JAたいせつエリアで、 今年もはじまったコメ作り企画! 第1弾となった前回は、 コメ作りで最も大切と言われる 『育苗(いくびょう)』を見学しました。
さらに田んぼ作りの1つ 『荒くり』と呼ばれる作業を クワを使った手作業で挑戦しました。
重い土とクワに悪戦苦闘しながら、 田んぼ作りの大変さを実感したあぐりっこ。 そして今回、一同が挑戦するのは…?
佐々木「大雪の山々もキレイです!」
森崎「いや~すげっ!」
佐々木 「山々の前には美しい水田も広がっています」
佐々木「前回は河野さんでした」
森崎 「前回は残念ながら綺麗な山が見られなかった」
藤尾 「は~河野の時は見られなかった… どうも藤尾です!」
佐々木 「前回あぐりっこは手作業で頑張りました。 では呼んでみましょう」
森崎「何をしたか覚えてる?」
あぐりっこ「(即答)荒くり~!」
佐々木 「前回は水を張った田んぼで 水と土と空気を混ぜる という作業を手作業でやりました」
佐々木「今日は何かな?」
あぐりっこ「田植え!」
森崎「どうかな?荒くり第2弾かもよ~」
佐々木 「では今日も頑張っていきましょう!」
あぐりっこ「お~~!」
あぐり一同「高橋さ~~ん」
お米生産者 高橋雄二さん 「は~い待ってましたよ!」
前回、育苗と田んぼ作りについて 教えて頂いた高橋さん。 苗の生育も順調に進み、 今は田植え作業で大忙しのようです。
※前回と比べて真っ黒に日焼けしてます!
さてハウスの中をのぞいてみると…
森崎「どうなっている?」
あぐりっこ「何もない!」「なくなってる!」
森崎 「どれだけハウスの中で苗が伸びた?って 言いたかったんだけど…」
あぐりっこ「ない…」
佐々木 「前回は苗がビッシリとありましたが…」
高橋さん「実はもう田植えをしました」
森崎「もう田んぼに植えたんだ!」
残念ながら前回見学した苗の成長は 確認できませんでしたが、 これからまさに田んぼへ植える という苗を見せて頂きました。
前回の苗に比べてみると…
マナト「伸びている!」
森崎「茂ったねえ~」
高橋さん 「前回はまだ葉っぱも細くて 寂しかったと思うんですけど…」
佐々木「隙間なくビッシリ!」
佐々木 「苗を育てるために水やりを 毎日欠かさずやっていたんですよね」
およそ1ヶ月間、 温度と水の管理をしながら 大切に育てられたお米の苗。
田んぼへ移植する為に 苗の根を土から切り離す作業 『根切り』を行います。
※根を切ることで水田用の新しい根が 張っていくんですよ~
森崎 「実は私…根切り作業が大好きなんです!」
高橋さん「そうですか!じゃあ是非!」
森崎 「みんなコレ気持ちがいいんだよ~ このトレーを自分で引き揚げます」
ビリビリビリビリ…
森崎「うわ~~~気持ちいい!」
ミチルもやってみます。
ビリビリビリ…
森崎「どう?」
ミチル 「結構重いんだけど けど気持ちいいです!」
根切りした苗をカゴに入れていきます。
高橋さん 「1カゴに4枚入りますので はがして入れてください」
田植え直前の根は、 およそ20センチも地中に伸びています。 その元気な苗の根を土から切り離して、 専用のカゴに入れてトラックへ。 意外と大変な作業ですが、 全員で体験させてもらいました。
高橋さん「およそ100枚(積み込みます)」
あぐりっこ「ええっ!」
森崎「100枚あるの?」
佐々木「想像以上に多いですね」
アミ「結構体力を使うな…」
佐々木「重たいでしょ?」
あぐりっこ「…」
森崎「みんな頑張れ~」
快調なペースで作業を進める一同。 残りわずかとなったところで、 あぐりっこがラストスパート!
カゴを持ってトラックに積み込みます。 (実はかなり重いんです!)
