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2015年09月19日(土) | ♯353 徹底した収穫システムと品質管理で生産されるJA中札内村の枝豆編
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2015年09月19日(土) |  ♯353 徹底した収穫システムと品質管理で生産されるJA中札内村の枝豆編

突然ですが二つの皿に盛られた枝豆。
実は収穫してすぐのものと
1年間冷凍保存したものなんです。
街行く人に、食べ比べてもらうと…
「分からない!違いあります?」
「違いが分からない!」
「変らない気がする」

実はAは1年前に収穫したもの、
Bは昨日の朝に収穫したもの。

正解を伝えると
ええええ~そうなの」と驚きの声。

ということで今回のあぐり王国は、
とれたての鮮度を守る
徹底した生産体制で、
国内はもちろん、
世界にも出荷されているという
十勝の名産地に注目!
枝豆に秘められた驚きの栄養価。
さらには日本伝統の食べ合わせの秘密など、
枝豆の魅力に迫ります!

森崎
「気持ちがいいなあ~
 何もないのが宝の山に見える」

佐々木
「中札内村にやってきました」

森崎
「中札内村の枝豆
 取材したことあります!」

※2009年10月10日に放送しましたよ♪

佐々木
「こちらは枝豆の2014年度の収穫量」

森崎
「僅差ですね。知ってるか?
 十勝だけで北海道の
 5010トンの半分以上!
 3000トン以上
  十勝の枝豆です」

河野「さすが知ってますね」

佐々木
「中札内村は道内トップクラスの
 枝豆産地なんですが
 この枝豆が道内・国内…
 そして世界からも注目される
 高品質の生産システムがあるんです」

では早速あぐりっこをご紹介。
今回参加してくれるあぐりっこは6年生。
作物や土に触れて北海道農業を知りたい!
酒井悠祐(ユウスケ)君と、
将来の夢は政治家!勉強することが
大好きな吉原滉人(ヒロト)君です。

佐々木
「こちらのモノは枝豆と深い関わりがある
 ものなんだけど…分かるかな?」

ユウスケ「大豆!」 さすが大正解!

森崎「じゃあ枝豆と大豆の関係わかる?」

ユウスケ
分かります。
 枝豆は夏に取れるけど
 大豆はその枝豆を冬や秋の遅い時期
 収穫すると大豆になる…」

河野「つまり同じもの?」

ユウスケ
同じだけど
 違う時期に収穫することによって
 色や固さが変わってくる!」

河野
「もう今日は帰って良し!」

大豆の生育途中の段階で収穫される枝豆。
古くは奈良時代から食べられていた
日本発祥の作物と言われ、
2000年頃の日本食ブームを機に、
今では世界中で食べられています。

森崎
「一番分かり易い枝豆と大豆の違いは…
 大豆はマメ科ですよ。
 でも枝豆は野菜になるんです!」

あぐりっこ「へ~知らなかった」

河野「分類変わるんだ」

森崎
「おっ!ユウスケ知らなかったか…?」

森崎
「そうかそうか…」

ニヤニヤしてポンポン肩を叩く

森崎
「大人になったら
 もっと色んな事知れるから」

 


2015年09月19日(土) |  中札内村の徹底したこだわり!

枝豆について、
ちょっとだけ詳しくなったところで
一行はさっそく生産者のもとへ―

森崎
やまもとさ~~~ん
 おひさしぶりです~~6年ぶり!」

JA中札内村の組合長も務める
生産者の山本勝博さんに、
中札内村の枝豆について詳しく伺います。

森崎
「改めて本当に広いね」

山本さん
「ここだけで3.5ヘクタール。
 (中札内全体では)約480ヘクタール」

山本さん
「6年間と比べて約120ヘクタール増えた!」

森崎「あれからまた増えたんだ~」

中札内村では100軒の生産者で480ヘクタール、
札幌ドームおよそ100個分という
広大な畑で枝豆を栽培。
8月中旬から9月中旬までが収穫時期となります。

山本さん
「(1株に)平均すると60房とれます。
 普通は2粒が多いですけど
 今年は5~6割が3粒」

森崎「なんでそうなるの?」

山本さん
「気候によって違います。
 花が咲いてから気温が25~30度になると
 きわめて良いモノが取れます。
 そして50日目に取ると
 非常に美味しいものがとれます。
 ところが60日をたってしまうと
 ちょっと味が悪くなる」
中札内村の枝豆生産は、
種まきから収穫まで、
徹底した日数管理のもと行われ、
100軒すべての生産者が、
最良の環境で枝豆を収穫しているのです。

さてここでリーダーいつもの
生で食べてみたいコーナー♪

さっそく生のままいただくと…
甘い~
 あま味がすごく強い」

森崎
「これが50日目じゃなくて
 60日を過ぎちゃうと…」

山本さん
「固くなってあま味がなくなります」

森崎「50日だから美味しんだ」

そのほか枝豆を含めて
5つの作物の畑を
1年ごとに替えて、
より良い生育環境を整える
輪作体系を徹底したり、
枝豆畑の周りにえん麦と言われる
緑肥作物を植えて
農薬の飛散を防ぐ
額縁(がくぶち)栽培という
方法を取り入れるなど、
品質を守る為の様々な取り組みが
行われています。

2015年09月19日(土) |  タイムロスなし!スピーディーな収穫!

