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2016年01月16日(土) | ♯367 担い手対策と地産地消編
>>

2016年01月16日(土) |  ♯367 担い手対策と地産地消編

北海道東部,根室湾に面する別海町。
北海道の中でも自然が豊かで
広大な牧草地が広がる町。

そんな町のとある保育園。
おやつの時間にお邪魔してみると、
みんなの手には地元の特産品が―

スタッフ「今何を飲んでいるの?」
園児たち「牛乳!」

別海町の子はみんな牛乳が大好き!

ところ変わって、こちらは町の中央公民館。
みなさん持参した袋に入れているものは牛乳!

男性
「今年になって初めての牛乳配布なんです」

女性
「毎日1パックここでもらった牛乳を飲んでます」

男性
「別海の牛乳はとにかくうまいです!
 元気ハツラツだ」

園児やお年寄りの方々が飲んでいる
この牛乳。
実は町民に地元の牛乳を飲んでもらい、
健康増進につなげようと
「べつかい乳業興社」
無料で配布しているものなんです。
この取り組みは今年で42年目
迎えることもあり
多くの町民が地元の牛乳に
大変親しみを持っています。
ということで今回は町民の誇り、
別海町の酪農について学んでいきます!

北海道の東に位置する別海町は
道内でも有数の酪農地帯。
およそ10万頭以上のホルスタインがいて
毎日ミルクを生産しています。
その生産量はおよそ46万トン
全道1位!。
そんな酪農王国・別海町を
支えているのが酪農家。
中でも転職という形で酪農を営む
新規就農者の活躍も目覚ましいところ。

ということであぐりメンバーが伺ったのが…

120頭の牛を飼っている山口雄司さん。
12年前から別海町に移り住み
新規就農で酪農をはじめました。
すっかり作業が板に着いている
山口さんですが
意外な職業からの転職でした。

森崎
「以前は何の職業だったんですか?」

山口さん
「以前は教員として小学校
 子どもたちに教えていました!」

森崎
「学校の先生から…牛の世話!
 思い切りましたねえ」

山口さん
「って言われますけど自然な流れで!」

神奈川県出身の山口さんは
東京の新宿区などで10年間
小学校の先生として働いていました。
そんな山口さんが酪農業に興味を持ったのは
教員時代のある事がきっかけでした。
山口さん
「子供たちが給食を食べますよね。
 そうすると結構残したりするんですよ。
 その時に農家さん酪農家さんの苦労を
 話したりするんですけど…
 よく考えてみると自分もよく分かっていない。
 自分なりに調べてみると農家とか酪農家は
 すごく仕事として面白い!と気付いて…」

2016年01月16日(土) |  教師から酪農家へ―

佐々木
「別海には親戚がいたりとか縁があった?」

山口さん
「全くないですね!
 酪農家を志して、それで食べてく!
 と決めたなら研修牧場を持っている
 別海町がいいんじゃないか?
 アドバイスを受けました」

森崎
「何も経験がなくてもちゃんと
 サポートしますよって町の体制が
 出来上がっていますからね…
 とはいえですよ!
 牛の世話は大変じゃないですか」

山口さん
大変ですね…正直大変です」

森崎「小学生とどっちが大変ですか?」

山口さん
「はははは~
 同じくらい大変ですね!」

山口さん
「牛は子供たちと同じで、絶対に何か
 サインをだしますので
 それをキャッチできるかどうか。
 まだまだですけども…
 そういう点では子どもに接するのも
 牛に接するのも同じじゃないかな…」

酪農家として早9年。大変な事は多いですが
新たなやりがいを感じています。

山口さん
「自分の農場なので失敗したら
 自分のせいですけど
 うまくいけば自分のチカラになる…
 全て自分の考えで農場を回すことが出来る!
 そこが面白いところでもあるのかなって
 ようやく思えるようになりました」

新天地での生活を
バックアップしてくれた家族は
どの様に思っていたのでしょうか。
ご家族に話を伺ってみましょう!

森崎
「泰樹(タイキ)君は…
 北海道で生まれたんだ。牛は好きですか?」

タイキ君「好きです…」

佐々木「牛乳はよく飲むの?」

タイキ君「うん!」

森崎
「だからこんなに足が長いんだな~」

森崎
「お姉ちゃん(海緒ちゃん)は東京で生まれて
 こっちに来たんだ」

裕子さん「1歳半できました」

森崎
「新天地で新しいことを始めるんだ!
 しかもそれは酪農家だ!…
 これにわかには受け入れがたいことだと
 思うのですが…??」

裕子さん
「反対する余地は全然
 その時は無かったので…」

森崎
「旦那さん亭主関白!」

裕子さん
「子育てのことについては何度も
 『どうなの?』と聞いたのを覚えています」

不安を払しょくするため
別海町にある研修牧場に入った山口さん一家。
ここで酪農家としての生活を体験し、
就農を決意しました。

2016年01月16日(土) |  新規就農を町とJAがサポート!

