突然ですが皆さんは この言葉を知っていますか?
インタビュー 「ハワイみたいな感じですか?」 「ロコモコしか知らないですね笑」 「なんか年をとっていく姿かな?」 「多分、加齢や高齢によって身体の動きが 悪くなることだったと思いました…」
ロコモティブシンドロームとは、 日常の運動不足や加齢による 身体機能の衰えなど、 将来的に介護が必要となる危険性が 高い状態をいいます。
高齢化が進む日本では、 その予備軍を含め4700万人を 超える人が該当すると言われ、 実際に介護が必要になった人のうち、 ロコモティブシンドロームが 直接の原因となっているのも、 全体のおよそ2割を占めるほど、 深刻な問題となっています。
笠原清志さん 「北海道は冬が長いので 運動不足になりがちなんですが 春を迎える前のこの時期は 運動能力・身体能力などの意識を高める もっとも適したタイミングなんです」
坂下美樹さん 「運動によって筋肉の分解で エネルギーが減ってしまうので その補給や予防の役割を果たす栄養素である ○○○○をしっかりとった 食事をすることが大切なんです!」
今回のあぐり王国は家庭でできる予防運動や 栄養を補うお手軽料理など、 現代人の国民病「ロコモティブシンドローム」に 注目します!
佐々木 「ではみんなであぐりっこを お呼びしましょう。 あぐりっこ~~」
「…」あれ声がもしや低い???
佐々木 「今日は大きなあぐりっこです!」
佐々木 「そしてあぐり王国では運動で 度々ご指導いただいている先生を お呼びしたいと思います」
森崎 「あのI am CHONOって人ですね!」
佐々木 「言ってないと思いますが… それでは笠原先生~~!」
笠原さん 「よろしくお願いします! (といってポーズ決める)」
森崎「ほらやってるやってる!」
佐々木 「今回のテーマはこちらです」
森崎 「ロコモティブシンドローム… あれだ!(頷く)」
藤尾「何ですか?これは」
森崎 「70年代とか…ね! ロコモティブですよ!(音楽??)」
藤尾「知らないんでしょっ!」
佐々木 「改めてお聞きしますけど ロコモティブシンドローム 聞いたことない人?」
全員が手を上げて「は~い♪」
笠原さん 「運動器というのは筋肉・骨・関節など…。 これらが衰えちゃうと一人での生活が 厳しいですよね。 その基準ということで」
藤尾「すごく大切な基準なんですね」
ロコモティブシンドロームになる 可能性があるかどうかの チェック項目があります。
ということでロコモ度チェック。 テレビをご覧の皆さんも一緒にやってみよう!
笠原さん 「片足立ちで靴下をはくのがつらい… よくつまずいたり滑ったりする…」
森崎 「あっ藤尾がよくスベリます」
藤尾 「違う違う!それはトークの話」
さてチェックは続きますよ。
笠原さん 「階段を上るのに手すりをよく使う… これは上りだけでなく降りる時もです。 買い物中に椅子に座って休憩する… 2Kg程度の買い物をして持ち帰るのが辛い… 電車では座らないと辛い… 和式トイレが辛い」
森崎「河野くん言いますね」
藤尾「小上がりも辛いといいますね」
さてみなさんの結果を見ていきましょう。 まずリーダーは…
森崎「ぼくはノーチェックです」
気になる項目はないようです。
中川雄二さんは ・よくつまづいたり滑ったりする ・階段を上るのに手すりを使う、 2項目にチェックが入りました。
笠原さん 「これは足の衰えを感じる部分ですよね」
中川麻里子さん ・階段を上るのに手すりを使うにチェック
麻里子さん 「手すりを浸かるまではいかないんですけど 4階まで階段で上ろうと思うと 途中の踊り場で『はあ~』って声が出ちゃう
樫見家の浩一さんは ・和式トイレが辛い。 志のぶさんは ・片足立ちで靴下を履くのが辛い ・2kg程度の買い物をして 持ち帰るのが辛い…
志のぶさん 「(靴下は)だいたい気が付いたら 座って履いている事が多いと思った」
