突然ですが皆さんはコレが 何かわかりますか?? ヒントは、ある野菜なんです!
「何これ?なんだろう?」 「見たことない!」「キノコの干し物?」 「エリンギ?」「サメの干からびたもの」
皆さん回答は様々ですが…
佐々木 「今回は美唄市の生産者グループが 取り組んでいる乾燥野菜について 学んでいきます!」
藤尾 「カンピョウとか? フリーズドライの製品とは また違うんですよね?」
森崎「あんまりなじみがないですね」
では一緒に学んでくれるあぐりっこを紹介。
今回のあぐりっこは6年生女子が参加。 明るく笑顔が素敵な高田青空(ソラ)ちゃん。 好奇心旺盛だけどちょっと 恥ずかしがり屋さんの松田洸(ヒカル)ちゃん。
佐々木 「今日勉強するのはコチラ!な~んだ?」
ヒカル「骨??」
ソラ「干物?乾燥している」
ヒカル「固い」
ソラ「白い野菜かな?大根とか…」
森崎「これが大根?これが?」
佐々木 「正解はソラちゃんが言った大根なんです!」
森崎「えええ~」
要覚さん 「残念なんですが昨日まで生きていたんですが しばれてしまいました!全部! 触ってみてください。カンカンですから。 引っこ抜けない大根です」
実はロケ前夜から朝にかけて急激に冷え込み 大根が凍ってしまったんです。
カチンコチンに凍った大根を なんとか抜いてみました。
要覚さん 「土の中に入っている部分はちょっと生きてる。 出てた部分がカンカンに凍っていてダメですね」
ヒカル「凍ってる~スゴイ!」
森崎 「あぐり王国300回の放送の中でも初めてです。 これがしばれた大根です!」
要覚さん 「新鮮な野菜を収穫して乾燥するんです。 そうすると味が全然違います!」
森崎 「そうかみずみずしく育てて乾燥させる」
要覚さん 「そうしないと味が違います。 “収穫したて”と“1日置いたもの”を 乾燥して比べると食べたら全然違います」
あぐり一行「へええ~」
要覚さん「なのでやりがいがあって面白い!」
では加工所にやってきました。 ここからはつむぎ屋の高橋志津子さんも ご一緒してお話を伺っていきます。
要覚さん 「女性生産者が何人か集まってやったので 自分たちの資金だけなので 大きいものは建てられなかったのですが まずやってみようってことで始めました」
森崎「いやいやアットホーム!」
さっそく大根を使った乾燥野菜の製造を 見せていただくことに!
大きな木製のスライサーが登場しました。
要覚さん 「今は大根しか残っていないので 切り干し大根を作りますよ」
森崎「スゴイ!カンナみたいだね」
シャカシャカシャカシャカ…
小気味よいリズムと共に 千切りになった大根が出てきます。
森崎「すごいすごい」
藤尾「芋けんぴみたい!」
ここで1本食べてみると…
シャリシャリシャリシャリ…
森崎「うま~い!」
藤尾「良い音してますよ~」
乾燥させる大根は用途に応じて 切り方も変えています。
横に半分、縦に1/4カットにします。
実はこれが番組冒頭でみたもの! ヒカルが「骨かな?」って言ったもの。
比べてみると「これが一緒なんだって?」
ヒカル「全然違う!すごいと思う」
藤尾 「ちょっと待って… ってことはこれが大根1本分ってこと?」
あぐりっこ「すごい~!」
森崎 「乾燥することで保存が長くできますよね」
要覚さん 「だいたい半年以上は常温で保存できます!」
トレイにカットした大根を入れて “乾燥機”にいれます。
要覚さん 「細切りだと24~30時間かかります。 太切りだったら48時間以上はかかります」
森崎「そんなにかかるんだ」
この乾燥機は野菜を温風で乾燥させながら、 水分を取り除く仕組みとなっていて、 野菜ごとにその設定温度と 乾燥時間を変えています。
森崎 「大根だ!食感と風味は大根のまんま」
ソラ「味はないけど美味しい!」
藤尾「噛んでると大根の風味が出てくる」
森崎 「これをお料理に使うと遜色ないんじゃない」
要覚さん 「生とは違う大根の使い方ができます!」
森崎 「はあ~~(感心しまくる) だけど…何を損なったんだろう? この大根は?」
藤尾「深い話をしますね」
森崎 「だっていいモノ全部、残ってるしょ?」
じゃ~んもんすけです。 幅広い料理でいつでも 手軽に使える乾燥野菜。 リーダーの疑問に答えて~荒川先生!
