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2014年06月07日(土) | ♯292 徹底管理で行う種子生産を学ぶ 編
>>

2014年06月07日(土) |  ♯292 徹底管理で行う種子生産を学ぶ 編

森崎
「ロマンチックだね~」

河野「キレイですねえ」

佐々木
「これは全部菜の花です!」

河野「これ今でも2割なんですよ」

佐々木
「今日お邪魔している滝川市には
 我々消費者にとって
 大切な“あるもの”があるそうです」

佐々木「こちらです」

河野「お米?」

森崎「もみの状態ですね」

佐々木
「これがあるから私たちは
 美味しい北海道米が食べられるんです!」

河野
「佐々木さん結婚線ありませんよ!」

佐々木
え~~っ!んもうっ本当ですか?
 薄くもないですか?

森崎
「お前は冗談のつもりでも
 こっちはすごい動揺しているぞ!」

みんな大爆笑!ですが今回のあぐりは
真面目に北海道米の美味しさを支える
秘密を探りますよ!

ではこの菜の花畑に隠れている
あぐりっこを呼んでみましょう。

「あぐりっこ~~」

「は~~い!」

菜の花畑からひょっこり飛び出しました!

今回参加してくれたあぐりっこは、
農業に興味津々!明るく元気な小学6年生
佐藤優成(ユウセイ)君と
運動が大好き!ちょっと恥ずかしがり屋さんの
小学6年生、松田洸(ヒカル)ちゃんです。

さて先ほどの“種もみ”を触ってみると…
ヒカル「硬い!」

佐々木「お米はどうやて出来るか分かる?」

ユウセイ「から?」

森崎
「田植えするのは苗の状態からです」

佐々木
「じゃあ米の苗の前?。最初の状態は?」

ユウセイ「…念力?」

森崎
念力?
 ううう~~~ (パワーを貯めて…)
 うりあああ~ (パワー全開)
 ピュンピュンピュン (芽が出て…)」

森崎
「って馬鹿か!
 何をやらせるんだ!」

河野
「見事なコンビネーションでしたね」

佐々木
「お米の一番最初、
 お米のタネがこちらなんです!」

河野
「お米のタネって聞いたことある?」

ヒカル「ない!」

佐々木
「実はタネを作っている生産者さんもいる!」

森崎「どう思った?」

ユウセイ
地味…ですね…」

森崎
地味ですね。種ですか!ヒカルは?」

ヒカリ「地味だね♪」

河野
「果たして本当に地味なのかね?」

皆さんはお米にもタネが作られていることを
知っていましたか?
一行はさっそく、その生産者のもとへ―


2014年06月07日(土) |  お米農家さんに種を届けるお仕事!

お米のタネを作り続けて40年の
上野恭敬(やすのり)さんに詳しいお話を伺います。

森崎
「お米のタネを作る生産者さん?」

上野さん
あいすッ!そうです!
 お米農家さんにタネを供給する…
 分かる?分かんないか!」

森崎
「我々消費者が対象ではなくて
 お米農家さんにタネを作って渡している!」

私たち消費者はお米農家が
タネから育てて収穫したお米を
食べていますが、
上野さんはそのお米農家へ供給するタネを
専門に栽培している方なんです。

森崎
「普通にお米を作るのと
 お米のタネを作るのとでは
 違いはありますか?」

上野さん
「大きくはそんなに変わりませんが
 タネを供給する責任など
 いろいろと大変な部分は多くあります。
 やはり1粒から約700~1000粒(りゅう)に
 増えるんですけど…」

