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2015年03月21日(土) | ♯330 長いもと小麦の町での地産地消編
>>

2015年03月21日(土) |  ♯330 長いもと小麦の町での地産地消編

「みなさんと居れる時間はあと少しですね。
 今日の6年生を送る会で1つでも
 多くの思い出を作りましょう」

清里町立光岳(こうがく)小学校。
全校児童18名ととっても小さな学校です。
そんな光岳小学校では6年生を送る会が
開かれていました。
在校生の気持ちがこもった出し物は
今年唯一の卒業生、本庄梨和ちゃんへ
向けられたもの。

服部乙成くん(2年生)
「これはリワちゃんとサッカーをしている所」

長廻歩美ちゃん(2年生)
「図書室で本を読んでくれた時の絵です。
 色々な本を読んでくれて嬉しかったです」

佐藤芽依ちゃん(2年生)
「リワちゃんとバレーをやっている時の絵。
 バレーのことを教えてくれて嬉しかったです」

在校生が力を合わせ作り上げた
「6年生を送る会」は
新たな旅立ちへの希望が溢れていました。
そしてまたみんなで食べた、この日の給食も
清里町の希望が詰まったものだったのです。

森崎「おはようございます!」

佐々木
「全校生徒に集まってもらいました」

森崎「全校児童で何人ですか?」

子どもたち「18人!」

みんなそれぞれに
「こっちは1年生」「2年生は5人だよ」
「4年生3人!5年生は7人!」

本庄さん「(私は)6年生です!」

森崎「ずっと一人。寂しかった?」

本庄さん「そんなこともない(笑)」

佐々木
「今からみんなどこかに行くの?」

本庄さん「近くの畑に行きます」

どうやら畑に行って雪の下に埋まっている
作物について勉強するということ。
それならば!と、
あぐりメンバーも参加させてもらう事に…

遮るものが何もない大雪原!

森崎
「うわ~広い!
 ちょっといい景色だああ。
 畑の向こうのあの山は何ですか?」

子どもたち「斜里岳~~!」

森崎「めっちゃ元気」

藤尾「みんなにとっては当たり前の景色」

森崎「いいなあ~」

佐々木
「今年は雪が多いので一面、
  銀世界ですが
 雪の下に作物があるということで
 掘ってみましょう!」

さあ子供たち力強く掘りますよ。

森崎「気をつけてよ~」

佐々木
「この雪の下には何があると思う?」

子ども「土か堆肥!」

さあ見た目と違って意外に深いぞ~

すると

「つかんでポイッ!」
「つかんでポイッ!」

歌いながら地面に寝そべって作業してます。

さあ地面から何か出てきましたよ。

森崎
「さあこれは何でしょうか?」

子ども「麦!」「ネギ!」


2015年03月21日(土) |  清里町自慢の作物とは…
この広い畑一面に埋まっているものは
清里町自慢の作物でもあるんです。

みんなが掘り終わったところで、
生産者さんが登場!
一体、何の作物なのか聞いてみると…

佐々木「麦とネギなんじゃないかって」

三上博由さん
「今の段階では麦とネギは似ているよね~。
 が正解です!」

三上さん
「麦は麦でもこれは小麦という種類なんです」

森崎
「小麦は雪の下で埋まっている。
 どんな気持ちだろう?」

子ども
「窮屈?」「温かい?」
「気持ちいい~?」
 「冷凍されて寒い!」

森崎
「けっこう過酷な状況だ。
 大変な中で育って小麦はどうなる?」

「強い!」「おいしい」
「うま味が詰まっている?」

三上さん
「では雪の中で育てることについて説明します。
 秋に種をまいて翌年の春に収穫するんですが
 そういう小麦のことを
 秋まき小麦と言います。
 秋まき小麦は2年制の植物で
 ある一定期間冷やされないと
 穂が出てモノが実らない性格があるんです。
 だからわざわざ前の年のにまいて
 次の年のに収穫するんです。
 そうすると元気な小麦になるんです」

三上さん
「さっき誰か気持ちいいって言ってたね。
 寒いって人もいたけど
 ひょっとすると小麦には
 気持ちいい!というのが正解かもしれないね」 

森崎「冬と言う行程が必要なんですね」

清里町では昔から小麦の生産に力を入れていて、
その栽培面積は2500ヘクタール。
なんと 札幌ドーム およそ454個分。
年間 約1万7000トンもの生産量があるんです。
みんなが見たこの芽は
そのほんの一部だったんです…

三上さん
「今の穴も埋めといてもらわないと
 ダメなんです!
 もう1回寝かせてあげないと…
 今出てくるのは早いんで」

森崎
「そうか…
 じゃあみんな穴掘りに続いて穴埋めだ!」

春になったらまた会おうねえ~♪

2015年03月21日(土) |  清里産の小麦を地元で消費したい!