さて藤尾君は… ・片足立ちで靴下を履くのが辛い ・買い物中に椅子に座って休憩することが多い ・電車では座らないと辛い ・和式トイレは辛い
藤尾 「すぐ座りたいんだけで和式トイレは辛い…」
森崎「あと何書いてんの?」
藤尾 「笠原先生のチャックのあがり具合が気になる」
先生のオシャレなベストのチャック位置が 気になるという微妙な藤尾くん。
森崎 「あとお前… 『チャク』って書いてある… お前よくあるんだけど… このへん正しくないから」
藤尾「あ~~やった…」
森崎 「そういうね惜しい所、 いっぱいあるから!君ね」
藤尾「ごめんなさい…」
佐々木 「さて全てのチェックが終わりました。 可能性のチェックということでしたが どういうことなんでしょうか?」
笠原さん 「この項目の中で1つでもチェックがあると ロコモティブシンドロームの予備軍の 可能性があるという基準なんです。 今はロコモティブシンドロームではなくても 将来、可能性がある」
森崎 「これ誰しもがチェック入りそうですよ」
笠原さん 「そうなんです。それでけ ロコモティブシンドロームは国民病に なってきているという証拠なんですね」
じゃ~ん もんすけです! ロコモティブシンドロームは誰もが その可能性を秘めている現代人の国民病。 日常の生活スタイルで“なりやすい人”と “なりにくい人”の特徴がわかるんだって! こうして比べてみると 特別なスポーツをしなくても、 日常的に身体を動かしたり、 栄養バランスのよい食事をすることが ロコモティブシンドロームの予防にもなるんだね。
続いては実際に身体を使った ロコモ度テストに挑戦!
笠原さん 「決められた高さの台があります。 ここに座って片足で立てるか? という運動です」
測定の目安は、ご覧の通り。 年代・性別ごとに定められた高さを、 立ち上がることができるかチェックします。 まずは中川夫妻。 ともに40代なので高さは40センチです。
※40センチの高さとは…洋式トイレの高さです
まず手を胸の前でクロスさせます。 片足を床から離します。
笠原さん 「そのまま身体を倒さないように 反動をつけないでゆっくり立ち上がることが できるかどうかの運動です」
続いては、樫見夫妻。 シノブさんは、高さ40センチ。 一方の浩一さんは、 39歳なので30センチとなります。
緊張していた浩一さんですが スルッと立ち上がることができました。
浩一さん「(緊張)めちゃめちゃありました」
続いては志のぶさん。
ちょこっと足がついてしまいました。 志のぶさん「あれ~出来ない!」
笠原さん 「脚力だけの問題じゃないんですけど バランス感覚などの全身のどこかに 衰えがある可能性が高い…」
最後はリーダーと藤尾くんが挑戦。 43歳のリーダーは高さ40センチ。 36歳の藤尾くんは30センチとなります。
藤尾 「普段しない動きなのでイメージできない…」
ここで再度、笠原さんが説明しますが…
藤尾「この時点で倒さないでが理解できない」
さてチャレンジしますが、 反動をつけず、ゆっくり立とうとすると なぜか前傾になって足が後ろに行きます。
森崎「お前ヨガ?なぜそうなる?」
笠原さん「ある意味スゴイですけどね」
藤尾「ほほほほ本当にムリです!」
さてリーダーは スッと立つことができました。
なんと30センチの台に挑戦しましたが そちらも見事クリア!
森崎「これ結構くるね…」
浩一さん「結構キツイですね(笑)」
さてお次は佐々木アナウンサー。
佐々木 「いやいや私は…」
ということで、この中で最年少の 佐々木アナが挑戦。高さは40センチ。
さて準備は整いました。 せ~の!腰を上げようとしますが ほとんど動けなかった佐々木アナウンサ-。
佐々木「ちょっと待って!待って」
反対足でもやってみますが 微動だにできません…
では佐々木アナウンサーも真剣に 運動をしていきましょうね!
