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2015年09月26日(土) | ♯354 地域の生き残りをかけたライフライン維持とブランド確立編
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2015年09月26日(土) |  ♯354 地域の生き残りをかけたライフライン維持とブランド確立編

札幌から265キロ。 
サロマ湖やオホーツク海の新鮮な海の幸、
そして春には色鮮やかなチューリップが
咲き誇る町…湧別町。

酪農業が盛んで、
トウモロコシやカボチャなど
ブランド作物も豊富な
JAゆうべつ町エリアですが―

1900世帯のうち
70歳以上の世帯がおよそ360と、
道内でも高齢者の割合が
高い町でもあるんです。


高齢化に伴い、町の過疎化は進みます。
昔は活気があった町並み。
今は多くの店がシャッターを閉め、
生鮮食料品を販売するのはAコープのみ…

Aコープから2.5キロ離れたところに住む
細川さんご夫婦はこう言います。
細川隆人さん
「年をとったから車の免許を返納したんです。
 そしたら不便でねえ~買い物が…」

いま細川さんご夫婦のような
買い物弱者が社会問題に―
そこでJAゆうべつ町では
ある画期的な取り組みを行っているんです!

ピンポーン♪「Aコープで~す!」

今回は、買い物弱者を救うJAゆうべつ町の
人にやさしい取り組みに注目です。

佐々木
「今回はオホーツク海に面しています
 湧別町にやってきました」

あぐりっこは5年生の女の子。
澤田花ちゃんと岡田舞花ちゃんです。

佐々木
「私達が歩いているのが町の
 メインストリートになるんですが…」

森崎
「のどかというか…」

藤尾
「ちょっと寂しい感じがしますね」

森崎
「昔は賑やかだったんでしょうね」

藤尾「ここはスーパーだったのかな?」

森崎
「便利なスーパーだったんだろうね」

森崎
「スーパーが町からなくなったらどう思う?」

マイカ
「野菜や食料品が買えなくて
 すごい不便だと思う」

ハナ
「遠くのスーパーまで行かないといけない…」

森崎「大変だよね」

町のメインストリートには
飲食店や金物店など
営業しているお店もありますが、
シャッターが閉まって久しい様子が
多く見られます。

そこで、
Aコープゆうべつの副社長である
野田直人さんに話を聞いてみると…

森崎
「町のメイン通りを歩いてみたんですが
 言葉を選ぶと…ちょっと寂しいな…」

野田さん
「そうですね…
 今立っている向こう側は
 生鮮食料品を扱うお店が
 なくなってしまったんですよ

野田さん
「ここから向こう(反対側)には
 Aコープ店舗コンビニが2店舗あります」

森崎「どのくらいの距離ですか?」

野田さん「1キロちょっとあります」

森崎
「それでも1キロあるんだ」

藤尾
「メインストリートの1番奥から
 Aコープに向かうと、けっこう…」

野田さん
2キロ以上になってしまうことになります…
 なので高齢者の方には大変と思います」


2015年09月26日(土) |  タブレットで買い物を楽しもう♪

佐々木
「1キロちょっと行くとAコープがありますが
 そこで町民に優しい独自の取り組みを
 行っているそうなんです」

野田さん
「いろんな方に協力してもらって
 町民のみなさんに使ってもらえる
 優しいものを考えました」

ということで早速その「やさしいもの」を
ご利用されている方のお家を伺いました。

森崎
「湧別町の細川さんのお宅です。こんにちは」

細川さん御夫婦。
旦那さんの隆人(タカト)さんは89歳。
娘さん2人は道内に嫁がれていて
今は夫婦二人暮らしです。

さてどんなものか見てて頂くと…

隆人さん
「これがあると助かるんです」

森崎「これってタブレット?」

森崎
「使いこなしていますか?」

奥様の広子さん「はい!(ニコニコ)」

森崎「すごい!」

隆人さん
「車の免許証を返納したので…
 そしたらAコープでこの取り組みを
 やると聞いて、こりゃ助かるなと思った」

Aコープゆうべつで行っている
町民に優しいサービスとは、
‘買い物宅配サービス’。
このタブレットを使って注文をすると、
品物を自宅まで届けてくれるのです。

タブレットを立ち上げてみると…

森崎
「ご来店ありがとうございますだって!」

佐々木
「カテゴリー別になってますね」

隆人さん
「重いとか大きいものあるでしょ。
 トイレットペーパーとか。
 お米などを運んでもらわないと大変!」
買い物弱者である高齢者を対象に
始めたサービス。
利用条件は特別無く、
Aコープに申し出をすれば
利用できるということ。
タブレットは無料配布していて
利用者の負担は通信費2000円のうち
半額の1000円と買い物代だけなんです。