天使大学看護栄養学部 荒川義人教授 「野菜の1つの特徴であるビタミンCは 残念ながら減ると思います。 ただビタミンの中でも ベータカロテン(体の中でビタミンAに変わる)は あまり減らないですね。野菜によって。 あとミネラルや食物繊維はしっかり残ります。 味に関係する風味の成分は 減るものもありますが残って 乾燥させることによって風味の成分を 強く感じられるものもありますね」
野菜のうま味を強く感じる ことができる乾燥野菜は 保存性が高いことも大きなメリットだよね~
佐々木 「こちらにカラフルな乾燥野菜が 並んでますが…」
要覚さん「全て乾燥野菜です」
森崎 「乾燥野菜パーティーじゃん!」
森崎「だけどキュウリ乾燥できるの?」
要覚さん「出来るんです!」
藤尾「ほとんど水分ですよね…」
森崎 「ゴボウは野菜の中でも水分量が少なくて それでも70%は水分なんですよ」
藤尾「乾燥できない野菜はない?」
要覚さん 「今までに失敗したのがフキをやって ただの木の枝になってしまった…」
(あぐり一同・スタッフ大爆笑でした)
「つむぎ屋」自慢の乾燥野菜を食べ比べ! まずは水で戻したコーンから。
ヒカル 「コーンポタージュを固めた感じ!」
ソラ「甘いっ!」
森崎 「一回乾燥させて水でもどしてるなんて わかんないと思う。信じられない」
続いては紫タマネギ。
ソラ 「甘いっ!辛味があんまりありません」
森崎「あれ?甘い!」
要覚さん 「玉ねぎは甘くなります。辛味が抜けます」
藤尾 「野菜によって戻したときの 味や風味の変化にそれぞれ個性がありますね」
最後は野菜の中でも 水分を多く含むキュウリを…
佐々木 「キュウリの味がすごく大きくなってる!」
森崎「キュウリ感が倍増!」
キュウリが苦手な藤尾君は…
藤尾 「ボク苦手だからダメ感が強いです」
森崎「野菜度が上がっている!」
要覚さん 「そう言って頂けると本当に嬉しいです。 私たちもまずは野菜を水で戻して 自分で食べてみて料理を考える楽しさが あるんじゃないかと思います」
藤尾「色んな種類あるけどどれ気になる?」
ソラ「ジャガイモ!」
要覚さん 「これは水から入れるとカレーライスが すぐできるんですね」
要覚さん 「これを見て頂きたいんですけど…」
ソラ「うわ~カラフル!」
要覚さん 「これ全部大根で8品種入っています」
森崎「カワイイ~~♪」
佐々木 「色がキレイ!贈り物などで頂いた方は 嬉しいと思います」
森崎「いくらするんですか?」
要覚さん「全部400円(税抜き)」
森崎「買って帰ります♪」
「つむぎ屋」の乾燥野菜は、 くるるの杜などで販売中。 さらなる乾燥技術の向上と 新商品への飽くなき挑戦は続きます。
《つむぎ屋さんの乾燥野菜お取扱い店》
■アンテナショップPiPa 住所)美唄市進徳町1区 HP)http://www.pipaoi.jp/antennashop/ 電話)0126-62-4343 通年営業)10時~18時
■ホクレンくるるの杜 農畜産物直売所 住所)北広島市大曲377-1 HP)http://www.shokuiku-hokuren.jp/ 電話)011-377-8700 営業)10時~17時
※月に1回、対面販売を行っています。 乾燥野菜の使い方や料理方法を 直接聞くことが出来るだけでなく 実際に試食もできますよ! 今回は1月17日(土)です。 ぜひ来てくださいね!
■札幌グランドホテル 1階 ザ・ベーカリー&ペイストリー 住所)札幌市中央区北1西4 ℡)011-261-3311
では乾燥野菜を使って お手軽料理を作りましょう!
実はご覧のお料理は全て乾燥野菜を使って あっという間に作ったものなんです。
まず一品目は「炊き込みご飯」。
要覚さん 「好きな野菜を好きなだけ 入れていただきたい!」
なーんと手順はこれだけ!
森崎「すばらしい!」
藤尾「簡単!」
詳しい作り方はレシピコーナーへ。 今日はたくさんお料理が紹介されてますよ♪
乾燥野菜のスゴイところは 調理時間の短縮だけでなく 旨みがぐっと出る事。
豚汁作りをしている途中、 味付けをまだしていない状態で 味見をしてみると…
森崎 「いろんなうま味の味がする! 一点張りのお出しじゃなく いろんなうま味が出てる!」 要覚さん「それが野菜ダシです」
森崎「これは美味しい!」
要覚さん 「おいしいものを いかに手をかけずに食べるか!」
森崎 「いや~大事なことです。 私達、家庭の主婦はね。 毎日毎日大変な思いをしているんです。 休みがないんです。そんな中、 ちょっと今日はいいんじゃないって時に 必要なんですよ」
忙しい主婦の強い味方・乾燥野菜! 和食だけじゃなく色んなジャンルの料理にも 使えるんだよ~! 詳しくはレシピコーナーを見てね♪
自分で料理を考えたり 作って試してみたり食べる以外に 楽しみがあるのも乾燥野菜の魅力だよね♪
乾燥野菜の料理を堪能して…
森崎 「乾燥野菜はレパートリーが 倍になるくらいだね♪」
藤尾 「食べると感想(乾燥)が出ちゃいますね」
森崎「へええ~~」
藤尾 「座布団を頂いてもよろしいですか?」
森崎「没収だよっ」
みなさんもぜひ乾燥野菜で お料理を楽しんでみてくださいね!