら進めてます」

森崎
「直接プロの手ほどきを受けている!」

授業にはJAや商工会、地元の料理人、
郷土料理研究会などが参加。
グループに分かれて斜里産小麦を使った商品の
企画からプレゼン、そして試作を行って
その商品化を目指しています。

森崎
「自分たちで考えて商品開発をしている」

高橋先生
「今、商品にしてもらえるように
 プロの方に入ってもらい 
 助言をいただいているんです」

森崎
「へえ~すごいじゃん」

と突然生徒の肩をつかむリーダー。

河野「急にビックリしたな」

さてこちらのグループは何を作って
いるのでしょうか?

男子
「うどんを作って
 そのうどんをかき揚げにするという
 “うどんかき揚げ”です」

佐々木・河野「うどんかき揚げ??」

男子「うどんをかき揚げにするんです」

河野「斬新過ぎません?」

佐々木
「すごいアイディアですね」

森崎
「高校生のね…むちゃくちゃとも取れる
 奇抜アイディア!」

このグループでは斜里産の“春よ恋”で
うどんを生徒自らが打ち、
そのうどんを何と“かき揚げ”にするという
斬新なアイデア!

いったい、どんな美味しさが楽しめるのか…

佐々木
「こうした食べ方は初めて!」

森崎
「(一口食べて)
 確かにうどんのかき揚げだ」

佐々木「かんでるとモッチリしてくる」

河野
「衣の中に紛れてダメかなと思ったけど
 腰がすごい強くて歯ごたえも残っていて 
 かき揚げにしても成立する
 うどんなんだやなと思う」

森崎
いやこれ味いいよ。
 なんだろう。正月料理みたい!」


2014年11月08日(土) |  地産地消=地元への愛♪
ほかにも“春よ恋”で作られた
特産品の生麺「こはる」を使ったり、
地元食材をふんだんに取り入れた、
生徒たち渾身のアイデア料理が試作されるなか、
あぐり一行が驚きの料理を発見!

佐々木「おっと~~っ」

森崎「すごいモノ作ってるなあ~」


こちらのグループの試作品は…?

生徒さん
「『シャリッとさん』の形をした
 肉まんです」

シャリッとさんとは
斜里町のご当地キャラです!

佐々木「カワイイ~♪」

青い色の天然着色料を使った生地の中には、
焼いたシャケの身をほぐして、
ひき肉や玉ねぎ・干し椎茸などを炒めた
具がたっぷり入っています。

女子生徒ならではの可愛らしい
アイデア料理ですが、
さてその味は…

河野「中を割っていますね…」

モグモグモグ…

河野「おいしい!」

生徒「ヤッタ~」

河野「すごいサケを感じます」

森崎
味はとっても良い!
 この見栄えからは想像できないほど!」

河野「生地がすごいシッカリしてます」

地産地消を考える斜里高校ならではの授業。
地元食材を知り触れるなかで
高校生達が感じたものとは…

生徒
「それぞれ農家さんや漁師さんから
 食材を揃えていけるものが
 いっぱいあったので、
 改めて斜里町の素晴らしさを知ったし
 自分の住んでいる所がとても食材豊かで
 斜里町に改めて愛情を感じた!
 とても良い所に住んでると実感した」

森崎
地産地消地元への愛
 ということじゃないですか。
 素晴らしい授業ですね」

高橋先生
「斜里の素材だったり
 斜里だからできる事だったり…
 自分の育った町を
 何かアピール出来るようなことを
 大人になってやってくれたらいいなと
 私の中で思っています」
 
森崎
「素晴らしいですね。
 普通の勉強と比べて
 この授業はどうでしたか?」

学生A「楽しかったです…」

学生B「楽です!」

学生A「お前~っ」

河野「言い方、変えたほうがいいよ」

森崎「字は一緒だけど、なっ(笑)」

こんにちは週刊あぐりNEWSの時間です。
石狩市の特産品
「長イモ・ゴボウ即売会」のお知らせです。

今月15日(土)16日(日)の2日間、
石狩市にある
JAいしかり地物市場とれのさとで
【長イモ・ゴボウ即売会】が開かれます。

石狩産の「長イモ」は粘りが強く甘味があり、
歯ごたえがいいのが特徴で、
一度食べたらやみつきという逸品!

そして石狩の強い風のなかで育ったゴボウは、
肉質が細かく、こちらも大評判なんです。
会場では贈答用に喜ばれる10キロの箱売りや
4キロの袋売りなどの販売もありますよ。

生産者が愛情を込めて作った長イモとゴボウ。
私も食べてみたいな~
以上、週刊あぐりニュースでした。


【長イモ・ゴボウ即売会】
日時:11月15(土)16(日) 9:30~17:00
場所:JAいしかり地場市場 とれのさと
   石狩市樽川20番地3

問い会わせ:
JAいしかり地場市場とれのさと 
TEL:0133-73-4500




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