森崎「すごい!すごい!」
もうみんなお手伝いしたくてたまりません。
森崎 「みんなで積み込みました!」
佐々木「100カゴ積みました~!」
森崎「すご~い」
ミチル 「100枚積んだにしては早いね!」
森崎 「早かったな!あれ?マナト?」
マナト「ちょっと腰が…」
森崎「腰が痛い?」
マナト「はい…」
森崎「汗かいて大変だったか?」
ミチル 「明日手が筋肉痛になりそう… こうやって手を曲げたら痛い!」
佐々木 「でも作業はこれだけじゃないから! これからですよ!」
森崎 「田植えという戦いの前になんですが… のどかだねえ~鳥が飛んでいる姿がね… 水田に映っているのよ~」
佐々木 「さて“荒くり”作業を終えましたが 今はどういう状態の田んぼですか?」
高橋さん 「“しろかき”という作業をしまして ボコボコだった田んぼをキレイに 平(たいら)にしました」
森崎「スタンバイOK状態」
藤尾「ホテルなららベッドメイキングがビシッ!」
高橋さん 「シーツにシワがないぐらいです!」
佐々木 「これで田植えの準備バッチリですが…」
高橋さん 「今回は(機械ではなくて)みんなに 手植えをやってもらいたいと思います」
まずは高橋さんに手植えのお手本を 見せて頂きます。
高橋さん 「苗は1つずつ分かれていますので これを1センチぐらい土に埋まるぐらい。 そして土を寄せるような感じで 苗が倒れないようにします。 間隔は約13~14センチで植えて下さい」
あぐりっこ「はい!」
あぐりっこ 「ええ~~っ!」
藤尾 「さっきまで“うおおお~”ってなってたやん。 やりがいあるな。 めっちゃ頑張らないと出来ないから!」
がっくりと肩を落とすアミ。
佐々木 「急に自信がなくなっている!」
森崎 「キミら分かりやすいな!」
ということで全員準備を整えて、 4列、およそ100メートルの田植えに挑戦です!!
いざ田んぼに入ると… 男子 「うわっなんじゃこりゃっ」 「やばいっ」「感触が気持ち悪いっ!」
※実は男子はしばらく田んぼの中と外を 行ったり来たり… 「ムリっ!」「ヤバイ」と大騒ぎ。 それに比べ女子は腹をくくって 弱音を吐かなかったよ!
佐々木 「まだ4メートルくらいです」
足がぬかるんでここまで 10分以上かかっています。
藤尾 「どうだみんな真っ直ぐか? 確認してな~」
しずく「めっちゃ曲がってる!」
ミチルはすごい左カーブです。
佐々木「しずくが早くなってきた!」
コツをつかんできたあぐりっこ。
徐々にスピードアップしてきました。
初めは苗の持ち方も 田んぼの中の歩き方もぎこちなかったのが しっかり腰を曲げいたについてきました。
マナト 「荒くりをマスターしたけど 田植えもマスターしたい!」
少し遅れをとっていた 最年少のアミちゃんですが、 リーダーと佐々木アナ、そして藤尾くんも 作業をサポート!全員が力を合わせて 手植えを進めること1時間半…
「おわった~~」 「ばんざ~い!」
森崎「いや~大変でした…」
クネクネ曲がった畝…
辛くて大変で何度も諦めそうになったけど そのたびに高橋さんやリーダーたちに サポートしてもらってゴールに辿り着きました。
どうか立派なお米に育ってね…
長さおよそ100メートルの田んぼで、 手植えに挑戦したあぐり一行。 続いて生産者が実際に行っている 機械での田植えを見せて頂くことに―
森崎 「1列はどれぐらいで植えられるんですか?」
高橋さん 「8列植えられるので 今日のみんなが手植えした 2倍の量を5分で!」
あぐりっこ「ええ~~」
悲鳴にも近いガッカリの声。
森崎「へこんじゃったマナト…」
マナト「ずるい…」
ブーイングの中いよいよ機械植えがスタート!
最新の田植え機に奥様の雅子さんと 一緒に乗させてもらいました。 田んぼに出るとスピーディーに 真っ直ぐ整然と苗を植えていきます。
それをみたあぐりっこは 「え~~」「すげ~」
苗は一定の間隔と深さで スピーディに植えられていきます。 ちなみにこの田んぼでは、 あぐりっこの手植えと同じ、 1時間半程度で 1枚の田んぼの田植えが 終えてしまう速さ !
せっかくなので機械植えのお手伝いも させて頂きました。
ロボットのような田植え機に嬉々として 乗り込んだあぐりっこ。 (ウズウズしていたんです…乗りたくて)
アドバイスを頂きながら、 苗を機械に入れる作業を体験したあぐりっこ。 休むことなく続けられる機械植えの忙しさに、 表情は真剣そのもの。頼もしいぞっ
森崎「さあどうだった?」
あみ「すごい忙しかった!」
佐々木 「やっぱり協力しないと この作業はできませんからね」
森崎「ケンカしちゃったらものすごく大変!」
高橋さん 「たぶん無言で… というか乗ってくれるかもわかんない!」
※だけど機械植えはすごかった… そして高橋さんの運転する姿も とっても格好良くって あぐりっこも大感激でした!