ここからは機械での収穫作業を
見せていただくことに―

森崎
「デカイデカイ。さあ行った~」

ハーベスタ―が勢いよく
畑の中に入っていきます。

森崎「上見える?」

森崎
「枝豆が飛んでる!」

河野
「フライング枝豆だ」

佐々木
「茎と葉っぱを外して房の部分だけだ!」

山本さん
「実は上に、葉っぱは横に…というシステム。
 茎はほ場にそのまま残っています」

河野
「えっ?茎残る?」

ということで畑に残ったものを
見てみると…

森崎
「刈ってるんじゃなくて
 こそいでいたんだ!」

ユウスケ
「キレイじゃないですか!」

河野「房が残っていないよ」

収穫は3台のハーベスターによって
スピーディーに行われ、
1日最大180トンの収穫が可能です。
そしてハーベスターのオペレーターは、
生産者に代わってJA職員が24時間体制で
行っています。

山本さん
「“花が咲いて50日!”これを守る為には
 『いち早く収穫する』ことが
 原則ですね。
 難しい機械じゃないんですよ。
 素人でも誰でも乗れるんですから」

河野「そんなことないでしょう?」

山本さん
「コンピューターですから!
 ぜひ一度乗ってみてください」

ということで、あぐりっこが
枝豆ハーベスターの収穫作業を体験!
ハイテク技術を駆使した機械に、
あぐりっこの二人も興奮を隠せない様子。
15分程度の体験を終え、
収穫した枝豆はトラックへ…すると!
ハーベスターに横付けしたトラック。
するとハーベスターの荷台部分が
ぐぐぐっと持ちあがり
中に入っていた枝豆が出てきました。

「うわ~~~」

森崎「枝豆の滝です~~~」

佐々木「ハイテクだああ」

トラックに山積みされた枝豆は、
すぐに加工場へと運ばれるのですが、
ここでとれたての鮮度を守る為の秘密が―

山本さん
「(枝豆を乗せた)ダンプが5~6分で
 工場に着きます。
 そっから茹でるなどの加工が終わるまで
 3時間かかりません!」

あぐりっこ「えっ?」

まさにキョトン状態。
どうやって3時間で加工されるのでしょうか…


2015年09月19日(土) |  収穫から加工までたったの3時間!

収穫から3時間以内で加工が行われる枝豆。
一行が収穫された枝豆を追って訪れたのは、
JA中札内村の農産物加工処理施設。
お話を伺うのはJA中札内村の馬場孝憲さん。

馬場さん
「ちょうど畑からトラックが到着しました」

森崎
「もぎたての枝豆ですね」

馬場さん
「一番最初はホッパーに枝豆を入れる作業です」

するとトラックの荷台が傾き
大量の枝豆がホッパーに入ってきました。

森崎「すげ~量だね」

馬場さん
「ゆっくりベルトが動いているんですが
 枝豆を一定量施設内に運びます」

森崎
「収穫してから数十分です!」

ユウスケ
「30分くらいしか経ってない!」

工場ではまず枝豆に付いた汚れや毛を
落とす作業が行われ、
ベルトコンベヤーで屋内の施設へ送られます。

 

そしていよいよ加工処理が施されるのですが…

ユウスケ
「なんか煙出てる~!」

馬場さん
「これが美味しさの秘密です」

ユウスケ「冷たい!冷たい!」

森崎「この煙、寒い!」

馬場さん
「これが私達の最大の特徴である
 マイナス196℃の液体窒素冷凍の機械」

白い煙に包まれた加工施設で行われているのは、
マイナス196度の液体窒素で、
枝豆の鮮度と美味しさを閉じ込める作業。

洗浄された枝豆は加熱した後
塩水で味付けされ、
25メートルのレーン
およそ7分半かけて瞬間冷凍されているのです。

森崎
「畑の美味しさ、
 そのまま箱に入れましたって感じ」

馬場さん
「液体窒素を使うと自然解凍したときに
 余分な水分が出ない!
 なので解凍したときに
 茹でたて・とれたての味がキープ出来る!」

冷凍して出荷する中札内村の枝豆。
今回特別に味付け直後の枝豆を
試食させていただきました。

ユウスケ「あっ!おいしい!」

佐々木「豆の美味しさが感じられる」

馬場さん
「色もすごく鮮やかな色だと思いますが
 冷凍して解凍しても色をキープできます。
 それが液体窒素の特徴なんですよね」

瞬間冷凍した枝豆は加工した日時と
生産者番号を印字したダンボールに詰められ、
貯蔵庫へ運ばれます。

その貯蔵庫にお邪魔すると-


2015年09月19日(土) |  マイナスの世界が美味しさをキープする!