山口さん
「実際見に来たってのは大きいよね」

森崎
「でも後には引けないですよね…」

山口さん
「自分の意思で家族を連れてきた
 責任がありますので
 不安に思ったり壁にぶつかったときには
 引くわけにはいかないんだ!と」

山口さん
ここで暮らすしかないんだ!
 ということを自分に言い聞かせていました」

酪農業は家族の協力がとても重要。
毎日朝と夜の搾乳作業は、
もちろん奥さんも行います。

佐々木
「さきほど牛舎にお邪魔したんですけど
 牛舎にいろいろなコメント
 書かれていたんです」

裕子さん
「あれはですね…
 仕事が始まったばかりのころは
 時々私が失敗をするんです。
 そうするとそのことを忘れないように
 書いてくれました

森崎「小学校みたい!」

佐々木「教室みたいな牛舎ですね!」

そして娘の海緒(ミオ)ちゃんも積極的に
お手伝いをしているんだとか。

海緒ちゃん
「家族全員で仕事をしたりするのは
 他にはあまりないと思うので
 すごく良いと思います!」

森崎
「こんなんに働いてる親父の姿を見せられる
 職場ってそうそうないよね~
 一緒にいられる時間も
 増えたんじゃないですか?」

裕子さん
「…本当のことを言っていいんですか?」

森崎「言ってください!」

裕子さん
「東京にいる時から…
 彼と一緒にいられる時間って限られていて
 先生をやっていた時も
 とても熱心な先生だったので
 娘とお留守番がとても長かったんです」

裕子さん
「なのでこうして一緒にいる時間が
 増えてくれたおかげで
 とても心強いしありがたいし幸せです」

森崎・藤尾

 
山口さん
「家族で力を合わせて 
 ひとつのものを作るというのは
 会社とかではなかなか出来ないので
 みんなが元気じゃないと農場は回らないと
 本当にひしひしと感じますね」

じゃ~ん もんすけです。
酪農のまち別海町を支える戦力の1つ、
‘新規就農者’。山口さん初め、
頼もしい新規就農者を輩出しているのが、
別海町酪農研修牧場。

1996年、別海町内にある3JAと別海町が
新規就農者の育成を目的に設置しました。

別海町酪農研修牧場 吉田達夫場長
「3年を基本として研修生には研修をさせています。
 主に家族で就農を希望する方々を受け入れて
 研修をしています」

酪農家を志す人達が全国から集まる施設。
現在は9組の研修生が酪農家さながらの
生活を送り、就農を目指しています。

研修生 石井香純さん
「牛が最初は怖かったんですけど
 やっぱり慣れてかわいいなと
 思えるようになりました。
 これから就農したら大変なことって
 たくさんあると思うんですけど
 今のところは辛いなと感じたことがなくて
 むしろ楽しく働けています」
 
家族での時間を大切にしたい!という
夫の想いを受けて研修に励んでいる石井一家。
施設内には家族用の住宅もあって
子供を育てながらでも
しっかり学ぶことができるんです!
 
そしてサラリーマンから転身をした小田さんは…

研修生 小田潤一さん
「絞られた牛乳がそのまま商品になって
 お客様の元に届いているので
 高い意識を持ってやることが出来ます。
 僕の牧場にいて牛が良かったなと
 思ってくれるような牧場を作っていきたい

イキイキと研修している皆さんが
別海町の酪農を支える力になっていくんだね!

この施設で生産された生乳は
牛乳としてはもちろん、
チーズやアイスクリームなど様々な商品となり、
私たちの食卓に届けられているんです。

ということで、ここからは別海町が行っている
地産地消についてあぐりっこと一緒に
学んでいきましょう!

今回のあぐりっこは
小学6年生の木村碧月(みづき)ちゃん。
小学5年生の清家綾乃(あやの)ちゃんです。

佐々木
「さてみなさん目の前に並んだこの商品」

ミヅキ「なんか見たことある気がする!」

藤尾
「このキャラクターは見覚えありますよ」

ということでべつかい乳業興社
加藤裕介さんからお話を伺っていきます。


2016年01月16日(土) |  おいしい牛乳をいただこう!