森崎「えっ!種もみ1粒から??」

上野さん
約700~1000粒に増えるんです」

森崎
「その1粒を作っている責任ですか?」

上野さん「そうです!」

タネの栽培はお米農家同様に
タネを撒いて育てた苗を田んぼに移植。

そして収穫した籾(もみ)が、
タネとしてお米農家に供給されています。

栽培方法に大きな違いはありませんが、
お米農家が安心して使えるタネにする為、
様々な努力をしているんです。

河野
「ハウスは一般のお米農家との違いはどこ?」

上野さん
「ハウスの入口に表示されている部分です」

河野
「“ゆめぴりか”“採種”“620枚”って
 書いてありますね。これは?」

上野さん
「ここに何の品種があるかを確認して
 誰もが見て分かる 
 ようにしてあります」

河野
「他にもハウスがありますがそれぞれお
 色々育てているんですね」

ハウスごとに栽培品種の名前や
タネを蒔いた日付などを明記するほか、
苗の生育をこまめに観察することも
大切な仕事です。

上野さん
「やはりタネを作るということは
 その品種が持つ特徴を守る
 作業なんですよね」

佐々木「今の時期に大切な作業は?」

上野さん
「毎日の巡回です。
 何か違うことがないか?という確認を
 毎日1つ1つ見て回ってます」

森崎「巡回ってどうやるの?」

上野さん
「あまりにも地味で…いいんですか?」

森崎
地味だなんてっ!
 地味だなんて思ってないよな?なあ?」

あぐりっこ「…。」

上野さんが徹底管理しているという、
お米の苗のタネ 。
さっそく見せて頂きました!

佐々木
「苗を1つずつ見ていくんですか?」

上野さん「そうですね」

河野
「1つのタネから約700粒ものタネを作って
 農家さんに配るから、もし1つに異常があると
 約700粒も異常がある物が配られちゃう…
 だからより慎重になる感じですかね」

上野さん「慎重に慎重を重ねています」

もしも病気や生育不良があった場合は、
その苗や稲を抜き取ったり、
タネの収穫まで全ての栽培過程で
厳重なチェックが行われます。

ユウセイ
「病気とかが流行っちゃって
 出荷できなかった時はありますか?」

上野さん
「良い質問ですね…
 ありません!(断言)
 お米農家の方々に安心して
 使って頂けるように
 気を遣いながら育てています!」

森崎
「稲を育てている人がいるのは想像できる。
 だけどその前!稲を育てる人にタネを渡す
 上野さんみたいな人がいるんだ。
 これは今日教えてもらってよかったね!」


2014年06月07日(土) |  米農家さんに種子が届くまで○年も!?

滝川でお米のタネを学ぶあぐり一行。
タネ農家が行う厳しい栽培管理を見学し、
続いて向かったのは
「北海道立総合研究機構 中央農業試験場
 遺伝資源部(いでんしげんぶ)」。
お米のタネに深い関わりがある場所なんです。

詳しいお話を吉村徹さんに伺います。

吉村さん
「遺伝資源部では“おおもと”のタネを
 『基(もと)ダネ』と言いますが
 これを作ることを仕事としています」

森崎「もとダネって言うんですね」

遺伝資源部とは品種改良でできた品種の
「基(もと)ダネ」を管理しながら、
毎年、必要な量だけ増やして提供するという
仕事を主に行っています。

吉村さん
「本来であれば『基ダネ』を直接
農家さんに渡せればいいんですけど
タネが足りないので
【遺伝資源部】とは別な場所で
タネを増やしていきます」

森崎
「へえ~だけどタネを増やすと言ってもね…
 タネが出来るのは1年に1回。
 農家さんや消費者に届くまでには
 何年も何年もかかりますよね?」

吉村さん
「そうですね…約4年かけて
 米農家さんに届くことになります」

厳重な栽培管理はタネ農家だけではなく
遺伝資源部からステージごとに、
長い年月をかけて行われます。
この仕組みによって良質な品種特性を持った
安全安心なタネが大量に生産できるのです。

森崎
「こういうことか…
 ただ増やすだけじゃなくって
 しっかりと品質管理をしながら
 お米のタネを増やさなきゃ
 ならない…」

ユウセイ「全然地味じゃない!