実際にどのように買い物をするのか
注文をしてみることに…

森崎
「トウモロコシかスイカないか?」

藤尾「流氷トウモロコシ?」

野田さん
「今が旬のトウモロコシで
 JAゆうべつ町のブランドして出荷してます」

流氷トウモロコシをタップすると
大きな画面になります。
写真も大きく見やすいです。

ここで値段を確認し注文個数を決定します。

藤尾
「簡単やね~。写真が出てるの楽しい!
 本当に買い物しているみたい」

野田さん
「なるべくアイコンを大きくしたいとなると
 商品の数を逆に限定させてもらっている」

タブレットに乗っている商品は300点ほど。
利用者に人気の物や地場産の作物などを
厳選することで、文字や写真を大きくし見やすく
選びやすい工夫をしています。
さらにタブレットに載っていない商品でも
リクエストが可能!
利用者に寄り添ったサービスです。

藤尾「値段はどうなんですか?」

野田さん
「特売とかには対応できないので
 平均して店頭価格より少し下げています

森崎「下げてるの~チョーお得ジャン!」

各タブレットから注文されたリストは、
Aコープ内のパソコンに送られます。
店員さんが内容を確認すると店内へ―
リストを確認しながら買い物をしてくれます。
いいものをしっかり選んでかごの中に…
こうして届けてくれるのです。

野田さん
「移動購買車を使うのも
 ひとつの手かもしれませんが、
 まわる地域が広くなると
 限定される部分もあるので
 タブレットですと各家庭にひとつ
 置いてもらえれば非常に便利になると思う」


2015年09月26日(土) |  道内最後に旬を迎える流氷とうもろこし

去年8月から始まったこのサービス。
スタート当初からタブレットでの買い物を
楽しんでいる細川さんは
週に一回は注文しているという事。
それは便利だからというだけでは無いそうです…

隆人さん
「配達してくれるAコープの人がね
 『お元気ですか?』
 声をかけてくれる。
 これが非常に助かる」

森崎
「人との温かいふれあいですよね」

隆人さん
「吹雪だとか浜がしけっているときに
 『気を付けてよ』『おじさん元気かい?』と
 そういう言葉をかけてもらうから大変助かる」

よりよく生活するための利便性と、
高齢者を孤立させないこの取り組み。 
現在、利用者は13名ですが
高齢者に限らず多くの人に
利用してもらいたいと野田さんは言います。

野田さん
「なんとか助けてあげたい!
 という想いだけであって
 採算ということを考えると
 決して合うものではないかもしれません」
 
森崎
「ちょっと機械的な気がするけど
 人の優しさに満ちているサービスですね」

先程タブレットの中を見ている時
気になる作物を発見していたあぐり一行。
その名は「流氷トウモロコシ」。
とうもろこしの旬としては
遅い気もしますが畑に伺ってみることに―

森崎「大きい畑ですねえ~」

では生産者さんの井上さんにを
お呼びしましょう。
井上さ~~~ん!

湧別町でトウモロコシをつくって34年!
井上豊さんに話を伺っていきましょう。

森崎「今はどういう時期ですか?」

井上さん「1番実が熟している状態です」

森崎
「ロケしているのが9月10日ですよね…
 (旬が)ちょっと遅くないですか?」

井上さん
「その『遅い』のが売りの
 トウモロコシです」

井上さん
「北海道で最後の収穫期を迎える
 トウモロコシなんです」

森崎
「そういわれるとキュンと
 センチメンタルになりました!」

冷涼な気候の湧別町では
8月下旬から9月中旬がトウモロコシの旬!

井上さんにトウモロコシの見分け方を
教えていただきました。
「毛(めしべ)が黒くなってチリチリに
 なっているもの!
 毛の1本1本が実に繋がっているので
 完熟していると毛が黒くチリチリになる!」

2つ目は-
「毛の付近に生えている葉が下を向いている。
 そして付け根がグラグラゆるんでいるのは 
 実が詰まっている印ですよ。
 あとは触ってふっくらしていること。
 この4つを確かめながら収穫すると
 おいしいのがたくさん取れるよ!」

ということであぐりっこもチャレンジ!

バキッバキッ

皮をむくと実がぎっしり詰まってます♪

さてお味はどうかなあ~


2015年09月26日(土) |  みずみずしくておいしい~♪
なんとこのまま生で食べられるということで
みんなで一斉にガブリ!!
ハナ
「すっごい甘くて美味しい!
 1粒1粒が甘いから
 口の中で噛むともっと甘くなる!」
マイカ
「1つの実の中にいっぱい水分が入っているから
 かんだときにブシャーってなる!」

森崎「今は忙しいんでしょ?」

井上さん「忙しいよ」

森崎「何時ぐらいから作業しているんですか?」

井上さん
「毎日5時から夜の6時まで」

藤尾「うわああ大変!」

井上さん「13時間作業している!」

森崎
「大変だああ」

ということで
森崎
「トウモロコシ100本収穫スタート!」

あぐりっこ「おおお~!!」

毎日収穫に大忙しという井上さんを
お手伝いすることに!