全校児童 18名の光岳 小学校。
1・2時間目は雪を掘り起こし、
清里町で取れる小麦について学びました。
3・4時間目は、ただ一人の卒業生
本庄梨和ちゃんを送る会。
学年によって様々な出し物をして
思い出作りをしています。

全校みんなが仲の良い光岳小学校ですが
実は生産者を初め、
町民の夢を形にした舞台
一つでもあるんです。

ということで小麦生産者の三上さんに
清里町の小麦について教えていただきました。
実はこの三上さん、すごい人だったんです!

佐々木
「秋小麦の栽培で2006年に農林水産大臣賞
 2007年には内閣総理大臣賞を受賞!
 麦のスペシャリストなんです」

そうなんです!
農林水産大臣賞に次いで、
翌年の2007年には、
さらに内閣総理大臣賞受賞と
国から認められるほど 
質の良い小麦を栽培する生産者なんです。

三上さん
「清里町に限らずこのエリアには
 賞を受賞した方が数名います。
 清里町の小麦は
  そういう意識の高い人たちの
 集まりで作っているから
 より良い品質の小麦
  生産できるようになったと思います」

森崎
「それが励みになり次への糧になりますよね」

三上さん
「昔から穀物は1等2等などと分けています。
 当てはまらないものは規格外にですが…

平成17年(2005年)からさらにランク分け
 という制度が始まりまして、タンパク質の量、
 灰分といって小麦粉を燃やして灰になる量、
 1リットルあたりの容器の中に
 どれだけ重さがあるか、そしてデンプン質。
 これらをクリアしないと
 1等Aランクという称号をもらえないんです」

藤尾「ではこちらの小麦は…?」

三上さん
「当然2005年度からずっと
 1等Aランクで生産しています!」

藤尾「すご~い」

清里町自慢の秋まき小麦の
きたほなみですが
実は地元の人たちが
口にすることは滅多に無かったのです。
その理由は…

三上さん
「工場のラインを考えると
 最低でも2トンの小麦粉を作る
 原料を用意しないと
 粉は挽けませんよ…と言われて」
 
森崎「最少で2トンですか」

三上さん
「その2トンを消化できないような…
 どうしようどうしたらいいかな?って
 悩んだんです」

森崎「供給ができても消費が伴わないと!」

人口約4000人の清里町。
飲食店にも限りがあり
消費の目処が立ちません。
全国に自慢できる小麦を
生産しながらも
自分たちは食べられない
というジレンマを
ずっと抱えていたんです。

しかし、この状況を一変する声が上がりました。

三上さん
「JA清里町の女性部の方が
 子供たちの成長に役立てられないかと
 学校給食に使うのは?
 というアイディアが出た
 それは一定の消費できる!と」

森崎「大きな一歩ですね」

三上さん
「それでも2トンを消費できないから
 残りをどうしようか考えた時に
 いっそのこと“ご当地グルメ”として
 うどんを作るってみたらどうだと
 商工会やJAなどの町の中の関係機関が
 発案してくれたんです」

「安全安心な食品を食べさせたい」
そして「この町でとれた作物に
誇りを思ってもらいたい」
というJA女性部の声と、
「ご当地グルメを誕生させよう!」という
JA・商工会など町全体の機運が一致し
長年の夢だった地産地消が実現したのです。

藤尾
「地元のものを当たり前に食べるってことが
 こんなに難しいってことだってことが
 まず驚きだったし 
 その当たり前のことをするのに
 いろんな力が加わって
 それが夢を生み出してるってのが良いですね」

三上さん
「一歩踏み出す勇気って必要なんですけど
 本当に出すまでが重たい…!」

森崎
「でも踏んでしまえば
 その一歩が道となる!」


2015年03月21日(土) |  きたほなみを味わおう♪
6年生を送る会の最後は
全校児童で食べる給食。
そして、この日のメニューは
地元でとれた小麦を100%使った
うどんだったんです。
そこで、あぐりメンバーも
改めておじゃますることに…

先生
「今日の給食のうどんに使われている小麦は
 清里町で作られている“きたほなみ”という
 小麦粉を使っています。
 雪の中で冬を越した小麦のことを考えながら
 味わってほしいと思います」

みんなで「いただきま~す」

光岳小学校のみんなは
この日のうどんをどう思っているのか
聞いてみると…

「すごくモチモチしていて
 とてつもなく美味しいです!」
コシがあっておいしかった!」

光岳小学校校長 廣島優二先生
「自分の食べているものが
 どこで作られているかを知ることは
 1番大事なことだと思います。
 自分の町がどんな町なのか 
 を知る意味でも大事なことだと思う」