森崎「ほら~なあ!」

タネ生産の流れを学んだところで、
一行はなぜか真冬の服装にチェンジ!
貴重な場所へ案内して頂けるという事ですが…

あぐり一行「さむ~い!」「寒い!」

吉村さん
「ここ全部に基ダネが入っています」

森崎「全部モトダネなの??」

森崎
「これは平成12年(2000年)のきらら397!」

吉村さん
「そうなんです。
 低温で保存しておけば
 発芽の能力10年ぐらいもつんです。
 常温で置いておくと2~3年で発芽しなくなる」

室温1度に保たれた基ダネの保存庫。
現在、北海道で栽培されているお米、
18品種の基ダネが大切に保管されています。

吉村さん
「これはななつぼしの基ダネになります」

森崎「へ~すごい!」

佐々木
「基ダネってなかなか見られないですよね?」

吉村さん
「そうですね。ここに一般の方が入ることは
 まず無いですね!」

森崎「うわ~良かったな」

佐々木
「見た目は普通のお米と変わりませんが
 始まりがここなんだ!って見るとね…」

森崎
「今回は『じゃあこのタネの前は?』って
 たどっていったから…
 ようやくお会いできたって気持ちだね」

そしてさらに遺伝資源部には、
貴重な場所があるということで
案内して頂くことに―


2014年06月07日(土) |  古いものから最新のものまで保管!

ではお邪魔しま~す。
「さむ~い!」「さっきより寒いかも!」

吉村さん
「(室温は)マイナス1度です。
 こちらの施設では北海道で
 昔作られていたお米の品種
 海外のお米の品種などが保管されています」

室温マイナス1度に保たれた
長期保存庫では、
お米以外にも植物など
新品種の研究開発に使用する為のタネが、
およそ2万6千点も保存されています。
なかには歴史ある貴重なタネも…

吉村さん
「これが北海道の道央部で
 最初に広く作られるようになった
 “赤毛”のタネになります!」

佐々木「北海道米の始まりですね!」

森崎「そうそうそう!」

赤毛は1870年代に
主に渡島で栽培されていた品種で、
寒冷な北海道での米作りを可能にした、
北海道米の原点とも言えるお米なんです。

森崎「これが一番最初!」

佐々木
「新品種が誕生したり
 新しいお米ができると
 ここの数が増えていくんですね」

吉村さん
「それ以外にも国内外から
 新しいタネを集めて、
 ここに保管することになっています」

そのほかタネの品質を検査する
発芽試験なども行ったり、
北海道米の品質を維持するための
研究も行われています。

そして最後に基ダネを栽培する
育苗ハウスを見せて頂きました。

河野「まさに基ダネを作っている!」

佐々木「育苗している所ですね」

森崎
「全体的になんかワシャッというか
 茂りが薄いんだよな…」

吉村さん
「普通の農家さんは1つのマスの中に
 3粒ぐらいのタネを機械でまきます。
 こちらの基ダネをつくるところでは
 1つのマスに1粒
 タネを蒔きます。しかもピンセット
 1粒ずつで蒔いてます」

あぐり一行「うわ~~」

基ダネは1マスに1粒のタネを
植えて育苗します。
遺伝資源部はタネを増殖させる
一番最初の段階なので、
生育不良のものがないか?など
観察や管理はより厳しくなります。
吉村さん
「ここが種子生産のおおもとになりますから
 ここで1粒でもおかしなものが
 混じってしまうと
 後々の失敗に繋がってしまう」
吉村さん
混じりけのないもの
 病気にかかっていないものを
 淘汰(とうた)していく、
 抜き取っていくことが大事になってきます」

2014年06月07日(土) |  ぜんぜん地味じゃなかった!

ここまでタネ農家さんのお話や
遺伝資源部の吉村さんのお話を聞いて…

ヒカル
「そんなことまでされてるんだな~って
 すごいな~って思いました」

ユウセイ
「こんな流れがあってボクたちの食卓に
 届いていたことが今わかって…
 すごく驚いています!」

森崎
「最初に『今日はタネです』、
 『地味だな~』と言ったけど
 今はどう思う?