目標は2人あわせて100本。

「いえ~い」どんどん収穫していきます。

流氷トウモロコシとして出荷しているのは
‘サニーショコラ’という品種。
クセが少なく強い甘みが特徴。
JAゆうべつ町では8戸の生産者が
年間20万本を出荷しています。

藤尾さんにも運ぶのを手伝ってもらって…

そうこうするうちに

100本達成♪

ヤッター!!

ハナ
「すごい楽しかったのでもっとやりたい!」

2015年09月26日(土) |  甘くてビックリ!いただきま~す!

収穫を頑張ったあぐりっこに
ご褒美として井上さんが
お手製オムレツを
作ってくれました!

井上さん「トウモロコシ入れます!」

うわ~なんて大胆で贅沢。
生のまま包丁でそいで入れます。

井上さん
「これが今しか食べられないトウモロコシ」

ここにとろけるチーズと塩コショウを加えたら、
包んでいきます。
アルミホイルで包んで予熱で中に火を通します。

井上さん
「料理は見た目じゃない!味です!」

さてお皿に返して完成です!

さてお味はどうでしょうか?

ハナ「シャキシャキしている!」

森崎「うまい!あまいっ!」

佐々木「あっという間に食べきりました」

(※本当に本当に甘くておいしかった!)

さっすが生産者さん!
美味しい食べ方、知っているな~
湧別のトウモロコシは収穫した後、
予冷庫に運ばれるんだって。
鮮度を維持するためらしいんだけど、
詳しい話を伺っていこう。

JAゆうべつ町 大隅裕司さん
「収穫したままの状態ですと
 ホルモンを発散して
 せっかく保持した甘みが落ちてしまいます。
 新鮮さも失ってしまうので予冷しています」

一晩冷やしたトウモロコシはサイズごとに
選別し全国へ―
なかでも輸送に時間がかかる本州向けには
氷をいれて出荷してるんだって!

大隅さん
「トウモロコシそのものは幹に直立に
 立っています。その状態を保つことで
 おいしさを保持する狙いがあります」

美味しさを届けるために
出荷の方法にもこだわっているんだね。

ではトウモロコシ料理をいただこう!

JAゆうべつ町女性部の越智祥子さんに
流氷トウモロコシを使った料理を
作っていただきました。

森崎
「あぐりっこと私たちでちょっと
 違いますね」

越智さん
「そうです!
 あぐりっこの方は私達が作っている
 牛乳うどんの中にカボチャ
 パウダーを入れた
 黄色い方のパスタを…
 パスタっていうかうどんね…」

越智さん「通じてないね??」
 
森崎「結局何なんですか?」

藤尾
「失礼を承知でまとめてみると
 牛乳うどんというのがあって
 その牛乳うどんにはカボチャが入った
 バージョンもあると。
 そのカボチャが入った牛乳うどんで
 パスタを作ったってことですね
 
そのほか流氷トウモロコシとお米を
一緒に炊いたおにぎりと、
濃厚なスープも用意していただきました!

※詳しい作り方はレシピコーナーへ!
ビックリするほど絶品でございました…

パスタを食べて―
ハナ「美味しい!モチモチしている!」

あぐりメンバーが更に驚いたのはこのスープ!

藤尾「甘いっ!」

ハナちゃんビックリ顔ですよ!
「甘かった!」

佐々木
「甘さが凝縮されてる。
 ホワイトチョコレートみたい!」

森崎
「北海道で最後に旬を迎えるトウモロコシ。
 本当に最後のデザートのような
 そんな甘さがあるトウモロコシですね。
 ツブツブで甘くておいしかったああ」

もんすけがお伝えする「週刊あぐりニュース」。
北海道の食を世界に発信する取り組みの紹介だよ。

食をテーマに今年5月からイタリアのミラノで
開催されている「ミラノ万博」。
このミラノ万博で北海道の食の魅力を
世界中の人たちに知ってもらうための
イベント「北海道の日」が
来月6日から8日にかけて行われるよ。
会場には以前「あぐり王国」にも出演して頂いた
貫田桂一シェフが登場。
貫田シェフが作った北海道ビーフのローストや
秋サケの三平汁などが振る舞われ、
世界の人たちに北海道の食べ物を
味わってもらうみたい!

北海道には美味しいもがいっぱいあることを
みんなに知ってもらいたいよね~
以上もんすけの週刊あぐりニュースでした。

~お知らせ~
来週の放送は特別番組放送のため
お休みさせていただきます。
次回の放送は
10月10日午後5時からです。
お間違えなく~!




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