森崎
「今日の給食で美味しかったのは?」

「うどん!」「うどん美味しかった!」

森崎「うどんはどこでとれたもの」

「ここで取れた小麦!」

地元でとれた小麦のうどんに
大満足のみんなでした。

先生
「実は今日の給食はこれだけではありません。
 清里町はおいしい長イモも作っている町!
 その長イモを作っているお母さんたちが
 6年生を送る会だから特別に
 デザートを作ってくれました」

そうなんです。
実はこの日のために特別に
女性部の皆さんがスイーツを
用意してくれていたんです。
そのスイーツは「長いも団子のおしるこ」。

本庄さん「弾力がある!」
「モチモチしてておいしい」

本庄さん
「お汁粉ありがとうございました。
 みんなで食べる最後の給食は美味しいし
 最後がうどんだったのが良かったです!
 今日はありがとうございました」

じゃ~ん もんすけです
小麦の一大産地である清里町は
美味しい長いもの産地でもあるんです!
今時期は秋に収穫し貯蔵していた
長いもを出荷しています。
しっかり温度管理された貯蔵庫で
土が付いたまま貯蔵していた長いも。
水とブラシでキレイに洗ったら、
一つ一つ人間の目で見て選別。
傷や曲がりが無いものが、
より良いものとして
主に大阪など出荷されているんだって!

清里町産秋まき小麦「きたほなみ」を使った
「給食」と「ご当地うどん」の誕生によって
町民の悲願「地産地消」は実現しました!
ではそのご当地うどんが どのようなものなのか?

道の駅「パパスランドさっつる」内にある 
レストラン「パパス」を尋ねました。

パパス料理長 本庄陽介さん
「全部うどんと長イモだけで作りました。
 7色あります。
 揚げる・焼く・炒める・煮る・和える・
 つける・するという7工程で分けました」

『レストラン パパス』
住所:清里町神威1071
(道の駅パパスランドさっつる)
電話:0152-26-2288
定休日:年中無休

一番のオススメは冷たいコンソメベースの
ツユでいただく「キムチ」のうどん!

佐々木「すごいコシがありますね」

本庄シェフ
「長イモと絡まる太さがちょうど細麺。
 長さは30センチで揃えています。
 キムチも辛さを抑えています」

そして暖かいツユで食べると 
うどんの食感も変わって…

佐々木
「噛んで小麦の味を楽しめる」

本庄シェフ
「改めて地元のものがいかに
 研究して作られているかという部分と
 こんなにおいしい食材であることが
 伝わっていたので
 どこまで表現できるかが
 自分の課題になると思います」

清里町自慢の小麦と長いもが
存分に味わえるご当地グルメ!
是非、味わってみてください!

※町内2店舗で販売開始
■ホテル緑清荘
 住所:清里町羽衣町31
■レストランパパス
 住所:清里町神威1071


2015年03月21日(土) |  ナガイモ料理に挑戦だ!

さっきみんなで食べた長いも団子を
光岳小学校のみんなで作ります!

※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧ください

藤尾
「全校児童で家庭科の授業をすることある?」

子ども「ある~!」

子ども
「収穫祭は学校でとれた野菜を使って
 料理をするんだよ」

団子を作っていきます。

佐久間さん
「平らなほうがいいよ。
 ホットプレートで焼くからね」

森崎
「君らの手がカワイイ♪
 小さい手が作っているよ」

こね終わったら好きな大きさや形にします。

森崎
「見て~!ハロウィンみたい!」

佐々木「顔だあ」

今回みんなで作った「長いも団子」のほかにも、
女性部の長いもレシピはまだまだあります。
意外な組み合わせで驚くスイーツや、
ひと工夫加え大変身するメニューなど、
そのバラエティーにとんだラインナップは
長芋を知り尽くしている生産者だからこそです。

※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧下さい!

ではみんなで「いただきま~す」
「うまい!」「おいしい」

長イモのチーズケーキも
ご用意くださいました。

「美味しい!」

佐々木
「地元でとれた小麦粉。
 長イモで作ったお料理を食べました。
 美味しかった人?」

全員手が上がりました。

やっぱり地元のものを美味しいよね♪

もんすけ週刊あぐりニュース!
今日は食べることと農業を考える
イベントのお知らせだよ♪

今月27日の午後1時から
札幌市中央区の北海道教育大学
札幌駅前サテライトで
「食と農をつなぐ教育フォーラム」が
開かれるよ。
これは食と農の大切さを子供たちに
伝えていくために
いくつかの事例を紹介しながら
参加者と共に考える催しです。
食育に興味がある人は北海道教育大学の
ホームページのトピックスのページから
応募ファームを開いて名前など
必要事項を書いて応募してね。
以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした。




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