じゃーんもんすけです。 北海道トップクラスのコメどころ JAたいせつエリアでは 2006年から毎年お米の名産地をPRするため 田んぼに巨大アートを描く “田んぼアート”を制作。 今年もその準備が始まったんだって~
JAたいせつ 青年部部長 田んぼアート実行委員会 委員長 開田優作さん 「今年の田んぼアートのテーマは 『田んぼと共に生きる動物たち』として より田んぼを身近に感じてもらうことを願い このテーマにしました。 緑・紫・黄色・赤・白・オレンジの6種類の 苗を使っていますが今年はオレンジと赤を 主に使った色合いにしていますので その辺を注目してもらえればと思います。 田んぼアートをたくさんの人たちに見に来て もらうことが私達の原動力になっていますので たくさんのご来場をよろしくお願いします」
今年は7月20日ごろが見ごろの予定! 豊かな田園風景に描かれる 6種類の稲を使った巨大な田んぼアート! ぼくも見に行こうっと!
地元の食材を使ったお料理をいただきましょう。
やってきたのはオシャレなお店! 「石蔵ダイニング米蔵(マイハウス)」。
石蔵ダイニング米蔵 お米生産者 高見章太さん 「8人の農家のあと取り息子が集まって 会社を立ち上げまして 自分たちの作ったお米や野菜を使ったり プラスアルファお酒が飲める場所があれば 最高だよねっていう話から 店をオープンさせました」
きらら397を使ったリゾットと 野菜をたっぷり使ったミネストローネを いただきました。
しずく「すごい美味しい!」 ミチル「すごいうまいっ!」 藤尾 「桜エビの香ばしさとアスパラの香ばしさの 春の香りが口いっぱいに広がりますね」 石蔵ダイニング 米蔵(マイハウス) 住所:旭川市東鷹栖1条4丁目 電話0166-57-6577 定休日: ランチは毎週火曜と第1・3水曜がお休み ディナーは毎週火曜日がお休み
お次はお米ジェラード「愛すご飯」! 苺とキャラメルソース添え。
男子あぐりっこも 「わおっ!」女子みたくなっちゃった!
アイスにお米が入っているんです。
マナト「あと味がお米っぽい!」
森崎 「アイスが溶けてなくなったらお米が! あみ、どうだい?」
あみ「よく出来ていると思う」
森崎 「あみに褒められちゃいましたね~」
あま~いデザートで 疲れも一瞬に吹き飛んだあぐりっこ。 今日みんなで植えた苗が 無事に元気に大きく育つように… それまで高橋さん よろしくおねがいします!
こんにちは週刊あぐりニュースです。
北海道教育大学の学生たちが 美唄の水田で田植えを体験しました。
この「稲作体験塾」は北海道教育大学札幌校と JAグループ北海道が 将来、教師を目指す学生たちに農業体験を通じて、 食と命の大切さを学んでもらおうと、 7年前から開いているものです。
5月25日(日)に開かれた 今年の「稲作体験塾」の田植えには 57人の学生が参加し、 学生たちは去年あぐり王国でもお邪魔した 美唄市中村地区の水田で「ななつぼし」の 手植えと機械植えを体験しました。
学生インタビュー 「土の感触や温かさや柔らかさが知れて良かった」 「農家の人達が大変な思いをして作っているのを 子供たちに教えるいい経験になりました」
秋には稲刈りも予定され、 学生たちは稲作を通じて、 食と農業の関わりについて学んでいきます。
今回参加した学生の皆さんが教師になった時 この体験を踏まえ、子供たちに食と農の大切さを 伝えて欲しいですね。 以上、週刊あぐりNEWSでした。
おまけ!
森崎 「今年もたっぷりと田植えを体験させて いただきました。 だけど子供たちはまだまだ元気! もっともっと泥と仲良くなりたいだって! そうだよな?みんな」
あぐりっこ&藤尾「お~~」
森崎「田植えお疲れさ~~ん!」
この一声をきっかけに…
バシャーン 水田に倒れ込むあぐりっこたち
びっしょびしょでございます… なのに最高の笑顔♪
森崎「泥はどうだ?」
あぐりっこ 「気持ちいい♪」 「サイコウ♪」 「お天とさんがみえる~」 ここまで経験させていただき 高橋さん ありがとうございました。 普段は絶対できない最高の体験に あぐりっこも一層、稲の生長や 高橋さんや仲間との再会が 楽しみになっているようです! ※ちなみにこの後スタッフ総出で あぐりっこ・藤尾君のケアをしましたが 当然のごとくドロドロでした…(笑)