ユウセイ
「すみませんでした!」

河野
「そうだね。それは全員そうやわ…」

じゃ~ん!もんすけです。
安全安心な北海道米を支えるお米のタネ。
そのタネの生産は徹底した品質管理のもと
全道各地で行われています。

ホクレン 米殻部 菅原庸介さん
「お米のタネは北斗市・当別町・栗沢町、
 (滝川市)江部乙町・秩父別町・中富良野町の
 全道6か所で専門んお農家のほか
 行政や地元JAも協力しながら
 厳しい生産管理のもとに作られています。
 収穫されたタネはホクレンの水稲種子センターへ
 集められて厳選されたあと
 タネとして必要な基準を満たしているか
 審査を受けます。
 その審査に合格した安全安心のタネだけが
 全道の米農家へ出荷されています」

僕たちに届けられている北海道米の美味しさは
たくさんの人たちに守られているんだね。

ではここでタネ農家さんが収穫した
お米の食味をチェック!
試食するのはJAたきかわ主力品種のきらら397、
おぼろづき・ゆめぴりか・ななつぼしに加え、
生産者も口にしたことがないという
ある品種の5種類を試食します!
教えてくださるのは
江部乙町 水稲採種組合の中野あや子さん。

まずは「きらら397」から…

ヒカル「甘いほうなのかな?」
ユウセイ「歯ごたえがある!」

中野さん
「チャーハンにあいますね」

河野「粘りが少なくパラパラになりやすい!」

「おぼろづき」は水加減を若干少な目にしてます。
それだけ粘りが強いということ。
ほのかなあま味と独特な風味が特徴です。

「ゆめぴりか」はほどよい粘りとあま味が特徴。
中野さん「おぼろづきと同じで水を控えてますね」

「ななつぼし」はツヤ・粘り・あま味の
バランスが抜群!冷めてもおいしい!

佐々木
「ちなみにななつぼしの水加減はきらら397と同じ。
 こういった特性を知っていると
 いろいろ調理するのも楽しくなりますよね」

そして最後に試食する品種とは…

ヒカル
「お米の先端にツブッてものがついている」

ユウセイ「色が黄色い!」

佐々木
「最後のお米は吟風(ぎんぷう)という
 お酒を造るためのお米なんです」

ユウセイ
「これ未成年が食べて良かった?」

河野「大丈夫大丈夫!」

森崎
アルコールはありません!大丈夫です」

食味や炊き方など品種ごとの違いを
学んだところで、
生産者ならではの絶品料理を頂きました。

まずはななつぼしのじゃこ飯。
じゃこと梅干しと菜の花を一緒に炊いて
千切りにした青シソを散らしたもの。

ユウセイ「(美味しさが)違いますね!」

さらに茹でたアスパラと
菜花のおひたしも頂きました。

ヒカル
「いつも食べているアスパラよりも
 すごく甘く感じる!」

森崎「菜花、うまいっ!」

森崎
「今日お米のことをたっぷり学んで
 何か食べる事で変わることってあるかな?」

ヒカル
「ご飯を残すことはなくなるんじゃないかな?
 大切にしなきゃな~って。
 いろんな人が頑張ってくれているから!」
 
森崎「素晴らしい!そうなんだよ」
 
お米のもとのもと。
地味だなと思っていたその世界は
とても興味深いものでした。
決して手を抜かず地道にタネを作り出す。
こうして美味しいお米が食卓に届くんですね。
とっても勉強になりました!

こんにちは週刊あぐりNEWSの時間です。
逞しい農業青年と交流を深めてみませんか?
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交流を楽しむ婚活イベント
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今回で5回目となるこのイベントは
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美唄市で行われます。

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以上、週刊あぐりニュースでした!!

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