佐々木 「ではトレーニングをしていきましょう」
笠原さん 「この時期は寒いですよね。 寒い時の筋肉は縮んでいます。 収縮性熱を出すために縮むんです。 なので運動前はこれを伸ばすことが 大切になのでウォーキング していきましょう」
まずは簡単なウォーミングアップから。 手足を大きく振って「その場ウォーキング」。
笠原さん 「つま先からかかとの順で優しく足首を使うと 膝への衝撃が和らぎます」
笠原さん 「そのまま空いてる手で肩を撫でましょう。 摩る程度で良いですよ。 腕全体をなでましょう」
※その場ウォーキングの目安は 1日2分。手で肩から全身をなでていきます。
笠原さん 「腕、胸、脇の下など行きましょう」
藤尾「なんだか楽しくなってきた」 笠原さん 「このぐらいでもポカポカしてきませんか?」
森崎「温かい!」
ではいよいよトレーニング。 先ほど椅子から立ち上がれるかという チェックをしました。それを鍛える体操として スクワットを紹介します。
下半身の筋力アップが、 ロコモティブシンドローム最大の予防手段。 ということで笠原先生直伝の スクワットトレーニングに挑戦。
屈伸で身体をあげる際、 片足で立って手を合わせて静止。 そのまま足を上げた方向に身体をひねります。
浩一さんは驚異のバランス力です!
笠原さん「安定していますね」
この運動のポイントとしては 片足で立ったら一度、止まること! そしてしっかりと捻りましょう。
麻里子さん 「結構キツイですね、長く続くと。 いつ終わるかなって思いました」
続いてはプランクと呼ばれる 体幹トレーニング。
肘とつま先だけで身体を支えることで、 体幹を鍛えます。 目安は約10秒を2~3セット。
このトレーニングをする前と後では、 明らかに違いが出るということで 藤尾君にある動作をしてもらいました。
四つん這いになって左右非対称の足と腕を 上げてみましょう。すると…
笠原さん 「身体が揺れているのが分かりますか?」
藤尾くん「キツイです…」
では調整していきましょう。
まず肘で体を支えて足をのばします。 笠原さん 「このときに踵で壁を押すイメージを持って! そして最後に頭にある壁を押してください!」
藤尾 「先生…どこで呼吸をすればよいでしょうか?」
このあともう一度、 先ほどのポーズをとってみると…
藤尾 「バランスがとりやすくなっている!」
笠原さん「身体が軽く感じませんか?」
藤尾 「身体の使い方がわかる感覚!」
森崎「すごいね!一瞬でかわったしょ」
藤尾「全然違います」
見た目ではわかりづらいですが、 やってみるとなかなか大変。
同じようにトレーニングしてみると…
雄二さん 「スムーズに行けました!」
体勢をキープする目安は10秒くらいですが、 無理のない範囲で行うのもポイントです。
さてお次は佐々木アナウンサーもチャレンジ。
笠原さん 「自宅でやるときは壁に踵をつけてやると やりやすいです…」
と説明していると―
佐々木「先生…もう無理です」 そう言って倒れる佐々木アナ!
佐々木 「身体をすごく使ってなくて なまっている感じがします…」
笠原さん 「ってことは10年後、20年後に もっとキツくなる。そうすると ロコモティブシンドロームの予備軍から 実際にロコモティブシンドロームに なっていくので そこに気付けたことがすごく大事ですね!」
佐々木 「さて運動後は食事が大事ということで 栄養士の坂下先生にお手軽料理を 作って頂きました」
栄養士・料理研究家の坂下美樹先生直伝。 運動の後にオススメのお手軽料理を いただきます!
※詳しい作り方はレシピコーナーを ご覧ください。
坂下さん 「和風のタコライスと 玄米の入った野菜スープです」
森崎「こっちも米ですか?」
坂下さん 「運動した後ですと筋肉の分解や エネルギーが減ってしまっているので それを補修したり補給したりするために 炭水化物をシッカリとれる こういったメニューがとても大事なんです」 笠原さん 「意外に知らない人が多いんです。 運動のあとに炭水化物をとらないと 身体がやつれてしまって あとあと太る身体になってしまうんです」
藤尾「運動があって有効的ってことだ」
佐々木「こういう情報知ってました?」
麻里子さん 「ご飯はあまり食べない方がいい というイメージだったので ちょっとビックリですね…」
ではみんなでいただきま~す!
浩一さん 「美味しいですねえ~」
さて今日一日を振り返って…
麻里子さん 「教えて頂いた運動を 早速家に帰ったらやりたいと思いますし やっぱりこれからが心配なので 運動はそのまま続けていきたいと思います」
笠原さん 「運動と食事は必ず結びつくんです。 どちらか一方をやる方が多い。 運動だけでも食事だけでもダメ。 組み合わせなければダメですよね」
森崎 「ダイエットとか目先のことばかり とらわれがちですけど もっと先のことを考えてもいい 運動と食事というのがあるんですね!」