森崎
「ここが冷凍保管庫ですね」

さて扉を開いて中に入ると…

「うわあああああ~寒そう~」

「うわ~」「きゃあああ」

真っ白な世界にようこそ…

あぐり一行いっせいに
「寒い!」「寒い!」

入口からどんどん中に入っていくと

河野「何これ??」

馬場さん
「ここが1千トンの保管能力がある
 冷凍倉庫です」

森崎「ずっと奥まであるよね」

馬場さん
「奥には4千トンが保管できます!」

マイナス25度に保たれた貯蔵庫は、
最大5700トンの収納が可能。
収穫から貯蔵まで3時間以内で加工される
中札内村の冷凍枝豆は、
国内はもちろん世界4カ国(オーストラリア、
ドバイ・香港など)に届けられています。

森崎
「工場の敷地もすごく広くて
 それだけたくさん枝豆が作られていて
 全国・世界に届けられている…
 それと…この名前のプレートも驚き!」

馬場さん
「この工場に従事している職員全員が
 食品衛生責任者の講習を受けるという
 取り組みをしています」

馬場さん
「先ほど箱詰め作業をご覧頂いたと思いますが
 枝豆を作っている生産者さんが
 お手伝いに来てくれます。
 畑で作って終わり…じゃなくて
 製品作り(加工)に携わることで
 作付けに対する意識向上もあります。
 生産者とJAが一体となって取り組んでます」

森崎
「雇用を生み出すだけじゃなくて
 色々なエキスパートを産んでいる」

じゃ~ん もんすけです!
高品質な枝豆生産を通じて、
地域を活性化させているJA中札内村。
そのほかにも様々な取り組みを行っているんだよ

JA中札内村 松野安利さん
「JA中札内村では地域貢献の一環として
 JA職員が講師を務める
 『農協学習塾』を展開しております。
 休憩時間には同農協のどらやきや
 枝豆加工食品を食べて頂いて好評を得てます。
 また食農教育の一環として
 枝豆籏争奪少年野球大会を毎年開催し
 選手及び指導者・父兄など
 多くの方々に枝豆を振る舞い
 大変好評を得たております」
 
JA中札内村の枝豆を、
もっともっと知ってもらえたら嬉しいよね!

佐々木
「枝豆の加工品を頂きましょう」

中札内村の枝豆を使った種類豊富な加工品。
枝豆のパウダーを地元産小麦の麺に練りこんだ
「枝豆うどん」など30種類を販売しています。

森崎
「全部中札内村の枝豆を使っているの?」

JA中札内村 木村沙代里さん
「使用しております!
 (枝豆うどんは)香港に輸出しています」

森崎
「香港といればあぐり王国が放送されている」

木村さん
「日本食ブームもありまして
 食べて頂いています」

森崎
「えええ~食べてみたい!」

木村さん「ご用意しております」

ということで、海外でも大人気の
「枝豆うどん」をいただきます!

ヒロト
「うんおいしい!
 普通の麵とはちょっと違う感じがする」

木村さん
「フリーズドライにした枝豆を粉末にして
 練り込んでいます」

河野
「冷凍すると栄養はどうなりますか?」

木村さん
「瞬間凍結をすることで
 (栄養価は)変わらないと思います」

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《えだ豆うどん(140円)販売情報》
JA中札内村産直売所
(中札内店・道の駅店・稲田店)

ほんのり甘くて独特の風味が特徴の枝豆。
いったいどんな栄養があるのかな?

天使大学看護栄養学部 荒川義人教授
「大豆と同じような特徴的な成分に加えて
 特に枝豆の場合、ベータカロテンが
 多く含んでいます。
 ビタミンCも多いですね。
 枝豆に含まれているタンパク質は
 お酒を飲むと肝臓に負担がかかりますが
 その時に良いタンパク質をとることが大事。
 ビールのおつまみに枝豆を用いられますが
 相性としてはよいと思います」
 
枝豆は美味しいだけではなくて
栄養価にも優れた野菜なんだね。

佐々木
「これから商品は増えますか?」

木村さん
「増やしていきたいと思います。
 中札内村=枝豆と思ってもらうために
 どんどんPRしていきたいと思います」




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