加藤さん「まずはこの自慢の牛乳を!」

森崎「ありがとうございます」

みんな牛乳でカンパーイ♪

ミヅキ「まろやかで美味しかった」

森崎
「飲み飽きのしないさわやかな
 おいしい牛乳ですねえ」
この牛乳、地元の人達に
味わってもらいたいと、
保育所や公民館など、
合わせて29箇所で無料配布
しているんです。
2014年度は92万個もの牛乳を
配布したのです。

佐々木
「小学校中学校は給食ですか?」

加藤さん
「給食でこの別海の牛乳を飲んでいます」

森崎「これ飲んでるの毎日?」

加藤さん「毎日!」

森崎「いいなあ~」

加藤さん
「外に出たときに地元の牛乳はおいしいよと
 (町民の)みなさんに宣伝して頂いている!」

そんな酪農の町らしい別海町ですが
地元の生乳を使った加工品も充実しています!

加藤さん
「おススメは…こちらのさけるチーズ!

さてそのお味は?

アヤノ「普通のチーズより味が濃かった

ミヅキ「柔らかめで歯に優しい感じがする」

森崎「カタカナでいうとどんな感触?」

ミヅキ「ホワ~~ン♪」

さらにこちら
「べつかいの甘酒ハニーミルク」も人気!!

加藤さん
「甘酒を牛乳で割ったような
 飲み物になります。
 非常に好評です」
 
飲んでみると…

森崎「甘酒だ!」

佐々木
「飲み口は甘酒なんですけど
 飲んだ後はすっきりとしたミルクの味」

加藤さん
「昔から酒かすと牛乳で作った飲み物が
 あったみたいです」
森崎
「アイスとかもすごい人気でしょう。
 どれもおいしいですからね!」

2016年01月16日(土) |  チーズ作り&試食体験♪

酪農王国別海町ならではの取り組みは
まだあります。こちらの施設では
アイスクリームやチーズなど乳製品の
手作り体験が出来るんです。
材料や道具は揃っていて、
専門のスタッフが親切に教えてくれます。

べつかい乳業興社 長谷川愛さん
「いまはストリングチーズを作っています!」

長谷川さん
「今日いらしたお客さまです」

チーズ作り体験者 
飯高素子さんと勇一郎さん
「厚岸からきました!」

この日は厚岸町の酪農家 、
飯高(いいたか)さんがチーズ作り体験に
来ていました。ここでリーダーがあるお願いを…

森崎
「あのですね…ここたちは昨日車で
 8時間かけてやってきたんですけど…
 体験させてもらっていいですか?」

飯高さん「OKです!」

森崎
「ヤッター!
 本当にイイタカさんっていい方ですね」

ということで少しだけ体験させていただくことに。
ちょうど今は乳成分を固めたカードを
練っているところです…

森崎
「内側に練り込むことによって
 どういう効果がありますか?」

長谷川さん
「さけるチーズなのでさくための繊維を
 作る作業になります」

長谷川さん「グーッて伸ばす!」

アヤノ
「おおおお! 
 なんか…固いのにすごい伸びる!」

5~6回伸ばしたら型に入れ冷やします。
これで出来あがり!
別海町ならではの取り組みに
あぐりっこも大満足!

森崎「イイタカさんって?」

あぐりっこ「いい方だ!」

酪農家のお母さんグループ 
‘別海Milk Maman(ミルクママン)’の
塩田日香さんに牛乳を使った料理を
用意してもらいました。

※詳しい作り方はレシピコーナーを
ご覧ください。
麻婆牛乳豆腐やキッシュなど絶品です!

牛乳料理の堪能していると…

塩田さん
「わたしもこの牛乳のおかげで
 心も体も丸くなりました!」

森崎「さすがママン!お上手!」

週刊あぐりニュース。
きょうは帯広と札幌で開かれる
イベントのお知らせだよ。

「ミルク&ナチュラルチーズフェア」は
道産の牛乳と乳製品の美味しさを
知ってもらおうと毎年行われています。
会場には道内各地のナチュラルチーズなどの
乳製品が売られているほか、
農業女子のグループによる
ミルクとチーズ料理の実演コーナーや
出店したチーズ工房の人たちのこだわりを聞く、
「世界に誇ろうミルク&チーズサミット」が
開かれるなどイベント盛りだくさん。
「ミルク&ナチュラルチーズフェア2016」は、
帯広ではおとといから19日まで藤丸百貨店で、
札幌は21日から27日までさっぽろ東急百貨店で
開かれます。北海道の牛乳・乳製品が
たっぷり味わえるイベントなので、
皆さん参加してみては?
以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした。

【ミルク&ナチュラルチーズフェア2016】
■帯広会場 1/14(木)~19(火)
 10:00~19:00(最終日は16時まで)
 藤丸百貨店7階(帯広市西2条南8丁目1)

■札幌会場 1/21(木)~27(水)
 10:00~19:00(最終日は16時まで)
 さっぽろ東急百貨店9階
 札幌市中央区北4条西2丁目




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